黄色ステテコ様です。く〜 は2回必要ですから。


愛すべき、1986年の旧ソ連カルトムービー『KIN-DZA-DZA!』を観たよ。劇場で、おととしの夏だっけか。入口んとこでさ、「く〜」っていうのやって、マッチもらった。まだ使ってないでとっといてある。


監督はゲオルギー・ダネリア(Georgi Daneliya)、ロシアを代表する映画監督。56歳でとった映画。独創的だね、素晴らしい。
出演はスタニスラフ・リュブシン、エブゲー二一・レオノフ(Evgeni Leonov)、ユーリー・ヤコブレフ、レワン・ガブリアゼ、ってマニアじゃないとわからない人たち。
評判の悪い超マイナーな低予算カルトムービー『不思議惑星キン・ザ・ザ』は、当時ものすごい数の若者のファンを獲得し、人から人へ口コミで、時間をかけて世界中の人に愛されるようになりました。きっとこれからも、ずっとずっと語り継がれ観続けられて、多くの人を魅了してやまない名作中の名作。
腰を抜かす驚異のローテク!

脱力するほどおもしろい!最高のオールドSF!このくだらない無力感、是非味わったほうがいいんです。
荒唐無稽なストーリー、気の抜けた不思議な音楽、すごい安そうなつりがね型の宇宙船、どこにもリアリティを感じない登場人物、どこをとってもばかばかしくて可愛くて、笑ってしまう。大切にしましょう、こーゆー映画。
みんな、観たほうがいいよ。ほんとに。
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厳寒のモスクワ、「この星のクロスナンバーか座標を教えてくれ」という自称異星人の空間移動装置のスイッチを押してしまってウラジミル・マシコフとゲデバン青年が砂漠のど真ん中にワープするところから物語ははじまる。
灼熱の砂漠を、街と人を求めて歩き疲れたふたりの前に現れたのは、つりがね型の宇宙船。ワープしてやってきたところは地球からはかな〜り遠いキン・ザ・ザ星雲のプリュク星でありました。
宇宙船からはそこはかとなくボロボロのふたり、ウエフとビーが出てきて「く〜」と言いながらみょーな伴奏で踊り始めたぞ。たすけてくれるのかと思って着ている物を指し出すが、おいてけぼり。がっかりしてタバコに火をつけようとマッチを擦っら宇宙船が戻ってきた!ラッキー!「街まで乗せてくれるなら"く〜"だ」と意味のわからない交渉をして、船に乗り込むのでありました。
マッチ不足のこの星では、マッチ1本で宇宙船のエンジン加速器が買えるというからすごい貴重品。燃料切れで砂漠をさまよいながら、住人にバイオリンのものすごい演奏を聞かせてはおひねりをもらってカネを集める。よし、燃料買おう。残りのマッチでエンジン加速器も買おう。地球に帰るぞ。
ところが、アルファ星までしか帰れない?アルファ星に行くとサボテンにされる?なんてこった。
地球に帰るか、案の定サボテンにされてしまったウエフとビーのために来た道を戻るか、選択の時がせまる。
ところで、つりがね型宇宙船のボロボロのふたり。じつはプリュク星の攻撃のせいで空気と太陽を奪われで滅んだ他の星の最後の生き残りなんである。彼らは彼らでプリュク星を買い取るのが目的。
「プリュク星の一秒は私の星では2年半」なにをーっ!地球でいうと半年?なにをーっ!
無事、地球に帰れるんでしょうか?心配ですねぇ。
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この不思議な映画、エド・ウッド(Edward D. Wood Jr.)の映画(『GLEN OR GLENDA/グレンとグレンダ』『BRIDE OF THE ATOM/怪物の花嫁』『PLAN 9 FROM OUTER SPACE/プラン9・フロム・アウタースペース』は劇場で観たよ)と並んで、さるおのザ・ベスト、かもしれない。
心ゆくまでさるお、もんち!
さるおさんも愉快そうなお方でなにより!
チェブファンとギンザザファンはかぶるのか、なるほど。チェブかわいいですよね、たしかに、ちょっと寂しそうなところがなんとも放っておけません。
キンザザ・ワールドも最高♪マーマ、マーマ、ほにゃららら〜ら♪っていう歌が頭からはなれません。
く〜
くーーー!!この映画大好きです。なんとも美しくなんともほのぼの、なんともクーでした。あの歌、耳にこびりつきますね、ほんと。
なんとも全身脱力、まさに「く〜」ですね。おもしろい映画です。
ウエフとビーの登場シーンの曲(曲と言っていいんでしょうか)も、バイオリンが活躍し始めてからの「マ〜マ、マ〜マ♪」という曲も、頭からはなれませんね。
チェブも大好きなぴむです。
>きっとこれからも、ずっとずっと語り継がれ観続けられて、多くの人を魅了してやまない名作中の名作。
本当ですよねえ。
私の生涯ベストテンにも間違いなく食い込みます。
あと地球の座標とクロスナンバーは、いざというときのために覚えておこう! と思ってしまいますね。
音楽によるコミュニケーション、最高なんだけど、コミュニケーションはとれているのか、いないのか(笑)!たしかにテーマは異文化コミュニケーションですね。
ほんとにめいっぱいのへたれ映画、万歳!
すがすがしいっていうの、わかるなぁ。
チェブもいいよね。かわいすぎる。うら〜!
『キン・ザ・ザ』はさるおもベストテンに入れたい作品ですね。勇気と友情の"冒険モノ"ですから(笑)。
> 地球の座標とクロスナンバーは、いざというときのために覚えておこう!
そ、そうだね。それさえあればなんとかなるんだ。でも忘れちゃったよ!どうしよう。
星座早見盤みたいな穴空きシートはどこで手に入るんだろう・・・心配になってきた。
劇場でご覧になったのですか。いいなあ。この映画のホームページに公開中だと書いてあって喜んだら、公開は3年前に終わってました。ページ更新しろ〜!
一回観ただけなのに、映像、音楽、全てが頭から離れないなんて映画はめったに出会えません(今も頭の中で流れてる・・・)。だから、名作。
映画のサイトって更新してないのが多いですよね(笑)。ホニャララ実施中!、一瞬その気になります。日付見てがっかりするんだけど。
この映画は頭から離れませんね。耳にも残ります。"くー"を流行らせようか、とか本気で思いますもん。困った映画ですね(笑)。