2006年12月28日

Harry Potter and the Deathly Hallows について考える(2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ハリポタ7について考えてみたいです。
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

『DH』はどーゆー話になるのか。すでに6冊の本の中で語られていることとJoがインタビューなんかで"予告"していることをもとに、できるだけたくさん手がかりを集めてみて、じっくり考えたいと思います。

●6巻と7巻は一続きで、共通のテーマはa choice between what is right and what is easy.
●1997年7月から1998年6月までの1年間について書かれる
●ハリーはホグワーツ7年生
新しい校長、新しいスリザリン寮監、新しいDADAの先生が必要(格上げで対応するならTransfiguration Masterとグリフィンドール寮監と副校長も必要)
●クィディッチのゲームはもうない
●ハリーは17歳の誕生日前に、もう1度だけダーズリー家に帰る
●ハリーはビル・ウィーズリーとフラー・デラクールの結婚式に出席する
●ハリーはGodric's Hollowを訪ね、そこからHorcrux huntを始める
●Godoric's Hollowはゴドリック・グリフィンドール縁の場所
リリーの重要なヒミツがわかる(ハリーが結局やらなければならないことと密接)
●リリーの杖の特性は大事
●ジェームズとリリーのとても重要な職業がわかる
ハリーの瞳の色と、それがリリー譲りだということはとても重要
●ハリーのじーちゃんばーちゃんについて語られる
ジェームズとリリーがGodric's Hollowで殺された夜、ヴォルディの横には誰かいたのかどうかがわかる
●ハリーの傷跡の意味がわかる(傷跡の"形"は最重要ではない)
●ハリーはもう1度タイムトラベルするかもしれない
予言の"either must die at the hand of the other"の意味がわかる
●ペチュニアについてのあることがわかる
ダンブルドアからペチュニア個人に宛てた手紙の内容(Remember my last.の本当の意味)がわかる
●ディメンターに襲われたとき(『OotP』)ダドリーが何を見たかがわかる
●珍しいことに、誰かが魔法を使えるようになる(マグルが魔法を使えるようにはならないし、ペチュニアさんはスクイブではない)
●ピーター・ペティグリューの居場所と何をしようとしているかがわかる
ピーター・ペティグリューはハリーに恩(life-debt)を返す
●レストレンジは"予言を知って"ネビル家を襲撃したわけではない
●ハリーとロンは『Hogwarts, A History』を読まない
ホグワーツ創設者4人についてさらに語られる
●グリンデルワルド(Grindelwald)について語られる
シリウスがなぜ死ななければならなかったかがわかる
●かつてシリウスとジェームズが使い、シリウスがハリーに渡したtwo-way mirrorが役に立つ
●シリウスが再登場するかもしれない(どんな形態かは不明)
●シリウスのflying motorbikeに何が起きたか、今どこにあるかがわかる
●シリウスとスネイプの間の秘密がわかる
スネイプについて、おどろくべき展開になる
●スネイプの恐れるもの(ボガートが化けるもの)と最も幸せな経験(パトロナスに必要)がわかる
●スネイプは愛されたことがある
アバフォースが登場し、アルバス・ダンブルドアの家族背景がわかる
ダンブルドアの左膝の傷跡(London Underground)を見る
●『GoF』でヴォルディがハリーの血を使ったと聞いたときの、ダンブルドアの勝ち誇ったような表情(The gleam of triumph)の意味がわかる
●『OotP』魔法省内でダンブルドアがヴォルディに使った呪文が何かわかる
●twelve uses of dragon's bloodがわかる(うち1つはオーブンクリーナー)
●ジェームズの透明マントをなぜダンブルドアが持っていたか、これは非常に重要
●死んでゴーストになる人とならない人の違いがわかる(I can say that the happiest people do not become ghosts.)
●リタ・スキーター(未登録アニメーガスのカブトムシ)にはまだやらなければならないことがある
●ヴィクター・クラムが出てくる
Grawpが役に立つ
ドロレス・アンブリッジがまた大変な目に遭う
●ウィーズリー家のクルマ(Ford Anglia)が出てくる
●ウィーズリー家の人々は、ある裏切りから家の秘密を知る
●ハリーのクラスメイトのひとりはホグワーツの教員になる
●最終章は生き残った人々のその後について
●『DH』最後の単語は"scar."

