ハリーのママさん、リリー・エヴァンスの元カレを考えてみます。けっこう大事だと思うので。
『GoF』でハリーが初めてペンシーヴ体験をした直後、ダンブルドアの記憶の中の若かりしバーサ・ジョーキンズ(本によれば"16歳くらい"の)が登場してこう言います。
"He put a hex on me, Professor DD, and I was only teasing him, sir, I only said I'd seen him kissing Florence behind the greenhouses last Thursday..."
さるお訳:校長先生聞いてー、ワタシ、木曜日に彼が温室の裏でフローレンスにチューしてるの見ちゃって、そんだけだって言ったのに、彼、ワタシに呪文かけたのー。
"he"とは誰か、"Florence"とは誰か。
フローレンスという名前の魔女はとりあえず登場していないと思うので、これがニックネームだとすると、ファーストネームに"花の名前"を持つ女子かな。
※ちなみにハリポタに登場する花の名前(とその類似)はこれだけあります!
(Arabella Figg / Firenze / Fleur Delacour / Lavender Brown / Lily Potter / Madam "Poppy" Pomfrey / Magnolia Crescent / Moaning Myrtle / Narcissa Malfoy / Pansy Parkinson / Petunia Dursley / Privet Drive / Remus John Lupin / Rose Zeller (『OotP』時に1年生のハッフルパフ生) / Violet (Fat Ladyと仲良しのポートレートの魔女) / Wisteria Walk)
さて、残念ながら登場人物の誕生年に関する情報は、ちょっと曖昧なんですが、ざっと情報を探してわかる範囲だと、バーサ誕生は57-58年、ナルシッサ・ブラックはその数年前(55年)に生まれてます。バーサがこの"記憶"当時16歳だとすれば、ナルシッサはすでに卒業してる可能性があります。ブラック家の女子なのに星の名前ではなくて花の名前(あるいは少年の名前)、彼女は異質で気になりますが、時期的に、フローレンスがナルシッサの可能性は低そうです。
こうなるとやっぱ、リリーっすね。フローレンスといえばやっぱり百合の花。
主要人物のセブルス、リーマス、リリー、シリウス、ピーター、ジェームズは58-60年生まれで、バーサと同い年〜2つ下だから在籍してます。
ダンブルドアがペンシーヴに保管しておく記憶に"重要でないモノ"があるとは思えないから、この"チュー事件"はキーパーソンにまつわるモノだろうと、思える。"he"もこの中にいます。
ジェームズとリリーがつきあい始めるのはホグワーツ時代の終盤。それ以前は、「つきあってくれたら、もう絶対スネイプいじめはしない」というジェームズに、リリーは「あんた最低、やなこった、ぶー」と"本当に嫌そうに"(笑)答えているので、この時点ではジェームズを除外できると思います。(このやりとりが伏線で、お互いに本心だった場合、後にリリーがジェームズとつきあいはじめたのは"セヴルスを守るため"だったことになってしまうけど!)
次にちょっとさるおが気になっているリーマスについて考えてみます。
彼は"誰かを呪う"キャラではないっすね。若いころはあんまり考えてなくて、いじめを傍観してしまった、オトナになってからそのことを悔いるくらいだから、基本的にこの人は優しい。自分もウェアウルフだから迫害される者の気持ちがわかるし、ウェアウルフという事情を持ったまま、片思いはできても、チューは難しいっす。可能性低い。
ただし、映画『PoA』に登場する『DH』の予告映像の場面その2によれば、"he"がリーマスである可能性は急上昇っす。リーマスが"誰かを呪う"キャラでないなら、"He put a hex on me"の彼と、"I'd seen him kissing Florence"の彼が、同一人物でなければいいわけです。(前者がシリウスになるとか)これについては別の記事で、"まったく異なる可能性"とともに深く掘り下げてみたいと思っています。
そしてピーターは、"シリウスの腰巾着"だった子。女子とチューするためにこそこそと単独行動したとは思えません。
ということは、とりあえず消去法で、"he"はセヴルスかシリウス。
なぜ"とりあえず"なのかは、別記事にて、"まったく異なる可能性"を書いてみますね。
とりあえずセヴルスとシリウス、ともにhexの達人っすね(笑)。セヴルスは"HBPの教科書"に発明した呪文をメモりまくり、シリウスは天才肌でどちらかといえばいじめっこ。どっちだろう?
