2007年10月23日

映画『SAW IV』公開直前 完全(を目指してみる)大予想5 ローレンス・ゴードンの役割とジェフの死に方はこーじゃないかな(切望)

さるおです。
ネタばれ記事です。というか、大予想なのでネタばれになっているといいなという願望を胸に、"SAW WORLD"を考えてみます。ネタばれコメントも大歓迎です。これからシリーズをご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

SAWの原点に収束していくような、美しいラストが待っているはず。

I have to go and get help. If I don't get help... I'm going to bleed to death.
たすけを連れてくる。私が失血死しないかぎり、たすけを呼ぶ。
Don't leave me. No!
置いて行かないでくれ!
Don't worry, I'll bring someone back. I promise.
心配するな。誰かを連れて戻ってくる。
Lawrence! We're going to be okay?
ローレンス!たすかるよね?
I wouldn't lie to you.
嘘はつかない。

『SAW IV』のラストシーンは、『SAW』のラストシーンのフラッシュバックだと思います。
約束通り、アダムのところへアマンダが来る。つまり、ローレンス・ゴードンは失血死しなかった。"wouldn't lie"で"get help"したわけです。
ここでアマンダがアダムを窒息させようとします。この行為が、その後の展開のカギになっていると思いますが、これについては後でまた書きます。
とにかく、ローレンス・ゴードンはアダムをたすけたのではないか。そしてこの部分は『SAW V』へと繋がって行きます。(切望)

で、『SAW IV』のうちにローレンス・ゴードンが登場するとすると、それは『SAW III』の続きがいいなぁ。上述のフラッシュバックの手前に入れてほしいです。

『SAW III』で、ジョンはアマンダにこう言ってます。You just destroyed four lives. You just murdered Jeff's wife.(キミは4つの命を破滅させた。キミはジェフの妻を殺した)
4つの命。
それ、どの命?
あらためて考えてみます。
ざっと『SAW III』を観たら、そりゃ師弟と夫婦の4つです。この中で、師弟とリンで3つ、ここまではいいような気がします。が、4つ目はいったい誰なのか。

Now I will give you something to live for.(おまえに生きる目的をやろう)
if you want to get her back, you'll have to play a game.(娘を取り戻したければゲームをしろ)


この"保険のテープ"を聞くと、まるでジェフは娘を取り戻して生き続けることができるかのようにも聞こえます。The price for living with nothing but vengence.(復讐に燃えた人生の代償)を支払いながら。
でも、それと同時に、ジョンは言いました。Live or die. Jeff. Make our choice.(生きるか死ぬか、選べ)、そして、if you're listening to this then you've failed.(これを聞いているなら、おまえは失敗したということだ)。ということは、ここで死ぬ運命なのも間違いありません。
『SAW III』のラストで、食肉工場の病室は閉ざされてしまった。ということは、ジェフは外に出られないし、救急車も呼べないかもしれない。仮に通報できたとして、4分かかって救急隊員が駆けつけても、中に入れるかどうかは怪しい。となるとそもそもジェフが娘を探すっつっても無理があるわけで、さるおはやっぱり、娘は最初からあの病室にいると思うわけですね。そうっす、リンのおなかの中に。
『SAW III』のリンが病院のロッカールームに閉じこめられるシーンを観てください。ここがいちばんよくわかる、リンのおなかの大きさが。
ジョンのお子さんがジルのおなかの中で死んだように、リンのおなかの中の子は死ぬ運命にある。救えるかもしれないのは外科医です。
復讐に燃えた人生の"代償"は己の血ではないのか。
リンのおなかの子がジェフの子だという前提に立っているところが危ういですが(爆)、とにかく、赤ちゃんは母体を通して酸素を供給されているわけで、それがなくなったら、誰かが供給を替わらなければならない。
ということで、ローレンス・ゴードン登場(よろしくお願いします)。ジェフからの輸血で娘を救う。ジェフは失血死する。ということで4人目。

こうして『SAW IV』を観たみんながさらにローレンス・ゴードンにミスリードされていく。フラッシュバックが次々にバチバチして、そのすべてが、背後にいるローレンス・ゴードンを示唆しているわけです。
昨日の記事にも書いたとおりローレンスのシゴトが"死ぬはずの人間を救うこと"であるならば、ジョンが死んだあの部屋から、アマンダの死体も消えていてほしいです。

