修業は嫌だがフォースは使いたい。ジェダイになる前から暗黒面におちているぞ。さるお、しっかり!
映画鑑賞から1夜明けて、今さらのようにアナキンがかわいそうになって感動モードになっているさるお君、スター・ウォーズ6部作はいったい何だったんだろうと真剣に考え始めました。ぜんぜん真剣じゃない観賞直後の感想はこちらです。
『STAR WARS/スター・ウォーズ』を観た時ね、さるお6歳。
すごいぞ、宇宙だ!
強そうな飛行機だ、速いぞ!
なんだこの刀は、光で切れちゃうのか!
ジェダイの騎士か、かっこいいぞ!
って何から何まで興奮してぶっとんだのを今でもはっきりと覚えている。
旧3部作に出てくるダース・ベイダーは、人間じゃなくてロボットか何かで、とてつもなく悪いヤツ。そう思った。情け無用だ、いつかさるおがやっつけてやる!と意気込んでいたら、なんとエピソード6の最後に心を改めてしまった。
その後も16年間、基本的には宇宙版冒険活劇プラス、悪いヤツが改心する話だと思っていたが、今思い返せば、良心を持った普通の人間の贖罪の物語なんである。
そう、これは、アナキン・スカイウォーカーという人間の生涯であり贖罪の物語である。
贖罪とは何かというと、故意にではなく謝って戒律に違反した場合の賠償のことだ。シディアス卿みたいに悪いヤツはなんでもかんでも故意にやっているので贖罪もクソもないが、アナキンはうっかりダークサイドに墜ちているからね。
アナキン自身が長年抱え続けた"ダース・ベイダーとしての苦痛"をもって贖ったのである。
善と悪の二元論ではなく、本当は贖罪の物語であることを証明するために、人間としてのアナキンを描いたのが新3部作だと思う。スター・ウォーズという世界において、もっとも人間らしいキャラクター、それがアナキン・スカイウォーカーなのではないか。彼はヒーローだけど、傲慢で、無知で、心優しく、弱々しい。観客全員の心の中にアナキンがいる。フォース以外は、まぁまぁ等身大なんであるね。
アナキンは恵まれた子供ではない。奴隷親子、母ひとり、子ひとり。子供ながらにおかあちゃん思いで心優しいアナキンは9歳にしてジェダイ・ナイトへの第1歩を踏み出す。おかあちゃんと別れだ。
成長したアナキンはおかあちゃんを守りたかったのに、失ってしまった。怒りとともに、悔しさを感じる。なんだか自分の過失のような気がする。救えたはずなんじゃないか?
だから、今度こそは失うもんか!って躍起になる。パドメを優しいまなざしで見つめ、包み込んで守ろうとしながらも、心の中では悲壮な覚悟をしてるんだね。パドメへの恋にはおかあちゃんが投影されているから、おかあちゃんを救えなかった過去を清算したい、運命を変えたい、つまりアナキンにとってはトラウマとの対峙になっている。
アナキンがコントロールしたかったのは、家族内または仲間内でのほんの身の回りのことに過ぎなかった。愛する人を救いたいというだけだった。ところがそのために悪魔と契約を交わすことになる。
愛する人を救えることと、宇宙を支配できること。ふたつのメリットのうちの後者がしだいに大きくなってくる。これこそが本当の転落である。アナキンが支払う代償は大きい。愛する人も、ジェダイの誇りも、何もかもを失ってしまった。しかも自分は皇帝の従僕、ナンバー2であって皇帝ではない。皇帝(シディアス卿)よりも偉大になれたかもしれないのに、自分がなり得たものの影となってしまった。ここまで転落してはじめて、アナキンは"あきらめるもの"と"受け入れるもの"そして"避けられないもの"をやっと理解し受け入れるのである。
これらはみんなが経験すること。
巣立ちの時は、自分のことも後のことも心配だけれど、どうしても行かなければならない。おかあちゃんを守りたい。大切な人を守りたい。他者に対する怒りも、自分の力不足を呪う気持ちもわかる。
今度こそは失敗しないぞ、大切なものは守るんだ。もっと上へ行きたい、もっと評価されたい、もっと状況をコントロールしたい。そして、大きな失敗をした後で気づくんだ、大事なものがなくなっちゃったって。これらは全部知っている気持ちだ。
どうしようもなく等身大のアナキンの感情が生み出すどうしようもない悲劇、これが観客を泣かせるんだよね。
エピソード4以降のアナキンはダークサイドにどっぷりである。情け無用のとてつもなく悪いヤツだ。
「フォースにバランスをもたらす選ばれし者」という予言は誤りだったのか?ヨーダもエピソード3の最後に「予言は読み違えることもある」と言って心配している。
緑色の小さな友よ、キミは間違ってなんかいなかった!ただ、"その時"までにはもう少し時間が必要だっただけだ。
エピソード6の最後で、ついにアナキンの贖罪は完結し、フォースにバランスがもたらされる。選ばれし者がその使命を全うするには、選ばれし者自らが背負うこれだけの痛みが必要だったのではないか。暗闇が宇宙を支配し、一度はあらゆる希望が潰え、長きにわたる地獄の果てにこそ、アナキン自身による救済がありえたのではないか。
"フォースにバランスをもたらす"というここでの救済はシディアス卿を倒すという意味である。つまり、シスの消滅を意味する。
アナキンにこの予言通りの使命を全うさせたのは、親子の愛情であった。
なんだよー!戦うのがかっこいい話であってほしいのに、愛かよ、愛!
