『21/ラスベガスをぶっつぶせ』を観たよ。
監督は『LEGALLY BLONDE/キューティ・ブロンド』のロバート・ルケティック(Robert Luketic)。ベン・メズリック(Ben Mezrich)の書いた"実話"です。
出演は、『THE OTHER BOLEYN GIRL/ブーリン家の姉妹』では超チョイ役だったけど次作の『HEARTLESS』ではこわーい主役を張っているジム・スタージェス(Jim Sturgess)、ミッキー・ローザ教授役にケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)、コール・ウィリアムス役にローレンス・フィッシュバーン(Laurence Fishburne)。
いやぁ、おもしろい。ひじょーにおもしろかったっす。
えっと、テリー・ギリアム(Terry Gilliam)監督の『FEAR AND LOATHING IN LAS VEGAS/ラスベガスをやっつけろ』という98年の作品がありまして、ジョニー・デップ(Johnny Depp)とベニチオ・デル・トロ(Benicio Del Toro)が出てるやつですが、さるおはこれがとても気に入っておるのです。で、10年後の08年の『ぶっつぶせ』ですが、モノマネ邦題の映画なんて観てられっかと、なんだかわけのわからない駄作に決まっとると、完全にバカにしておりましたよ、ええ。
しかーし。
いやぁ、とにかくひじょーにおもしろかったっす。
ケヴィン・スペイシーの気狂い教授っぷりはだんだん怖くなりました。優しいようでいて冷徹。
ローレンス・フィッシュバーンはとっても悪役だったのに、お、深いな、という味のある役回り。
主役の天才さんはホンモノの天才さんっす。すごすぎる青春。
説明できる映画じゃねーな。とにかくとてもおもしろいっすよ。
わたくしは、とにかく、観るのがいやんなっちゃうような変な邦題をつけるなバカ野郎、ということを声を大にして強く言いたい。
心ゆくまでさるお、もんち!