2007年08月14日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 8 【メモ】

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは"謎の答えと新たな伏線の宝庫"第8章について、勉強してみます。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

8:The Wedding【メモ】

The Burrow(ウィーズリー家)はOttery St. Catchpoleのはずれに位置しています。

トンクスのお決まりの挨拶"Wotcher!"、これは訳本だとなんて書いてあるのかな?

"The Quibbler"の編集長ゼノ(Xenophilius Lovegood)さん。
"Xenophilius"はギリシャ語の"Xeno"と"Philia"をくっつけた造語っすね。意味は"xenos(奇妙な/未知の)"と"philia(philos)(愛)"で"奇妙な愛"。エキセントリックな仲良し親子にぴったりの名前です。
三角形の目のような不思議なシンボルといえばまず思い浮かべるのは左のやつ(Eye of Providence)ですが、例のこっちがそうなのかな。だとすれば、クラムさんの言うことは少し違うかもしれない。

eyeoftriangle.jpg シンボルHP7.jpg

ノーム(Gnomes)っちゅーのはドイツの童話(グリムとか)なんかによく登場する庭に住む小妖精です。名前の意味は"knowledge(知識)"です。ハリポタに登場するノームもじつは博識。言葉を覚えるんですね。で、誰かを噛むと、そのスキルが感染するわけだな。
アルバス・ダンブルドアはMermish(マーミッシュ)をしゃべります。ははーん、噛まれたんすね、ノームに。

Muriel PrewettのMurielはゲール語なら"bright sea(輝く海)"、ラテン語なら"angel of June(6月の天使)"、アラビア語なら"myrrh(没薬)"、ヘブライ語では"fragrance of God(神の芳香)"。すげー名前だ。かなり威張りんぼのおばさま、名前負けしてますが(笑)。
彼女のティアラは彼女の家に代々伝わる家宝です。ただのティアラなはずはありません。ムリエルはそれをフラーの頭に乗せました。天使(あるいは神)が、フラー・デラクール(fleur de la cour)という"王宮の花(flower of the court)"の名を持つ女性の頭に冠をのせたわけです。ウィーズリー家が"王家の血筋"を象徴していると考える理由のひとつはこれです。
うーん、やっぱりこちらと関係あるんじゃねーか。あんな思わせぶりな記述が伏線ではないはずがない!
ちなみに、フラーのミドルネームのイザベル(Isabelle)は英語では"Elizabeth(Elisabeth)"!"Isis(愛の女神)"と"bella(美)"でフラーそのものです。あるいは"誓い"という意味ですね。

"Odo the Hero"、この歌で、"魔法使いの葬儀のスタイル"がわかります。

アリアナ(Ariana)はギリシャ語なら"Holy one(聖なる者)"、ウェールズでは"silver(銀)"!ティーンエイジで亡くなってます。彼女が魔法を使えないこととパパさん(Percival Dumbledore)の逮捕、つまり3人のマグルの青年を攻撃したことは何か関係があるんじゃないか。彼女は何か原因があって魔法が使えなくなったんじゃないかと思います。彼女の早すぎる死もまた、病気なんかではないと思う。アルバスが生涯忘れることができなっかたくらいの大事件が起きたのではないかと思います。
となると、ウェールズでは"greatest champion(偉大なチャンピオン)"、アングロサクソンなら"family ruler(家庭の支配者)"のケンドラ(Kendra)さんの死因も気になります。彼女が亡くなったのはアルバスが18歳のとき。まだ若かったはずです。ここにも悲劇があるはず。
さるおはリタの言うことなんか信じませんよ。
同時にドージさんが知るダンブルドア家もまた真実ではないと思います。
"Lies"(嘘)はないとしても、"truth"(真実)はまた別にあるんじゃないかな。それが第18章で明かされるのではないか。

