スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、魔法省を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
各部門の詳細については、リンク(オレンジ色の文字をクリック)で飛んでってください。
Ministry of Magic
【紹介】
ウィザード・コミュニティの理事会のようなもので、各国が持っている、いわば"政府"です。お仕事はもちろん立法、行政、司法。
理事長(大臣と呼ぶことにします)はすなわち"首相"で、UK版ではMinister for Magic、US版ではMinister of Magicと書かれてます。
ただし、オープンな選挙で選出された人たちで構成している組織ではなさそうで、やや寡頭政治的。権力分立に徹底しているわけでもなく、あんまりいい政府じゃないっすね(笑)。
立法制度はかなーり大胆で、予告なし相談なし、なぜか突然、厳しい法律ができちゃったりします。
司法制度も偏っていて、審議は短く、陪審員もいないし、弁護士もつけられない。その上、犯罪者(容疑者も含む)を個人的な偏見で裁いたりしてしまう。そもそも裁判を受けることすらできず、無罪かもしれなくても問答無用で(実質的・結果的には"死刑"に相当する場合もあるのに)アズカバン行きなんてこともある。ウィザード以外の魔法生物には特に厳しく、"権利"なんて最初から認めません。
ハリー目線での評価だと、残念ながら"無能でいじわるで邪魔で無駄な"組織に思えます。(マグル界と似たりよったりってことですか)
【マグルとの関係】
イギリスの魔法省大臣は、イギリスのマグル界の首相と連絡をとりあっています。ダウニング街にある首相のオフィスにかけてある"決して外すことができないポートレイト"の魔法使いが、魔法省大臣の到着を知らせます。
有事(戦時)には、aurorsが首相の警備にあたる。それを首相は知らなかったりするけど。
魔法省側は常にマグルと良好な関係を持ち続けようと思っているけれど、そのわりに態度がでかいっすねぇ。
【大臣】
直近の歴代大臣はミリセント・バグノルド(Millicent Bagnold)、『PS/SS』時代から『OotP』時代はコーネリアス・ファッジ(Cornelius Fudge)、『HPB』以降はルーファス・スクリンジャー(Rufus Scrimgeour)です。
※スクリムジャーとかスクリムジョールとか読んでるかもしれません。ちなみに『Quidditch Through the Ages』に登場する『The Beaters' Bible』の著者はブルータス・スクリンジャー(Brutus Scrimgeour)さん。
アルバス・ダンブルドアも3度、大臣の椅子を勧められていますが、いずれも辞退。
【本部(headquarters)】
ロンドンの中央にあります。地下、とっても深いところに。
ある電話ボックスで"62442"(文字にすると"M-A-G-I-C"です!)をダイヤルし、来客用玄関(Visitors Entrance)から省内に入ります。電話ボックス内で名前と、訪問の目的を言うと、おつりが出てくる小さな窓からパスが支給される。そして電話ボックスごと地下へどんどん降りて行き、ロビー階である地下8階(Basement Level 8)に到着します。この電話ボックスがメインリフト。
ロビー階から各階へは、20機以上設置されている別のリフトで移動します。
【部門/フロアガイド】
・地下1階(Basement Level 1)
Office of the highest Ministry Officials(大臣をはじめとする高級官僚のオフィスや秘書室)
・地下2階(Basement Level 2)
Department of Magical Law Enforcement(法執行部)
Auror Headquarters(オーラー本部)
Misuse of Muggle Artifacts Office(マグル製品不正使用取締局)
Wizengamot Administration Services(ウィーゼンガモット最高裁事務局)
Improper Use of Magic Office(魔法不適正使用取締局)
Detection and Confiscation of Counterfeit Defensive Spells and Protective Objects Office(偽防衛呪文と保護器具の発見・没収局)
・地下3階(Basement Level 3)
Department of Magical Accidents and Catastrophes(事故災害処理部)
Accidental Magic Reversal Squad(魔法事故リセット部隊)
Obliviator Headquarters(忘却術士本部)
Muggle-Worthy Excuse Committee(マグル対策口実委員会)
・地下4階(Basement Level 4)
Department for the Regulation and Control of Magical Creatures(魔法生物規制管理部)
Beast Division(動物課)
Being Division(小鬼・吸血鬼・ハウスエルフ)
Spirit Division(霊魂課)
・地下5階(Basement Level 5)
Department of International Magical Cooperation(国際協力部)
International Magical Trading Standards Body(国際魔法貿易基準機構)
International Magical Office of Law(国際魔法法務局)
International Confederation of Wizards, British Seats(国際魔法使い連盟イギリス支部)
・地下6階(Basement Level 6)
Department of Magical Transportation(運輸部)
Floo Network Authority(フロー・ネットワーク庁)
Broom Regulatory Control(ほうき規制管理課)
Portkey Office(ポートキー事務所)
Apparition Test Centre(瞬間移動テストセンター)
・地下7階(Basement Level 7)
Department of Magical Games and Sports(ゲーム&スポーツ省)
British and Irish Quidditch League Headquarters(イギリス・アイルランド・クィディッチ連盟本部)
Official Gobstones Club(公式ゴブストーン・クラブ)
Ludicrous Patents Office(おかしな特許事務所?)
・地下8階(Basement Level 8)
The Atrium(アトリウム)
The Reception Area(受付)
Fountain of Magical Brethren(噴水)
Security Desk(警備)
Lifts(エレベーター)
・地下9階(Basement Level 9)
Department of Mysteries(神秘部)
Hall of Prophecies(予言の部屋)
The Death Chamber(死の部屋)
The Thought Chamber(別名:The Brain Room)(思考の部屋)
The Time Chamber(時間の部屋)
The Space Chamber(宇宙の部屋)
The ever-locked room(トップシークレットの開かずの部屋)
・地下10階(Basement Level 10)
法廷(アクセスは階段のみ)
部門間の連絡は"Inter-departmental memos"(相互部門メモ)というスミレ色の紙飛行機で行われるので、建物の中には紙飛行機が飛び交ってますねー。
【就職】
ホグワーツなどの魔法学校を卒業すると同時に就職できます。映画では"夏期インターンシップ"がありそうに描かれてますが、本には出てこないな。
心ゆくまでさるお、もんち!