2006年08月18日

さるおのハリポタ辞典[人物] アーサー・ウィーズリー

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
アーサー・ウィーズリー(Arthur Weasley)は、ビル(Bill)チャーリー(Charlie)パーシー(Percy Ignatius)フレッド(Fred)ジョージ(George)、ロン(Ronald Bilius)、ジニー(Ginevra Molly)のパパで、モリー(Molly)のハズバンド。
人当たりがソフトで、寛大で楽天家、自分の信念に正直で、ぜんぜん威張らず飾らない、おおらかな人です。おだやかなアーサーが本気で怒ったのは1度だけ、フレッド&ジョージ(Fred and George)がふざけてロンに"破られざる誓い"(Unbreakable Vow)をさせようとしたときだけらしい。
不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)のメンバーで、魔法省(Ministry of Magic)に務める国家公務員です。

【名前の意味】
アーサー・ウィーズリー(Arthur Weasley)は、初代ウェリントン公爵アーサー・ウェスリー(Arthur Wesley)(またはアーサー・ウェルズリー(Arthur Wellesley))からとった名前です。この公爵さんは何者かというと、19世紀に軍を率いてナポレオンと激闘を繰り広げ、ワーテルローでついにナポレオンを打ち破った、ブリティッシュ・レジェンドそのものと言っていい英雄です。歴戦の兵士でありまた政治家でもあるアイルランド生まれのブリティッシュ。鉄の公爵(Iron Duke)と呼ばれた男は、後に首相になり、当時弾圧されていたカトリック教徒解放令発布した人物でもあります。ホグワーツのモデルになったオックスフォードの総長もやってますね。
ウィーズリー(Weasley)には、イタチ(weasel)の意味もあります。イタチね、ずるいとか意地悪とか、いいイメージのない動物ですが(泣)、Joはイタチが好きらしい(笑)。高級品だしなぁ、黒テンとか白テンとかはコートや襟巻きになるやつですね。イタチは穴の中に住みます。だからウィーズリー家のニックネームは"the Burrow"(巣穴)。
ファーストネームのアーサー(Arthur)は、こりゃ思わせぶりな名前っす。とりあえず、アーサーといえば、キング・アーサーだよなぁ。この話は小さい頃になんとなく読んだはずなんですが、忘れましたね(笑)。
アーサー王伝説の原型は、1136年頃にまとめられた『Historia Regum Britanniae/ブリテン列王伝』で、円卓の騎士とか聖杯とかは出てこないプロトタイプ。そこに時間をかけていろんなエピソードが足されていったので、作者は大勢、多数のバージョンっちゅーことになります。1470年の『アーサー王の死』がとりあえずの集大成、1867年にトマス・ブルフィンチ(Thomas Bulfinch)によって書かれたものが現代版らしいです。
アーサー王が主人公で、家来の12人の円卓の騎士が脇役の物語。だったはずが(笑)、だんだんと、家来たちが主役になってます。とくに、"この世で最も誉れ高い湖の騎士"ランスロットが主役の座をほぼ乗っ取ってっぞ(泣)。
有名なのは、伝説の剣エクスカリバー(Excalibur)。「これを引き抜いた者は王となるだろう」と彫られた石の台座に刺さってた剣を、少年アーサーがうりゃぁーっ!と抜いたら抜けちゃって、王家の血統であることが証明され、魔法使いマーリンの守護のもとアーサーが王様になる、っちゅー話です。が、この剣は折れちゃって、代わりに手に入れるのがエクスカリバーなんです。湖の貴婦人とかいう妖精みたいなもんにもらうわけです。その鞘を持つものは不死身だっちゅー魔法の剣です。ところが重傷を追い、アーサーが玉座を追われる運命なのがわかって、円卓の騎士のひとりベディヴィエール卿が湖の貴婦人に聖剣エクスカリバーを返却して、第1部完結です。第2部では円卓の騎士ランスロットがアーサーの妻クヴィネヴィアを危機一髪でドラゴンから救う騎士道物語。第3部はこれまた有名な聖杯探しっす。で、最終章は、ランスロットとグィネヴィアのアツアツぶりがまさかの発覚、ついにアーサー王、妻グィネヴィア、円卓の騎士みんながどろどろと血みどろの内部抗争。そーゆー話っすね。(なんか見も蓋もねぇな)
さて、アーサー・ウィーズリーは王なのか?これについては一番下に書くね。