さるおがここで考えるのは、バーサがどの寮に属していたかです。
シリウスは、バーサのことをこう思っています。
"Listen, I knew Bertha Jorkins, she was at Hogwarts when I was, a few years above your dad and me. And she was an idiot. Very nosy, but no brains, none at all."
"Well, maybe she's changed since I knew her, but the Bertha I knew wasn't forgetful at all―quite the reverse. She was a bit dim, but she had an excellent memory for gossip. It used to get her into a lot of trouble; she never knew when to keep her mouth shut."
さるお訳:バーサは自分たちよりちょい上で、ホグワーツで一緒だった。何にでも首突っ込んで頭はからっぽ、それだけの子だったなー。ゴシップ好きで、おしゃべりで、いつも問題起こしてたなー。
もしもフローレンスがリリーだとすれば、リリーをニックネームで呼ぶのはグリフィンドール生か、ハッフルパフ生か、レイヴンクロウ生だろうと思います。が、シリウスの言う"no brains"が本当ならば、レイヴンクロウ生ではない。
(ナルシッサをフローレンスと呼んでいるのであれば、バーサはスリザリン生)
つまりバーサは、グリフィンドールかハッフルパフのどちらかに属していたと思われます。
そして、セブルスが呪ってやろうと考えていたのは、基本的には"自分をいじめる相手"だったろうと思います。つまり、シリウスとジェームズ。あるいは、仲の悪いグリフィンドール生。
一方、シリウスにとって、呪ってもいい相手はスリザリン生の可能性が高い。
こう考えていくと"he"はセヴルス・スネイプだろうと思われます。
では、同じくペンシーヴに保存されていたスネイプいじめのシーン(『OotP』)を見てみます。ここでのセヴルスは15歳か16歳ということになっているので、誕生年から考えると、バーサの告げ口から最大で2年が経過しているはずです。
DADAのテストが終わって校舎から出てきて、主にジェームズが"Snivellus"をいじめていると、正義の味方リリーさんが颯爽とあらわれて(笑)「スネイプに手を出すな」と、かっこええことになる。で、「スネイプいじめをやめる代わりにつきあってくれー」「あんた最低、ぶー」という会話になる。
そして、ジェームズが"you're lucky Evans was here, Snivellus"(正義の味方エヴァンスさんのおかげでたすかったな、へっへっへ)と言い、セヴルスが"I don't need help from filthy little Mudbloods like her!"(穢れた血のたすけなんか要らんもん!)と答え、シリウスは黙って見ていて"Reading between the lines, I'd say she thinks you're a bit conceited, mate,"(彼女はおまえのことちょっとうぬぼれてると思ってたりして。嫌われちゃったね、あはは)となります。
一見、たすけてもらっておいて"Mudbloods"はねーだろーと思います。つい最近まで、少なくとも2年前はチューする関係だった女子に向かって、こりゃひどい。
しかーし、もし"he"がシリウスで、大親友のジェームズが恋の相手"シリウスの元カノ"の前でかっこつけまくっているときに、知らんぷりしていたんなら、これはこれでさらにひどいっすね。チューする関係だった自分の元カノをまるでイノセントに口説きまくる親友、それを冷ややかに見ていて、「オレは彼女をモノにしたけどおまえは無理だったなー、嫌われちゃったね、あはは」というのは、"親友を裏切るくらいなら死んだほうがマシ"なシリウスらしくない。あるいは大親友のジェームズなら、リリーとつきあってくれてもいいやと、そう思ったかもしれませんが、やっぱりこれはこれでシリウスの裏切り感は拭えません。
シリウスは、バーサのことを"she never knew when to keep her mouth shut."(おしゃべりめ)と思っていた。これまた一見、リリーとのチューを言いふらされたシリウスが、バーサを嫌っているのだとも思えます。でもそうなら、ジェームズもその噂を聞いていたはずです。リリーちゃんをかっこつけて口説きまくる俺、それを間近で見ているリリーちゃんの元カレ、そいつは俺の大親友。なんだそれ。ありえなくはないですが、なんだそれ。
ということは、やっぱり"he"はセヴルス・スネイプではないか。
人気者のリリーちゃんとチューまでいったけど、自分はいじめられっこで、不釣り合いで、彼女にいじめから守ってもらう俺ってどうよ(大泣)、しっかりしろ俺、と思ったらついつい"Mudbloods"なんて言っちゃったし、ほんで人気者のポッターにとられて、あーもー憎たらしい。あいつらのガキをいじめてやろう、いっしっし、とか思うけど、やっぱ俺にはリリーちゃんしかいなくて、なのに俺のせいでリリーちゃん死んじゃって、やっぱりあいつらのガキ、じゃなくてリリーちゃんの忘れ形見を守ってやろう。
これならセヴルス・スネイプが、ジェームズ・ポッターを憎み、ハリーを憎み、同時にハリーを守る理由が説明できる。
"Professor Snape made a terrible mistake. He was still in Lord Voldemort's employ on the night he heard the first half of Professor Trelawney's prophecy. Naturally, he hastened to tell his master what he had heard, for it concerned his master most deeply. But he did not know - had no way of knowing - which boy Voldemort would hunt from then onwards, or that the parents he would destroy in his murderous quest for power were people that Professor Snape knew, that they were your mother and father ... You have no idea of the remorse Professor Snape felt when he realized how Lord Voldemort had interpreted the prophecy, Harry."
