スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
【人物紹介】
リリー・ポッター(Lily Potter, nee Evans)はハリーのママさん。
『HPB』でホラス・スラグホーン(Horace E. F. Slughorn)が語るところによれば、特に薬学(Potions)では傑出した才能を持っていて、とても勇敢でとても楽しくてとても可愛い!彼女を知るすべての人が、彼女を好きだということです。うわぁー、完璧っぽい女性です。かなり頭よさそうですよ。
不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)のメンバーでした。
【名前の意味】
リリーは百合ですね。百合はもちろん純潔と愛の象徴。
聖母マリアに受胎告知するガブリエル天使が手に持っているのは百合です。聖母マリアの花(処女性の象徴)だからな。
!!!
聖母マリア(リリー)は救世主イエス(ハリー)を生んだんだ!
こりゃきれいにつながりましたね。
ちなみにスペインでは、悪魔の呪いで獣の姿に変えられた人間が、百合の花に助けられてもとの姿に戻るという。これもええですね、リーマス・ルーピンに優しかったリリーのことを言ってるみたいです。
【特徴】
アーモンド型の目に明るい緑色の瞳を持った赤毛の魔女。ちょっと生意気だけれど、人の長所を探すのがうまい人気者でした。
【杖】
ヤナギ、10.25インチ、Charm向き。
【パトロナス(守護)】
雌鹿(Doe)
【好きなもの/趣味】
不明
【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明
【持ち物】
不明
【功績】
運命を背負い世界を託されることになる我が子ハリーを、自分の命と引き換えに守り、いにしえの魔法による守護を与えた。
【特殊技能】
不明
【家族/血筋】
1958年、マグル一家のエヴァンズ(Evans)家に生まれた魔女。ハリーを育てたペチュニア・ダーズリー(Petunia Dursley)の実妹です。
【経歴/これまでの人生】
リリーが魔女だと発覚すると、姉のペチュニアは水面下で激しくリリーを嫌いました。でもリリーはそれに気づかなかったみたい。
ペチュニアによれば、リリーは家でティーカップをネズミに変えたりとかして遊んでたらしいので、魔法省から警告受けたこと絶対あるはずだよね(笑)。
("and came home every vacation with her pockets full of frog spawn, turning teacups into rats. I was the only one who saw her for what she was... a freak!”)
ホグワーツではグリフィンドール生、後に結婚することになる同級生のジェイムズ・ポッター(James Potter)のことをすごく横柄ないじめっ子だと思っていた。ところが、ジェイムズのほうはリリーがそばにいると目立とうと必死でスネイプをいじめたりなんかしている(笑)。で、「ポッター君、スネイプ君をいじめるのやめなさいよぅ!」とか言っちゃってリリーはスネイプをかばってあげたりなんかしてます。
周りのみんなが名前やニックネームで呼び合う中、リリーとジェイムズはお互い名字しか使わなかった。リリーは自分がジェイムズ・ポッターを嫌ってるつもりでいたわけです。
で、ある日ジェイムズが急に態度を改めちゃって(笑)、ついにリリーは、「あ、悪い子じゃなかったんだ。さては私のことが好きなのねぇーっ!」なんてジェイムズとデートするようになるわけです。で、卒業するとそのままゴールイン。
リリーは素晴らしく才能ある生徒で、Head Girlになってます。ジェイムズも同じくHead Boyに。優等生同士の結婚っすね。
ジェイムズは"とても賢い赤毛の魔女"に恋したわけですが、これは息子ハリー(Harry James Potter)にしっかり受け継がれます。
リリーとジェイムズは、ヴォルディとデス・イーターの攻撃を3度生き延び、4度目の不意打ちで殺害されます。さて、リリーは如何に死んだか?
ジェイムズは、問答無用で殺されました。しかしリリーは違った。彼女にはたすかるチャンスがあったかもしれない。ヴォルディははじめに"stand aside"と言っている。「その赤ちゃんを殺すんだから、そこどけー!うりゃぁーっ!」ちゅーことですね。これは「ガキを渡せばおまえは殺さない」と聞こえます。
ヴォルディはリリーを殺したくなかった?でも、なぜ?
