※ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。
放火の関係者については『SAW V』を観た後で記事に書きましたが、ずいぶん時間が経ったのでおさらいを。
登場人物は、まずは5人です。
防火検査員アシュリー
ヘラルドの記者チャールズ
都市計画課のルーバ
放火犯マリック
不動産会社の副社長ブリット
それぞれの罪はこうっすね。
消防署の防火検査員アシュリーは、賄賂をうけとり、放火による大火事を"事故によるもの"として報告した。
記者チャールズは放火事件に関する記事を書いていたが、揉み消されて沈黙した。そのことをマリックは知っていた。
ルーバは、放火の跡地にスタジアムの建築許可を出すことで、自分の父親リチャードが所有するスポーツ・チームに買収された。
不動産会社の副社長ブリットはビルの放火を計画・手配した主犯。
ヘロイン中毒のマリックは放火の実行犯。無人だと思っていたビルを全焼させ、8人を殺した。
全員が放火に関わり、8人を殺したわけです。
ここでマリックのセリフを聞いてみると、登場人物は他にもいることがわかる。
A dealer gave me ... an ounce of heroin to burn down an abandoned building ...
... then the feds got involved ...
and the guy disappeared and nothing happened ... nothing happened ...
ドラッグ・ディーラーがくれたんだ・・・廃ビルに火をつけるかわりに、1オンスのヘロインを・・・ほんで連邦政府の役人が調べに来て・・・で、ヤツは姿を消して、で、何も起こらなかった。何も。
マリックは、ブリットから放火を直接指示されたのではない。間にドラッグ・ディーラーさんが入っている。
政府の役人さんとやらにも罪がありそうな気がしますが、"ドラッグ・ディーラーさんが消えた"ことも重要そうです。
えー、わたくしとしましては、最終章『SAW 3D』(SAW VII) に新登場人物というのは、少しずるいというか、キーパーソンっぽいのでボビーさんはしかたないとしても、売人さんまで新登場になると、つまり、ずるい(笑)。それよりも既出のどなたかで、何とかしていただきたいのです。
このシリーズで既出の売人さんとなると、ザビエルっすよね。彼は放火にからんでいるでしょーか。
ところがですよ。『SAW II』のコメンタリーによると、"放火魔"という役どころの人が他にもいるらしい。『SAW III』にもカメオ出演しちゃって怪しさ満点のオビです。シリーズで唯一の放火犯っすね。彼は、2作目のプレイヤー調達でジョンに協力していただけではない。放火犯だから、焼かれて死んだというわけです。
オビの話はあれで終わりなんかな。オビもまた、販売業をやっていたでしょーか。楽しそうなクレイマー夫妻のそばを横切る通行人オビ、ほんとにただのカメオでしょーか。
2作目のプレイヤーはどーもあやしい。
売人も放火犯も出てきてるんだから、2作目と5作目には深い関わりがあるように思えます。なので、この火事はいつどこで起きたのか、次のエントリー(『SAW 3D』(SAW VII) の予想)で少し考えてみることにします。
最終章『SAW 3D』に登場する2作目と5作目の人物は今のところマリックとマイケルしかクレジットされていませんが、放火事件はジョンが描いた巨大なパズルの大きな面積を占めるはずなので、説明されるはずっすよね。
心ゆくまでさるお、もんち!