さるお訳:スネイプ先生はひどい過ちを犯した。・・・スネイプ先生がどれほど後悔したか、キミにはわからないだろう、ハリー。
愛する女性を、ヴォルディに売ってしまった。憎んではいたけれど、かつて自分の命を救った男も、ヴォルディに売ってしまった。自分はなんと恐ろしいことをしてしまったのか。んも〜、しょーがないな、ヴォルディをやっつけるために、ダンブルドアと一緒に、自分も命がけでふんばるか。
これが、セヴルス・スネイプさんの奥深くに流れる悲劇の姿なのではないか。そう思います。
さてさて、ダンブルドアがペンシーヴに保管しておく記憶に"重要でないモノ"があるとは思えない、と書きました。バーサの記憶を保管することにした"本当に重要な"理由って何かな?
"But why, Bertha, why did you have to follow him in the first place?"
さるお訳:なぜなんだバーサ、どうしてキミは彼のあとをつけたりしたんだ?
ダンブルドアが哀しそうに言ってます。
心ゆくまでさるお、もんち!
ふむふむ、なるほどねーと思いながら読ませていただきました。
と、同時により7巻を読む興味が増しました。
謎は、きっと解明されますよね?
・・・にしても、さるおさん訳のハリー・ポッターを全編読んでみたいなぁ。(真剣。笑)
訳・・・、素敵過ぎ。
こんな時間なのに、リリーの発言(注:さるおさん訳)に噴出しそうになりました。
原書、頑張って読み進めます〜。
> 謎は、きっと解明されますよね?
うん。そう思う。
さるおね、リリーを取り巻く男子たちって、いろいろ複雑なドラマになっちゃってるんじゃないかと思うんだよなぁ。
> さるおさん訳のハリー・ポッターを全編読んでみたいなぁ。(真剣。笑)
ナントカっていう翻訳の人の本は、ハリポタ江戸バージョンだと思っているさるおです。
が、さるおの訳本も、おかしなコメディに仕上がること間違いなしっすね(涙)。
> リリーの発言(注:さるおさん訳)に噴出しそうになりました。
大反省だYO!ぶー。
>なんだそれ
最高〜!リリーさんにはたくさんの秘密がありそうですね。7巻で自分がどれくらい衝撃を受けるのか楽しみです。
あと個人的にはマクゴナガル先生も気になってます。HP読んでてアレ?って思ったことがあったので・・
ただ、スネイプがりりーに惚れ薬を飲ませてですが 笑
悪巧みを見られて、しまった!!と思ったスネイプがバーサに呪文をかけたのかと・・・笑
闇1
バーサに見られて恋が終わってしまったのかな?それが、スネイプを闇の世界に向かわせない砦が無くなった瞬間だったかも(何か日本語おかしくない?)、それで、ダンブルドアは哀しそうだったのかな〜?
私も、さるおさんの訳で読みたいです!江戸とは言わないけど昭和臭いですよね某女子のは・・
さるおさん、素晴しい記事をありがとう!
こんな風に丁寧に解説していただくと、とてもわかりやすく、なんだかごちゃごちゃの机の上がすっきり整頓されていくような(笑)
やっぱり、スネ×リリでしょうか〜
そう考えるとジェーのしつこいいじめも少し納得できます・・・ジェラシー、ですよね。
でも、リリーがスネを、というのは・・・なんで?とリリに聞きたくなっちゃいます(爆)
sinobu mさんの仰る様に愛の妙薬、「アモルテンシア」でしょうか?