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 12:54| Comment(24) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さるおさんこんにちは。今日で仕事納めでばたばたしているのに、つい覗いてしまったらいっぱい書いてあって一人コーフンしております。
たくさんの中から選ぶのは難しいけれど

>●スネイプの恐れるもの(ボガートが化けるもの)と最も幸せな経験(パトロナスに必要)がわかる

>●スネイプは愛されたことがある

この二つの真実が分かった時なんだか切なくて泣いてしまいそうな予感が今からします。(切ない話かは根拠はないのですがスネイプさんの過去って暗いだけじゃない悲哀ちっくな感じがするんです)
後はペチュニアさんがらみの事とウィーズリー家がどうなるのでしょう。

しかしこれが出たら原書で読もうとしているのに今気がつきました(泣)こんなに複雑なことが読み取れるのでしょうか、不安になってきました。あと10ページ位で1巻
終わります。昨夜はハリーが医務室でDDと話している所までで寝てしまいました。
あと4日ガンバりまーす。

来年はいよいよ最終巻発売の年でますます
さるおさん頼みの一年になりそうです(笑)来年もよろしくお願いします。
Posted by みかりん at 2006年12月28日 15:02

ハリ-が、タイムトラベルするとしたらジェ-ムズとリリ-が死だ日なのかな?と、ちょッと想像しちゃぃました。

Posted by ラピ at 2006年12月28日 21:31
こんなに謎かけが仕込まれていたのですね。
改めて文字にしてもらうと驚愕です!Joもすごいけれど
さるおさんもスゴイ!!
こんなに内容が多いならページ数もすごいんでしょうね。
楽しみと憂鬱が怒涛のように押し寄せてきました。
Posted by マーガレット at 2006年12月28日 22:12
このリストを読むだけでわくわくします!!
いつも気になっていたんですが、さるおさんは言葉(英語)だけでなく、背景の文化もきちんと理解していますよね。それだけで物語がぐっと深く楽しめるんでしょうね。
知識などの積み重ねって大事だなあ・・・と感じました。

Posted by SCH at 2006年12月29日 01:45
フラーが再登場しているのに、クラムが出てこないのはおかしいと日々思っていたので彼の再登場のことが書かれているのを読んだときは思わず「ヤッター!」と叫んでしまいました(苦笑)
素晴らしい情報をありがとうございます。
Posted by ルイ at 2006年12月29日 23:07
 これからさるおさんのまとめてくださったのを読みながら、妄想を膨らませたいと思います。
 さるおさん、本当にありがとうございます♪
Posted by sinobu m at 2006年12月30日 16:52
みかりんさん

> この二つの真実が分かった時なんだか切なくて泣いてしまいそうな予感が

うんうん、それにさ、これには根拠があると思います。DDがね、「スネイプさんは自分がしてしまったことに気づいて、どんな思いをしたか、どれほどの苦しみだったか、キミにはわからないだろう」って言うシーンがあるもんね。悲哀、まちがいなし。
スネイプは愛された。その女性を巡って、同級生と対立した、そして、殺されそうになった、ウェアウルフに。たとえばそんなこともあったかもしれません。

ペチュニアさんもね、興味あるなぁ。彼女はすごく美味しい役割のような気がしちゃうんだもん。

原書で、一緒に読みましょう。だいじょうぶ、読めるから。

ということで、年内『PS』完読、終わったかい?
よいお年を、楽しく迎えてねー。
Posted by さるお at 2006年12月31日 22:57
ラピさん

> ハリ-が、タイムトラベルするとしたらジェ-ムズとリリ-が死だ日なのかな?

そうだよね、そこにこそ、重要なヒントがあるはずだもんね!
Posted by さるお at 2006年12月31日 22:58
マーガレットさん

> 楽しみと憂鬱が怒涛のように押し寄せてきました。

わかるわかるー。謎の答えが知りたいから楽しみ、だけどこれが最後かと思うと、寂しくて泣きそうっすよね。
Posted by さるお at 2006年12月31日 23:00
SCHさん
さるおはそんなにできないっす(泣)。言葉もだし、背景の文化なんてやっぱりわからんです、想像することはできるけど。ほんとに、文化を肌で感じて知っていたら、もっともっと楽しいのかもしれない、そう思います。そーゆー意味では、誰かいろいろおしえてくんないかなぁと、いつも思ってるなぁ(笑)。
Posted by さるお at 2006年12月31日 23:04
ルイさん
クラム好きっすか!さるおも好きー。

> フラーが再登場しているのに、クラムが出てこないのはおかしい

それはそうっすね、鋭いな。
クラムはなんとなくダークな役どころに落ち着くんではないかと思うんだけど、どうかな?
Posted by さるお at 2006年12月31日 23:08
sinobu mさん
妄想膨らんでるかい?
来年もまた、ハリポタを大いに語ろう。よいお年を、楽しく迎えてねー。
Posted by さるお at 2006年12月31日 23:10
はじめまして!
いつも読み逃げしていたのですが、勇気を出して初めてのコメント、残してみます。(さるおさんの隠れファンの一人です。笑)

私も7巻の発売を心待ちにしていて、さるおさんの「まとめ」を見て更にワクワク度が増しました。
でも、今回の発売が最後・・・、複雑ですね。

そんな私は、7巻発売までに原書6冊を読み終えるのが今の目標です。(数年前に一度挫折;今も英語力乏しいので、読み終えられるか心配なのですが;)

今後も、さるおさんのブログを楽しみに、そして後押しされていきたいと思ってます。
どうぞよろしくです。
Posted by aiai at 2007年01月06日 20:58
aiaiさん
明けましておめでとうでござるー。来てくれてありがとうね。嬉しいぞ。
隠れファンだなんて言わないで、キミも今日からスタメンのよい子だNE!