【特徴】
真っ赤な髪に青い瞳、のっぽで痩せ型のメガネさん。ちょっと禿げ上がってきてます。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
マグル、マグル、マグル大好き!マグル製品集め。

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
マグル製品いろいろ。こっそり魔法をかけたりしている。

【功績】
ターコイズ色のFord Angliaを飛ばせるように(魔法で)改造した。

【特殊技能】
マグル製品の名称が覚えられない(escalator→escapator、electricity→eckeltricity)のはほとんど特殊技能の域です(笑)。

【家族/血筋】
アーサーは、現存する、魔法界で最も古い純血の名家同士、Septimus WeasleyとCedrella Black の息子で3兄弟のひとり。
ということは、ものすごい資産家で貴族的なブラック家の子孫でもあるわけですが、"blood traitors"反逆者(純血を重んじないウィーズリー家)に嫁いだおかげで母上様は実家から抹消され、なーんにも相続できなかった(涙)。ものすごい血統書付きの名門中の名門が、貧乏っす(大粒の涙)。
しかもアーサーは、バーティ・クラウチ(Bartemius Crouch Sr.)のはとこと思われます。
アーサーの特徴は、真っ赤な髪に青い瞳、のっぽで痩せ型。モリーの特徴は赤毛に茶色の瞳でずんぐりむっくり。
パーシーとロンがパパそっくりです。長男のビルは赤毛に青い瞳でのっぽだけれどがっしりした体つき。チャーリーとはずんぐりむっくりなのでママ似っす。ジニーはママ似だね、まだ太ってないけど。
本当の家族ではないけれど、ハリーとハーの"魔法界での家族"は間違いなくウィーズリー一家です。

【経歴/これまでの人生】
1940年2月6日生まれ。3人兄弟です。
ホグワーツ時代はグリフィンドール生。
マグルとマグルの生活とマグルの技術に興味津々で、こっそりマグルマニアになっているアーサー。"飛行機が空を飛ぶ"というのがびっくり中のびっくりで、いつの日にか仕組みを理解してみたい!電池とかヒューズとかプラグ類とか、しょーもないものをコレクションしては楽しんでます。そんな可愛いアーサーを、魔法省の同僚たちは変人扱い。出世させないとか、予算はあげないとか、みんなが邪魔するおかげでウィーズリー家はまるで貧乏なままですわー。
Misuse of Muggle Artefacts officeに勤務していましたが、『HBP』でDetection and Confiscation of Counterfeit Defensive Spells and Protective Objectsのトップに昇進しました。ほんの少し、サラリーも上がったらしいっす。
(『OotP』のネタばれ→)魔法省内で、ナギニちゃんにまさかの大アタックされたアーサー。そこいら中が血の海で、瀕死の重傷を負います。死んじゃってもおかしくないくらいの状況で、危機一髪で救出されるとSt Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuriesに直行。元気になってよかったけど、あのシーンはほんと怖かったね。

