さるおです。
『MY LIFE WITHOUT ME/死ぬまでにしたい10のこと』を観たよ。カナダ発、優しくせつない人生の物語。
監督は、カタルーニャ(スペイン)生まれのイザベル・コヘット(Isabel Coixet)。
出演は、『THE ADVENTURES OF BARON MUNCHAUSEN/バロン』『EXOTICA/エキゾチカ』『EXISTENZ/イグジステンズ』のサラ・ポーリー(Sarah Polley)、『WINDTALKERS/ウィンドトーカーズ』『IN THE CUT/イン・ザ・カット』のマーク・ラファロ(Mark Ruffalo)、『FELICITY/フェリシティの青春』『DUETS/デュエット』『UNDERWORLD/アンダーワールド』のスコット・スピードマン(Scott Speedman)。
失業中のだんなとふたりの子供と一緒に母親宅の離れで暮らす23歳のアン。ある日、既に内臓に転移した末期卵巣ガンだということがわかってしまう。余命数ヶ月。絶望の果てに彼女が見つけたものは素晴らしい。
毎日娘に愛してると何度も言う。二人の娘が成人するまで毎年誕生日にメッセージを贈るためカセットテープにメッセージを録音する。刑務所にいる10年間逢っていない父親に会う。酒を飲むぞ。煙草を吸うぞ。だんな以外の男を自分の虜にするぞ。などなど・・・
リストを書き上げ、病気のことは誰にも言わず、明るく前向きに課題をこなして、悔いのないように大事に生きるのだ。
終盤の、だんなの表情と、安堵すら窺えるアンの表情がせつない。アンは、出会いに恵まれ、強い心を授かった、心優しく幸せな母親だね。
もう時間がなくなって、だんなもとっくに気づいた頃、彼女は家族をもうひとりのアンに託す。こちらのアンもちゃんと家族を守ってくれそうで、サッド・エンドなはずの闘病物語が、明るく眩しく爽やかなハッピー・エンドになっている。ええ話だ。
MY LIFE WITHOUT ME
私のいない、私の人生。アンが生前に関わった人々の人生と記憶の中に、"アンの人生"が続いていくのであるよ。
これをサッド・エンドだと言ってしまったらアンがかわいそうじゃんか。
心ゆくまでさるお、もんち!
2005年04月08日
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アンが子供へ向けたテープを録音している最中に「もう子供じゃないのね」とつぶやいているシーンではめちゃめちゃ泣きました。
10のリストの中で「家族と旅行へ行く」という項目だけ果たせなくて、
それを新しいママが果たしている(であろう)シーンにはちょっと切ないものがありました。。
泣けますね〜。チカさんのコメント読んでたらまた泣けてきた。"家族と旅行へ行く"だけはもうひとりのアンに託すことになっちゃいましたね。う〜、せつない。
さるおね、この映画はタイトルも素晴らしいと思います。
『my life without me』
自分はいなくなってしまうけれど、続いて行くのは"my life"なんですね。生きて行くのは"my family"なんですね。ちゃんと、自分がいなくなっても自分が存在するように、できるかぎりの準備をするんです。だからこの子たちのママは、決していなくはならない。もうひとりのアンのあり方も含めて、"だいじょうぶなように"しておくんです。愛情ってすごいね。
『the life without me』じゃないところにちゃんと意志がある、優れたタイトルですよね。
私のブログにこちらのページがTBされていたので、お邪魔しました。私自身のんびり好きなこと書いているだけに、TBとかよくわからないので適当に記事だけ載せるようにしていたんですが、つい最近、迷惑メールのような広告まがいなTBが勝手に貼られたりしたこともあって、ちょっとドキドキしてしまったのですが、ちゃんと映画好きな方でヨカッタです(>_<)……って変なコメントでごめんなさい☆
ブログ、充実していますね。また、ゆっくり遊びにきますね。
あ、せっかくなので最後に映画について……。ブログにも書きましたが、「死ぬまでにしたい10のこと」は、アンの芯の強さに泣かされました。芯が強いという意味では、「ever after」も好きです。ドリュー・バリモアの「おてんばなシンデレラ」がやけにハマッていました。
さるおんとこにもスパム(迷惑メールのような広告まがいなTB)が山ほど来ます。削除する手間ばっかりでめんどくさいね。さるおが挨拶遅れてごめんなさい、どきどきさせちゃって申し訳ない。
> アンの芯の強さに泣かされました。
それだよね!アンは強い母親です。優しさを貫くために、強さを育てた素晴らしい母親だよね。自分の人生の終末と、それを記憶する周囲の人の生活を、サッド・エンドにしてたまるか!という気概あふれる作品でした。
つい先日友人から映画バトンが届きまして、「過去1年間で一番泣いた映画」としてこの映画を挙げました。そのまま「これまでの人生で一番泣いた映画」になりそうな勢いです。さるおさんの文章に激しく共感したので思わずコメントさせて頂きました。
『死ぬまでにしたい10のこと』はサッドエンドじゃなくてハッピーエンド。同じことをお感じになったんだったら、さるお嬉しくなっちゃう。
いい作品でしたねー。
自分のいない生活を想像するって、勇気のいることだと思いました。でも、それも私の人生の一部と言う考え方がステキだなと。
自分には誰にも言わずに逝く事はできそうにないのですが、せっかくこの映画を見たので、イマジネーションを働かせてみました。
カオリさんがおっしゃるとおり、この作品は"MY LIFE WITHOUT ME"だというところが核心ですね。
私のいない、私の人生。ぜんぜん終わってないわけですよね、アンはいなくても、アンの人生が続いていくんだ。私がいなくなってもだいじょうぶなように、準備して、そしていなくなる。だから、安堵感に包まれて逝けるんですね。