ランスロット(Lancelot)、この名前は、来たなぁーっ!と思いました。Sir Lancelot(Lancelot du Lac)、円卓の騎士です。

そしてグリンデルバルド。発音はグリンデルウォルドかな。

心ゆくまでさるお、もんち!
この記事へのコメント
おぉ、さるおさん素敵です。いつもながら、さるおさんの博識ぶりには驚くばかりです。
Xenoがぶら下げてた“三角形の目のような”ものは例のモノでしたか…クラムが悪のシンボルと言っていたので気にはなりましたが気づきませんでした。しかもグリンデルバルドつながり。でも、悪のシンボルには違和感が…ウォンバットの試験にあったから。机の上に置いてあって|△○の順に重ねないと試験ができなかった。だから悪とは思えない。じゃぁ何?…ってわかりません。そしてペヴェレルの紋章…(-_-;)う〜んますますわからない。
ここで、ある不安がよぎりました…すべて読み終えた時、複雑に絡み合っている魔法界のお話(因縁?)を私は理解できるのだろうか??心配です。
ところで、トンクスの“Wotcher!”訳本ではたぶん「ようハリー」か「よっハリー」です。5、6巻で二人が会った時にそう言っています。
まだ情報がバラバラなので思考が空回り中。早くスッキリしたい〜
Posted by ピンク at 2007年08月14日 06:23
さるおさんの分析は相変わらず凄いです。
名前の語源とか、勉強になります!

三角の目のようなもの・・・は、あのマーク出てきたーって感じでしたが、まだまだ謎だらけですね;
まだ先が長いので、これから・・ですね。

さて、そろそろ読み直しにとりかかりたいと思います。
Posted by aiai at 2007年08月14日 07:15
つい最近、ヒトラーやらラスプーチンの本を読んだのですが、ラスプーチンが『名前を言ってはいけない人』と呼ばれていたという所を読んで、ヴォルちゃんと一緒だぁ〜!!と大興奮しちゃいました
Posted by sinobu m at 2007年08月14日 07:52
さるおさん、8章のメモは凄いです!
ミュリエル、フラーのミドルネーム、アリアナ、ケンドラの名前の意味を調べているとは!
で、あのマークがグリンデルバルド繋がり!?これにもびっくりしました。
そして、さるおさんのダンブルドア家に関する考えが良かったです。リータを信じないけれど、ドージさんの知るダンブルドア家も真実ではない。
なんかこれ正しいと思います。
では、真実を知るのは誰でしょうか?
アバーフォースが一番有力ですね。あと、バチルダさんはどうなのか。
で、さるおさんは18章で真実が明らかになるかもと書いていますが、、、、。
18章で明らかになるかどうか私は知っていますが言えないです。

にしても8章は情報洪水の章です。謎を産む章でもあって。

で、パーシバルのマグルへの襲撃とアリアナが魔力を持たない(使えない?)事が関係しているというのもいい推測ですね。
で、アリアナの死は大事件!あぁ〜。確かにそうかもしれません。かなり重要な事があったはず!(そうじゃなければアバーフォースはダンブルドアの鼻の骨を折るでしょうか?)
アリアナの名前の意味が聖なる者、銀というのも気になります。アリアナちゃんこそが聖人なのかもしれないですね。純粋で穢れなき存在だったのかも、、、。
そして、家庭の支配者と偉大なチャンピオンの意味を持つ名前であるケンドラさん、なんか怖い母親のイメージです。けれど、彼女の死も悲劇があったのかもしれません。(惨劇だったりしたらそれもそれで凄いと思います。)
これでダンブルドア家の人の名前の意味がわかりましたね!、、、とかいってわかってない奴がいたじゃん!アバーフォースの名前の意味がわかってなぁい!でも何かハリポタの本でアバーフォースの名前の意味が「迷子になる」って載ってました。おいおい、迷子になるって、、、!なんか兄ちゃんと随分違う感じがしますね。なんかこれじゃアバーフォースだけマヌケな感じがしちゃうよ〜(泣)
さるおさんはアバーフォースの名前の意味をご存じでしょうか!?わかっていたら教えて下さい!
ミュリエルは名前負け(笑)、そしてフラーは凄いフラーらしい名前の意味だと思いました。

本当にいいメモでした!
さるおさんこれからも頑張って下さい!
Posted by at 2007年08月14日 08:40
ピンクさん

> さるおさん素敵です。

えへへ。メタボっても素敵だなんて。(←わかってない)

> Xenoがぶら下げてた“三角形の目のような”ものは例のモノでしたか…

まだはっきりとはわかりません。だけど、記述から想像するとよく似ていることはたしかっすね。
クラムはグリンデルバルドって言ってるけど、ほんとかな。さるおも違和感があります。"悪いモノ"だとは思えないよね。

