※ネタばれ記事です。というか、大予想なのでネタばれになっているといいなという願望を胸に、"SAW WORLD"を考えてみます。ネタばれコメントも大歓迎です。これからシリーズをご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。
公式サイトはこちらです。
http://www.saw4.com/
そしてこちらに手がかりの大半があります。
http://www.officialsaw.com/
まずはブタマスクちゃんの正体です。
この人はブレンダちゃんという人らしく、彼女の目の前に貼ってある写真はすべて彼女と彼女に関係のあるモノ(人物)を映したモノのようです。
公式サイトの"See What I See"で彼女のゲームを見ることができるYO!
※ 入力するコードは『SAW IV』の公開日(10月26日)です。
突入してくる人がリグさんですね。彼は最初何がおきてるのかわからず、きょろきょろしながらてっぽうを振り回してますが、観客とすれば一目瞭然、ブレンダちゃんは椅子に固定され、ゲーム説明のビデオ終了後に髪の毛がぐるぐると引っぱられるわけです。で、こりゃブレンダちゃんのゲームかと思いきや、ジグソウさんはリグ宛てにビデオメッセージを流してるんだな。ここで気になるのは、最近のジグソウが(『SAW III』以降)"game"と"test"を使い分けている点です。リグさんに「あんたの1つ目のテスト(first test)だYO!」と言ってます。ありゃ?なんだか『SAW III』のジェフみたいだ。
タイマーからわかるように、ブレンダちゃんを救うために用意された時間は60秒。みじけーな。で、"たすけなければならない"わけではなく、このまま彼女を置いて立ち去ってもかまわない、お好きにどーぞ(make your choice)、なーんて言ってます。どーやらブレンダちゃんは"悪い子"みたいっすねー。
リグさんはいちおうたすけようと右往左往して、引き出しからカードを見つけますが、ぜんぜん役立たずな"Time is waiting."カードで、結局ブレンダちゃんを救うことができません。ただし、死んでしまったわけでもなく、こんな大変なことになる。
人の髪の毛をまとめてモーレツに引っぱると本当にこうなるのかどうかは知りませんが、痛そう。
つくづく、これがもっと昔のできごとだったらいいなぁと思う。1作目『SAW』以前であれば、髪の毛のなくなったブレンダちゃんが、生まれ変わりたいから弟子にしてくれ、かなんか言って、ジョンが、ほんじゃこれを被ってブタとして生きろ、かなんか言って、ブタマスク人生に突入するという、美しくグロテスクなプロットになったのに。
さて、リグは何をテストされたのか・・・"極限状態で、救う価値のないような相手でも救う努力ができるか"なんでしょーか?
リグさんはブレンダちゃんを知っていたかな?これは、ブレンダちゃんの写真を撮りまくった人物が警察関係者で、つまりブレンダちゃんは警察に追われる身だったとしたらYESですね。もしも、ブレンダちゃんの写真を撮りまくった人物が他の誰かならば、リグさんは"極限状態で、見ず知らずの相手を救う努力ができるか"をテストされたことになる。
うーん、前者かな。
もちろん、"ブレンダちゃんの写真を撮りまくった人物が他の誰か"であった場合は、これまた興味深いことになります。
そしてブレンダちゃんと一緒に写真に写っているこの可愛い女の子は誰なんでしょーか。アップになるとこみっと、案外大事かもしれません。
ま、第1のテストっちゅーことは、第2、第3と続くはずです。で、3つなら3つ(いくつか知りませんが)をくぐり抜けると、これですわー!(たぶん)
(←クリックして拡大)
行方不明の同僚と、それより以前にタップを狂わせた事件の容疑者を救ってみろと、そーゆー感じになる。第1、第2、第3のテスト、プラス"これ"で、リグの持ち時間は90分。
しかーし!しかしですよ。さるおとしてはどうにも理解しがたいことがあります。映画を制作する、つまりびっくりさせる側としてね、なんで映画公開前にこんな"重要そう"なショットを公開してしまったのか?不思議でなりません。
だって、お客さんたちはこぞって、外科医が怪しいぞ、とか、悪徳デカはどーなったんだ、とか言って待ちかまえてるわけで、そのふたりが同時に登場だなんて美味しいショットをフライングで見せてしまったら、映画が台無しだと思うわけです。
ということは、一連の外科医が怪しいぞ説は、"mislead"(見当違い)だということではないのか?
本当の"どんでん返し"はまったく別のところからやってくるのでないか?