とも思うが、もうちょっと深読みすると、これでいいような気がしてくる。
アナキンにはおとうちゃんがいない。"フォースそのものが彼を生んだ(おかあちゃんに宿らせた)"ということらしい。そして産まれたアナキンは、空前絶後の強いフォースを生まれながらにして持っているが、じつに人間らしい苦悩を抱え、悪魔に魂を売り渡してしまう。すべてが終わったかに見えた。一切の希望は消え去ったかに思えた。暗黒の時代が来る。
それでも予言は実現する。選ばれし者の最後の良心が、彼自身と世界を救い、悪なるものを葬り去った。選ばれし者自らが背負い続けた痛みを代償に、それは遂げられるのである。邪悪に打ち勝つのは、愛のほかにありえないのだ。
これとよく似た話を知っている。新訳聖書だ。イエスは悪魔に1度も魂を売り渡していないので、さすがは神の子なんだけど、さるおが『スター・ウォーズ』は好きだけど聖書には興味がない理由はそこにある。絶望に、人の愛や人の希望が打ち勝つ、そっちのほうが好きだ。人のなせる業だから、そこには悪魔が介入し、過ちがあり、苦悩がある。それでこそドラマだと思う。その意味でこのシリーズは、スター・ウォーズ用語借りて言うなら、聖書のダークサイドではないかと思える。
イエスが磔になったように、贖罪というものには苦痛がともなう。アナキンにとっては、ダース・ベイダーとしての年月こそがその苦痛なのである。
アナキン、ルーク、どちらについても、母と子の結びつきより、父と子、またはそれに近い関係が描かれているあたりも似ている。それから、ダークサイドからとは全く違うアプローチで修業すれば、たとえ肉体は消滅してもフォースと共に永遠に生きることができるのである。
ルーカスは、27年かけて聖書を書いてしまったような気がしている。だから、愛に帰着していていいように思うのだ。
ところで、"フォースそのものが彼を生んだ"とはどういうことだろうか。
フォースの暗黒面を極めると、死よりも大きな力、生命すら誕生させる力が備わるんじゃなかったか。フォースにより、フォースの源であるミディ=クロリアンを操作し、生命を誕生させることができるんじゃなかったか。アナキンは、ミディ=クロリアンの操作によって懐胎した可能性があるのではなかったか。
ならば、すべてはシディアス卿のなせる業。"フォースそのものが彼を生んだ"というのが神秘を語る言葉だとはかぎらない。シディアス卿が自ら、フォースの申し子アナキンを生み出し、計画どおり取り込んだ、という話なのだと思う。シディアスの策略だもん、幼いアナキンが修業を始める時にヨーダがアナキンの将来を見通せなかったのも頷ける。
何もかもが計画通りだったのに、自分が生み出したフォースの担い手の"想定外の"愛によって最後の最後にシディアス卿は敗れるのである。
悪魔がどれほど用意周到に暗黒を張り巡らせても、それでも愛が打ち勝つのであるね。
余談だけど、アナキンがシディアス卿によって生み出された人物だった場合、その子供のルークとレイアはどうなるんだろう?スター・ウォーズ6部作は、アナキンに始まり、ダース・ベイダーになっちゃったけれど、また元の心優しいアナキンに戻ってキレイに完結している。これでスッキリしてるよね。でも当初はエピソード7,8,9があった。シディアス卿が作り出したアナキンの子孫、所詮シディアス卿の呪縛からは逃れられないような気がして心配だな。平和で何も起こらない映画あと3本なんてつまんないもん。こうなると"フォースにバランスをもたらす"とは何かがまた重要になってくるが・・・シリーズは終わったんだった。考えるのやめよう。