でも、それじゃあ厳密には「愛された」とはいえないかな〜
そうなんですよ、さるおさんの仰るとおりJOは相反することをコメントしてます!
これも受け売りですが、'05、TLCのインタビューで、
"Has Snape ever been loved by anyone?"
”Yes,he has,which in some ways makes him more culpable even than Voldemort.who never has.Okay,one more each!"
でも私、最後の"one more each"がなんだかわからんのですが(笑)
あ、ついでにもう一個聞いちゃお(うざ)
これもJOコメントですが、
"Harry-Snape is now as personal,if not more so,than Harry-Voldemort."
このpersonalって何なんですか?
私、ひとつでも単語がわからないとそこで思考停止しちゃって(悲哀)どうかお助けくださいませです。
“How did they get together?She hated James,from what we've seen."
“Did she really? You're woman,you know what I'm saying."[Laughter]
「あなたも女なら私の言ってることわかるでしょ?」って言われてもねー、リリーの事知ってる訳じゃなし(笑)
でも、どうやらジェーのことは嫌いじゃなかったみたいですね(爆)
分らないとこは飛ばしまくって読んでみたのですが、、やっぱり分かりませんでした(寂)
英語圏の人はいいなあ、こんなにたくさんの情報をどんどん読みまくったら楽しいでしょうね。
>マクゴナガルのことで気になることが
こんにちは。
それってDD亡き後の校長室で「ハリー」って言ったかと思えばまた「ポッター」になったりしてたあたりのことですか?
私、「何だこの先生!?」と思ってたんです、あそこを読んだ時。
怪しい。
しかも、マクゴナガル先生の質問っていきなり核心を突いてますよね(驚愕)
普通だったら「ポッター」で聞き始めて最後に「ハリー」に変っていったりするんじゃないかと思うんだけど・・・
やっぱ怪しいですよね。
> わたしもaiaiさんと同じで腹をかかえて笑っちまいました〜
またまた大反省だNE!ぶー。
> マクゴナガル先生も気になってます。HBP読んでてアレ?
これはさるおも同感です。だけど、さるおなりに彼女の言動に納得している部分もあるので、えーっとこれはまた後で下に書くね、ニンフさんとのやりとりにさるおも入れてくれー。
> スネイプがりりーに惚れ薬を飲ませてですが 笑
むははー、これってちょっとさるおも怪しいと思ったー(笑)!スネイプはなんつってもクスリのエキスパートだし。
"いたずらして傲慢な"ジェームズたちが大嫌いなスネイプさんのことだから、本人はきっと規則順守なまじめなタイプだったかもしれなくて、そう考えると惚れ薬はあり得ないんだけど、黒魔術マニアなことからは"いかにもやりそう"なのが推測されますね(爆)。
ハリーが知ったら大爆発ですが、ファンが知ったら大爆笑、かもしれませーん。
> バーサに見られて恋が終わってしまったのかな?それが、スネイプを闇の世界に向かわせない砦が無くなった瞬間だったかも(何か日本語おかしくない?)、それで、ダンブルドアは哀しそうだったのかな〜?
ちくしょう、バレた、やぶれかぶれだぁーっ!ってことっすよね。ストーリーとしては充分あり得るよなぁ。それにしてもDDが哀しそうだったのには、もっともっと意味がありそうで、気になります。
> 江戸とは言わないけど昭和臭いですよね某女史のは・・
わはは!ええなー、昭和の匂い、この表現最高!
スネ×リリなら、ジェーのジェラシーは理解できるね。そーじゃないとさ、ジェー氏はただのものすごい性格悪い人みたい(爆)。ハリーですらがっかりしたように。
> ・・・なんで?とリリに聞きたくなっちゃいます(爆)
青年スネイプは、えーっと、影のあるしっぶーい男でめちゃめちゃかっこよかったとか。・・・ごめんなさい、嘘です、んなわけねー!
sinobu mさんのおっしゃったアモルテンシアはあり得るんだけど、"本当に使ってしまう"のがスネイプ的じゃないようにも思えるし・・・。それに、ニンフさんがおっしゃるように、Joの言う「愛された」にはならなくなっちゃうもんなぁ。
いや、あるいはね、スネイプを愛したのは、アイリーン・スネイプ(旧姓プリンス)でもいいんだけど。
> "Has Snape ever been loved by anyone?"