【その他】
さて、アーサー・ウィーズリーは王なのか?
上述したように、アーサー王伝説にはいろんなバージョンがある。だから、Joがどれを研究したのかわかんないし、どれを読んだらいいかもわかりません。っちゅーことはさるおの知識はきわめて中途半端っす(涙)。
しょーがないから、まずはさるおが気になっていることを書いてみます。
アーサー王のパパの名はペンドラゴン(Uther Pendragon)。旗印は赤いドラゴンです。つまり、アーサー王を象徴する色は赤だと思う。
ハリポタでは、燃え立つように赤い髪はアーサーとアーサーの子の最たる特徴です(モリーも赤毛です)。と同時に赤はグルフィンドールの紋章で、グリフィンドールといえば、継承者なんじゃないかと思われるアルバス・ダンブルドアですが、彼らもまた赤い髪をしています。
ダンブルドアのもうひとつの特徴は青く輝く瞳ですが、これまたウィーズリー家と同じだぞ!
ダンブルドアのファーストネーム"アルバス"の意味は"白"。ウィーズリー(Weasley)ももしかしたら冬に雪のような白い毛になる、転じて"白"い王家の象徴です。そこんちのプリンセス"ジニー"の意味も"白"。
うーん、アーサー・ウィーズリーがアーサー王であるならば、最も誉れ高い円卓の騎士ランスロットはハリ・ポッターなんでしょーか。この関係ならジニーが仲介してます。
アーサー王がエクスカリバーを持つ王なら、ハリーもまたグリフィンドールの剣を使う選ばれし者。アーサー王の家来ランスロットがグィネヴィアを救うためにドラゴンと戦ったのに対し、ハリーはバジリスクと戦いジニー救出。
しかも!アーサー王伝説にはローマの軍司令官ルーシャス(Lucius Artorius Castus)という人が出てくるんですか?ルシウス出たぁーっ!まるほいパパだ!この司令官ルーシャスは、アーサー王のモデルとも言われ、また敵とも言われてるんですか?ぐわぁー!やっぱりちゃんと勉強しなくちゃ(汗)。
ちょっとずつズレながら、ハリポタの人と場面がアーサー王伝説と符合します。
もっと勉強して『HP7』大予想につなげます。が、ここでひとまずスタメンのよい子のみんなにはあの歌"WEASLEY IS OUR KING"を思い出してもらいましょう。(『OotP』より)

WEASLEY IS OUR KING 【Gryffindor version】
Weasley is our King,
Weasley is our King,
He didn't let the Quaffle in,
Weasley is our King

Weasley can save anything,
He never leaves a single ring,
That's why Gryffindors all sing:
Weasley is our King.

WEASLEY IS OUR KING 【Slytherin version】
Weasley is our King,
Weasley is our King,
Weasley cannot save a thing,
He cannot block a single thing,
That's why Slytherins all sing:
Weasley is our King.

Weasley was born in a bin
He always lets the Quaffle in
Weasley will make sure we win
Weasley is our King.

!!!
さるおが考える間でもなく、みんなで"王だ"って歌ってました・・・
案外アーサー・ウェルズリー的かもしれないっすね。勇ましく戦って、(Joが"Arthur Weasley will not be the new Minister of Magic."とは言ってますが)役所で高めのポジションまで出世するかもしれんです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:50| Comment(10) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

 ハリポタには、アーサー王伝説(聖杯伝説)やら星座やらギリシャ神話やら宗教やら、色々な要素がタップリ入っているなぁ〜と思います。
 沢山の(深い)知識がある Joさんて凄いです
Posted by shinobu at 2006年08月19日 00:34
アーサーみたいな人物像っておおらかで好感持てます。名誉欲や物欲にとらわれない正義の味方ですよね。
でもアーサー王伝説と矛盾してるようで、実は繋がってたんですね。
さるおさんが気になっていることの記事のあたりを読んだら、もう、鳥肌もんで、すっごい面白かった!特に、ハリーがバジリスクと戦ってジニーを救う場面、それから、ルシウスの件についても、アーサー王伝説から来てたんですねー。
アーサー王伝説は、コドモんころ、アニメで見た程度で、わたしもちゃんと覚えていないんだけど(汗)、一度読んでみる価値がありそうだよね。
あの歌って、どの辺ででてくるのですか?
本当に王って言ってるねー。
やっぱり、ロンのぱぱって、アーサー王だったんですね。
Posted by micchy at 2006年08月19日 09:48
やはり知らねばならぬ、アーサー王伝説。
Posted by sono at 2006年08月19日 18:23
やっぱり、アーサー王伝説を深く絡めてますよね。では、湖の貴婦人の役は誰でしょうか?アーサー王にエクスカリバーを授け、一方でランスロットを(さらった上に)養育した人騒がせな最重要人物ですが。
Jo先生、ここまでやっといて、湖の貴婦人は出してていないってありえるんでしょうか。
Posted by ばん太 at 2006年08月20日 21:52
shinobuさん