もちろんリリーは断固拒否。それどころか、私を殺して、この子はたすけてくれと懇願します。せっかくチャンスをやったのに、しょーがねーなーっちゅーことでヴォルディはリリーを殺害。続いてハリーに襲いかかります。しかしこのとき、リリーの無私な自己犠牲が、ハリーにいにしえの魔法(ancient magic)である愛によるプロテクションを与えます。これをリリーが知っていたかどうかは不明ですけど、知ってた感じしますね。知っててやった(としたら)リリーってほんとにたいした魔女なんじゃないかな。
愛の効果はふたつありました。
まずは、それまで誰も止めたことのないヴォルディの必殺技Avada Kedavraを防ぎ、しかもヴォルディに跳ね返したこと。そしてそれ以来、ヴォルディはハリーに触ることもできなくなっちゃった。この効果はハリーの血によりヴォルディが復活するまで継続しました。
ふたつめは、サレー州、リトル・ウィンジング、プリベット通り4番地。ダンブルドアが、リリーと血を分けるペチュニア・ダーズリーをたよりに、リリーのプロテクションをこの家に広げ、ダーズリー家がハリーの家族である限り保護が続くようにしたわけです。こちらはハリーが17歳(魔法界における成年)になると同時に消滅します。
【その他】
リリーの息子ハリー(Harry James Potter)は、すべてがジェイムズそっくりなのに、目だけはおかあちゃんゆずりです。アーモンド型の目に明るい緑色の瞳。これはところどころでものすごい強調されてますが、未だに意味が明かされず。
もうひとつ、Joのインタビューによれば、リリーには"想像を絶するヒミツ"があるという。
あー、なんか気になりませんかね?
なぜヴォルディがリリーに選択肢を与えたのか?リリーの"想像を絶するヒミツ"とは何か?リリーの緑色の瞳にすべてが詰まっています、たぶん。こちらをご覧下さい。
心ゆくまでさるお、もんち!
かなりの頻度でお邪魔しています。毎回興味深くてウズウズワクワクがとまらないので、とうとうカキコさせていただきますm(_^_)m
秘密、ヒミツ、リリーのヒミツ。。。
あの、笑われちゃうかもしれませんが。。。古の偉大な魔法使い達は、生涯独身だったんでしょうか?例えば、それぞれカップルになったりしなかったんでしょうか?スリザリン、出てっちゃったからダメですか(笑)
スリザリンとレイヴンクロウ、グリフィンドールとハッフルパフとか。で、その子孫同士がまたカップルになって。4人の血を受け継いだ子孫がマグルと結婚し、その子孫がリリー。魔法使いの血は隔世遺伝。。。キツいですね(笑)
でも、そうだとすると。。。赤毛で賢くて、みんなに愛され緑色の目って合点が行く気がするんです。
and、4つの気質を備えていてある意味賢者の石的なので、ヴォルディーはリリーをホルクルクスにしたかったのかなぁ。。。と。
また、遊びにきます!!
人の長所を探すのがうまいから、みんなに好かれるんだね。勉強の賢さだけじゃなくて、本当に利口な人で、まさに女性の理想像ですね。
思ったんですけど、スネイプもヴォルも、リリーが好きだったんでは??
ジェームスとリリーの馴れ初めがなんだかステキ!
それにまた、リリーの想像を絶する秘密ってなんでしょね?
なんか、目だけが似ているってのが気になるんだけど。
だとしたら、ハリーが死んでしまうことも十分ありえますね(しつこくまだこだわっています)。でも復活するのかな?期間限定で。
私はハリーが大好き。一度くらい、何かに邪魔されたりせず、ものすごく幸せな暮らしをさせてあげたい。なのでヴォルデモードが死んだ後、幸せに暮らしてほしいなぁ・・・。
いらっしゃいませ。嬉しいでござるー。
> 古の偉大な魔法使い達は、生涯独身だったんでしょうか?
みなさん、結婚したのか子はいたのか、わからんのですよね。でも、少なくともスリザリン家やハッフルパフ家は血筋として残っているわけだし、今後レイヴンクロウの子孫とかグリフィンドールの子孫が登場する(明かされる)可能性は大いにありますね。
> 例えば、それぞれカップルになったりしなかったんでしょうか?