> ”Yes,he has,which in some ways makes him more culpable even than Voldemort.who never has.Okay,one more each!"
これはさるおも読んだの覚えてます。
> 最後の"one more each"がなんだかわからんのですが(笑)
覚えてるとか言いつつなんですが、たしかさるおはこの"Okay, one more each!"を、「んじゃみなさん最後の質問をどうぞ」みたいな、話題を変えるために言った関係ないことのように理解した気がします・・・うーん、あやしい。前後のやりとり、覚えてる?
> "Harry-Snape is now as personal,if not more so,than Harry-Voldemort."
> このpersonalって何なんですか?
ハリーとスネイプの関係が、より"個人的"になっているってことじゃないかなぁ。頼みの綱のDD殺されて、"個人的な恨み"という明確な関係に発展したんだよね、ハリーから見てスネイプは。つまり"個人的な恨み"で復讐する対象。
もちろんハリーはヴォルディに両親を殺されてて、それは同様に"恨み"なはずなんだけど、それでも、自分は小さすぎてよくわかってなくて、ものごころついてからHBPまでの間は"しかたなく戦ってきた"のが現状。ということは、ヴォルディはハリーにとって"選ばれし者として"成敗する対象。
やっぱり目の前でDD殺害を実際に目撃したのが、ハリーとスネイプの関係をより"個人的"にしているんだと思います。
ってゆー解釈であってるかどうかわかんないので、まだ疑問だったらもうちょっと詳しくおせーてー。
> スネイプの記事を探してたら、ジェー×リリのことも少し出てました!
> “Did she really? You're woman,you know what I'm saying."[Laughter]
> どうやらジェーのことは嫌いじゃなかったみたいですね(爆)
これについてはシリウスが指摘してるよね、本の中で(they simply got off on the wrong foot)。好きってわかってたって。
好きだからケンカしちゃったり、そーゆーことなんだろうなぁ。
窓のほうを向いてヘンな動きをしたってのもナンダロナ?状態なもんで。
スネ×リリ説有力ですが、絵的に想像がつきません(泣)美しいキスシーンはシリウスの方が希望なんですが、それじゃやっぱり「なんだそれ」になっちゃいますよね。でもなきにしもあらずな感じがどうしても残ってしまいます。好きなのに喧嘩ばかりだったり(それはロンハーもだけど)辻褄の合わなさがまさに青春ですねぇ、おばさんはうらやま懐かしい気持ちになってしまいました(哀)
同じ学校の中だけで恋愛が繰り返されていく子供ならではの狭い世界、魔法界ならなおのこと今のように他の学校の子と塾やバイトで知り合うチャンスも無く、ジニーちゃんのように学内で渡り歩くのも多々あるような。おまけにモテモテの人気者ときたらずっとお忙しいのでは?そういうお友達、私にもいましたねぇ。うらやま半分やっかみ半分、でも親友という複雑な気持ちでしたね。
『HBP』終盤のマクゴナガルさんについて、さるおなりの解釈を書いてみるね。ちょっと違うようなとこがあったらまたおしえてくれー。
> しかも、マクゴナガル先生の質問っていきなり核心を突いてますよね(驚愕)
"Harry, what happened? According to Hagrid you were with Prof. DD when he - when it happened. He says Prof. Snape was involved in some -"
これが彼女の最初の質問です。「どしたのハリー、何があったの?DDと一緒だったんでしょ?スネイプ先生も絡んでるって聞いたわよ」ですね。"ハグリッドによれば"ということは、すでに情報収集して医務室に来てる。だから核心をついていてもいいような感じがしてます。
> 窓のほうを向いてヘンな動きをしたってのもナンダロナ?状態なもんで。
> マクゴナガル先生に妙な違和感
> DD亡き後の校長室で「ハリー」って言ったかと思えばまた「ポッター」になったりして
After glancing once at this portrait, Prof. McGonagall made an odd movement as though steeling herself, then rounded the desk to look at Harry, her face taut and lined.
DDの肖像画をちらっと見て、まるで覚悟を決めるかのような(変な)動作をすると、マクゴナガルはデスクの向こう側にまわり、厳格な面持ちでハリーを見た。
さるお訳:DDの肖像画を見て「死んじまっただ」とあらためて再確認すると、マクゴナガルは「しょーがないからシャキッとせねば」と自らに気合いを入れ、デスクの向こうにまわり、厳格な面持ちで、"校長と生徒として"、ハリーと向き合った。
これでどうでしょう?
