2006年07月15日

さるおのハリポタ辞典[人物] ペチュニア・ダーズリー

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ペチュニア・ダーズリー(Petunia Dursley)の旧姓はマグル一家のエヴァンズ(Evans)、ハリーのかあちゃんリリーの実姉でマグルです。
サレー州、リトル・ウィンジング、プリベット通り4番地に住んでいます。

【名前の意味】
お花のペチュニア(ツクバネアサガオ)ね。姉のリリーは百合です。
本自体は読んだことないですけど、ジュリアン・バーンズの小説『Flaubert's Parrot』では、ペチュニアは妨害(横取り)された恋人同士の手紙を意味するんだと何かで読みました。なるほどー、たしかにホグワーツからの手紙はバーノンが思いっきり阻止しようとしてて(笑)、ペチュニアおばさんは共犯っすね(笑)。
ダーズリー(Dursley)は、なんでもJoの生まれ故郷の小さな町グロスターシア(Gloucestershire)に由来している言葉らしい。

【特徴】
髪はブロンド。大きくて青ざめたような灰色の瞳。骨張った手をして首の長い痩せた女性で馬面。

【杖】
持ってない

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
ご近所を様子をうかがうこと。

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
いつもピッカピカで片付きすぎたキッチン。

【功績】
今のところこれといった功績はないようだけど、少なくともハリーを育てました。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
マグル一家なのに、妹リリーひとりが魔女だったため、両親は大喜び。リリーの覚醒と同時に家庭内で日陰者になってしまったペチュニアは、嫉妬か羨望か、とにかくリリーを化け物扱いして忌み嫌っている。
エバンズ家からダーズリー家に嫁入りして1980年6月22日にダドリー(Dudley Dursley)を出産。穴あけドリル製造会社"グランニングズ(Grunnings)社"の社長バーノン(Vernon Dursley)と3人家族のはずが、ある日玄関先に落っこちている甥っ子ハリーを発見。

【経歴/これまでの人生】
ハリーに添えられたダンブルドアからの手紙には、この子の両親がヴォルデモート卿に殺されたこと、ハリーを救うために如何にリリーが犠牲になったか、そして親戚の保護下でこの子を守れると、そーゆーことが書いてあった。そしておそらくもうひとつ大事なことが書いてあったため、しょーがないから4人家族になりました。
ペチュニアは妹を化け物(freak)と呼んでます。
ペチュニアは一見、ハリーをものすごい嫌ってます。が、ごくたまに、ほんのちらりと垣間見せるね、ごくわずか〜に心の底にある妹とハリーへの愛を。

【その他】
(『OotP』のネタばれ→)ついにバーノンがハリーを追い出しそうになったとき、ダンブルドアからペチュニア宛にハウラー(Howler)が届く。
"Remember my last, Petunia"
Joによると、この"last"は1歳のハリーにダンブルドアが添えた手紙です。つまり、"Remember my last note."または"Remember my last sentence."。そして、lastということはそれ以前にも、ペチュニアとダンブルドアは交信しています。だから、思いのほか、ペチュニアには魔法界についての知識がある。ディメンター(dementors)のこともアズカバン刑務所(Azkaban)のこともちゃんと知っているし、ダンブルドアの脅し文句"appalling damage"にも過剰反応して真っ赤になってます。

Joはこう言ってます。The readers will discover that "there is a little bit more to Aunt Petunia than meets the eye."
ペチュニアは見た目通りではない。それ以上のものがある。
ただし、Is Aunt Petunia a Squib?という質問に対してはこう言ってます。
No, she is not, but-(Laughter). No, she is not a Squib. She is a Muggle, but-(Laughter).
Jo笑いすぎ。怪しいっすよ。
たしかにスクイブだとは思えません。だってハリポタに登場するスクイブはみんな"猫好き"(cat lover)と決まっとる(爆)。アーガス・フィルチ(Argus Filch)然り、アラベラ・フィグ(Arabella Figg)然り。
ペチュニアが持つ秘密とは何か?
You will have to read the other books. You might have got the impression that there is a little bit more to Aunt Petunia than meets the eye, and you will find out what it is.
えーっ!今までの本読めばなんとなーくヒントがあるのかよーっ!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:20| Comment(8) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
HP7で今まで魔法を使えなかった人が使えるようになるって言っていたのってペチュニアさんなのでしょうかね?
ダッダーはディメンターに襲われたとき姿は見えなかったみたいだし。
 
ペチュニアのチラリと見せる愛(?)気になりますよね〜
不死鳥の始め、読んでてちょっぴり感動してしまったし!
あれだけ登場人物が多いのに、重要じゃない人があまりいないなんて、JOってやっぱりすごい!