> スリザリンとレイヴンクロウ、グリフィンドールとハッフルパフとか。
これはね、さるおもすんごい気になってる。
http://kooks.seesaa.net/article/17535849.html
↑ここにも書いたんですが、グリフィンドールとレイヴンクロウが、スリザリンとハッフルパフが、それぞれカップルだったかのように"大事な宝物"を交換してます(ここではぴよたにあんさんのご指摘とは組み合わせが異なります)。これには何か意味があるんだよね、きっと。
> 4人の血を受け継いだ子孫がマグルと結婚し、その子孫がリリー。
> 赤毛で賢くて、みんなに愛され緑色の目って合点が行く気がするんです。
まったくおっしゃるとおりっす!
リリーは賢者4人の特徴をもれなく兼ね備えているみたいだよね。赤毛で勇気があり、聡明で、分け隔てなくてみんなに愛され、緑色の目を持っている。("緑色の目"以外の点では、ジニーも該当者です)
賢者4人と無関係とは思えんですよねー!
んでまたマグル生まれっちゅーのがおもしろいっす。あたかも"純血"という思想に対してバランスをとっている感じがします。
> ある意味賢者の石的なので、ヴォルディーはリリーをホルクルクスにしたかったのかなぁ。。。と。
そうだよね、もしリリーをHorcruxとして利用したかったんなら殺したくないもんなぁ。子を殺して親をHorcruxにするなんて、ヴォルディったら悪い子ですけど、あり得ますねー。
この説の根拠、どっかにないかなぁ?
> 思ったんですけど、スネイプもヴォルも、リリーが好きだったんでは??
ぐわぁーっ!micchyさん鋭すぎっ!
やばいっす。なんて答えようかな。えっとえっと、その可能性はありますね(汗)。
> リリーの想像を絶する秘密ってなんでしょね?
すごいでっかいヒミツだと思います。ハリーとは目だけが似てるんだけど、他の彼女の特徴も、別の誰かに似ていたりします。
> マリアさまとリリーは似てるのか・・・。
似てるというより象徴的っすね。でもこれでハリーが死ぬってわけでもないように思います。マリアとイエスでは(子)が死んでるけど、リリーとハリーではすでに親が死んじゃってるからなぁ。
> 一度くらい、何かに邪魔されたりせず、ものすごく幸せな暮らしをさせてあげたい。
ほんとだよね。いつもいつも幸せが続かないハリー、しかたないんだけど、最後には幸せになってほしいなぁ。(たぶんそうはいかないっすよね(涙))
カップルのこと。
とりかえっこした象徴は、さるおさんのおっしゃる通りなんですよね。
組み分け帽子がいつか、歌ってくれないもんでしょうか。。。
ただ、ひっかかるのがダンブルドア校長先生なんです。以前さるおさんもご指摘してらっしゃいました。。。よね?たしか。気質、ハッフルパフって。
で赤毛の風貌やらで勇気がある気質。。。グリフィンドールの後継者なんですよね?
でもって、リリーの別の特徴をもった別の誰かなんですね?
子孫説にこだわるのが混乱のもとなんですかね、あはあは。
さるおさんの洞察力を分けていただきたいです。
うわー!さるおさんのその慌てようからすると、さては私の推測もかなりいい線行ってるみたいですねー(笑)。そうとわかれば調子に乗って書いちゃいますが、あのね、前からそんなことをチラッと思ってたんですよ。
だって、スネイプはハリーのことが憎たらしそうにしているけど、実は陰ではガードしているところがあるし、ヴォル自身も、もしかして似たような理由なのかなぁと。
それに、リリーはマリア様、女神様のような存在であり、どんな人にも広く好かれるということからも、そうゆうことも考えられるなぁと。
スネイプは、そんな綺麗で賢くやさしいリリーにいつもかばって貰ってたわけだし、それならば、好きにならないわけがないという気がするしね。
リリーとジェームスの馴れ初めはステキだとは思ったけど、一方では、いじめっこのジェームスのほうが、最後にリリーと一緒になれたわけで、スネイプの立場からすると、理不尽極まりないことだろうし、なんだかかわいそうな気もしてくるな。
でも、ジェームスのほうに魅力があったということだから、それはしょーがないといえばしょうがないもんね。
スネイプは、ジェームスは嫌いであるけど、リリーのことは好きなわけで(推測ですが)、そういう相反する上に複雑な思いがハリーに向けられている気がします。だからスネイプはハリーに憎まれ口をたたきながらも、どこかに愛を持っていると思いますが、そんなことはないですか??もしそうだとするならば、リリーは、そういうダークな魔法使いまでに愛を与えている、まさにマリア様ですね。憧れます。
>他の彼女の特徴も、別の誰かに似ていたりします。
それって、前にさるおさんがどこかに書いていたの読んだんだけど、ハーの賢いところが似ているって。あと、マグル生まれの魔女ということもでしたよね?
