2006年12月11日

ラ・リーガ06-07 第14節 線審にまで泣かされまくりのバルサvs.ラ・レアル & 驚きのバレンシア復活劇

さるおです。
内紛状態を通り越し、練習中に肘で頬骨砕いたりしている負けっぱなしのラ・レアル。こりゃふつーに考えたら"弱い"わけですが、"弱い"チームが存在しないのがリーガ・エスパニョーラ。
さるおのバルサ、今節は、主審ではなく線審に、やられてしまいました(泣)。

グッディ、ロニー、おっさんの3人と、デコとシャビ、底にエジやん。左にシウビーニョ、右にベレッチ、中央はテュラムとプジョル。
小さいおっさんは出だしからまた猛スピードで走ってます。今日はベレッチと右サイドを抜きつ抜かれつ、飛び出して、走り回って、追いかけて、ボールを受け止めボールを奪い取り、相手をかわしてGKもかわして、すごい精度のクロスを放り込み続ける。すげー。最近おっさん観てると泣きそうっすよ、感動で。
おっさんに合わせるグッディもすごい。グッディね、バルサ来てしばらくは、"フィットしない"というのが哀しかったみたいだよね。でも今は、エトーとタイプは違うけれどそれはあたりまえであって、穴はしっかり埋めたよな。ポストプレーもやるし、一瞬ためたり、くさびんなったり、アシストにも余念がないっす、守備もがんばっとるし。さるおものすごい応援してる。
ロニーもね、完全復活とーりこして進化したYO!こちらもレオの穴を埋めておつりが来る。今はすっかりゴールハンターで、なにしろピチーチ首位っすから。

18分、ピッチ中央のシャビからのスルーパス!中央を突破して受けたグッディがど真ん中でどっかーんとゴールだZE!ところがこれがオフサイドっす(涙)。
続く22分、今度はシャビがゴールだZE!ところがこれもオフサイドっす(涙)。ほんとかよー!
バルサのよい子たちは逆境にめげずに、グッディのスルーパスをシャビがワンタッチでロニーがシュート、とかね、無心でがんばっているわけですが、むははー、カンプ・ノウには第5審判がいるんだよ(笑)。しかも旗上げまくりの線審にジャッジ(爆)。カンプ・ノウの呪い奇跡で、線審さん左足ひねってずっこけたぁ〜!す、すごい、すごい効き目の呪い奇跡だと思いましたね。痛がってます。

この後、プジョルがオレゲールと交代っす。プジョルがいなくなるとまた、俄然たのもしくリーダーシップを発揮するちゅらさんが、今日はプジョルが乗り移っちゃって、なんと3度もハーフラインを越えちゃったりして(爆)、すっかりバルサの子になったなと、かっこええなと、たまんねー。両サイドもすげーよ、シウビーニョのオーバーラップも健在だし、"FW"ベレッチも炎の守備でぶっ飛んで行ってます、27分のスライディングは凄かった!
31分にはくまごろうが前に出したボールを、すごい速さで追い越していくベレッチが逆サイドに大きく折り返し、ロニーのオーバーヘッド、また出たぁーっ!今度は入らなかったけど、すげー。しかも楽しそう。
くまごろうも小さいおっさんのクロスに頭合わせて、しかもDFに競り勝っちゃったりなんかして、すごいっす。くまごろうは、ロニーと並んでアイデアの宝庫っす。
こんなにも鮮やかな猛攻なのに、しかもソシエダのゴールネットは2度も揺れているのに、なんでスコアが0-0なんだと(大粒の涙)。ぜんぜんわからないっすね。

カンプ・ノウでバルサいじめの笛を吹くというのは、けっこうめずらしい。やっぱりたいていはホームチーム寄りのジャッジになるもんです。
シャビの2ゴール目はオフサイドじゃないからなー。1つ目のグッディで旗上げて、あれでおかしな基準が自分の中に成立してしまったものと思われますが、えっと、線審がちゃんとしてたらすでに勝ち越してるはずじゃねーのか。
それでもとにかく後半15分、小さいおっさんのグラウンダーにぴたりと左足を合わせたロニーがついに正式に先制ゴール!ふんがー。その後も得点の匂いはプンプンで、くまごろうとシャビの2列目コンビで襲いかかったりしてますが、あー、くまごろうはイニ坊と交代。イニ坊の足首、軽傷でよかったよなぁ。
このころんなるともうラ・レアルさんはボール持つこともできないっすね。調子ん乗ってロニ子なんかもう、マラドーナの5人抜きがなんぼのもんじゃというくらいにごぼう抜き(笑)。すごい絶好調、なぜにスコアがいまだ1-0なのか、それだけが信じらんない(笑)。