さるおはこのマクゴナガルさんの行動にあんまり違和感感じてないんだけどな。
んで、「DDと何やってたんだか言え」と迫ってみるものの、ハリーがしゃべらないので、「ポッター、言え」と、少し距離を置こうとしている。
距離には2種類あって、1つは、DDとハリーが何をしていたのか知ろうとするあまり、ちょっと威圧的な"校長先生らしい命令口調"になってる感じですね。
もう1つは、ひとりの生徒として冷静に扱おうとしている感じです。かつて、ハリーのキャリアについてドロレス・アンブリッジと喧嘩になったとき、マクゴナガルは「私にあと1つしかできることが残っていないとしたら(私の人生で最後にやれることがこれなら)、私はポッターをオーラー(闇祓い)にするわよぅ!」と、つまりハリーに残りの命を捧げるという意味合いのことまで言ってます。マクゴナガルさんは強くて優しい。だから激高すると、ハリーに命を懸けようという姿勢が丸見えになる。それを、今は冷静に押さえようとしている。そんな感じです。
さるお的マクゴナガル像はこんなだな。するとけっこうすんなり読めてしまったんだけど、どうでしょうか?
> 「昭和」でしたね、
あー、笑ける!すげーおかしい。腹痛いね。
> 「大騒ぎで伏魔殿状態」とかあったんですけど、さるおさん訳だとどうなんですか?
だめだ。腹痛い。
このおもしろすぎるのはどの部分なの?
ふくまでんって、"陰謀のうずまくところ"って意味だよね?大騒ぎで陰謀のうずまくところ状態、なんでしょーか、これ。ふくまでんって、田中真紀子さんが言わなかったら、今の子には意味不明だろうし(爆)、イギリスのファンタジーっぽくないっすね(滝汗)。
> スネ×リリ説有力ですが、絵的に想像がつきません(泣)
さるおも想像したくありません。
シリウスのほうが絵になるし、まだその可能性は消えてねーずら。
しかーし、じつはさるお、もうひとつ別の可能性を考えています!これについては後日エントリーしてみんね。
> 辻褄の合わなさがまさに青春
まさしく同感!さるおはオトナになってもいっこうに辻褄が合ってませんが、青春ということで、ふんばっていこうという気になりました、あらためて。(なんだそれ)
ホグワーツみたいな寄宿学校だと、要はクラスメートを渡り歩くことになり、えーっと、あんまり悪いことできないっすね(笑)。
スネイプとリリーが〜という話ありえますよね。スネイプが一番幸せを感じた記憶って、リリーとの思い出だったりして。あぁ、パトロナスが気になるー!
そういえば百合って、蛇にだまされて禁断の果実を食べてしまったイヴが楽園を去るときに流した涙が百合の花になったって話もありますよね。詳しくは知りませんけども…!スネイプに薬を盛られたリリー、みたいな見方は捻くれ過ぎでしょうか(汗)
初めましてー!来てくれてありがとーう。
> スネイプが一番幸せを感じた記憶って、リリーとの思い出だったりして。あぁ、パトロナスが気になるー!
さるおも気になるぅーっ!
スネイプの"幸せな記憶"、これはたぶん超重要なんだろうな。スネイプの言動のいろいろはそこに端を発する気がするんだよね。
> 蛇にだまされて禁断の果実を食べてしまったイヴが楽園を去るときに流した涙が百合の花になったって話
!!!
なんか聞いたことあるぞ。もうちょっと詳しく知ってたら是非おしえてください。
> スネイプに薬を盛られたリリー、
惚れ薬ね、うん。そもそも"惚れ薬"というもの自体が、強調されているわりに出てきてないなーという印象があります。重要なのはトム誕生についてぐらいだもんなー。
『DH』では"クスリ"がより登場すると思うので、この可能性はけっこうありっすねー。
>このおもしろすぎるのはどの部分なの?