それから、赤毛っていうと、やっぱりジニーちゃんでしょうか?
他にも思いもしないところに似た部分を持った人物がいそうですね。
> 組み分け帽子がいつか、歌ってくれないもんでしょうか。。。
これ歌ってほしいね!歴史のすべてを見てきたあの子にしか歌えんもん。でもチャンスはあと1回。期待しちゃうけど。
> ひっかかるのがダンブルドア校長先生なんです。
わかります!DDは、魔法省大臣の椅子を決して欲しがらなかった。つまり、スリザリン以外の気質をすべて備えています。勇敢に戦い、賢く、愛された。
気になりますねー。
ちょっと整理してみます。
DDは、グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。赤毛。
リリー、グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。赤毛のマグル生まれ。
ジニー、グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。赤毛の純血。
みなさん赤毛。みなさん野心はありません。ジニーの聡明さについては今のところそれほど強調されてませんが、双子の聡明さは明らかだし、ちょこちょことは書かれているので間違いないと思います。ウィーズリー家の7番目の子で女子。たぶん特別な存在だと思うので取り上げてみました。赤毛ではないけれど、ハーもこの3つの特性は持ってるね。
これに対して、もし、スリザリンの特性であるパワーハングリーな"野心"を、"特別視されたい=目立ちたがり"と翻訳して考えるならば、
ジェームズ・ポッター、勇敢で聡明 + スリザリン(野心)。
トム・リドル、勇敢で聡明 + スリザリン(野心)。
ハリー・ポッター、勇敢で聡明 + スリザリン(野心)。
とこれまた黒髪トリオっす。ここでは2人が純血で1人が混血。
うーん、何か見えてきそうではあります。
> でもって、リリーの別の特徴をもった別の誰かなんですね?
ポッター男子とくっつくっちゅー意味ではこれはジニーです。"マグルボーンの凄腕"という意味ではハーです。
この続き、一緒に考えようね!
> スネイプはハリーのことが憎たらしそうにしているけど、実は陰ではガードしているところがあるし、
> 綺麗で賢くやさしいリリーにいつもかばって貰ってたわけだし、それならば、好きにならないわけがない
↓ 言っちゃえ!
じつはこれはマニアの間で憶測(妄想かもしれんけど)がかなり進んでいる部分です。スネイプはリリーを愛していて、ポッターにとられてムカついてて、諸事情によりヴォルディのポッター襲撃場面に居合わせてたとしたら、目の前でリリーが死んじゃったのが大ショックでデス・イーター卒業。だから今は悪者ではなくて、こちら側にいるはずだと。そーゆー推理がなされています。
さるおもこれはあり得ると思います。
ヴォル自身についてはもう少し違った事情があるんじゃないかと思うけど。
>> 他の彼女の特徴も、別の誰かに似ていたりします。
> ハーの賢いところが似ているって。あと、マグル生まれの魔女ということもでしたよね?
> 赤毛っていうと、やっぱりジニーちゃんでしょうか?
そのとおりっす。まず赤毛トリオはこうです。
DDは、グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。
リリー、グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。
ジニー、グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。
ほんで、赤毛ではないけれど、ハーもこの3つの特性は持ってます。"マグル生まれの凄腕"という意味ではリリーとハーはほんとによく似てる!
