2007年07月20日

"able" and "prepared to die for their son."

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ゴドリック・ホロウ襲撃直前に何があったのか考えてみます。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

ハリーの両親は、"息子のために死ぬ覚悟ができていた"し、死ぬことが"できた"。
"able" and "prepared to die for their son."

そりゃそーでしょー、とは思います。
ある日わるもんがやってきて、我が子を殺そうとする。おとうちゃんは戦います、たとえ相手が自分より強そうでも。おかあちゃんは我が子を連れて逃げようとするか、それが無理なら庇おうとする、たとえ自分が殺されても。それが親ってもんです。親というのはいつだって、我が子ためなら死ぬ覚悟はある。自分が身代わりになれるのなら、それでいい。愛だの犠牲だの、そんな"言葉"はどーでもいいんだ。
ハリーのパパママだって、そうです。ただただ一直線に、ハリーをたすけようとした。

そうなんだけど、それ以上のモノがあるはずです、今回は。なぜなら、ヴォルディの襲撃は、事前にわかっていたはずだから。
ダンブルドアは、弟のパブでシビル・トレローニーの予言を聞きました。
ヴォルディをやっつける力を持った者が現れる。その子は7月末に、ヴォルディと3度戦って生き延びた両親のとこに生まれる。ヴォルディが自分で、その子を自分に比肩する存在にする。
そして考えます。えーっと、ヴォルディと3度戦って生き延びたカップルって誰かいたっけなー。そうそう、ロングボトム夫妻とポッター夫妻がいんじゃんよ。
その2組のカップルには7月末にベビーが誕生しました。
ダンブルドアが、どっちか迷ったのか、それとも30日より31日のほうが月末だ!と思ったのか、それはわからない。でも少なくとも、ポッター夫妻には警告したんじゃないか。その子はすごい子だよ、だけどヴォルディがその子を怖がって、小さいうちに殺しに来るよ、と。

ポッター夫妻はハリーを連れて逃げます。逃げ切れると思ったかもしれない。親友シリウスの提案でピーターをシークレットキーパーにし、ダンブルドアの発案でゴドリック・グリフィンドールゆかりの地に隠れれば、だいじょうぶかもしれない。でも、ダンブルドアが考えたことは少し違ったと思います。
ダンブルドアはハリーに、キミは愛で守られていると言いました。愛は、"いにしえの魔法"だと言いました。さるおは、それはマグル界でも同じことで、いつの時代も、愛は魔法だと、そう思いました。それは真実です。だけど、もうひとつ意味があったんだと考えています。
"いにしえ"っちゅーことは"大昔"です。1000年前とか、そんくらい大昔。いにしえの魔法なら、いにしえの魔法使いがよく知ってるはずです。
ダンブルドアは、理由があってゴドリック・ホロウを推薦した。いにしえの賢者ゴドリック・グリフィンドールの力を借りて、おまえたちの愛でその子を守れ。そう言ったんじゃないか。
ただし、逃げ切れはしない。予言では、ヴォルディが自分でその子を自分に比肩する存在にする、つまり、その子とヴォルディは対面する運命です。ダンブルドアはシリウスがシークレットキーパーだと思っていた。シリウスが裏切るような人物ではないと確信していた。でも、なぜか、どこへ逃げてもヴォルディはどうせ居場所を嗅ぎつけてやってくるに決まってる。どこにいても見つかるんなら、ゴドリック・ホロウへ行き、グリフィンドールの加護の元で戦え、そう言ったんじゃないか。

ヴォルディが来る。うちの子を殺しにやってくる。そりゃ来たら戦うけれども、自分たちに勝ち目はない。
ポッター夫妻はゴドリック・ホロウで、自分たちの命と引き換えにハリーを守る準備した。
"prepared to die"
死ぬ準備はできていた。
"able to die"
予言を理解し、ハリーがヴォルディをやっつける運命を背負っていつか戦えるように、そのためなら、自分たちは死ねると知っていた。

ただ、ジェームズは"リリーとハリーを逃がすために"先に戦って死んだことになっています。ということは、もしかしたら、ジェームズのほうは"いにしえの魔法"を知らなかったかもしれません。
でも、少なくとも、リリーは知っていたと思います。
"step aside"
リリーは動かなかった。それどころか、私を殺して、この子はたすけてくれと懇願します。

さるおにはここが疑問です。リリーほど勇敢で聡明な騎士団のメンバーが、ただただ懇願などするだろうか?
この一瞬のやりとりの間に、リリーは何かを仕掛けたんじゃないか。
たとえば、ユニコーンの呪い。つまり、わざと、something pure and defenseless、抵抗しなかった。無防備にただ立ちはだかり、殺されるままに殺された。
リリーは知っていた。"いにしえの魔法"で、母親の深い愛で、必ずこの子を守れる。
もっと言ってしまうと、おそらく、"ヴォルディの力の一部"がハリーに移ったのは、リリーがヴォルディに仕掛けた罠だと思います。

リリーは、それまで誰も止めたことのないヴォルディの必殺技Avada Kedavraを防ぎ、しかもヴォルディに跳ね返してみせた。
そして、ハリーがオトナ(17歳)になり、ヴォルディと戦う日まで、守り続けた。
さらに、ヴォルディとハリーの力を互角にした。

ハリーはゴドリック・ホロウを訪ね、そこでいきなりHorcruxを見つけるのではなく、リリーの決意の痕跡を見るんじゃないかな。
リリーさん、とんでもないスゴ腕だと思います。殺されたけれども、それはまさしく勝ち戦だったんだと思いますね。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 12:49| Comment(1) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごすぎる!さるおさん!
ダンブルドアはひょっとしてグリフィンドールその人だったりして?!

なんて。。。
Posted by PlusG at 2007年07月20日 13:24
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