ペヴェレルについては、とても古い、由緒ある家柄ですが、難しいっすねー。マーヴォロおじさんがやけに自慢がだったことを考えると、相当に地位の高い貴族だったことは間違いない、さるおは"王家"みたいな理解の仕方です。

> 「ようハリー」か「よっハリー」です。

トンクスはカジュアルでほんと大好き。こうやって声をかけてもらえればすぐにお友達になれるなー。
Posted by さるお at 2007年08月22日 11:25
aiaiさん
三角の目のようなもの、あれで合ってるのかな。まだわかりませんが。
もしグリンデルバルドの印なんだとしても、それが悪い意味だとは限らないような気もします。
謎だなぁ。

> そろそろ読み直しにとりかかりたいと思います。

すげー!
さるおが2回目に突入するのはいつになるやら(涙)。
Posted by さるお at 2007年08月22日 12:20
sinobu mさん
ラスプーチンさん、He-Who-Must-Not-Be-Namedっすね。DDが「ヴォルディは恐怖政治をする独裁者に過ぎない。仕返しを怖れ、より支配に固執する、歴史上のあらゆる暴君と同じだ」と言っていたのを思い出すね。ハリポタもずいぶんと政治色が強くなって来たしなー。
Posted by さるお at 2007年08月22日 12:25
閑さん
あのマークがグリンデルバルドの印だって、クラムは言ってるね。

> リータを信じないけれど、ドージさんの知るダンブルドア家も真実ではない。

DDの家族は冒涜されなければならないような人々ではないと思う。けど、美化しすぎたらそれも真実とは少し違う。そんな気がするねー。

> 真実を知るのは誰でしょうか?

さるおも、アバフォースとバチルダだと思うなぁ。

> パーシバルのマグルへの襲撃とアリアナが魔力を持たない(使えない?)事が関係しているというのもいい推測ですね。

当たってるのかな(笑)。だとすれば、アリアナを殺害したのはDD(もちろん意図せずに)ってことになりそうだけど(涙)。

> アバーフォースの名前の意味がわかってなぁい!

"forth"は"離れて"かなと思うけど、"aber"がわかんねぇっす。
"迷子になる"かぁ。うーん。
『DH』と読み終わったときに、これがわかってたら嬉しいな。
Posted by さるお at 2007年08月22日 16:27
さるおさん大量の回答ありがとうございます!
そして返事遅くてすみません。
さるおさんも真実を知るのはアバーフォース&バチルダだと思ってるんですね。やっぱりそうですよね〜。
そしてパーシバルさんのマグル襲撃。関係あるのならアリアナを殺害したのはDDですよね、、、。信じたくありません。けど、アバーフォースがDD殴ったのならそうな気もする。ああ、気になりすぎます。

そしてアバーフォースの名前の意味早く知りたいですね。ローリングさんが教えてくれる事を祈ります。杖や守護霊、まね妖怪とかも知りたいですね。

ではさるおさんうざったらしい返答すみません!

ではさるおさん頑張って下さい!
Posted by at 2007年08月23日 20:31
閑さん

> アリアナを殺害したのはDD

もしそうならば、『HBP』の洞窟で毒を飲んだときにDDが見たモノがすんなり説明できるよね。

アバーフォースの名前の意味や杖やまね妖怪はわかりませんが、守護霊はヤギしかねーな(笑)。
Posted by さるお at 2007年09月10日 19:40
『HBP』の洞窟で毒の飲んだ時に見たのはアリアナ殺害??めっちゃキツイですね。もう見たくないし、思い出したくないと思うので。
そしてアバーフォースの守護霊はヤギ!あ〜そうかもしれないですね。
洞窟の毒をアバーフォースが飲んだらアリアナが死ぬ瞬間だと思います。
しかし、ヤギと不死鳥かぁ。随分感じが違う守護霊ですね。
あと私はアバーフォースに守護霊が作れる程の幸せな記憶があるかどうかが疑問なのですが、、、。

さるおさんの返事とても参考になりました。
ありがとうございました!
Posted by at 2007年09月13日 14:07
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