これって、ちゃんと意味があるはずだと思うのだー。さるおなりに推理せねば、ふんがふんがー。
そっか、スネイプがデスイーターを卒業するに当たってはなんらかの大ショックがない限り無理だから、それはありえるかもですね。
一度デスイーターになったものは、一生デスイーターだと、GoFで言ってたから、それなのに、よく卒業できたなぁ。。と思ってたんですよ。
それにしても、スネイプはともかく、ヴォルにも少しでも人を愛する心があったのかと思うと意外ですが、もともとはあったんですよね?あって欲しいですけどね。結局でもリリーを死なせてしまうわけですけども。それじゃ愛ではないか。でもそれで、自暴自棄になって、ますます悪うなったんかなぁ。。
すんません、なんか私、ヴォルさんについて、よくわかってないのかも(汗)
>赤毛トリオ
>グリフィンドール(勇敢)、レイヴンクロウ(聡明)、ハッフルパフ(公正)。
なるほど、赤毛ってのがとても正しいイメージであるんですが、重要な役割があるんですね。スリザリンに赤毛はあまりいないんでしたっけ?
>"マグル生まれの凄腕"という意味ではリリーとハーはほんとによく似てる!これって、ちゃんと意味があるはずだと思うのだー。
ならば、ハーにはものすごい重要な役目がありそうですね。今んところは全然思いつかないけど。
そういえば、一人一人に深い役割があるからか、今後楽しみな人物ばかりだね。
> 一度デスイーターになったものは、一生デスイーターだと、GoFで言ってたから、
ここは気になるよね。真実なのかもしんないっす。
もし、卒業できてないのにダブル・エージェントで、気持ちは校長ってことになると、ますます壮絶な運命が待っていそうなスネイプさん。心配っす。
> ヴォルにも少しでも人を愛する心があったのかと思うと意外ですが、もともとはあったんですよね?
今のところ、"ない"っちゅーことで書かれています。ヴォルディは愛を知らない。だから愛には対抗できなかった。そーゆーことになってます。今のところね。
> スリザリンに赤毛はあまりいないんでしたっけ?
たぶんいないと思うけど、もし見かけたら報告すんね(笑)。
年齢的にはあり得るよね。ただ、Joに否定されているので、うーん、どうかな。
> SWも999も親子の対決だったけど、
たしかにハリポタはSWとの類似点だらけだと思います。そしてSWは、父と子の物語だった。ハリポタもその側面は持っていて、シリウスとハリー、DDとハリー、それぞれ疑似親子と言えなくもない、でも次々と失っていくわけで、親子というより、"(手に入らない)家族"の物語じゃないかとも思うんだよなー。家族を持たないハリーは、やっと手に入れそうになると家族を失う。だけど、友達がいるから、下を向いてないで、自分で歩かなきゃいけないわけです。
> HPの最後は祖父vs孫で祖父は孫になにかを与えて孫と一体化する(もしくは消える)、
これ、ハリーとスリザリンだったらどうだろう?
> リリーのお母さんが他の4賢人のだれかの血筋なんだけど、いつの間にか魔法使いであることを忘れてしまったとかもありかなって?
これ自体はあり得ると思うな。すると必然的にペチュニアもその家系です。
http://kooks.seesaa.net/article/33698855.html
ということでDDにもやっぱりヒミツがありそう!
もしも、お手数でなければお教え下さい。
以下の内容「ジェイムズとリリーが殺された時の状況」って、何巻の何章を読むと一番詳しく分かりますか。
ごめんなさい。
宜しければご回答下さい。
『ジェイムズは、問答無用で殺されました。しかしリリーは違った。彼女にはたすかるチャンスがあったかもしれない。ヴォルディははじめに"step aside"と言っているんだ。「その赤ちゃんを殺すんだから、そこどけー!うりゃぁーっ!」ちゅーことですね。これは「ガキを渡せばおまえは殺さない」と聞こえます。』
まずは『PoA』の第9章です。
"Not Harry, not Harry, please not Harry!"
"Stand aside, you silly girl ... stand aside, now ..."
"Not Harry, please no, take me, kill me instead - "
Numbing, swirling white mist was filling Harry's brain ... What was he doing? Why was he flying? He needed to help her ... She was going to die ... She was going to be murdered ...
He was falling, falling through the icy mist.
"Not Harry! Please ... have mercy ... have mercy ..."
