『0:34/レイジ34フン』を観たよ。
監督はこれがデビュー作となるクリストファー・スミス(Christopher Smith)。
出演はラン・ローラ・ラン。違った、フランカ・ポテンテ(Franka Potente)。そうそう、『LOLA RENNT/ラン・ローラ・ラン』もおもしろかったな。これはドイツの友達に薦められて観たんだ、「ドイツ映画にしてはおもしろい!」って(笑)。
それから、アーサー役はケン・キャンベル(Ken Campbell)、マンディ役にケリー・スコット(Kelly Scott)、ジミー役にポール・ラットレイ(Paul Rattray)、そしてクレイグはショーン・ハリス(Sean Harris)。
"ジョージ・クルーニー"が出てきた時点ですでにさるおは笑う準備万端、そのせいでクレイグがアーサーを突きに戻るシーンとか、マンディがたすけを求めるシーンがおかしくておかしくて、すごいコントだと思ってしまいましたが、そーゆー姿勢でよかったのだろうか。
ケイトちゃんが終電後の地下鉄で怪物に襲われてさぁ大変!っちゅー、イギリス・ドイツ合作らしさ炸裂の、"怖くない"怖い映画だぞ。しかし好きです。ほんとにおもしろかった。こんな映画に謎もクソもないとお思いでしょーが、さるお的には謎の"残り方"が最高で、ぜひ続編が観たいくらいです。描いてほしい続編というのはもちろん『0:34 ZERO』!
レイジ34フンのゼロて。
言ってることがよくわからないので何か他のタイトルをつけよう、『CRAIG/クレイグ』でいいか。
で、少年クレイグ君を描く。写真のお医者みたいなおっちゃんとの関係とか、他の赤ちゃんは誰だったのかとか、とにかくクレイグが哀れな怪物になるまでをね、観てぇ。あの地下鉄での惨劇より暗い、クレイグの抱える闇をね、これは笑い抜きでおっかなく描く。ものすごい妄想膨らんでますけど(泣)、そのくらいさるおはおもしろかったんだってことです。
えーっと、ただしなぜか人には強く薦めません。怖い傑作かもな、なーんてまじめに観られたら、きっと非難轟々、苦情殺到なんでござる。
心ゆくまでさるお、もんち!