うけました?えっと『OotP』のアンブリッジがハリーに紅茶をのませようとしてる時にF&Jが花火をバンバンしたかなんかのいたずらをしたところです。そのバンバンしてる状況が伏魔殿らしいです。さるおさん訳期待でーす。
マクゴナガル先生の話題の所、昨日読み返しました。私もさるおさんが書いてる感じに同感です。DDがいつも「ハリー」って呼んでたから「校長」として同じように変えることで自分に校長なんだと言い聞かせているような・・・。でも厳しくするときはいつもの厳しいマクゴナガル「先生」に戻っちゃったのかなと。
さるおさんの、その発言が気になります!いつか教えて下さいね。
女子には、可愛い物好きと可哀そうな物好きがいると思うんです。大人になったスネイプは可哀そうとは言い難いけど、スネちゃまは可哀そうオーラ全開だったと思われるので、リリーが哀の方が好きならスネ×リリは可能性有りかも。
私は妄想家なので、この話はサラッと聞き流してくださいね。
ギリシアというと神話の方がイメージ強いんですけどね〜。ヘラの母乳が百合になったとか…さすがに関係ないでしょうが(苦笑)
そういえば最初はフローレンスって何の事やらさっぱりだったんですが、花の都フィレンツェをフローレンスって言いますよね!私はフローレンス・ナイチンゲールの方かとばかり…それもフィレンツェから取った名前だというのに。このおバカ!
どうして訳本読んで以来ずーっと変だと思い込んでいたんだろう?とつらつら考えていたのですが、そうそう、
「トム・りドルがDADA職にあぶれたときに、きっとこの人の事だから『DADA職一年限り』の呪いの他に、ついでに通りかかったマクゴナガル先生に、『DDが死んだときに起動する魔法』なんかかけてたら凄いなー』」
なんて妄想したことがありました(笑)
いつの間にか妄想に飲まれてたのね私(*^^*;)
皆様、お騒がせしてごめんなさいね♪
スカポンタンと呼んでください(爆)
何しろ10年以上飼っていたペットがなんとデス・イーターの変なおじさんだったという超どんでん返しのお話なので私はいつの間にか猜疑心の塊に(笑)
でも、さるおさんのおかげで私の中のミステリーがまたひとつ解決を見ました!!
さるおさんは私の、心の 『Unfogging the Future』です(爆笑)
百合の花って素敵ですよね。
私は白い百合が大好き!
ダ・ヴィンチの『受胎告知』に描かれている百合は、「マドンナ・リリー」と呼ばれる、純潔と愛の象徴とか・・・
ハリーのお母様の名前がこういう素敵な名前なのって、なんかいいな、と思ってしまいます。
>> このおもしろすぎるのはどの部分なの?
> うけました?
わろたわろた、今もまだオカシイ。
F&Jが花火をバンバンのところかぁー。いやぁ、まぁ、伏魔殿であってるけどな、やっぱり笑ける。ありえない邦訳。
> さるおさん訳期待でーす。
今度訳してみようかな、そのへん。
詳しい解説どころか、さるおの理解力なんて怪しいもんです(笑)。たまに日本語でもわからんときあるしなー。
また何か思いついたらおしえてNE!
>> それにしてもDDが哀しそうだったのには、もっともっと意味がありそうで、気になります。
ゴシップ・クィーンを戒めるならわかるけど、ペンシーブに保管されていたことを考えると超重要なはずで、しかも「なぜなんだバーサ、どうしてキミは彼のあとをつけたりしたんだ?」ってことは"見てはいけない"何かが起きてたんじゃないかと、そう思えます。
さるおも妄想家として(笑)懸命に考えてみるので、この件についてはちょっと待っててねー。
> 女子には、可愛い物好きと可哀そうな物好きがいると思うんです。
なんとなくわかる。"可哀そう"ということ自体に反応して、同情というか、優しさというか、そーゆーのに自分ものめり込んじゃう、あるよね、これって。
実際、スネちゃまはある意味"かわいそうオーラ全開"だったとさるおも思う。だけど、リリーが"哀好き"だったというのは少し違和感あるなぁ。リリーはものすごい賢かったはずだし、スネイプさんは"かわいそう"で片づくキャラでもない。Joも同情と愛をごっちゃにして書く人じゃないような気がします。『HBP』終盤のスネイプさんは「憶病者ってゆーなーっ!」とか言っちゃって、"憶病者"っていう言葉にすごく腹を立ててるよね。このシーンはなんとなく、強いがための悲壮感のようなものを感じました。
> スネ×リリは可能性有りかも。
妄想家のさるお、じつはもうひとつの可能性を考えています!近々記事に書こうと思うのでちょっと待っててねー。
> イヴが涙を流したって話は、ギリシアの方のお話だそうです。
> ヘラの母乳が百合になったとか…
うわぁー、なんだか不勉強っす。まだまだ勉強せねば、知らないことがいっぱいだなぁ。
> 花の都フィレンツェをフローレンスって言いますよね!
