2007年08月30日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 14

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは大事なシーンを目撃します。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

14:The Thief

目を開けると、そこは林の中。木漏れ日が、緑の間にキラキラです。一瞬、ホグワーツの"Forbidden Forest"かと思いましたが、木々がもっと若々しくて、"森"ではなく"林"です。
ポリジュース薬の効き目はちょうど切れるころ。横に倒れているロンを見ると、!!!
今度はロンが、ま、まさかの、血まみれ。左半身が真っ赤な血でぐっちゃぐちゃですよ。赤毛に戻りつつあるロンちん、何もかも真っ赤です(涙)。
「どしたの?」とハリー。
「Splinched(ばらけちゃった)」とハー。(詳しくは下のメモに書きました)
ハーはロンのシャツを破り、出血しているところを大急ぎで探します。ハリーは今まで、"splinching"ってちょっとコミカルだと思ってましたが、実情はとんでもない痛々しさ。ロンの腕から、肉の塊が、ナイフで削ぎ落としたようにごっそりと失われています。
「"Essence of Dittany"をバッグから出して!早く!」
ハリーは動揺しながらも"Accio Dittany!"で茶色いボトルを取り出します。ロンの意識はもうありません。手が震えて蓋が開けられないハー、怖かったんだなー。それでも懸命に、ロンの傷口にエキスを3滴落とします。「ほんとは元通りに治す魔法があるけれど、もし失敗したらと思うと怖くてできない。これが私にできる精一杯よ」
みるみる傷口に新しい皮膚が再生して止血できました。

突然林の中にいる理由を、ハーは目に涙をいっぱいためて、大きく息をついてから、こう説明しています。
「魔法省から瞬間移動するとき、ヤクスリーが私につかまってくっついてきた。振りほどこうとしたけどだめで、グリモルド・プレイスまで一緒に来ちゃった。そこに降りたったらヤクスリーの手が緩んだから、"Revulsion Jinx"で振りほどいて、とっさに私がふたりをここに連れてきたのよ。誰にも知られずに隠れられる場所がいいと思って、QWCが開催された林に。私、ヤクスリーを"Fidelius Charm"の圏内に入れちゃった。私たちみんながシークレットキーパーなのに、私がそのシークレットをDEにおしえちゃった。えーん、ごめんてばー」
「いけないのはぼくだよ。カエル部屋のドアにマッドアイの目がはめ込まれてるの見て、そのままにしておけなくて持ってきちゃったんだ。だからバレちゃったんだもん」

前回のハーによる"Side-Along-Apparition"でDEに襲われたトリオとしては、今回もまた襲われるんじゃないかっちゅー緊張がつきまといます。移動し続けなければ危ないかもしれません。でも今日は、やっと意識が戻ったロンを連れて移動なんてキツすぎる。ハーは、杖を上げ、ハリーとロンの周囲をぐるぐると歩きながら呪文を唱え、彼女が思いつくあらゆるプロテクションを周囲に張り巡らせました。
Salvio Hexia ... Protego Totalum ... Repello Muggletum ... Muffliato ... Cave Inimicum ...
「できることはすべてやったわ。これで少なくともやつらが来るのがわかる。ユーノーヘビ男を防げるかどうかはわからないけれど」
そしてビーズのバッグに入れて持ってきた、QWCでウィーズリー家が使ったテントを、"Erecto!"と再びこの林に張ります。
あー、ロンはヴォルディの名前を聞くのが嫌みたいです。ハリーにもハーにも"You-Know-Who"を強制してますね。