もちろん、ジョンがジェフにもリンにも、"ジグソウを継いでね"的に解釈できるセリフを言っているのは今でも気になります。
Now I will give you something to live for.(おまえに生きる目的をやろう)
If you make it through this, Lynn... you're going to thank me one day just like Amanda did.(もしこれを生き抜いたら、リン、キミもいつか私に感謝する、アマンダがそうだったように)
けどまぁ仮にジョンがジグソウ継承者をリクルートしまくっていたとしても、こうして次々に脱落していくわけです。

そしてまぁとにかく、『SAW V』で、最後のでっかいどんでん返し。
ホンモノの"サイコ"はこの2人のうちのどちらかです。(という記事はこれから書きます)

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 19:27| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお発『SAW IV』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
伊達です。

えっと、ずいぶん前に「V」、観ました。
でも前半のほとんど(トロイ?とケリーのゲームほとんど)見られませんでした。
あと、ジェフの息子を殺した男の人のゲームも。
ここは同居人に実況してもらいました。
でも「もう顔が反対向きになっちゃってるよ!」というセリフとか、
バキバキ、とかメリメリ、とかいう擬音だけで苦しくなっています。

たしかにローレンスはみんなが怪しんでいるから本当の黒幕ではないかもしれませんよね。
さるおさんのマニュアル読む前に「SAW」を観た私ですら
「ローレンス怪しい!」って思ったくらいだし。
でもやっぱり出てきてくれないと淋しいですね〜。
ローレンスがアマンダに会ったとすると、
やはりアマンダがローレンスを「拾って」、
アダムも助けに行ったからローレンスは約束を守ったという訳ですね。
でもアマンダはアダムを殺しちゃったけど。殺しちゃったのかな?

リンのお腹の中に娘が、というのは「なるほど!」と思いましたがどうでしょう?
私は実はリンのお腹とか気付いてないんですが
(基本的に薄目で観ているので)、
「娘のいる場所の空気がどんどん薄くなる」っていう部分はたしかに納得なんですけど、
ジルの妊娠中に不幸な事故でお腹の子どもを失っているジョンが
たとえ囮だとしても子ども(胎児)を危険な目に遭わせるというのがちょっと・・・。
どなたかも他の記事のこめんとで書いていましたが、
ジョンはこれまでも子どもを監禁したりはするけど殺してはいないから
子どもの命は守ってるんじゃないかな〜と。

たぶん「W」は映画館に観に行けないので
(大画面だと目のそらしようがないので)、
DVD出てからマニュアルを読みますね。
でも「X」まで続くのであればまだまだ謎は残りそうですね。

では、サッカーとハリポタツアーと忙しそうですが、
お体に気をつけて。
Posted by 伊達 at 2007年11月05日 20:05
伊達さん

> トロイ?とケリーのゲームほとんど)見られませんでした。
> あと、ジェフの息子を殺した男の人のゲームも。

わはは!もったいねーっす(笑)。
トロイのやつはコミカルでおもしろいし、あとふたつのはすごく美しいのになぁ。

> 「もう顔が反対向きになっちゃってるよ!」

よけいに怖そう。想像しちゃって。

> たしかにローレンスはみんなが怪しんでいるから本当の黒幕ではないかもしれませんよね。

うん。ミスリードされてると思う。
電気つけないでゆったり待ってたりして、怪しすぎるもんな。

> ローレンスは約束を守ったという訳ですね。

うん。すごくキレイに、約束守りました。
で、アマンダがアダムを殺しちゃったかどうかがね、そのシーンを観ると疑問だったりするんだけど、さるおは"殺してない"と思います。じゃないと、アダムの足の鎖が逆になってる意味が説明できないんだもん。

> 私は実はリンのお腹とか気付いてないんですが

これ、同居人先生に聞いてみてください。

> 子ども(胎児)を危険な目に遭わせるというのがちょっと・・・。

ジョンはコドモを殺さないし、その子の親に対して"コドモをたすけろ"って思ってるんだと思います。ジョンは"家族"を取り戻せと思ってる。家族というのは、愛しあって大切に尊重しあって理解しあって、そーゆーもんなんだけど、言い換えれば家族というのは運命共同体なわけで、人間は、"自分の命"や"かけがえのない人(家族)の命"の重みを知ってはじめて変われるんだと。

> 子どもの命は守ってるんじゃないかな〜と。

ほっとけば酸素がなくなりそうなところを誰かが守っている。たとえばローレンスが。どうっすか?

> 「X」まで続くのであればまだまだ謎は残りそうですね。

『V』どころか『VI』までやりそうだYO(笑)!
Posted by さるお at 2007年11月19日 17:02
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