『GOODBYE BAFANA/マンデラの名もなき看守』を観たよ。
監督は『THE HOUSE OF THE SPIRITS/愛と精霊の家』のビレ・アウグスト(Bille August)。
そして原作は"マンデラ体験"をした"名もなき看守"のジェームズ・グレゴリーさん。
出演は、ネルソン・マンデラ役にデニス・ヘイスバート(Dennis Haysbert)、ジェームズ・グレゴリー役がジョセフ・ファインズ(Joseph Fiennes)。
マンデラさんの影響力というのはすごいんすね。正義という大きな力で大きなモノを動かしているんだけれど、その影響力の根本というのはとても"草の根"的っす。すごいことだなぁ。
より大きな正義のために。
これを貫くのはとても難しい。我が子を殺されたりしたら、くじけそうっす、負けそうっすよ。
でも負けなかった。より大きな正義というものを見据えていたから。
映画の最後、ついに自由の身になるマンデラさん、これは覚えてますよ、ニュースで流れた実際の映像を。
マンデラさんという人は、とても大きなモノを見ている、優しいお顔をしてますね。
この作品の続きに相当するのが『INVICTUS/インビクタス-負けざる者たち-』っすよね。観ないとな。
ところで、ダンアン・クルーガー(Diane Kruger)が演じたグレゴリー夫人が、けっこうよかったと思いました。彼女は超美人さんっすから、お高くとまってて、世間体ばかり気にして、「黒人はテロリストだ」なんてコドモに言いきかせたりする、偏見に満ち満ちた(当時のこの環境ではフツーのことでしょうが)愚かな女のまっしぐら感がとても似合うんですよね。けれど、だんだんと、未だ見ぬマンデラを理解していく。本当の気高さに気づく。世界の不正の愚かさや醜さを理解していくわけです。とても大切な変化をする役です。素晴らしい、巧いなぁと思いました。
そういえば、『進め!電波少年』に出てましたな(汗)。
心ゆくまでさるお、もんち!