発症から40時間以内に飲み始めれば効き目抜群の特効薬"タミフル75"。なんで40時間よか時間が経っちゃうと効かないかといえば、「インフルエンザウィルスに直接効く特効薬!」とは言っても、本当は直接なんて効かないからである。
ウィルスという半生命について、殺すの死ぬのという表現が正しいかどうかはさておき、ウィルスをやっつける、というわけにはいかないのだ。
インフルエンザウィルスが体内で増える時に必要な酵素の働きを阻害して、ウィルスの増殖を止める、というだけなのだね。だから、早く飲み始めて少ない敵を少ない時間でやっつけるか、めいっぱい増えちゃった敵を時間かかってもしょーがないからやっつけるか、その差である。
ちなみに何もしないで放っておくと39度の熱は4〜5日続いて、治ったぞと言えるようになるには1週間以上かかる。店長さまの場合はタミフルを飲むまでに2日弱、飲んでから熱が下がるまでにさらに2日半かかっている。ほら、手遅れになるとぜんぜん効いてない。
さるおは、タミフルを飲むまでに5時間、飲んでから熱が下がるまでに6時間。歴然とした差がある。
ま、いずれにしてもタミフルは解熱・鎮痛剤ではないし、せき止めでもないし、飲んで30分でどうにかなる薬ではないよね。熱が下がって落ちつくまでの時間をどれだけ短縮できるか、という薬。
ちなみにこのタミフル、A型B型どっちのインフルエンザにも効くが、A型に対する効き方の方が大きいんだってよ。だったら、おいらたちみたいなB型感染者は他の薬にすればいいじゃんか、とは思うけれど、今薬はこれしかない。
タミフルは、同じく特効薬のリレンザ(こちらは粉を吸い込むタイプ)と共に予防にも使えるみたいだけど、使える条件がどうとか保険がきかないとか、いろいろあるみたい。予防するならちゃんと計画的にワクチンを接種したほうがよさそうかね。
心ゆくまでさるお、もんち!