後半30分、ゴール前までやってきているシウビーニョが倒されます。笛はなし。思えばこれが嫌な前兆だったかもなぁ。同じようにイニ坊もゴール前で倒される。次はコバチェビッチがグッディの頭を攻撃。これでグッディはエスケーロと交代っす。
嫌な前兆におかまいなしのシャビが惜しいシュートでぼっかーんとサイドネットを揺らし、ベレッチもぼっかーん!
しかしその横で、遅延行為とやらでシウビーニョが黄札っす。そしてその直後、なにがなんだかわからないうちにシウビーニョが2枚目黄札で退場だYO(大泣)!
聖職者が退場なんてありえない。
と思ったら、後ろからシャビエル・プリエトのかかとにこつんと、つま先が当たったと、そーゆーこってすか。シャビエル・プリエトなんか気づいてもいませんが、これで退場っすか。聖職者なのに。(号泣)

この嫌な流れを払拭するように、最後はちゅらさんが、"守備のシゴトに支障をきたすとまずいから"というマジメな理由でチームメイトの祝福にも駆けつけないあのちゅらさんが、なんといちばん後ろから、ドリブルで、走る走る走る走る!まだ放さない、まだ行く、ガンガン上がってハーフラインをとうに越え、どこまで行くんだおまえ。かっこよすぎるじゃないか!
そうだ、そうだよ、バルサは10人になっても、そして勝っていて試合終了まであと2分でも、それでも上がって行くんです。うりゃぁーっ!

かっこええ!と酔いしれて涙ぐんでいたら、ダメダメだったラ・レアルさんが最後の最後に最後っ屁をかましてやろうということで、まさかの猛攻(泣)、みるみるうちにバルサゴール前(爆)、シュートまで来たYO!しかも枠内、すみっこ。あわやっすね。ビクトリーな男バルデスよ、おまえは大将だ!止めてくれてありがとう。
ということで、楽な試合はないなと、あらためて思いました。

バレンシアvs.デポルティボ・ラ・コルーニャ
59歳のアングロのママさんが亡くなったっちゅーことで、こないだのパパプジョルさんもそーですが、50代で天国行くのはちょと早いなぁ、寂しいなぁ、と心配していたアングロが前半10分で先制!これぞ、ママに捧げるゴール。感動だぞ。
38分にはビジャがPKを決めて、完全なるシミュレーションの餌食になって退場したファンマがちょっとかわいそうでしたね。ビジャのPK職人ぶりはすごいっす、成功率が余裕で9割を超える、ホンモノの職人っす。
そのビジャが、後半30分にはGKをかわしてしっかり流し込み3-0、最後はウーゴ・ビアナの胸パスをビセンテが自分で撃ってこぼれたのを自分で押し込み4点目。
怪我人10人で4-4-2で1チームつくれるなと思っていたバレンシアさん、さすがに最近は勝てなくなってたけど、それでも前線は残ってたし、怪我人戻ってきたら止められない強さで復活するだろうと、そりゃ覚悟はしてましたが、これほどまでに強いとは(笑)!
ホアキンも"ホアキンらしい"ライン際のやや強引なドリブルロングランが復活。ビセンテもビジャも、怖いくらいキレキレで、これから怪我人が続々復帰だからな、今の9位から追い上げて首位争いまで手が届くはずっす。よかったっすね、怖いんだけど。

ついでにセビージャvs.マドリーですが、カヌーテは大将だと、チェバントンのオーバーヘッドも凄かったと、めちゃめちゃ速い、すごい迫力の試合だったなと思いました。2-1、マドリーさんには負けていただいて、これはありがたいっす(笑)。おもしろかったっすねー。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:57| Comment(10) | TrackBack(7) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
yusakuです。

聖職者が退場…うーん(笑)。彼も人の子なんですね。
小さいオッサンはフランクりんも絶賛の素晴らしー活躍でしたが、僕、ベレッチを必死で応援しちゃいました。だって、サン・ドニで決勝ゴール決めて頚の皮一枚繋がったけど、今シーズン、予想通りのこの扱い(涙)。
頑張れー。

