さるおです。
『HEAT/ヒート』を観たよ。ちょっともう懐かしいね、10年前のやつだから。
監督は、言わずと知れたマイケル・マン(Michael Mann)。
この映画、この男が撮らずして誰が撮る!
マイケル・マンといえば『MIAMI VICE/マイアミ・バイス』、日本で言うなら『西部警察』だな。『マイアミ・バイス』はTVドラマの域を超えた超ド級アクション・ドラマでかっこいいんだぜ〜。危険な男の危険な仕事、プライド、死闘、哀愁、素晴らしい!これぞ男の美学なのだ!『ルパン三世』ぐらいに美学。『コラテラル』ではあのニヤつき男・トム様でさえ男の美学にしてしまった"キケンな男"専門の監督。
出演はアル・パチーノ(Al Pacino)とロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)、ん〜、男の世界!ヴァル・キルマー(Val Kilmer)、ジョン・ヴォイト(Jon Voight)、トム・サイズモア(Tom Sizemore)。
他にダイアン・ヴェノーラ(Diane Venora)、エイミー・ブレネマン(Amy Brenneman)、アシュレイ・ジャッド(Ashley Judd)、今ではすっかりオトナのナタリー・ポートマン(Natalie Portman)の『LEON/レオン』直後の姿も見られるぞ。
映像の色とか陰影とか、トーンはやはりマイケン・マンらしさが出ていて美しい。
『HEAT』はすごいかっこいい映画!さるお、こういうのも大好き。
だってアル・パチーノとロバート・デ・ニーロだもん。犯罪者 対 鬼刑事、このふたりの対決って、んも〜超骨太!12分もやってるドンパチはハデハデ。ファンにはたまらな〜い。
大胆かつ緻密に大きなヤマをモノにするプロの犯罪者ニール(ロバート・デ・ニーロ)と、ロス市警の腕利き警部ヴィンセント(アル・パチーノ)がLAを舞台に激突だ!
ニールの仲間で金庫破りのエキスパート、クリスと、もうひとりの相棒チェリトに迫る捜査の手。新たな銀行強盗のドでかいヤマの準備資金としてまずは宝石倉庫を襲おうとするニールたちは、ヴィンセントの捜査網に気づくが、なんだかもう引くに引けない状況なんである。ええい、ままよ。ついにニールは、ヴィンセントとの直接対決を決意する!
ニールとヴィンセントは、互いに敵でありながら似た者同士。同じ匂いがするっていうやつね。ふたりとも、次に会う時はどちらかが死ぬ時だって分かってる。ん〜、男の世界!
周到な計画。ドでかいヤマだぞ、銀行襲撃。
しかし匿名の通報がもとで警察隊とニールたちのとんでもない大銃撃戦が白昼堂々繰り広げられる。まさに高鳴る銃撃のシンフォニー。ヴィンセントに撃たれて死んだのはチェリト。クリスも重傷を負っている。ニール大ピンチ!裏切り者は誰だ!
自分たちを警察に売った裏切り者を血祭りに上げ、国外脱出を決意するニール。しかしすでに、ヴィンセントも空港に向かっていた。対決の時だ!
死闘の末に倒れたのはニール。死にゆくニールが手を差しだし、ヴィンセントも手を握り返した。これなのだよ、これぞ男の美学!決して相容れることない、自分とよく似た男への、敬意であり愛であり哀なのだ〜!
名作かどうかなんて知ったことか(笑)。これはかっこいい男を観る映画なので冷静に評価してはいけません(笑)。
心ゆくまでさるお、もんち!
2005年07月08日
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ヒート
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来てくれてありがとう!
さるおもこの映画大好き。カピタンさんにとっては"一番"ですか!いいよね、この世界観。哀しみ漂う退廃的な世界なんだけど、誇り高い、孤独で寡黙な男の世界。たまらんぞ!
デ・ニーロとアル・パチーノ、どっち派かっていう話もあるみたいですが、どっち派も何も、とにかくひたすら男の世界!(とか言いつつ、カピタンさんはどっち派?さるおはどちらも好きで困っちゃうけど、敢えて言えばデ・ニーロ派か・・・)
私も「HEAT」や「コラテラル」は面白いかどうかは別として好きです。やっぱ青春時代に「マイアミバイス」を観てた者としては、あの雰囲気は捨て難いものがあります。
ところで、マイケル・マン監督が映画版「マイアミバイス」を撮るという噂が在るらしいのですが、ホントですかね。
ホントなら今から映画館に並びに行ってもいい位なのですが。
選ぶのむずかしーですね!!俺もどっちも好きなんです!ただ、この映画の中では0.5ゲーム差でデ・ニーロの勝利ですね!!(笑)
> 『男』ってものをこれほど満腹に食える映画は数少ないですよね!