そう思うわけですね。でまぁ、それについては次の記事で書くわけで、ちょっと待っててください。ま、驚きの展開で、意外なところに辿り着いてみたいと思います。
次にこれです。さるおがジェフさんじゃないかと思った、ナイフ椅子の人。
ビリー・オーティス(Billy Otis)さんという俳優を知らなくて、アンガス・マクファーデン(Angus Macfadyen)さんと似ているなぁと思ってたんだけどね。この人は役名セシルさん、別人でした。
彼が座っているナイフ椅子。背もたれが"木"です。すごく普通の椅子に、ナイフ部分を取り付けたような、ジグソウにしては"原始的"な装置です。
セシルは結局死んじゃったようだし、ジョンは元気いっぱいだし、洗練されていないプリミティブな仕上がりを考慮すると、こりゃ回想(過去の)シーンで、しかもジョンのデビュー作。このセシルさんへの復讐からすべてが始まったんだと思います。『SAW IV』以降を考える上では重要でない可能性もありますが、"The genesis of Jigsaw's evil."を説明するっちゅー意味では超大事っすねー。まさに"起源"ですわー。
心ゆくまでさるお、もんち!
確かにローレンスとエリックは観客が徹底マークしている二人です。
この二人に注意をひきつけて、ぜんぜん違った角度からダマす。
言われてみれば、それもそうだ。
これがミスリードを誘う装置なんだとすると、どこから驚愕はやってくるのか。
「やっぱりな」
ではなく
「まさか!!」
と思わせるにはどうしたらいいのか。。
3代目ジグソウの正体が今回の終着駅なら、誰だったら驚愕に値するのか。
ジル?
アダム?
タップ?
実は誰でもなく、死せるジョン?
これはもう少し大きな絵を想像しなくてはならないのかもしれませんね(´Д⊂
これですね。clip1はブレンダのやつで、clip2はセシルのゲーム、clip3は女性とセシルです。もう知ってるかもしれませんが。
つまりこのclip3で女性(ジル?)がセシルのせいで死んで(お腹の赤ちゃんが死んで?)、その復讐のようなものとしてセシルのゲームをしたのかもしれませんね。
ではジョンとジルが別れた理由は何でしょうか。このような(ゲーム)をしたことで怒ったんでしょうかねぇ。
「怒りと復讐心は愛するものを傷つける」
これがジョンのその後に関するヒントではないかと思います。
> 言われてみれば、それもそうだ。
なので、このふたりは早めに出しておいて、忘れがちなタップに収束、あるいは職業を生かしてアダム、んでどっちかにジルさんが絡んできたりして、『V』(『VI』もあるらしいけど)のラストに1作目のもう1段深いタネあかしを見せてくれるんだろうな。
と妄想が大暴走です。
> 3代目ジグソウの正体が今回の終着駅なら、誰だったら驚愕に値するのか。
『III』を観る限りはホフマンなんだよなぁ。
> これはもう少し大きな絵を想像しなくてはならないのかもしれませんね(´Д⊂
うんうん、そう思う。『III』に出てきたティム・バード(オビ)のこともあるし、プレイヤーも"ジグソウ"も全員がどこかで繋がっている気がします。5作品(6作品)すべてが、複雑に絡み合ったたったひとつの物語なんだろうなぁ。
> 女性(ジル?)がセシルのせいで死んで(お腹の赤ちゃんが死んで?)、その復讐のようなものとしてセシルのゲームをしたのかもしれませんね。
これはおっしゃる通りだと思う。死んだのはベビーかな。
> ではジョンとジルが別れた理由は何でしょうか。このような(ゲーム)をしたことで怒ったんでしょうかねぇ。
ベビーの死かそれに付随して起きた何か(復讐ゲーム)のせいである可能性は高いよね。仕事場で、ジョンが作業着着てて、設計図の紙と三角定規と、写真が数枚あって、ジルが写真の1枚をジョンに突きつけてるみたいなの、あるじゃんか。あれ見てると、"ゲームをしたことを怒った"って感じします、あんたやり過ぎよ、みたいな。(あんたぬるいわよ、でもいいけど(笑))
あるいは、さるおの希望だとアダム。この場合はジルがジョンの最終ターゲットになっちゃうけど。
> 「怒りと復讐心は愛するものを傷つける」
っちゅーことは、ジョンはかつて復讐に燃えていたがために、ジョンの愛する者が傷ついてしまった過去があるってことかな。
セシルへの復讐心ゆえに結果としてジルを失ったとか。