> 今回の発売が最後・・・、複雑ですね。

ほんとに。正直さみしいっす。今までずっとハリーと一緒にがんばってきたのに、冒険が終っちゃう。もっと一緒に大きくなりたいのになぁ。
でも、Joがハリポタを生み出す時代に居合せていることは幸せっすね。本当に楽しい。

原書は今どこまで進んでるのー?

今年は一緒にハリポタ語ろう!どうぞよろしくお願いします。
Posted by さるお at 2007年01月09日 01:03
さるおさん、こんにちは。今日から仕事始めです(遅!)年末は1巻読み終えました、無事に目標達成です。次は夏までに2巻がんばります。6巻までといきたいですが無理そうなので最終巻発売が近づいたら訳本で復習して挑みたいと思います。それでは今年もよろしくお願いします。
Posted by みかりん at 2007年01月09日 10:13
みかりんさん
お仕事始め、おつかれさまっす。

> 夏までに2巻がんばります。

そうだね。夏までに『CS』、いいペースだな。また応援してるので、ふんばってください。

で、今年も一緒にハリポタ語ろう!どうぞよろしくだぞ。
Posted by さるお at 2007年01月09日 19:24
原書は、1巻を昨日(笑)から読み始めて、現在チャプター3の終わりくらい。

このあたりは、2度目(いや3度目かも?汗)なので、自分なりにまずまずなペースだけど、今後どうなるやらです。

知らない単語を全て調べまくると1冊に1年以上かかりそうなので、気になる部分以外は雰囲気だけで読み取ってます。(日本語版は6巻まで読み終えていて、映画も一応見終わってます。)
いつかは、じっくりと細かいところまで読んでみたいんだけど、その頃にはきっとさるおさんが解説本を執筆して出版していることでしょう。(期待♪)

メイン(?)のブログは別にある(子供中心の内容で。)のですが、自分メインでリンク先のブログに経過をメモっていこうと思っているので、時々叱咤激励してやってね。
Posted by aiai at 2007年01月13日 16:33
aiaiさん

> 1巻を昨日(笑)から読み始めて、現在チャプター3の終わりくらい。

そこまでは1度読んでいるとはいえ、いいペースっすね!

> 気になる部分以外は雰囲気だけで読み取ってます。

さるおもそうだよ。同じやり方で読んでます。知らない単語はいっぱいあるけど、どうせ呪文なんか造語だからネイティブだって雰囲気で読んでるはずだしさ、気にしないでずんずん読む。大筋さえつかんでイメージがわけば、だいじょうぶ、迷わないと思います。

> その頃にはきっとさるおさんが解説本を執筆して出版していることでしょう。(期待♪)

いいかげんな妄想本で、まじめなマニアから怒られそうっすね(泣)。

> 時々叱咤激励してやってね。

おう!遊びに行くぞ。楽しみに読みまーす。
Posted by さるお at 2007年01月15日 18:35
●ダンブルドアの左膝の傷跡(London Underground)を見る

これはダンブルドアが生きてる証拠にならないすか?
Posted by elk at 2007年03月14日 14:42
elkさん
ダンブルドアが生きてる証拠に、ならないとは言い切れない。可能性はあるよね!でももしかしたら、肖像画の中で見るのかも?
Posted by さるお at 2007年03月16日 19:03
そうですよね・・・
タイムトラベルで見るのかもしれないですしね。
Posted by elk at 2007年03月16日 20:33
elkさん
タイムターナー。そっか、それもあるね。
あるいはペンシーヴかも!
Posted by さるお at 2007年03月18日 23:59
ペンシーヴ…。邦訳でいう「憂いの篩」ですか。
ダンブルドアは傷をどこで受けたんでしょうね?グリンデルワルドと戦った時でしょうか。
もしペンシーヴ、憂いの篩で見るのだとすると、傷を受けた事が「憂い」?それともグリンデルワルドを倒す事が「憂い」になったんでしょうか。

そうだとすれば。

「殺し」が「悪」なので嫌な思い出になった、といってしまえばそれまでですが、もしかしてグリンデルワルドはもともといい奴だったけど、ふとした事で闇に堕ちた、って事にならないでしょうか?

……。

なんだか妄想が爆発してしまったようです。すいません。
長文失礼しました。
Posted by elk at 2007年03月19日 21:32
elkさん

> グリンデルワルドと戦った時でしょうか。

なんかさ、"戦った時"じゃないみたいな気しない?形がさ、まるで携帯地図だし(笑)。でもロンドンのチューブで迷子になってローブめくって膝見てるなんて変だから、ロンドン市内に密かに配置してあるすごく重要な何かの地図かな。

> 傷を受けた事が「憂い」?それともグリンデルワルドを倒す事が「憂い」になったんでしょうか。

そっか。そーゆー考え方しないといけないのか。
グリンデルワルドが闇に堕ちた元善人なら、たしかに憂いっすね。なるほどー。
Posted by さるお at 2007年03月26日 14:24
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック