2010年08月15日

最終章『SAW 3D』(SAW VII) 完全大予想7 SELF-HELP

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

セルフヘルプというアイデアの発端は、ジョンとボビー、どちらでしょうか。

ジョン・クレイマーのファンとして、そしてジグソウマニアとして、前者であってほしい。
息子を失い、ガンになり、保険屋はたすけてくれねーし、自殺も失敗。ちくしょうめ。こーなったら、どでかいことをやってやるぞ。自分を救えるのは自分だけ。究極の自己救済はここまで過酷だ!というジョン・オリジナルの発想がまずあり、1プレイヤーとしてボビーをゲームに放り込んだ。そしたらボビーは生き抜いた上に、自己救済の本質というものを理解した。よーし、ボビーさん、仲間になりましょう。あなたを含め、後継者がもっといたらステキだから、ゲームを生き抜いた者の中から資質のある者を選抜してください。
こーゆー話になってほしい。

でも、他の可能性もなくはない。
息子を失い、ガンになり、保険屋はたすけてくれねーし、自殺も失敗。なんてことになったら、ジョンがボビーを訪ねたかもしれないっす。
あまりの絶望に、ジョンは愚痴りにボビーを訪ねた。そしたら、「あなたを救えるのはあなただけだ。残り少ない限られた時間であっても、世のため人のためになる何かをやってみたらどうですか。人は死ぬ気になればどんなことでもできる。人生で、誰かのために何かを成し遂げるとこができたら、あなたはきっと幸せだと感じるでしょう。人はいつか死ぬんです。それまでの、自分に与えられた時間を、大切に生きる。それは素晴らしいことですよ。さぁ、あなたの時間を大事に使うんです」なんてことをぬかしやがってこのやろう。よーし、プレイヤーはおまえだ。それとも何か?口先だけか?
という話も、特に1作目のような因果応報的でステキ。
そしてゲーム後はやはり、ジョンとボビーには同じ思想を共有するようになってほしいです。

ジョンは、ジルにもそれを理解してほしかっただろうと思います。
"Cherish Your Life"をモットーとするジルのクリニックがオープンする時、ジョンは満足そうでした。が、クリニックというリハビリの方法論そのものに間違いがあることに気づく。ドラッグ中毒者に囲まれて妊婦が働くなんてキケンだろうと思っていたのに、止めなかったからギデオンが死んだ。患者は代替薬の入手場所としてジルを利用するだけで根本的なリハビリにはなってねーじゃんか。
そこでジョンは、ジルが見捨てた患者アマンダを、ジョンの方法で救ってみせるわけです。
ほらね、この娘見てよ、と。

たしかにジョンの方法論は、"理解できない"ものではない。それはリグが手に取っていた本からわかります。『SAW IV』でリッグがジルの取り調べのビデオを見ながら手に取る3冊のうちの2冊です。
『JOHN KRAMER AKA JIGSAW - IS HE THE MURDERER THE POLICE SAY HE WAS - THE BEASTS WE KNOW』というTIM BLAKEの著書と、雑誌のような『MODERN CULTURES』に組まれた特集『BEHIND VACANT EYES』『DET. ERIC MATTHEWS』『IT'A ALL IN THE TRAPS』『influential criminal masterminds』です。
これらの本は、"ジグソウキラーはジョン・クレイマーだ"ということがわかってから、リグが拉致られるまでの間、つまり2005年7月(エリック・マシューズの我慢ゲーム)から2006年2月の間に出版されているということになります。
(3冊目は『Journal of Civil Engineering』)
1冊目はタイトルから察するに、ジョンはただの殺人者だろうか、と問い掛ける内容っぽい。で、▲▲ははたしてただの■■だろうか、という場合はたいてい"■■ではない"というのが正解なわけで(笑)、少なくとも著者のティム・ブレイクさんは"殺人以上の何か"を理解したんだろうと思えるわけです。
『モダンカルチャーズ』にしても、こんなに特集組んじゃって、殺人ゲームを"カルチャー"扱いですよ。読者がいるってことっすよね。
人々は、ジョンの方法をそれなりに理解しているわけです。

思えば、アマンダの立ち位置は少し違っていました。ジョンに依存し、ジョンの海の中自己を解放しようとした。
ホフマンも違います。彼は、復讐からチームに巻き込また従者です。
ふたりとも、リハビリという観点は持っていないんすよね。
こーなると、ふたりは後継者になり得ない。ジョンはアマンダには期待をしていたと思いますが、彼女は落第してしまう。
するとやはり、セルフヘルプのグルかな、ジョンの方法論を完全に理解できるのは。"新たな恐怖の波"ということは、ボビーは第2ラウンドの仕掛け人かもしれません。ゲームを生き抜いたが何も学ばなかった者に、次の試練を与える。学ばなかった被験者は、再びゲームに放り込まれるわけです。

心ゆくまでさるお、もんち!
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