これも劇場で観た。心に愛とピストルを!『KISS KISS [BANG BANG]/キス★キス★バン★バン』
ノスタルジックなロンドンを舞台に、元ナンバーワン殺し屋フィリックスと33歳の箱入り息子ババの、奇妙で切ない冒険が始まるぞ。
監督はステュワート・サッグ(Stewart Sugg)。
出演は『DANCER IN THE DARK/ダンサー・イン・ザ・ダーク』のステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgard)、『RESERVOIR DOGS/レザボア・ドッグス』のクリス・ペン(Chris Penn)、後に『DOGVILLE/ドッグヴィル』でニコール・キッドマン(Nicole Kidman)と共演する『A BEAUTIFUL MIND/ビューティフル・マインド』のポール・ベタニー(Paul Bettany)。
引退を決意した腕利きの殺し屋フィリックス。新しい仕事は、なんと、家から一歩も出さずに育てられた甘えん坊の33歳の子守り。酒とたばことコーヒーとダンスと読書と女性を愛する古風なフィリックスと、水鉄砲とキリンのぬいぐるみだけがたよりの大きな子供ババが、街に繰り出す。ババにとっては見るモノはなんでも初めての大冒険、"殺し屋"として生きてきたフィリックスにとっては忘れていた愛情や感動を取り戻す旅なんである。
一方、殺し屋の組織はフィリックスの引退を許さず、よりによって弟子のジミーにフィリックス殺しを命令。師匠思いのジミーはフィリックスを守ろうと、殺し屋仲間を次々に殺害していく。がんばれよ、あんたが頼りだ!
だんだんと追いつめられ、フィリックスもジミーも、これ以上組織の銃弾から逃げられなくなってしまいました。大ピンチっすね。
古風なダンディズムと純粋さが、スタイリッシュな部屋や街並みとノスタルジーが、いろんなものが混ざり合ったとってもポップなハードボイルド。映像の隅々までセリフの一言一言までに世界観がしみ込んでいて、特にセリフは聞き逃せないです。劇場で観てよかったよ、おもしろかった。しみじみと切なくて、哀しすぎなくて、愛おしい映画。共存できない2つの世界の狭間における解放の物語であーる。
ところで、フィリックスのお父さんダディ・ズー役のピーター・ヴォーン(Peter Vaughan)を見ていると、"親子だ!"と思うほどにステラン・スカルスガルドとそっくり。最初はひとり二役かと思ったぜ〜。
心ゆくまでさるお、もんち!
TB有難うございましたm(__)m
>心に愛とピストルを!
ってすごい良いですよね^^
本当に愛おしくなる作品でした!
TBさせて頂きました。
超ファンタジック・ハードボイルド、ほろりとしますね。フィリックスのダンディズムも、ババの純粋さも、ジミーの守護天使ぶりも、すべて優しさが溢れていますよね。
ちょうどロンドン旅行の直後にこの映画を見たので妙に映画の世界に入り込んでしまったのを覚えています。
メリハリがあり,途中で飽きない,いい映画ですね。
なるほど〜、ロンドンに行ってきた直後に観たら、この世界観の中に入っちゃって、それは素敵な体験ですよね。
愛情、友情、冒険、勇気、いろんな要素があって、ぜんぜん飽きない作品ですね。
albrechtです。
以前、クリス・ペンの記事にTBいただきありがとうございました。
遅ればせながら、やっとこの作品をみることができましたが、ホントにいいですね!! もっとはやく観とくんだったと反省してます。
では。
すごくいいよね。最高の世界観です。
クリス・ペンはいつもキワモノ役やってて、ババ役も例外ではないですが、見事にはまったと思います。もうクリスの新作が生まれないのかと思うと寂しいですねー。