スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、魔法/呪文を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
Avada Kedavra (The Killing Curse)
アヴァーダ・カダヴラ。読み方は各2音節目にアクセントです。
3つの許されざる呪文(Unforgivable Curses)のうちの1つで、世界で最も強力な呪文。
杖から出る光はものすごく眩しい緑色。被害者は即死です。
本当の即死、倒れる前に死んでいる。被害者は、目を見開いて、死亡する瞬間のそのままの姿で死んでいます。しかも、副次的な効果は一切ないので、"死んでいる"ということ以外はきわめて健康なまま(笑)で死んでしまう。狙いが外れた場合は、爆発となる。Avada Kedavraに対抗できる呪文は存在しない。
ある特異な状況下にのみ、死を免れることができるのは実証済み。自己犠牲をともなう"愛"という守護が施された場合、Priori Incantatem effectが起きた場合、物理的に逃れた場合(誰かが身代わりになってくれた場合も含む)、物質に当たった場合(校長がハリーを守るために像に変身して受けてくれたことがある)。
ちなみに3つの許されざる呪文とは、基本的には強力なダーク・ウィザードだけが使うおっかない呪文。
1. Aveda Kedavra (The Killing Curse) 即時に相手を殺害する
2. Crucio (The Cruciatus Curse) 相手を殺さずひどい拷問をする
3. Imperio (The Imperius Curse) 相手を意志に反して意のままに操る
幸いなことにめったに使用されないこれらの魔法、使うためには、邪悪な願望、強い意志、高度な技術が必要です。
* Aveda Kedavraは"AK"と表記することがあります。
!!!
うわぁー、例外があるーっ!
(『HBP』のネタばれ→)校長だ、校長。目を閉じて、"眠るように"死んでいる校長先生。
生き返れ、校長!いや、生き返るというのはさすがにズルイ気もするが、それに相当する驚きと感動をください。つまり、スネイプ先生はやっぱりダンブルドア陣営で、本当に殺したんじゃなくて、という、要するにこちらのエントリー(の反転部分)のとおりです。
【呪文の意味】
ハリポタ・ワールド外で、魔法使いが唱える呪文といえばアブラカダブラ(abracadabra)。これにラテン語で死体(corpse)を表すのcadaverを組み込んだ造語です。
またヘブライ語でも、"Avada"は"Avoda"の変形で意味は"work"、そして"cadaver"の意味は"(make) a corpse"(死体(をつくる))。
元祖のアブラカダブラ(abracadabra)もおもしろい!
まず、アラム語起源で考えると、"I will create as I speak"(私は言うとおりのことができちゃうぞ)という意味。
カルデア(南部バビロニア)語起源では"abbada ke dabra"となり意味は"perish like the word"(言葉どおりの死)。
うわぁー、なんだかもとから怖い言葉っすよ。
心ゆくまでさるお、もんち!
でも、ダークヴィザードしか使えないわけだから、それ以外が唱えても効かないから大丈夫か。本当に骨の髄まで悪者しか、使わないものなんですね。
しかし、アラム語のアブラカタブラは、そういう意味があったなんて知りませんでした。が、カルデア語やヘブライ語になると、ハリポタでいうアヴァーダ・カダヴラと同じような意味になるんだね。結局そこから来ているっていうわけか。
日本語で、「私は言うとおりのことが出来ちゃうぞ」って言っても呪文としての効き目もなんにもなさそうだけど、外国語にすると、なんだか効き目がありそうだから面白いよね。
でも、日本語でも言霊っていうくらいだから、言葉にはそれなりの力があるとも思えるんだけどね。
どの魔法の呪文も、意志をはっきり持ってないと効かないらしいぞ。はじめに意志ありき。呪文や杖は魔法をアシストするものでしかないので、偉大な魔法使いは、呪文を唱えなくても、杖を持たなくても、魔法が使える、ちゅーもんらしいよ。
言霊かぁ。言葉には力がある。さるおもそう思います。