A shrill voice was laughing, the woman was screaming, and Harry knew no more.
これと同様の記述は第12章にもあります。
いちばん詳しくわかるのは『GoF』の第14章だな。
So that was how his parents died ... exactly like that spider. Had they been unblemished and unmarked too? Had they simply seen the flash of green light and heard the rush of speeding death, before life was wiped from their bodies?
Harry had been picturing his parents' deaths over and over again for three years now, ever since he'd found out they had been murdered, ever since he'd found out what had happened that night: Wormtail had betrayed his parents' whereabouts to Voldemort, who had come to find them at their cottage. How Voldemort had killed Harry's father first. How James Potter had tried to hold him off, while he shouted at his wife to take Harry and run ... Voldemort had advanced on Lily Potter, told her to move aside so that he could kill Harry ... how she had begged him to kill her instead, refused to stop shielding her son ... and so Voldemort had murdered her too, before turning his wand on Harry ...
Harry knew these details because he had heard his parents' voices when he had fought the dementors last year - for that was the terrible power of the dementors: to force their victims to relive the worst memories of their lives, and drown, powerless, in their own despair ...
さて、全巻読んでも、やっぱりこの二人の関係、どうしても気になります。『DH』の17章にこう書いてあるでしょ?
but as long as she was sensible she, at least, had nothing to fear...
Jamesは会った途端に「はい、さよなら」なのに、こっちは全然その気がないというか、むしろ守っている印象です。他のところでLilyのことをgirlと読んでいるのも気になるし。ところが一転。
but it seemed more prudent to finish them all...
でもって「はい、さよなら」こんな心理の変化、私には理解不能です、ありえません。いま頭の中でなんとか納得させているのは、次の仮説です。
1.しつこいようですが、以前書いたようにやっぱりLilyはVolの娘だった。ただし、もともとの著者の想定上の話。つまり祖父と孫の戦いだった。
2.でも途中でこの想定になにか無理が生じた。もしくは世間からしつこく質問を受けて、この想定を話してしまうと全体像が見えてしまうので、ついNoと答えてしまう。
3.さらに、確かに血縁関係がある方がショックが大きいのでそうしたかったが、よく考えると、この話のテーマはヒトラー批判であって、純血主義へのアンチテーゼなのに、肝心の主人公の血筋にこだわるのは変!
4.そこで最初の想定を捨てた。捨てたはいいものの、さんざんそれらしいヒントを書いてしまっているので、なにか良い心変わりの方法はないものかと考えようとした。
5.でも最後の巻だから、いままでも仕掛けた山ほどの謎の説明もしないといけないし(結局説明されていないことも山ほど残りましたが)、なんと言っても自分の分身のハーのことばかり気持ちが入ってしまう。
6.スコットランドのなんたらと言うホテルに缶詰になってもはかどらず、そうこうするうちについに締め切り間近になってしまう。
7.ええい、ままよ!突然の心変わりにしてしまえ!!わーい、完成!
以上、7巻に因んで、7項目にて著者の心理の変遷とたどってみました。(笑)
> 日本の夏は暑すぎて、魔法の呪文シールが最初っからバレバレだったそうです、グスン(泣)
悔し涙で肩がふるえますね。(大泣)
> こんな心理の変化、私には理解不能です、ありえません。
(さるおが"もしや"と思っている"リリーの血"の特別さは置いておくことにして)ヘビ男がリリーを"girl"と呼んでいるのは、"蔑み"にような感じがしない?マグル生まれの魔女なんて、とるにたらない、ただのgirl。殺す価値もないので「あっちいけ、しっしっ」と言ってみたけど動かないので、殺しちまえと。そんな安易さがあるような気がします。
しかーしそんなことより、Joの心理変化を言い当てた(決定)あなたは素晴らしい!
> 1.しつこいようですが、以前書いたようにやっぱりLilyはVolの娘だった。
いいぞルートヴィッヒさん、その調子だ。
> 2.世間からしつこく質問を受けて、この想定を話してしまうと全体像が見えてしまうので、ついNoと答えてしまう。
さるおね、Joが完璧にインタビューをこなしているとは思えん。"ついNoと答えてしまう"的なことはけっこう起きているのではないか。
> 4.さんざんそれらしいヒントを書いてしまっているので、
ええ、ええ。もう後にはひけませんとも。
> 7.ええい、ままよ!