このスタメンって、トヨタカップの予行演習…なんでしょうか。
Posted by yusaku at 2006年12月11日 23:14
シャビのゴールなんてあれ絶対オフサイドじゃなかったですよね!あれはないよなー!でも線審が左足ひねったときの観客のすんごい盛り上がり方!お客さんは正直ですねぇ。
まーるもグッディ応援します♪きっとね、泣きたい気持ちで家に帰った・・つーか、時には泣きながら家に帰ったりもしたんじゃないかと思うとこっちが泣けてきますけどね(涙)よく頑張ったなぁと。尊敬しちゃいます。
ホント楽な試合なんてなくて、みんなは大変なわけだけど観てる方は面白くて。有難いことですね〜♪
Posted by まーる at 2006年12月11日 23:32
テュラさんの上がりは凄かった!
あんなのユーヴェじゃ見たこと無いっす!!
あんな事も出来るのか!?
て世界が驚いたはず。
それ以上に相手チームは驚いたでしょうねぇ。
「あれ?エトーは怪我してたはz・・・いやっテュラムだ!」て感じで(笑)
トヨタ杯でも是非是非見せてもらいたいです^^

 バレンシアは凄かったですね。
やっぱあれだけドリブラーが揃ってるチームは面白いですよ!
ホアキンはまぢでキレキレです。
あんなのどうやって止めるんだかw
ビジャはあんなにPKうまかったんですね。知りませんでした。
ビセンテはこのゲームも凄かったですが、まだ上ある感じがしました。
まぁトップコンディションに持って行くのは2月のCLでしょうから、
この段階でそこまで求めるのは厳しすぎなんでしょうけど^^;;

 あ、そういや話は違いますが、
今日の全北現代×クラブアメリカのゲームに
ライカーとニースケンスがしっかり偵察にきてましたね^^
途中で「これはどっちが勝ってもバルサ敵じゃないな」と思ったのか
前の座席の背もたれに右足のっけて超リラックスな感じで見てました(笑)
それにしてもニースケンスは相変わらず顔色が・・・(爆)
Posted by KEN at 2006年12月12日 00:27
yusakuさん
シウビーニョも人の子でした。でも実際には"疑惑の判定"っちゅーくらいに厳しすぎたと思います。

> 小さいオッサンはフランクりんも絶賛の素晴らしー活躍でしたが、僕、ベレッチを必死で応援しちゃいました。

おっさんの輝きようはものすげーな。かっこええ。
ベレッチを応援する気持ちもわかるー。ちょっと今の状況じゃかわいそうだよなぁ。ベレッチのこともね、さるお大好きなので、少し心配してます。

> このスタメンって、トヨタカップの予行演習…なんでしょうか。

うーん、どうなんだろう。"予行演習"なんていうと余裕ぶちかましてるみたいっすけど、すんごい危なかったっす(笑)。
でもとにかく、トヨタ見越して組んでるって、あるよね。
Posted by さるお at 2006年12月13日 06:58
まーるさん

> シャビのゴールなんてあれ絶対オフサイドじゃなかったですよね!

はい!断言です。
グッディのもさ、ぎりぎりオンサイドはとにかく旗上げとけみたいな、そんな感じだったんじゃねーか、あの野郎。

> 線審が左足ひねったときの観客のすんごい盛り上がり方!

あれはカンプ・ノウが"ひねらせた"わけで(笑)、カンプ・ノウってすごい、そう思いましたね(爆)。

> 泣きたい気持ちで家に帰った・・つーか、時には泣きながら家に帰ったりもしたんじゃないかと思うとこっちが泣けてきますけどね(涙)

解説(実況?)さんがこれ言ってるの聞いてね、なんだかグッディに申し訳ないような、哀しい気持ちになって泣いたよぅ。さるおはグッディをずっと愛してるぞと、強く思いました。よくがんばったよね。
Posted by さるお at 2006年12月13日 07:04
KENさん
ちゅらさんの上がり、ほんとに世界が見とれたはず!
ユーベはほら、かたくなに伝統の戦術を守っちゃってるからね(汗)、ミランやインテルが変容しようとしている今でも、だから、ユーベであそこまでの独走はなかったっすよね。これでちゅらさんもバルサの子、完成形も近いんじゃないかと思うなー。

> トヨタ杯でも是非是非見せてもらいたいです^^

あー、ステキ。すげー観たい。かっこええだろうな、走るちゅらさん。

> ホアキンはまぢでキレキレです。
> ビジャはあんなにPKうまかったんですね。
> ビセンテはこのゲームも凄かったですが、まだ上ある感じがしました。

嬉しいやら怖いやら、バレンシアもなんだかんだ揉め事が絶えないっすけど、底力はすげーな。

> ライカーとニースケンスがしっかり偵察にきてましたね^^

来てたねー。楽しそうに、たぶん超リラックスして(笑)観てたなぁ。ニースケンスはメモ片手に、でもぜんぜん書いてる様子ねーし(爆)。
Posted by さるお at 2006年12月13日 07:51
>これでちゅらさんもバルサの子、完成形も近いんじゃないかと思うなー。

まさに円熟期って感じですよね!
なんたって居るだけでゲームが落ち着きますから。
存在だけでディフェンスしちゃってます(笑)

