2005年10月15日

映画鑑賞感想文『アラモ』

さるおです。
『THE ALAMO/アラモ』を観たよ。

各国からやってくる移民の入植地、メキシコ領テキサス、今のテキサスとは違ってまだまだ原野である。統治しているのはメキシコの独裁者サンタ・アナで、土地を取り上げては重税を課して暴れ放題の悪者である。
我慢してるのはもう嫌なので、1835年12月、テキサス人はメキシコからの独立を目指して立ち上がるが、サンタ・アナの討伐軍がやってくる。その討伐軍をサン・アントニオでくいとめないとまずいぞ。独立軍は、サン・アントニオ近郊の、要塞とはほど遠い荒れ果てたアラモの砦に陣を構えた。
しかーし、義勇軍リクルートのために北へ向かったテキサス軍司令長官のヒューストン将軍、テキサス州議会との対立が原因で司令長官の任を解かれてしまった。アラモ砦のみなさん、孤立無援である。困った。
アラモ砦では、大地主で親分肌のジム・ボウイと、厳格で貴族的で弁護士出身の若き指揮官ウィリアム・トラヴィスがことごとく意見を対立させ、敵を目前に焦り始めている。そこへ、テキサスの危機を聞きつけて伝説の英雄デイヴィ・クロケットが仲間を連れて現れる!
メキシコ軍の数千という軍勢は、すでにアラモ砦に迫っている。砦の防備に追われる民衆に、サンタ・アナから無条件降伏の要求が届く。それを拒絶したのは若き指揮官トラヴィス。ついにメキシコ軍の攻撃がはじまり、戦況は次第に悪くなっていく。来るはずの援軍も来ない。え〜ん、泣きたい。
ボウイとクロケットは、砦で死ぬの嫌だよぅ、と戦うことに反対していたが、言うことばかりかっこいいと思っていたおぼっちゃま育ちのトラヴィスの決意に打たれ、しょーがないので戦って砦を守ることにする。兵士の数はたったの180名、というかフツーの市民である。対する敵は兵士7000名と豊富な物資を持っている。多勢に無勢、絶体絶命の大ピンチだけど、やるっきゃない。
アラモ砦の戦う民衆は次々に倒れ、トラヴィスもボウイもお亡くなりになりました。デイヴィ・クロケットもお亡くなりになりました。
3月6日。アラモ陥落。独立を目指したテキサス侍たちは全滅してしまいましたとさ。

という話である。
1960年にジョン・ウェインがヒロイックに仕上げたのがさるおの親の世代で有名な『アラモ』、2004年にロン・ハワード(Ron Howard)とマーク・ジョンソン(Mark Johnson)がもちっと史実に基づこうぜってリメイクしたのが新『アラモ』である。

1960年の『THE ALAMO/アラモ』
ジョン・ウェイン(John Wayne)の初監督・製作作品である。
出演は、デイヴィ・クロケットにジョン・ウェイン(John Wayne)、ボウイにリチャード・ウィドマーク(Richard Widmark)、トラヴィスにローレンス・ハーヴェイ(Laurence Harvey)、ヒューストン将軍にリチャード・ブーン(Richard Boone)。

2004年の『THE ALAMO/アラモ』
監督はジョン・リー・ハンコック(John Lee Hancock)。
出演は、ヒューストン将軍にデニス・クエイド(Dennis Quaid)、デイヴィ・クロケットにビリー・ボブ・ソーントン(Billy Bob Thornton)、ボウイにジェイソン・パトリック(Jason Patric)、トラヴィスにパトリック・ウィルソン(Patrick Wilson)、サンタ・アナ将軍にエミリオ・エチェバリア(Emilio Echevarria)。

前者はジョン・ウェインのジョン・ウェインによるジョン・ウェインのための映画なので、ヤツはめちゃくちゃ強くて、かっこいい死に方をする。アラモ砦を取り囲む幾千のメキシコ軍勢がものすごいド迫力で、なんとも決死の悲壮感がある。

これに対して後者は、特別なヒーローを持たない。デイヴィ・クロケットを崇拝せんばかりのファンのために、凄腕の見せ所もちょっとあるし、リアルに壮絶で孤高の死に方はさせるが、それよりも一人ひとりのドラマを描いている。
さるおとしてはリメイク品の方が好き。正直言うと、ジョン・ウェインがあまり好きじゃない。もっと言ってしまうと、役者は好きだが"スター"は好きじゃないんだよ。"スター"には"スターの良さ"があるんだけど、それはそれでいいんだけど、『アラモ』についてはとにかくリメイク作品の方が好きなのだ。

敵と味方おたがいの心が一瞬通い合う、美しいバイオリンの夕べ。明日は死ぬのに、それは哀しくも平和な夜なのである。いいねぇ。
David Crockettをデイヴィッドと呼んではだめで、デイヴィーなんだよね。いいねぇ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、私もジョン・ウェインを敬愛するひとりです。

「アラモ」もいい作品ですね〜感動しました!
 私は、「駅馬車」から始まり、「騎兵隊」くらいまでの作品が特に好きですね〜、頑固で無器用でもときおり見せる優しさが彼の魅力でした。

 私も今回、ジョン・ウェインについて記事にしました〜よかったら遊びにいらして下さいね、ではまた!
Posted by ルーシー at 2006年07月16日 11:09
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