わはは!素晴らしい7項目です。人の心理として、充分あり得る展開だし、とても自然です(笑)。
さるおが著者なら間違いなくこのくらいの墓穴は掘ってんな。
とにかく、さるおも『DH』を全部読み終わったら、このへんの矛盾については深々と考えてみたいと思います。
お待ちしておりました。全巻翻訳中のお忙しい中、私めの妄想におつきあいいただき、感涙に耐えません。バレバレの呪文シールをお送りしたい気分です。特にさるおさんの「殺す価値もない」説には、ハッとさせられます。
でも私めが、山ほどある疑問の中でもなぜこれほどこの二人にこだわるかと言うと、それはこの「ハーマイオニー・グレンジャーと死神の秘宝」おっと違った「HPシリーズ」の根幹に係わると思うからです。つまり、
1.ハリーの出自
2.ヴォルとハリーの対決の構図
3.物語の発端を作ったヴォルの心理
などが、二人が親娘関係かどうかで、まるで見方が変わってくるためです。
できれば皆さんにも考えていただきたいので、つたない訳ですが、問題のリリー殺害シーンだけを全訳してみます。(気持ちの奥底に二人は親娘だと思って訳している可能性もありますのでご注意下さい)
上の階から彼女の叫び声が聞こえたが、わかっているように彼女自身は恐れる必要などなにもないはずだった...階段を上がると、部屋をものでふさごうとしている音が聞こえた...彼女も杖を持っていなかった...なんと愚かな、なんと信じやすい者たちよ。友人たちによって身の安全が守られていると思い、武器をほんの一瞬でも手放すとは...
ドアを押し開けた。杖を面倒くさそうにほんの一振りすると、積み上げられた椅子や箱が脇に寄った...そこに彼女が、腕に子供を抱えて立っていた。見ている前で、彼女はその子を後ろのベビーベッドに下ろし、そして両手を広げた。そんなことが役に立つとでも思っているのか、その子を隠すことで代わりに自分を選べとでも言いたいのか...
“ハリーだけは、ハリーだけは、お願い、ハリーだけは!”
“そこをどけ、ばかな小娘め...すぐにどけ...”
“ハリーだけは、お願い、代わりに私を、私を殺して!”
“これで最後だ−”
“ハリーだけは!お願い...許して...許して...ハリーだけは許して!ハリーだけは!お願い−なんでもするから−”
“どけ−どくんだ、小娘−”
力ずく彼女をベビーベッドから押しやることもできたが、全員始末するのに越したことはないように思われた...
緑の光が部屋を照らすと、彼女は夫と同じように崩れ落ちた。〜
この中でひっかるのは、
1.「わかっているようにas long as she was sensible」
どうしてヴォルは、リリーが自分は大丈夫だと感じている、と思ったのか?それなりの背景があるはずです。
2.「ばかな小娘you silly girl」
確かに「蔑み」説も成り立ちますが、親の意図に反した娘をしかりつけているようにも読めませんか?
3.「なんでもするからI'll do anything」
これは子供が殺されそうになれば、どんな親でも言いそうなことなのであまりアテにはなりませんが、もし、もう二度と親を裏切ったりしませんから、という意味だったら、もっと説得力があるように思えます。
4.そして、一番大事なことは、ここでのリリーの心理。ハリーを助けるには、自分が犠牲になって「愛の魔法」をハリーにかけないといけない。どういう手順でこの魔法がかかるのか解説がないのでわかりませんが、少なくとも自分が先に殺されないといけないはず(と勝手に信じてるんですが)。でも上の二人のやりとりを読むと、リリーだけ力ずくで脇に押しやられ、ハリーだけAKされてしまう確率95%だったわけです。最後の最後に、ほんの5%の心変わりで、逆にハリーは生き残ったわけです。
おかしい、これは母親としては絶対おかしい。たった5%の心変わりを期待して「愛の魔法」をかけたのか?