うん。英語だとフローレンス。そこまで考えると、チューされたフローレンスはフィレンツェなんじゃないかと、そーゆーことにも当然なります(爆)。
そーなったらもう、児童は読んじゃだめだ(笑)。
ところで、リリー(百合)はフィレンツェ市の紋章になってる花です。ここでも「リリー=フローレンス」っちゅー考え方が成り立ちますねー。
> ついでに通りかかったマクゴナガル先生に、『DDが死んだときに起動する魔法』
"ついで"という曖昧さが、緻密なトム君らしくなくて、なんかおかしいな(笑)。
> 10年以上飼っていたペットがなんとデス・イーターの変なおじさんだったという超どんでん返しのお話
いやーほんとに、まさかの展開だった上に、映画で観たらびっくりするほど変なおじさんで、いやいや、衝撃的っすよね。
だけどね、さるおがいちばんびっくらこけて笑ったのは『HBP』の洞窟内です。天下のハリポタにゾンビが出てくるとは思わなくて、かなーり凹んで、それから読み返して笑けたYO!
> 私の、心の 『Unfogging the Future』です(爆笑)
↑さるおもこれどっかで使おーっと。
> ダ・ヴィンチの『受胎告知』に描かれている百合は、「マドンナ・リリー」と呼ばれる、純潔と愛の象徴とか・・・
ダ・ヴィンチの『受胎告知』はガブリエル天使が百合を持って告知しに来たところだね。マリアの傍らに百合、受胎告知というテーマを描くときのルールっす。例えばフラ・アンジェリコの『受胎告知』では百合が描かれてなくて、例外もあるけど。
どなたかがコメントで「スネイプのパトローナス見たい」とおっしゃってましたが、私はむしろJKローリングさんが「重大なネタばれになるから言えない」とおっしゃったスネイプのボガードが気になってるんです。5巻で、モリーが家族の死骸をボガードで見るシーンありましたよね?私の予想では、スネイプのボガードは亡くなったリリーの姿じゃないかと思うんですよ!
はじめましてー。
> ダンブルドアが彼を信用している理由も、何だかんだでスネイプがハリーを保護している理由も説明がつきますし…。
かなり決定的な要素だよね。さるおも(妄想はふくらみつつ)スネリリは有力だと思います。
> スネイプのボガードが気になってるんです。
スネイプのパトローナスの方はもうコウモリでいいや(笑)。でも、より重要なのはQさんのおっしゃるとおり、ボガードっすよね。スネリリが確実なほど、ボガードもリリー関連、やっぱそーだよなー。
ちなみにモリーが家族の遺体を見たことについても、暗示的な伏線になっていると、さるおは少し思ってます。これについても書けるといいなぁ。
バカな質問で申し訳ありませんが、花の名前と(その類似)にRemus Rupinの名前があるんですが、Remusて確か日本語に訳すと櫂でしたよね?
櫂じゃ花の名前はおろか類似にもならないような…
なのにどうして載せたんですか?
はじめましてー。来てくださってありがとーう。
> 花の名前と(その類似)にRemus Rupinの名前があるんですが、Remusて確か日本語に訳すと櫂でしたよね?
> 櫂じゃ花の名前はおろか類似にもならないような…
『PoA』の印象が強くって、彼かも彼かもと思うあまり、なんだか大きな扱いになっちゃいました(笑)。でもまぁルーピン先生のつづり、Lなのでいいなかと。
とは言ってもリーマスはやっぱ、花じゃなくて狼だよね。
>>「PoA」の印象が強すぎて彼かも彼かもと思うあまり
いや、印象が強すぎてもフローレンスがRemusじゃBLになっちゃいますよ(笑)
ついうっかりさるおさんたら日本語に訳すと木へんの名前だから類似としてはアリと思ったのかと思ったのに…
> フローレンスがRemusじゃ
っちゅーか、フローレンスってぜんぜん男子っぽくねぇ(爆)。
> BLになっちゃいますよ(笑)
それはべつにあってもいいけどね。現にDDがそうだし。
ルーピン先生のことなんですが、lupinはルピナスの花のことだと思うんです
ルピナスは丈夫だからオオカミというこの名前なんだよね。どうもありがとうございます。