2011年03月28日

1ccの中に放射性の何かが2900000000Bqあって、そしてそれは10000000倍だと言うから、計算してみたら500のPETで4930000ミリシーベルトだった、という話

さるおです。
福島第1の2号機の水溜まりから、29億ベクレル/mlというものすごい濃度の何かが検出されましたな。そしてそれは原子炉内部の水の1000万倍の濃度だとか。んなばかな。
それは放射性ヨウ素134なのか、コバルト56なのか。
放射性ヨウ素131は1300万ベクレルで、 放射性セシウム134も放射性セシウム137も、230万ベクレルずつなのか。
これだけの甚大な大迷惑をかけ、多くの人命と健康を危険にさらしたうえに職を奪っておいて、まーだ自分のことがわかっていないド素人の東電。
あのな、東電、「間違っちゃった、すみません、えへへ」でまた済ませる気かよ。
またそーやって、誰かを被爆させるのか。まだそーやって人を殺すつもりか。そんで、今までさんざんやってきたように、逃げ切れると思っているのか。
あー、わたくしは、とても怒っています。"電気料のお知らせ"なるものをいただきまして、さらにムカッ腹が立っておりますよ。70円値上げだと?そうだよね、これでおまえらの懐は傷まない。ちくしょう。

1号機や3号機の水溜まりだって、2号機の例の数値の1/1000なんだろ。そこへショートブーツの作業員を送り込んだ。
なぁ、東電、おまえが行けよ。
ほんと、わたくしはムカッ腹が立っておりますよ。

海だってな、会見の席で「薄まっちゃえば、まぁいいかなって感じ」っていう本音を前面に出すな、保安院。

昨日のエントリーにいろいろ書きました。もしもさるおが作業に来てくださいって呼ばれて水溜まりに入れって言われたら、ちゃんと「あなたがお先にどうぞ」って言えるようになりたいから。
なので少し、昨日の続きみたいなことを。

放射性ヨウ素134の半減期は52.5分です。コバルト56は77日。(ついでに放射性セシウム134は2年で、原子核が中性子を吸収すると放射性セシウム135になりますよ)
29億ベクレル/ccというまさかの記録を叩き出したその物質がもし放射性ヨウ素134だとしてね、53分後に計測したら、14.5億ベクレル/ccになっているはずなんだよね。ところが減ってない。つまり、ヨウ素134ではないわけです。
ということは、コバルト56だと言うのですね。
コバルトというのも核反応の生成物です。これが異常に多いという今の2号機の状態は、"つい最近核分裂した"よねとか"今核分裂してる"よねとか、そーゆー感じがする。でもなぁ。56かぁ。60ではなくて?これはたくさんパターンがあるので、ちょっとよく考えてみようと思いますが、コバルト56って、核分裂生成物ではないのではないか。うーん。すっきりしないミスっすねぇ。
んまーとにかく、大問題ですな。すぐ減るはずのヨウ素134がこんな大量だとか、コバルト出たよとか、これじゃまるで再臨界だ。だけどそれなら、中性子線が観測されなければおかしい。という疑問に気づかないなんて一体どんなド素人なんだよ。
ちなみにコバルトは陽子の数が27コです。安定な同位体はコバルト59というもので(中性子の数は32コっすね)、この59というやつより小さいコバルト(コバルト58とか、57とか、56ももちろんあります)だと電子捕獲というベータ崩壊で、鉄の同位体に変化します。59より大きいコバルトは、ベータ崩壊でニッケルの同位体になります。コバルトブルーのコバルトっすね、あれはアルミン酸コバルト(CoAl2O4)ってゆーやつですが。

→ 訂正されましたね、さすがに。
正しくは2000万ベクレル/mlで、内訳はヨウ素131が1300万Bq、セシウム137が300万Bqだって。これならまぁ、ほんとっぽい。


まだ怒りがおさまらないので、計算してみる。29億ベクレル/ccが何シーベルトなのかを(笑)。
水溜まりっつってんだから"飲んだ場合"でいってみましょう、えー、PET1本(500ml)くらい飲めるか。ヨウ素134ではないはずなので、コバルトの、んー、60でいってみます。
さてと。
まずはccをリットル(正確にはキログラムですが)にして、あとから500のPETになおします。1ccは1ml、1リットルは1000mlです。29億ベクレルを1000倍すると、29000億ベクレル。
出ました、兆。2兆9000億ベクレル。笑い事じゃないですが、笑うな。
ここに係数(実効線量係数)をかけるんすね。こちらを参考にしてください。
えー、飲んだ場合の係数は3.4×10-9。単位はシーベルトです。
10の-9乗ということなので、2900000000000から0を9コ消して2900にして、ほんでここに3.4をかけようか。すると、2900×3.4なので、9860シーベルトっすね。
1シーベルトは1000ミリシーベルトで、1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト。
聞きなれたミリにすると986万ミリシーベルトっすね。あるいは9.86キロシーベルト。
これは1リットルですから、500のPETになおして、493万ミリシーベルト。
4930000mSv/500のPET。
あってるかな。
笑い事じゃないですが。こ、これは、レントゲン何回分かな(汗)。
えー、ご興味のある方は、放射性ヨウ素131を13000000ベクレルと、 放射性セシウム134を2300000ベクレルと、放射性セシウム137を2300000ベクレル、足してみてNE!

オーストリアの気象地球力学中央研究所というところがね、福島第1の"事故後3〜4日間に放出されたヨウ素131とセシウム137の量"がチェルノブイリ原発の事故後10日間の放出量の約20〜50%に相当するよね、と計算したらしい。
福島の2日間のヨウ素131の放出量はチェルノブイリの10日間の放出量の約20%で、セシウム137は50%。
フランスの放射線防御原子力安全研究所(IRSN)ではチェルノブイリの1割と言っているらしいですが、どうだろう。
チェルノブイリと比較するのは難しいだろうと思いますが、それにしても福島第1、もう肩を並べてレベル7かも。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Weblog: ザ・コレクターズ大頭鑑
Tracked: 2011-03-29 11:11
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