新3部作のエピソード1,2,3は父アナキンの物語、旧3部作のエピソード4,5,6は息子ルークの物語、この順番には技術的な理由以外にも意味があったと思う。
アナキンとルークの半生は酷似している。父親が不在で、家族は殺され、右腕を切断され、父またはそれに準ずる存在と戦う。
修業を始める時期が遅いのも一緒。能力は高いが反抗的で規則を無視して行動するし、苦悩を抱え、愛する人を救いたいがために誘惑にさらされる。
父の後で息子を描いても、あ〜またか〜と言われてしまうが、順序が逆なら観客にとって驚きとなる。
また、これだけ酷似していながら何が運命を分けたのか、それがこの作品をおもしろくもしているし、アナキンの悲劇を際立たせている。
ついでに、すべての人がアナキンを内包しているのと同じように、宇宙のすべての風景を地球が内包していることが素晴らしいと思う。人のイマジネーションは、自分の経験の域を出ない。その意味では、砂漠の惑星、氷の惑星、森の惑星、火山の星、というのはつまらない。そうではなくて、地球の風景という経験値だけで、壮大な宇宙を描き、果てしない夢を語れる、そういう地球が素晴らしいと思う。ルーカスが生み出した地球色のイマジネーションの翼に乗って、我々は想像を絶する広大無辺な宇宙を旅してきたのだから。
最後にもうひとつのついで。ジェダイ(JEDI)というのは時代劇の"時代"(JIDAI)のことである。ジェダイ・ナイト、時代劇の騎士、つまりこれはサムライの話でもある。たしかに、衣装も着物、武器は刀、描かれているのはジェダイ・ナイトの哲学、一貫した武士道でもある。6部作の最終章は『RETURN OF THE JEDI』、サムライの帰還。
武士道はなくならないのだ!そういう終わり方になっている。
STAR WARS、これは宇宙版冒険活劇であり、選ばれし者の生涯であり、武士道の物語なんである。
がんばれ宇宙侍!
May the FORCE be with you!
心ゆくまでさるお、もんち!
私もハリーが大好きです。特に不死鳥の騎士団には、脱帽でした。後にいくにつれて重厚さが増すので、好みですね。
今作読むのはまだ後になると思いますが、楽しみです。
SWもEP3の悲劇には参りましたーて感じです。
SWとハリーポッターについて、是非語り合いたいです。
"えらい長いコメント"拝読しました。
ぜんぜん気が悪くならないよ、大歓迎です!
SWにしろハリー・ポッターにしろ(まぁ新約聖書もそうかな、聖書は好きじゃないんだけどね)、基本的には同じ骨格がありますね。ハリーはこれから7年生なので、具体的にどういう活躍をするのかはわかりませんけど、苦悩をかかえた救世主が、その苦悩の果てに救済を成す(フォースにバランスをもたらす)という同じ骨格にのっとっているはずだと思えてしまいます。
ふざけおにさんがおっしゃるとおり、シディアス卿が作られた存在というのは充分あり得ると思います。
フォースに逆らった自然界の異物、たしかにそうですね。
計画され作られた存在が、親殺しをして下克上を果たし頂点にのぼりつめた。見るからにそんな感じのキャラクターです。
> シディアスを排除し、フォースにバランスをもたらす生命を、この世に遣わしたのが、フォースの子(神の子)であるアナキンではないかと。スカイウォーカーとはフォース(神)と人間の関係を再契約し正常化するためのフォースの血をひく一族なのではないかと。
シディアスを排除するために、フォース自らがアナキンを生み出した、という意味ですよね。
う〜ん、それもあり得ます。するどいなぁ。
あれ?フォースにバランスをもたらすルークを、この世に遣わしたのが、フォースの子(神の子)であるアナキンではないか、っていう意味かな?