答えはずばり、娘は父親の結構小心なところを十分理解していた。そう考えると、確率は一気に50%までアップします。
ああ、書きたいことは山ほどありますが、もうこれだけでも、随分スペースを使ってしまったので(ごめんなさい)、むしろ皆さんのご意見をお待ちします。
> バレバレの呪文シールをお送りしたい気分です。
クール便でお願いします。
品名は「ハーマイオニー・グレンジャーと死神の秘宝」で。(←これわろたー)
> 二人が親娘関係かどうかで、まるで見方が変わってくるためです。
そうだね。ここは大事っすね。さるおも真剣です。
> 上の階から彼女の叫び声が聞こえたが、わかっているように彼女自身は恐れる必要などなにもないはずだった...
> どうしてヴォルは、リリーが自分は大丈夫だと感じている、と思ったのか?
ここですね。
He could hear her screaming from the upper floor, trapped, but as long as she was sensible, she, at least, had nothing to fear...
"大丈夫だ"と感じたのはリリーではないと思うんです。ヴォルディだと思うんだ。
分別があったなら(as long as she was sensible)、彼女は恐れる必要がない(she had nothing to fear)、とヴォルディが考えたんだと思う。
自分が殺しに来たのはあかちゃんであって、小娘ではない。「そこをどけ」と言ったら素直に道をあけるだけの分別がありさえすれば、殺す価値もない小娘は死なずにすむ。
でも実際には、リリーは動かなかった。ここでリリーは"殺すべき小娘"になっちゃったんだと思います。
っちゅーのはどう?
> 少なくとも自分が先に殺されないといけないはず
さるおがいちばん気になってるのはこれだなー。
リリーがこのへんをどう計算していたのか。"愛の魔法"のhow-toによって、ここは大きく変わってきますが。
なるほど、なるほど、確かに「殺す価値もない」説も十分成り立ちますね。
この殺害シーンの少し前にも、顔を見られて逃げていった子をもう少しで殺しそうになって「無益なこと」と自分で納得していますから、ヴォルという人は、低レベルのものを相手にしないというところがあったのも事実ですね。
それにしても「どけ」といわれてどく親なんていないことぐらい誰でもわかりそうなものなのに、それすらわからなかったヴォルという人は本当に愛された経験がないのでしょう。(だから娘も生まれなかった?)
父娘説の状況証拠もいろいろあると思ったんだけど、どれも決め手に欠けますね。
まだ不自然さは残りますが、とりあえず新たな証拠が見つかるまでは学会の定説「殺す価値もない」説に従うことにしましょう。
でもそうなると、この作者はいろいろ思わせぶりなことばかりさんざん並べておいて、結局なにも説明していない、もしくは中途半端なことが多すぎる気がします。巨人や半馬人の扱い、ネビルの両親、ペットたち、ワームテールの心変わり、両親殺害時の騎士団、本物の透明マントの経緯、4賢人の関係、シリウスのカーテン、などなど。
まあでも、これらを全部説明しようすると、あと7巻必要なのかもしれませんね。
> 「どけ」といわれてどく親なんていないことぐらい誰でもわかりそうなものなのに、
ここがヴォルディのかわいそうなところっす。"親が子を守る"なんてことは想像もしていないわけだよね。"劣性の"パパさんに捨てられ、ママさんは"無力に"死んで、愛を知らないトム様。
愛を理解できないトムちんなので、やっぱりコドモはいないような気がします。
しかーし!
"いろいろ思わせぶりなことばかりさんざん並"んでる感じはします。ルートヴィッヒさんがおっしゃるとーり、状況証拠の臭いがする記述はけっこうあるかも。
> 巨人や半馬人の扱い、ネビルの両親、ペットたち、ワームテールの心変わり、両親殺害時の騎士団、本物の透明マントの経緯、4賢人の関係、シリウスのカーテン、などなど。
えぇーっ!こんなにたくさん、説明されてないことが残ってるんすかっ!
ルートヴィッヒさんは『DH』読み終わってるんだよね?なのに、こんなにたくさん、謎が?
Joさ、明かされない謎は1つだけって言ったのになぁ。
さるおはまだ読み終わってないので今は詳しく質問しませんが、後々、これらのことについては論じましょう。よろしくお願いします。
Joの言う"1つ"がどれのことなのか、それはそれで楽しみではあるけれど。