JOのビックリ発言って重要な人物が二人死んでしまうらしいんです。
でも、今までだってJOの発言って確信をついた事いっていないから、みんなに「きっとトリオが死ぬんだ〜」って思わせておいて違いましたってなりそうな気もします。
Posted by chii at 2006年07月15日 09:05
ハロー♪
さるおさんはハリーポタリアンなのね。
次男が好きで分厚い原書読んでるわ。
私じゃ無理だなぁ〜(^^;
以前、息子と映画は見に行ったことあるよ。
面白かったけど怖かったぁー
Posted by ヤンキー娘 at 2006年07月15日 18:23
ああ、そういえば、2人とも、花の名前でしたね。
それも、花言葉までストーリーにからんでいるとは思いもしませんでした。
それにおばさんの秘密ってのがまた興味深いですねー。
ハリーと実際血が繋がっていて、ハリーが全然可愛くないつもりでも、きっと気付かない深いところで、愛情を持っていると思うのですが、それが実際に隠しようがない時があって、垣間見えたりするんでしょうかね。
Posted by micchy at 2006年07月16日 07:06
chiiさん

> 今まで魔法を使えなかった人が使えるようになる

ペチュニアおばさん可能性大だよねー。Joも"魔女ではない"とはっきり言ってないし・・・。
でもね、"スクイブではない"はいいとして、"マグルだ"と言われてしまうと、ちょっと疑問もあるなぁ。遅咲きで魔法が使えるようになったとしたら、"マグルだ"というのは間違いで、"じつは魔女だった"ってことになるような気がするんだよね。
ダッダーはディメンターが見えなかったね。彼もこれから魔法を使うなら"遅咲き"ではあるけれど、ペチュニアおばさん以上にしっくりこないです。
 
> 不死鳥の始め、読んでてちょっぴり感動してしまったし!

さるおも!
あとね、ハリーはうちの子も同然よ!みたいなモリーの発言にも感動しました。

> JOのビックリ発言って重要な人物が二人死んでしまうらしいんです。

これって、トリオだって限定してるわけじゃないんだよね。っちゅーか、『HP7』でいったい何人死ぬんだろう・・・?
Posted by さるお at 2006年07月19日 01:28
ヤンキー娘さん

> さるおさんはハリーポタリアンなのね。

おう!大好きだぞ!
分厚い原書、辞書みたいだよね(笑)。日本語版は2冊に分かれてます。それはそれで価格が大変なんだけど。
映画はよくできてます。原作に忠実なほうだと思うなぁ。もちろんかなり端折ってあるけど、これはしょーがないっすね。面白いけど、たしかにちょっと怖いです。
原作はもっと怖いから、やっぱり"児童書"ではないっすね。
Posted by さるお at 2006年07月19日 01:59
micchyさん

> 気付かない深いところで、愛情を持っていると思う

そんな感じがします。で、本当はこれが、ペチュニアおばさんが持っているヒミツだとも思います。
見た目は冷たいようだけど、本当は愛がある。
ただ、どう説明される愛なのか、ここがおもしろそうだぞ。同情や哀しみ(リリーの死)から始まったのか、怒り(ヴォルディに対して)から始まったのか、恐怖(ヴォルディに対して)から始まったのか、嫉妬(リリーに対して)の裏の寂しさからはじまったのか、それとも純粋な愛なのか。このへんは深そうっすね。
Posted by さるお at 2006年07月19日 02:09
>同情や哀しみ(リリーの死)から始まったのか、怒り(ヴォルディに対して)から始まったのか、恐怖(ヴォルディに対して)から始まったのか、嫉妬(リリーに対して)の裏の寂しさからはじまったのか、それとも純粋な愛なのか。

どれもこれも当てはまる気がするね。なんか、さるおさんのおっしゃる全部が複雑に入り交ざっている気がして来た。リリーの死とか嫉妬の裏の寂しさは、潜在意識のうちにあり、純粋な愛とか肉親の情も、心の奥底に押しやっていて、いわば、心の整理がつかず、憎ったらしい姉と甥っ子だと自分では思いこんでいる。表面化するきっかけになるのが、ヴォル関連になる気がするんですが、推測は難しいねー。だから楽しいってのがあるけど。最後のそういう大逆転がすごく楽しみです!
Posted by micchy at 2006年07月20日 19:30
micchyさん

> 表面化するきっかけになるのが、ヴォル関連

そっか、こういう見方もできるんだな。なるほどでござる。
悪とか恐怖とか、そーゆーもんと対峙することで、心の底に隠しておいた愛情(など)がやっと見えてくる。さらに、"悪とか恐怖とか"ではなくて"ヴォルディ"だからこそっちゅーのが、物語としてのおもしろさになりそうっすね。
Posted by さるお at 2006年07月22日 01:44
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