こういう解釈はどうでしょうか?聖書からは遠くなりますが・・・
フォースっていうのは、自然そのものが宿す力だと思います。だから、不自然な経緯で(父親不在で)アナキンが生まれるというのはフォースの法則にはのっとっていない。アナキンの誕生には別の力が介在している、つまり、シディアス卿に作られたと。
もしアナキンがフォースの子(神の子)であるなら、シディアス卿はあんなに余裕をぶちかましていない気がするんです。アナキンがフォースの子(神の子)であるなら、シディアス卿にはアナキンの未来が予測できないでしょうから、もっと警戒するんじゃないかな。それを、「アナキンは絶対堕ちるぞ、オレのもんだ」ぐらいに、ある意味"父親気取り"の余裕が感じられるんです。
それにシディアス卿は、たしかエピソード6の中盤で、ルークについて、「すべては計画通りだ」みたいなセリフをダース・ベイダーに言っています。"すべて"というのがどの範囲を指すのかわからないのですが、「アナキン、おまえについても、おまえの子供のルークについても、すべては計画した通りに進んでいるんだぞ」という広い範囲を指しているようにも聞えます。この解釈だと、ルークはシディアス卿にとってはほとんど"孫"ですから、やはり"手に取るようにわかる"と感じている。
自らも愛の産物ではなく意図的に創造されたシディアス卿には、愛というものが理解できない。だから、アナキンについてもルークについても、"すべては計画通り"だったはずなのに、最後の最後に、計画にはなかった愛によって敗北を強いられる。愛だけは予測できなかった。
そんなふうに考えました。シディアス卿もアナキンも暗黒面出身と言ってしまうと、悪をもって悪を制する話になってしまいますが、アナキンは愛を知っていた、そこがシディアス卿との決定的な違いなのではないかと・・・むずかしいですね、わかんなくなってきたな(笑)。
> EP3でクローンによってジェダイが粛清され、EP6でシス排除と同時にクローン兵もこの世から末梢されたのなら、なんか意味がありそうですよね。って。
意味ありそうなところ、ほんといっぱいありますね。意味深な度合いは聖書に負けてないかも(笑)。
> SWとハリーポッターについて、是非語り合いたいです。
あー、さるおそれ大賛成。ハリポタについても語り合いたい!
是非相手してください。
これからもよろしくお願いします。
> シディアス卿がアナキンを生み出したというのは信じたくはありませんが、
さるおも信じたくはないな(笑)。それに、そう匂わせる部分が出てくるだけで、確証はないんです。ほんとはね、EP7以降でそれがわかるんじゃないかと思うんだ。レイア姫も覚醒するはずだし。でもやらないことに決めちゃったからしょーがないなー。答えはルーカスのみぞ知る、だね。
EP7以降、ほんとに観たいんだ。なによりヨーダの故郷の星が観たいぞ!
EP3には語りたい事もつっこみたい事も沢山ありますが、それらを含めて素晴らしい映画でした。
さるおさんの
>>アナキン・スカイウォーカーという人間の生涯であり贖罪の物語
>>彼はヒーローだけど、傲慢で、無知で、心優しく、弱々しい
>>どうしようもなく等身大のアナキンの感情が生み出すどうしようもない悲劇、これが観客を泣かせる
この言葉にとても共感しました。
でもヨーダやメイス・ウィンドゥ、もしかしたらダース・シディアスさえもそれぞれの過去に起きた経験(トラウマ)があって、少しずつ判断を誤って、それが結果として大きな悲劇になっちゃったのかもしれないと思いました。
誰もが悪くて、誰もが悪くない。みたいな。
うまく言えなくてごめんなさい。
人は時に間違える。それがとりかえしのつかない事になる場合もある。でも、悔い改める事もできる。犯した罪を消す事はできなくても。
SWシリーズを通して観た私の感想です。
ちなみにEP3でうっかり萌えてしまったキャラはグリーバス将軍とバラクティル(オビ=ワンが乗った大トカゲ)です。
結果として大きな悲劇になっちゃっただけで、誰もが悪くて、誰もが悪くない。
とってもよくわかります。みんなそれぞれ十字架を背負っているけれど、弱いだけで悪いんじゃない、アナキンだって、悪くないんだよね。
> 人は時に間違える。
そうなんだよね。だからこれは、過ちを犯したひとりの人間の贖罪の人生そのものなんだよね。人間ドラマとして、深いよね。
グリーバス将軍と大トカゲは、たしかに両方とも可愛かった!