ハーは、カエルおばばから奪ってきたロケットを出します。小さな緑色の石が"S"字型にはめ込まれた、傷ひとつない、鶏卵ぐらいの大きさのロケット。ハリーもハーも、奪えたことに驚くロンも、そのロケットを開けようと思いつくことすべてを試すけれど開きません。ところがロンは、あることに気づきました。まるで心臓のように、たぶん内側から、トクントクンと心拍している。
開ける方法がわかるまで、ハリーはそのロケットを首にかけて身に付けていることにしました。
夕闇がせまり、あたりにはコウモリが飛んでいます。ハーが持ってきたのはやかんとカップと紅茶だけ。ハーはきのこを探してきて、健気に食べる物を作っています。
あらー、またまた額が痛くなり出しましたよ。
「それよこせて、グレゴロヴィッチ」
杖を、その人物のほうに構えています。その人物グレゴロヴィッチは空間に宙づりです。
「持ってない!ずいぶん前に盗まれたんだ!」
そして暗転。次は、木材や金具類がたくさん置いてあるグレゴロヴィッチさんの工房です。その部屋の窓に、まるで大きな鳥のように降り立ったのは、ハンサムな金髪の青年です。彼はグレゴロヴィッチさんに"Stunning Spell"をかけ、そして歓喜の笑い声を残して去って行きました。
そして先ほどのシーンへ。
「誰が盗ってったんや、こら、グレゴロヴィッチ、はよ言えや」
「知らない!若い男だ。ぐわぁーっ、やめれー!」
そして緑色の閃光。

ヴォルディは、"兄弟杖"が抱える問題を解消するためにグレゴロヴィッチをたずねた。けど、何も質問しないうちに殺してしまいました。どうもおかしい。
そして、なんだか見覚えがあるような気がするあの笑顔の青年。フレッドとジョージによく似た雰囲気の、いたずらっぽく陽気な笑顔の青年。彼はいったい何を盗んだんでしょうか。

【メモ】

ハーのセリフの"Splinched"、これはハリポタにたまに出てくる表現です。瞬間移動したときに身体全部が移動できなくて部分的に残して来ちゃったりする、あの状態を意味する造語です。"split"(分かれる)+ "pinch"(挟む)です。おそろしくも、身体が"ばらけた"状態。この現象を"Splinching"と言ってます。
"Essence of Dittany"はディタニーという植物のエキスです。傷口に皮膚を再生します。『One Thousand Magical Herbs and Fungi』に載っているのを、ハリーも宿題で読んだことあるはずなんだけど(笑)。

"Revulsion Jinx"って何でしょう。これはよくわかりません。

"Salvio Hexia"と"Protego Totalum"はプロテクション、"Repello Muggletum"はマグルよけ、"Muffliato"はブンブンいう羽音のような音を使って会話を聞かれないようにする盗聴よけ、"Cave Inimicum"は侵入者警報。
"Erecto"はテントを張る呪文。

"笑顔のどろぼう青年"、これはふつーに考えたらグリンデルバルドです。
グレゴロビッチさんは東欧の杖職人さんで、グリンデルバルドは東欧のダークウィザード。グレゴロビッチさんから杖を買った東欧のヴィクター・クラムは、東欧の魔法学校でグリンデルバルドの後輩。
やっぱグリンデルバルド以外に考えられん。
"Fred and George-ish"なハンサムな青年、ほんとにわるい人なのかな?ここにも秘密がありそうです。
さるおはヴォルディが10代の終わりころ、グリンデルバルドに会っている可能性があると思ってましたが、違うんだな、"どろぼう青年"の顔を見ても誰だかわかんなかったわけだから。で、ダンブルドアによるグリンデルバルド撃退は1945年なので、ダンブルドアはグリンデルバルドを殺害していないことになります。ってことは、グリンデルバルドはムショにでも入ってたんでしょうか(笑)。
ちなみに、若き日のグリンデルバルド(たぶん)が盗んだモノは、今ヴォルディがほしがっているモノで、"あの杖"のはずです。"その杖"がほんとに"あの杖"かどうかわかりませんが、さるおは"杖の王様"的な杖が出てくるはずだと思っています。

