2007年07月21日

ダンブルドアの瞳の"a gleam of triumph"は何を意味するのか

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ダンブルドアのa gleam of triumphが意味するものを考えてみます。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

"For a fleeting instant, Harry thought that he had saw a gleam of something like triumph in Dumbledore's eyes ..."
a gleam of triumphは直訳で勝利の微光。ハリーは一瞬、校長の目が「これで勝ったな、むははー」と言っているように感じた。
これは校長がハリーに、ヴォルディがハリーの血を使って復活の儀式をした、と聞いたときのことです。
明らかに、ハリーの血を使ったのはヴォルディの致命的なミスだと、そーゆーことです。

抜け目なく狡猾そうなヴォルディですが、じつはけっこう"うっかり屋"さんです。それまでにもフェニックスの涙にヒーリングパワーがあることを忘れていたり、愛といういにしえの魔法が強力なプロテクションとして働くことを忘れていたり、けっこう大事なことを忘れてしまう。
ということは基本的には今度もそれです。

ヴォルディはハリーの血を使って復活を遂げた直後、かなーり有頂天で、「ひゃっほー!もうおまえにも触れるぞー」とよろこんでいました。それを読んだときはね、さるお、まずいと思った。もうヴォルディはハリーを怖がってなくて、プロテクションももう効かない、これじゃ負けちゃう、どうしよう。
ところがダンブルドアは「むははー」ですよ。
何か、今度こそ本当に致命的な、ヴォルディ消滅の決め手となるミスがあったはずです。なんだろう?

4人の賢者の資質を兼ね備えたハリーにはスリザリン以外の血が流れていて(3賢者の子孫)、スリザリンの資質は後天的にヴォルディからもらった、とするならば、復活したヴォルディもまた4賢者の融合ということになり、ハリーと等価です。残酷なことを言うならば、ハリーとヴォルディのどちらが生き残っても、ゆくゆく世界は安泰だと、そーゆー可能性もあります。
あるいは、ハリーがグリフィンドールの子孫で、ヴォルディの中にグリフィンドールの血が流れてしまったとするならば、ヴォルディの体内でグリフィンドール対スリザリンのバトルが勃発。ヴォルディにとっては毒かもしれません。
またあるいは、ハリーは(というよりリリーが)スリザリンの子孫で、"愛"を体現するスリザリンの血が今のヴォルディの中に流れている。ヴォルディのママさんの実家ゴーント家はずいぶんトチ狂った感じに怖いうちでしたが、それはスリザリンの悪の部分で、愛を貫き誰かのために命を捧げることができる賢者としてのスリザリンの血が、つまり、ヴォルディにはぜんぜん似合ってない善良な血が流れてしまったのかもしれない。
いや、血筋よりもリリーのプロテクションが大事で、『DH』でハリーが残りのHorcruxを破壊した後、またヴォルディがハリーにAKを使ったら、今度もまた跳ね返ってくるかもしれません。『PS』でダンブルドアが言ってました、"to have been loved so deeply, even though the person who loved us is gone, will give us some protection forever."、とても深く愛されたら、愛してくれたその人がたとえ去っても、ずっとずっと守ってくれる。リリーの血が今も生きるダーズリー家をhomeと呼ぶ限り、つまりオトナ(17歳)になって自分の力で歩きはじめるまで、ハリーはヴォルディやデスイーターから守られていた。けど、すべての守護が17歳で消えるわけではない。ダンブルドアの実践的な守護は消えても、愛は消えない。リリーは永遠にキミを愛している、いつまでも、キミを守ってくれる。その強大なリリーの愛が、今度はヴォルディの体内からも、ハリーを守ってくれるかもしれません。

えーっと、いろいろ考えられます。こまった。
さるお的には初心に帰って、ヴォルディの復活シーンで最初に思った2つのことを書いてみます。

ハリーは、(リリーによって移植されたのかもしれない)ヴォルディの部分を持っています。そして今度はヴォルディに、ハリーが混ざった、と思いました。なんだか、これでやっと本当に互角だと、そう思いました。
そして次に、自分が"すでに"殺した者の血を使ったんだ、とも思いました。ハリーにはリリーの血が流れている。そのリリーはとうの昔にヴォルディが殺した。よりによって、宿敵ハリーを守るために立ちはだかったリリーを、殺害し、ずいぶん時間が経ってから、その被害者の血を使ったようなもんだ。

なんだか、こちらに書いたように、フィレンツェ(Firenze)の言葉を思い出します。純粋に深い愛を我が子に捧げる無防備のリリー(ユニコーン)を殺し、自分の復活のためにその血を使ったんだと。ユニコーンでは呪われたhalf-lifeとなり、死ぬことはないけれど生きることもできない状態になる。今度は、full-lifeとなり、死ぬんだと思います。
ダンブルドアは、殺したリリー(ユニコーン)の血を使い、"復活"した(full-lifeを手に入れた)ならば、その行いのために滅びると確信して「むははー」と思ったのかもしれません。
なんかもう、主役のハリーさんをおいといて、リリー対ヴォルディになりつつあります(爆)。

そういえば、うっかり屋のヴォルディと違い、ダンブルドアはなぜかいつでも、すべてのことについて知っているような感じがします。まるで、ハリーを鍛えているかのようです。まるで、この時代を1度生きたかのようでもあり、いつでもどこにでも存在するかのようです。そう、たぶん、ダンブルドアは本当にとっても特別な存在で、何でも知っている。それをハリーには言わずにいる。
そのダンブルドアが、ただ1度だけ、過ちを犯したと思います。1度だけ、"わからなかった"ことがある。
それはシリウス・ブラックの無実です。シリウスのいきさつと、ピーターの生存。それだけが、彼にはわからなかった。これはオカシイ。何かあると思う。ダンブルドアには"シリウスに関して"見えないことがあるんでしょうか?
親友ジェームズとその妻リリーが殺された夜と、きっと関係がある。
その夜、ヴォルディの横には、シリウスがいたんだと、今では思います。だって、ハリーを救出したハグリッドは、そこでシリウスと会い、バイクを借りているんだもん。
それを、さるおのこの記事のとおり、ダンブルドアは見た。見られていることをシリウスは知りません。だからそこにいる言い訳はできません。そしてダンブルドアは、シリウスが裏切ったと思った。


心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 10:43| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 そういえば・・・笑
輸血した事がある人が以前インタビューで、輸血前と輸血後で性格が変わったと話していました  笑


追伸 楽しみながら読んでくださいね♪

Posted by sinobu m at 2007年07月21日 11:44
sinobu mさん
大量輸血どころか全とっかえのヴォルディです。女子の血だったらオネエ言葉なったりとかして。
輸血のニュースを聞いて想像したDDが「むははー」と・・・
Posted by さるお at 2007年07月21日 17:17
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