> 色々な要素がタップリ入っているなぁ〜と思います。

ほんと、ハリポタは深いね。アーサー王、聖杯、星座、神話、宗教、その上にタロットやら錬金術やら・・・Jo、ほんと、よく書いたなぁ。
Posted by さるお at 2006年08月23日 00:34
micchyさん
アーサーって欲がないね。胸の中には正義があるしね、好人物。

> さるおさんが気になっていることの記事のあたりを読んだら、もう、鳥肌もんで、すっごい面白かった!

うんうん、このへんの相関性はちょっとすごいよね!気になっちゃう。

> 一度読んでみる価値がありそうだよね。

そうだよなぁ。読まないと、まずい。「誰か読んで聞かせてくれないかな」とか(それは無理)、せめて「誰か貸してくれないかな」とか、ついつい他力本願な発想が脳裏をよぎっております。

> あの歌って、どの辺ででてくるのですか?

『OotP』だから、まだ少し先だね。
歌詞読んでわかるとおり、クィディッチのシーンだよ。
Posted by さるお at 2006年08月23日 00:47
sonoさん

> やはり知らねばならぬ、アーサー王伝説。

はい(笑)。
誰かおしえてー。(心の声)
Posted by さるお at 2006年08月23日 01:12
ばん太さん

> では、湖の貴婦人の役は誰でしょうか?

沼地出身者という意味ではサラザール・スリザリンですが、貴婦人(女性)で剣の持ち主という意味ではもう圧倒的にロウェナ・レイヴンクロウだよね。
この場合、"ランスロットを(さらった上に)養育"というところがどう説明できるかはまだよくわかんないけどなぁ。どう思う?
Posted by さるお at 2006年08月23日 01:19
さらってはいないかもしれませんが、「養育」したといえば、ペチュニアおばさんも(笑)
「彼女には見た目以上の何かがある」だそうですしね。
ハリーに「武器」を与えたのはDDによればLVですが、「愛」と「血」つながりで行くと、それらを「剣」と読み替えるというのもなくもないかな、なんて。

7巻のタイトルの“HALLOWS",人のことなのでしょうか、それとも何か「物」を指しているのでしょうか?
The Burrow, Godric's Hollow に続いて、また<お揃い>ですよね・・・ということは「場所」を表してる、って事もあるのでしょうか?
DEADLY HALLOWS が4人の賢者を表してるんじゃないか、という説もあるみたいですね・・・ううっ楽しい(爆)
さるおさんはどう思われましたか?

Posted by ニンフ at 2006年12月23日 22:45
ニンフさん

> それらを「剣」と読み替えるというのもなくもないかな、

あーん、ニンフさんステキ。
でもこの剣って、GGの剣ってことだとすれば、"モノ"が出てきちゃってるからなぁ。GGの剣を使う(フォークスによって手に入れる)資格、みたいなことでもいいのかな。この場合は、最終決戦でヴォルディとガチンコ勝負んとき、またあの剣で戦うと、そーゆーことになるかな。

> The Burrow, Godric's Hollow に続いて、また<お揃い

そうだね!rrow, llow、なんだかとっても相似形。
さるお的には4人の賢者の"所持品"、つまりHorcruxesであってほしいなぁ!DDを信じればGGの物は無事なので、実質3人分だけど。
ニンフさんどう思う?
Posted by さるお at 2006年12月25日 15:54
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