たしかに満腹になるな(笑)。男の世界、どっぷりだよね。
> 哀愁ってか、アクションだけに終わらない心の葛藤とか、
そうそう!それなんだよねー。ハードボイルドな世界に、男同士、似た者同士の友情のような悲哀と苦悩がぐいぐい絡んでくるんだよね。素晴らしい世界観だ!
> 主役級を二人使ってキッチリ両方引き立ててますっ。
役者の顔ぶれが豪華絢爛すぎるって批判もちょっとあったみたいけど、観る側としては贅沢極まりなくて、んも〜最高!
デ・ニーロとパチーノって仲悪くて、できるだけ顔合わせないように別々に撮影したとか、そういう話も聞いたことありますが・・・観客に言わせればおいしいとこ取り、盆と正月、クリスマスと雛祭りが同時に来た感じです。んも〜最高!
> 私も「HEAT」や「コラテラル」は面白いかどうかは別として好きです。
おもしろいかどうかは、別だよね(笑)。わかります、それ。
『マイアミバイス』の映画化はまだ噂ですかね?
ドン・ジョンソンが演じていた"ソニー・クロケット"はコリン・ファレル(万歳!)が、フィリップ・マイケル・トーマスが演じていた"リカルド・タブス"はジェイミー・フォックスが演じるということで、たぶん決まったんじゃないかな(←希望)
ということで、またド派手なフェラーリで捜査するんでしょうか?また風変わりなスーツ姿で捜査するんでしょうか?
とすでに細かいことが気になっているさるおでした。
選ぶのむずかしい。ほんっとにむずかしいね!
> この映画の中では0.5ゲーム差でデ・ニーロの勝利ですね!!(笑)
さるおとおんなじ感じだなー。さるおがデ・ニーロ派っていうのも、鼻差ね、ほんの鼻差。(←刻々と競技が変わってますから)
遅くなってすみません!!
TBありがとうございました!!
私もこの映画大好きです!
男の美学!おなか一杯になりました!
パチーノはもちろんのこと、デ・ニーロの役もはまってます。かっこよすぎです。事切れるときの台詞、「俺はムショへは戻らないって言ったろ」っていうようなところ、とにかくかっこいいの一言です。
男なら見るべき映画の一つですね。
話は変わりますが、クリス役のバル・キルマー、やっぱりカッサーノに似てます。
気になりますね。やはりあのリゾートファッションみたいなカッコで、犯人の部屋に「マイアミバイス!!」って叫びながら突入してほしいです。
でも「HEAT」でもそうですがマイケル・マン監督の売りのひとつ銃撃戦をやはり楽しみにしております。
この映画は好き嫌いがはっきり分かれそうですが、好きな人にはたまんないよね!男の美学、腹いっぱいでも何度も観たいです。
ヒートは面白い!
> 友達は皆酷評するんですが、
そうなんだよね。さるおの周りにもわかってくれないやつらがいるぞ(笑)。嫌いな人には超つまんない映画なんでしょう、きっと。わかる人にはわかるのだ!
ニール(デ・ニーロ)の最後はまじ震えるね。感動というより"感激"って感じでしたよ。
> 話は変わりますが、クリス役のバル・キルマー、やっぱりカッサーノに似てます。
似てる似てる。さるお、ついさっきコンビニ行って、サッカーの雑誌見てたらね、カッサーノ君が表紙に貼り付いてるやつがあって、中身立ち読みするの忘れて表紙だけぐいぐい眺めてきた。そっくりだったよ、まったくおっしゃるとおりです。さるお、もう見分けがつかない(笑)。
リゾートファッションみたいな変なカッコで、「マイアミバイス!」って叫びながら突入。お約束ははずさないでほしいよね。
銃撃戦とかは期待できると思うなぁ。それこそがマイケル・マンの売りだもんね。
さるおはコリン・ファレル(リゾートファッションみたいな変なカッコは似合うと思う)が大好きなので、早く観たいぞ。