2010年04月20日

映画『SAW VI』解読8 また"4"をみつけましたよ

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

買ってきたDVDをやっと観ましたよ。で、まずは気づいたことを少し書きます。まずは、こちらのエントリーの補足っぽい内容です。
ジョンが"4"という数(とその倍数)にこだわっていた、ということを書きました。で、そこには壮大な意味がありそうだ、ということも書きました。そして、さらに前のこのエントリーに書いたように、4にまつわるいろいろは、もっとたくさんあった。
んでね、6作目もよく観たら、"4"がありましたよー。

はじめのほうです。アマンダが運転するクルマです。隣にはセシルがいる。で、ダッシュボードが妙にクローズアップされたりしてる。ふふーん、ここには数字がいっぱいあるぞ。残念ながら、映っているのはインパネ部分ではありませんが(笑)。
シーンは夜で、車内も暗い。見えるのは緑色に光っているデジタル表示です。時計と、もうひとつはおそらくラジオっぽいのですが。
まず時計。滲んではっきりわかりませんが、12:49かな。
1+2+4+9=16
4の倍数です。
12:29とか、11:49の可能性もあるかもしれない。この場合は4の倍数にはなりません。
となりのラジオ。こちらははっきりと106.5です。
1+0+6+5=12
こちらも4の倍数です。すんばらしい。

次に、ジルの住所です。
 WHAT YOU'RE LOOKING FOR
 545 4TH STREET
 APT #413
 H
このメモを見ながら、パメラがジルを訪ねる。"H"というのは"Hより"だと思うので、ホフマンより、でいいんだろうな。
うーん、この住所はビミョーっすねぇ。4番街(4番通り)はステキだけど、545はかけ算しないかぎり"4"がらみにならない。ギデオンビルの番地(1+1+2+3+5=12)のようにはいきません。
413号室は申し分なく"8"なのに。
そーいやペレズさんが大怪我を負った小学校のOFFICE ROOM 214、あれもすっきりしない数でした。
うーん。

あと、聖ユースタス病院。
ジョンの会社の社名(The Urban Renewal Group)が20文字だということについて、こりゃさすがに深読みしすぎかな、と思ってましたが、SAINT EUSTACE HOSPITAL、同じく20文字。
聖なるユースタスさんは、2世紀の殉教者ですね。エウスタキウス(Eustachius)さんとか、エウスタティウ(Eustathius)さんとか呼ばれます。元々はプラキドゥス(Placidus)さんという名前のローマ軍の将軍だったけれど、牡鹿の角の間にイエスがいるのが見えてしまってキリスト教にどっぷり浸かり、幸運という意味のエウスタキウスに名前を変えた。そしたら、その信仰がホンモノかどうか、テストをされちゃったというんすね。財産を失い、従僕たちは病死、奥さんは連れ去られ、2人の息子もライオンと狼にもってかれた。悲しかったけれど、信仰を捨てずにふんばったら、財産や家族が戻ってきました。その後、異教はだめだ!と大きな声で言っていたら捕まって、家族もろとも青銅でできた雄牛の像の中に閉じこめられてローストされてしまうわけです。
あるきっかけで、信仰(SAWの場合は"大切に生きましょう"ということ)に目覚める。そして試練(SAWの場合は生存本能を試されるゲーム)を乗り越える。んまー、SAW的っすね。

時計とラジオはいい感じっす。
ジルの住所の番地はいまいち。
病院の名前は、"ユースタスさん"自体の意味はともかく、20文字でした。が、ジルのクリニック"Homeward Bound Clinic"はというと、19文字。うーん。
あてはまらないものもありつつ、総じて見れば、やはり"4"という数字(概念)をジョンはとても意識している、という考えに変わりはありません。

最後に、"4"の話ではなくなりますが、ひとつだけ気になる可能性はアマンダのクルマのデジタル時計が、時計じゃないかもな、ということです。いや、時計が表示されてるのが普通だとはわかっていますが、どーせだったら、日付でもいいな、と思う。12月29日とかね。
なぜなら、この日がギデオン坊っちゃんの命日だろうと思うからです。1994年の12月29日ね。

次は、足して12になる"106.5のラジオ"についての軽いけどおもしろい話を、書こうと思います。
そしてその後、ストーリーにもっと踏み込んでみたいっすね。
ホフマンはあのあとどーなるのか。ジルはどーなるのか。パメラや、タラとブレント、そして他の生存者はどう絡んでくるのか。『SAW VII』では何が起きるか。そして、聖ユースタス病院の一室にジルが届けた黄色い包みのこと。
『SAW VII』はけっこう楽しみです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:14| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお発『SAW VI』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく見ています。

以前に極東、について言及なさっていましたね。
あのシーンで私は咄嗟に日本だ!と思ってしましました。
理由は6の前半の廊下のシーン、どこかは覚えていないのですが。。ジルの部屋にいく途中だったかしら…
そこの壁に浮世絵、のようなものが見えたからです。
理由は本当にそれだけなのですが、それまではアジアといっても中国などだったので、浮世絵風の絵画はとてもひっかかりました。

宜しければご確認してみてください。
Posted by 310 at 2010年04月26日 02:09
310さん

> あのシーンで私は咄嗟に日本だ!と思ってしましました。

すごい!
さるおは、日本じゃない!くらいに思ってしまいました(爆)。

> 壁に浮世絵

うーん、310さん、すごいっす。
さるおは背景を観るのがどうも苦手みたいで、こーゆーのって気づかないんだよなぁ。
確認してみます。どんな絵だか(誰の絵かとか)、じっくり観てやろうと思います。おしえてくれてどうもありがとう。他にもおもしろいとこ、またおしえてください。
Posted by さるお at 2010年05月04日 23:33
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