トカゲには乗ってみたいなぁ。でももうちょっとゆっくり走ってくんないと、修業が足りてないさるおは落っこちちゃうけど(笑)。
まずは、おおせのとおり、456123の順番で見ようとしたのだけど、
6が貸し出し中だったので、451236になっちゃった。(笑)
でも問題なかったし、とっても面白かったよ。
むしろこの順番でもよかったかな。。と思った。
3はもちろん劇場に行って観ました。こっちは都心よりも遅れてくるから遅いんだ。
30日までだったから、あわてて見に行った。
順番は4からみるって言う意味が、実際に映画全体を見てわかりました。
本当に、感動の超大作ですね。
スターウォーズのファンになってしまったぐらい面白かった。
さるおさんの記事よんでも、映画をみてないと、なんのこっちゃら
わからん。というだけで終わりますが、全6作品を観たから、
今では言ってる意味がわかるというもんです。
それにしても、すごく深い読みをしているね、さるおさん。
それに、ジェダイという言葉が日本の時代劇から
来ているとは目から鱗な情報ですね。
衣装も着物だというから、よく観てみると、そうなんだな。
なるほど。哲学的で奥が深い話だ。
TB2つともありがとうございました。
こちらからも2つにTBさせていただきました。
いやあ、観てよかったです!
これからも徐々におすすめの映画は観てゆきたいです!
EP3は劇場に行けてよかったね!ド迫力だもんねー。
> スターウォーズのファンになってしまったぐらい面白かった。
けっこう奥が深くて、ハマりだすと止まらないぞ、気をつけろ(笑)!
micchyさんもおっしゃってるとーり、アナキンの人生ね、人生劇場。悲劇ではあるけれど、ありきたりの等身大の人生劇場なのだ。
> それに、ジェダイという言葉が日本の時代劇から来ているとは目から鱗な情報ですね。
衣装も着物だというから、よく観てみると、そうなんだな。
ふと気づけば、これってあんまり書いてる人がいないような・・・レア情報だったのかもしれないぞ。
うん、さるおさんの超レアな情報で得した気分♪
前にね、スターウォーズのフィギア欲しさに、ペプシコーラを何ケースも買って行く
人を見たんだけど、当時としてはそういう気持は全然わからなかった。
まさか自分はフィギアなどは集めませんが、あのたくさんのキャラに囲まれていたいっていうそういう人たちの気持ち、今となってはわからなくもないです。
> ペプシコーラを何ケースも買って行く人を見たんだけど、
何ケースもってゆーのはすごいぞ。きっとレアなやつとそうじゃないやつがあってさ(ジャー・ジャー・ビンクス率は高いけど、ジャバ・ザ・ハットは100本に1本!とか・・・ヘンな例えだな・・・)、逃したくなかったんだろうね。
私は旧3部作のSWEP6をリアルタイムに観て映画というものに興味をもち始めました。5歳だったかな?
中でもSWは特別なもので、一生NO1です。色々な要素があり、意味を考えらされる映画です。人間心理、哲学、宗教的な、なんか本当すごい映画だなぁと思います。何回みても飽きはないですね。ルーカスはすごいですよ。
これからもよろしくお願いいたします。
旧3部作からリアルタイムで観てきたので、サーガの完結にとても感慨深い気持ちです。いろんな楽しみ方をできる作品ですよね。
> 父の後で息子を描いても、あ〜またか〜と言われてしまうが、順序が逆なら観客にとって驚きとなる。
まったく同感です。
でも、ついにDVDも出揃ったことですし、今後はスター・ウォーズ未経験の若者達はエピソード1から順番通りに観る、ってことの方が多くなるのかも知れませんね。
それって、もうスター・ウォーズを「初体験」できない僕らから見ると、ちょっと羨ましいような、何だか勿体無いような…。
私も弱き存在としての人間っぽいアナキンが描かれていたのが、とても良かったです。そして、徹底的に「悪」の存在であったダース・ベイダーを描いて後に、彼の前半生を描いた点も、秀逸だなぁと思いました。
新三部作を見てから旧三部作を見ると、ダース・ベイダーの最期の場面が一層痛ましく思えます。そして、作品全体の持つ深みが増したように感じました。
EP6のとき5歳ですか。ちょっと怖くなかった?