心ゆくまでさるお、もんち!
この記事へのコメント
>笑顔の泥棒青年・・・
これには、笑ってしまいました!
ニヤケタ とか、含み笑い とかじゃなくて、笑顔というのが爽やか!!
でも泥棒・・・笑
Posted by sinobu m at 2007年08月31日 07:57
もう14章まで来ましたねー。
しかし、笑顔のどろぼう青年、見てみたいです。やはりグリンデルバルドっすね。
あ、13章で(写真で)ダンブルドアの隣にいた金髪の人とイコールだったりしませんかね?
そうだと面白い展開が期待できるのですが。
笑顔のどろぼう青年が奪ったのは杖の王様ですよねー?どろぼう青年=グリンデルバルドだと仮定しますとグリンデルバルドを倒したのはダンブルドアだから、ダンブルドアがその杖を所有していた?けど塔の上から下に落ちちゃったんだったな、、、。杖が折られた可能性もあるけれど、グリンデルバルドを殺してなくてアズカバン行きだったんなら、先にダンブルドア杖奪うの可能だよねー。
という事は今所有者はいません!という結論が出ますね。実際どうなのでしょうか。
しかし笑顔のどろぼう青年、映画『DH』で見てみたいですね。

別の話ですが33章までの内容をだいたい知ってしまいました。あー、キツイ展開だという事だけ言っておきます。興奮する場面もありますよ。

長くなってしまってすみません。
ではさるおさん頑張ってください!
Posted by at 2007年08月31日 10:07
さるおさんこんにちは。サッカーも始まって大忙しのところありがとうございます。

前章の最後のところの謎が解けました。ヤクスレーしつこーい!!さすがDE。ざっと読みで先を進んでいますが、ハーちんがなんだかけなげで、相変わらず賢くて用意が良くてますます好きになっています。気が強くてもやっぱり女の子っていう感じで可愛いです。
Posted by みかりん at 2007年08月31日 13:38
想像以上に厳しいですね。なんだか落ち込むような展開だし、呪文のオンパレードだし。
それを理解するだけでもひと苦労です^^; それから、出てきましたねーグリンデルバルド:ハンサムな金髪青年。実はまだ生きてるってことにビックリ。死んだと思っていたので意外でした。でも、DDが打ち破ったっていう表現だったしね。じゃぁ今どこにいるの?
そして、杖。それはどの杖?ヴォルが直接探しているわけだし重要な物というのはわかります。う〜ん、情報の断片ばかりだと辛い(-_-;) ところで、キャンプ生活はいつまで続くのか?心配です。
Posted by ピンク at 2007年08月31日 15:21
さるおさん、こんにちは。
コメントはお久し振りですが、ツアーには密かにずっと同行させてもらってます。
自分一人では解らなかったとこ、いつもさるおさんに教えてもらってて…。
ホントに感謝しています、ありがとう。

ハーちゃんはすごすぎるけど、やっぱり恋する女の子ですよね、健気です(涙)
"Unstopper it for me,Harry,my hands are shaking."のトコ、泣けました(ノ_・。)
Posted by min at 2007年09月04日 11:24
さるおさん、みなさん、こんばんは。
金髪のイケメン泥棒君、映画で見てみたいですね〜♪
今までの映画でのイケメンといえば、セドリックや若かりし日のトムリドルでしょうか?
金髪さわやか系は今までにいなかった存在なので楽しみです!
Posted by おかやどかり at 2007年09月04日 23:05
sinobu mさん

>> 笑顔の泥棒青年・・・

そうそう、ニヤケタとか、含み笑いとかだったら"わるもん"なんだけど、こやつはとっても"merry"らしいので、わるもんとは思えんの。
今現在のさるお的推理ではね、バチルダんちに写真があったってことは、素直に考えて、バチルダの息子さん!
http://kooks.seesaa.net/article/54643752.html
そしてDDとはお友達。つまり、グリンデルバルドは、本当のわるもんではなくて、何か悲劇的な理由で現在の汚名を拝しているんじゃねーか、あるいは、DDのお友達なのに、DDの目の前で悪に染まった、"わけあり"な人なんじゃねーかな。
http://kooks.seesaa.net/article/53319281.html
Posted by さるお at 2007年09月11日 18:18
閑さん
笑顔のどろぼう青年、グリンデルバルド青年だと思うなぁ。そして王様的な杖の争奪戦、さるおとしてはこの展開が自然だと思います。

> ダンブルドアがその杖を所有していた?