>かっこええだろうな、走るちゅらさん。

ですよねぇ。出来れば2〜3人抜いていただいてペナルティエリア外あたりからどかーんとシュート撃って頂きたいなぁと思ってます。

>底力はすげーな。

やっぱ強いチームとそうじゃないチームの差って最終的にはそこですよね。
土壇場で後がないってなった時に何時も以上の力が発揮できるチームはやっぱ生き残ります。

>ニースケンスはメモ片手に、でもぜんぜん書いてる様子ねーし(爆)。

多分あれは外側から見るとメモですが、
中身は漫画とか週刊誌かと・・・(笑)
Posted by KEN at 2006年12月13日 18:49
KENさん

>> かっこええだろうな、走るちゅらさん。
> 出来れば2〜3人抜いていただいてペナルティエリア外あたりからどかーんとシュート

トヨタ準決ではちゅらさん出なかったなぁ。残念だよぅ、観たかったのに。
決勝では出してほしいっす、で、じゃんじゃん止めてじゃんじゃん上がって、魅せてくれー。

> 外側から見るとメモですが、中身は漫画とか週刊誌かと・・・(笑)

そ、そーだったか。勉強家でエライと思ってたのに(ほんとか)、ちくしょう(笑)。
Posted by さるお at 2006年12月16日 07:49
ちゅらさん見れなかったですねー
ホント見たかったです。
他にもドスサントスやクロッサスも見たかった。
そう考えるとバルサはクラブ杯を結構固定メンバーで戦ってたんですね。
Posted by KEN at 2006年12月19日 00:08
KENさん

> バルサはクラブ杯を結構固定メンバーで戦ってたんですね。

そーなのよー!バルサってさ、ローテーションがじつはうまくいってないよな。これね、最近気になってるんだわ、さるお。
Posted by さるお at 2006年12月23日 08:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

ラーション的生き方/バルサ 対 レアル・ソシエダ
Excerpt: = 思い出は美しいままに = ラーションのバルサへの思い、これからの生き方、男はこうあって 欲しいものだと思いました。 いくつかの選択肢があって、どちらにも進めるとしたら、何を基準に ..
Weblog: 活字は絵空事の足あと
Tracked: 2006-12-12 00:03

14節 レアル・ソシエダ戦
Excerpt: 1−0でバルサ辛勝。 内容的にはかなり攻めており、何度かゴールでもよかったと思えるシーンもあったため実際のところそれほど冷や冷やする試合ではなかったが… バルデス君のロスタイムのファインセ..
Weblog: 私の愛したサッカースター(仮)
Tracked: 2006-12-12 01:09

【1日遅れ!】La Liga JORNADA 14 対R.ソシエダ戦
Excerpt: 「今日は1点だけで十分十分」。 またもやこの10番が決めてくれた。 まぁ放送が1日遅れになった試合について長々触れません!(WOWOWのアホ〜〜〜!!) スコアは1-0。 であるけども、ついさ..
Weblog: えあっちのDiarioでぽるて
Tracked: 2006-12-12 02:19

La Liga:第14節 FCバルセロナ−レアル・ソシエダ
Excerpt: FCバルセロナ 1−0 レアル・ソシエダ ミッドウィークのブレーメン戦、前半は今季最高のバルセロナでした。消耗も気になるところですが、この後はさらにハードスケジュール。リーガはソシエダ戦です。 ..
Weblog: The Lump of Curiosity : Blog
Tracked: 2006-12-12 09:06

第14節 バルセロナ×レアル・ソシエダ
Excerpt: 全体的にはゆる~い試合でしたが、 最後の方は同点になるんじゃないかとドキドキでした。 V・バルデスは最後の最後でよく守ってくれましたね! 好き放題やってた時間帯もあったのにねえ。 プジョルの前半早々..
Weblog: Puyol部屋
Tracked: 2006-12-12 21:58

バルサvsレアル・ソシエダ。
Excerpt: バルサ来日前のリーガ第14節。いまだ白星なしの、どうした?ソシエダをカンプ・ノウに迎えます。           ロニー      グジョンセン       ジュリ        ..
Weblog: 続・アーセナルvsバルサのCLファイナルを願う!
Tracked: 2006-12-12 23:44

[バルサ/リーガ第14節:レアル・ソシエダ戦]来日直前
Excerpt: 12月9日(土) FCバルセロナ 1−0 レアル・ソシエダ @カンプノウ 1-0 Ronaldinho 59' asの試合結果 トヨタカップ前の試合ということで、勝って勢いを..
Weblog: バルサンガ日記
Tracked: 2006-12-13 20:57
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。