> 一生NO1です。
そうだよね!すごくよくわかります。哲学とか生き方とか、おしえてくれますね。それにやっぱり、この歴史に勝てる映画はそうそうないです。
ちなみにEP6時、さるおは12歳でした(涙)。
> サーガの完結にとても感慨深い気持ちです。
ほんとですね。アナキンの人生を思い、27年の歳月を思い、EP3でやっと深い哀しみを観客と共有したその罪と贖いを思い、なんとも感慨深いです。
6つ全部観て、やっとSWの何たるかを自分なりに語れるようになる、そういう作品ですね。
> 今後はスター・ウォーズ未経験の若者達はエピソード1から順番通りに観る
まっさらな状態でEP1から順番に観るって、そうだねー、羨ましいような勿体ないような、ヘンな感じだなぁ。どんな感想持つんだろう?
映画の1作目(EP4)の頃って、時代も手伝って驚きが大きかったから、やっぱりさるおは1作目(EP4)かた共に歩めた世代でよかったなーとは思います。
> 私も弱き存在としての人間っぽいアナキンが描かれていたのが、とても良かったです。
SWシリーズの核ですね。
> 「悪」の存在であったダース・ベイダーを描いて後に、彼の前半生を描いた点も、秀逸だなぁ
ほんとにそうだよね。EP4〜6があったおかげで、子供のころのアナキンがいかに天使のようだったか、青年期のアナキンがいかに正義と脆さを体現したか、苦しいほどに浮き彫りになりました。
> ダース・ベイダーの最期の場面が一層痛ましく
"ダース・ベイダーの最期"の持つ意味が、個人としても"選ばれし者"としても、俄然意味を持って輝き出しました。本当に深い作品ですね。
お返しTBなどなど遅すぎで申し訳ないです・・・
さて。
そうですか、エピソード4が6歳ですか。
私はもっと上だったんですが
(年、ばれるなあ)
とにかくリアルタイムでこの6部作を
観られて良かった思いましたね。
終わったなあ、としみじみ感いっぱいです。
でも、こんなに深く考えたことなかったですよ。すごいですね!
なるほどね、シディアスがアナキンを
生み出した、ね。ありうる設定ですね。
いろいろ解釈できて何度も楽しめるからこそ、世界中にファンがいるのでしょうねえ。
この記事を見たらDVDを買いたくなってきました。
どうしようかな・・・
またお邪魔します。
ワタシはさるおさんのように、映画を深く観れなくて、上っ面だけをフムフムと観てるよなと思っているので、こんな長文の記事はupできません。
随分研究熱心な方だなと感心しています。これから映画を観る時には、もう少し研究?勉強?しておいた方がいいのかな、とチョッピリ反省しておりますが。。。
エピソード4時点で6歳よりもうちょっと上くらいの方が、いろいろ理解できて楽しかったかもなぁと思います。さるおはびっくりするだけで、当時はストーリーなんてあやしかったですから(笑)。
でもとにかくリアルタイムで6部作を観られてことは甚大な価値がありますよねー。
> 終わったなあ、としみじみ感いっぱいです。
ほんと。観客は座って観ているだけだけど、達成感があるというか、わびしさを感じるというか、すごく不思議な感慨があるよね。
> シディアスがアナキンを生み出した、ね。ありうる設定ですね。
これは、6部作として完結した今となっては無用の邪推です。それはわかってるんだけど、当初は9部作を予定していたわけで、EP7〜9が平和なだけというわけにはいかない、もう一悶着あるはずなんですよね。とすると、ルークとレイアに暴れてもらうことになる。
ふたりがアナキンの子というだけなら、アナキンは本当は邪悪ではなかったので、この双子も善良だということになって、一騒動の芽がありません。でも、シディアスの実質上の孫にして、アナキンの子ならば、そこには善良さと同時に悪が潜在している。ルークとレイアに同量ずつでもいいし、そうじゃなくてもいい(この場合ルークとレイアが戦っておそらくどちらかが死にますよね)。
そんなふうに考えてたんだ。
解釈の自由を残したあたりでも、ファンの多さは納得だよねー。
> 随分研究熱心な方だなと感心しています。
さるおね、映画大好きなんです(笑)。愛っす。
EP3はなんだかとっても駆け足でしたねー。横浜マダムさんがおっしゃるように、もっと時間をかけた心理描写ができたらさらに大傑作だったと思います。