これは大いにありうるねー。

> 別の話ですが33章までの内容をだいたい知ってしまいました。あー、キツイ展開だという事だけ言っておきます。

うんうん、ありがとう。さるおんとこはツアー(さるおの日本語訳)してるだけなので、あんまり思わせぶりなのが毎度だとつらいっす〜(泣)。
Posted by さるお at 2007年09月11日 18:24
みかりんさん

> 前章の最後のところの謎が解けました。

ヤクスレー、まじしつこい(怒)!
ハーにぶらさがってついてくるなんて、やめれー。

> ハーちんがなんだかけなげで、相変わらず賢くて用意が良くてますます好きになっています。

ハーはとっても女の子らしいっすね。ロンやハリーをたすけたり守ったりして戦い続ける強さも含めて、とっても女の子らしい。さるおも大好きー。
Posted by さるお at 2007年09月11日 18:28
ピンクさん

> 実はまだ生きてるってことにビックリ。死んだと思っていたので意外でした。

さるおもここはすごく疑問だったところです。DDはわるもん殺しをやったのかどうか。
殺してないなら、それはとってもDD的だなぁ。

> じゃぁ今どこにいるの?

いるとしたら、アズカバン刑務所?
そーいや、映画『OotP』で出てきたアズカバンビルヂング、上から見て三角形だったね。今ふと思ったんですが、あのシンボルと関係あるかな。

> それはどの杖?

さるお的にはこーゆー杖であってほしいけどなぁ。
http://kooks.seesaa.net/article/43701106.html
http://kooks.seesaa.net/article/35954257.html

> キャンプ生活はいつまで続くのか?

もう充分に長いっすけど、あんまり続くとハリーとハーが愛を育みそうでこわいっす(笑)。
Posted by さるお at 2007年09月11日 18:35
minさん
こんちはー。ツアー、一緒に行こうね。さるお読むの遅いけど、つきあってください。

> "Unstopper it for me,Harry,my hands are shaking."のトコ、泣けました(ノ_・。)

"There are spells that would put him completely right, but I daren't try in case I do them wrong and cause more damage. . . . He's lost so much blood already. . . ."
ここもね、大好きなロンに自信のないことをしたくないと思うハー、とっても怖がってて、必死なのが伝わってくるね。
Posted by さるお at 2007年09月11日 19:02
おかやどかりさん

> 金髪さわやか系は今までにいなかった存在なので楽しみです!

セドも爽やかだったけど、こちらはさらに爽やかさ倍増(笑)。誰が演じるのか楽しみっす。早く見たいねー。
Posted by さるお at 2007年09月11日 19:06
杖争奪戦。この単語は素晴らしいです!
ダンブルドアが杖を所有していたとさるおさんも思っていますか。嬉しいです。
だとしたら杖二本持ってる事にならないか?と疑問もありますけど。
その疑問は自分のブログに書いてみました。
さるおさんはダンブルドアの杖は二本だという推測は正しいと思いますか?
あとローリングさんの公式サイトでダンブルドアが生まれた年が1881と出ていましたが、これって間違いですよね?
なんか色々書いてしまいました!
内容最後までだいたい知っちゃいましたが、最後は意外に楽な気持ちになれました。それだけ書いておきます。
長々と失礼しました!
Posted by at 2007年09月13日 13:32
閑さん
ダンブルドアが例の杖を所有していた可能性はあるよね、その杖に選ばれれば。
でも杖2本だとは思わないなぁ。

> あとローリングさんの公式サイトでダンブルドアが生まれた年が1881と出ていましたが、これって間違いですよね?

そうなのか。合ってるかもよ、Joのサイトなら。
Posted by さるお at 2007年09月13日 23:12
さるおさんは杖二本はないと思っているんですね。私はグリンデルバルドが持っていた例の杖とそれまで使っていた杖とがあると思うんですけど、、、。グリンデルバルドを倒したのが1945年ですから、当然対グリンデルバルドをやる時は例の杖はグリンデルバルドが持っているので。だから、一本は今は未使用なのかなぁと思っています。
あとダンブルドアの生年月日。前Joはダンブルドアは約150歳とインタビューで答えていて、けど1881年生まれじゃ115歳ぐらいで死んだ事になるのでは?と思ったんですが、、、。約150歳が正しいとするなら1841年生まれの間違いでしょうか?
さるおさんすごく早い返事ありがとうございました。
Posted by at 2007年09月14日 11:00
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