※ネタばれコメント大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。
『SAW』(1作目)自体が『SAW 2』の伏線になっているという視点で考える、さるお的 脳内手がかりです。
今回は、『SAW 2』でa bigger role(大きな役割)を果たすアマンダねーさんについて考えてみたい。
She gets really involved in the story.
彼女は本当に話にかかわる。
どーゆーことよ?
2004年7月23日を振り返るところからはじめます。
アマンダへの"PLAY ME"(カセットテープじゃないね、ジグソウからのビデオメッセージ)はこうでした。
Hello Amanda. You don't know me, but I know you. I want to play a game.
Here's what happens if you lose. The device you are wearing is hooked into your jaw. When the timer in the back goes off, your mouth will be permanently ripped open. Think of it like a reverse bear trap. Here, I'll show you.
There is only one key to open the device. It's in the stomach of your dead cell mate. Look around Amanda. Know that I'm not lying. Better hurry up. Live or die, make your choice.
ジグソウが嘘をついている。your dead cell mate、その男は死んでいると。ところが彼は死んでいなかった。なんでこんな嘘ついたんだろうね。
ジグソウは自分では殺さない、ということを描いたのかもしれないが、your cell mate、でいいじぇねーか。your nearly dead cell mate、とか(笑)。そしたらアマンダにはより過酷な葛藤が待っていて(どうせ迷ってるヒマはないが)、最前列で観ているジグソウとしてはより楽しいはず。
さるお、この点が不可解なままっす。
その後の警察での証言はどうだったか。
タップ刑事:You are in fact a drug addict. Isn't that right, Mandy?(あんたヤク中?)
アマンダ:声は出さず、頷いている。
タップ刑事:Do you think that is why he picked you?(だから選ばれたと思ってる?)
アマンダ:無回答。
タップ刑事:Are you grateful, Mandy?(感謝しちゃってるとか?)
アマンダ:He helped me.(彼はあたいをたすけてくれた)
この会話には大いなるヒントが隠されている(かもしれない!)。
アマンダが唯一語った内容は、He helped me、彼は自分をたすけた、ということだけだ。
さるお、素直に考えてみます。
自分をたすけた人物が、もし目の前にいたならば、次のセリフは「ありがとう」に決まっている。つまり、アマンダはまだ見ぬジグソウに感謝している。
そして、その人物が今目の前にいようといまいと(実際にはいないので、探し出して会わないといけない)、"お礼"をしようとするのが普通ではないのか?「ジグソウさん、お礼がしたいので、何か私に手伝えることがあればやらせてください。」
!!!
なにーっ!ジグソウの手伝いーっ!
何度も書いているように、さるおは『SAW』を"救済の映画"だと思っている。
感謝を知らない人々の罪、そして、試練の果てにある神による救済。
劇中で唯一極限を生き抜いたアマンダがズバリそれを語っている。救済者はジグソウ、アマンダにとっては、恐ろしいと同時に恩人でもある。
"Congratulations. You are still alive. Most people are so ungrateful to be alive. But not you. Not anymore."
(おめでとう。キミはまだ生きている。ほとんどの人間が生きていることに感謝しないが、それはもはやキミのことではない。)
ジグソウは、「キミはもう"生"をありがたがらない人間ではなくなった」と言っている。ジグソウはアマンダを生まれ変わらせ、アマンダは、ジグソウにより生まれ変わった。第二の人生、セカンドチャンスですよ。こ、これは是非ともお礼せねばっ!
そんなアマンダが、今また警察がジグソウを追ってると知ったら?恩人が追いつめられようとしていると知ったら?
さるおだったら慌ててたすけに行きます。それこそお礼だ、行かねばよ。
この展開には、アマンダにとってジグソウが神のごとき救済者だということの他にも理由があるんだなー。
「もっと病的でおっかないジョートラップ(逆トラバサミのヘッドギア)が出てくるよ」(I wouldn’t say the jawtrap is back but there is something that is twice as sick and twice as fucked up as the jawtrap which I didn’t think could be achieved.)というリー先生のお言葉からもわかるように、顔が半分ぐしゃっとなる究極のヘッドギアが出てきます。アマンダにとってはジグソウの"イコン"に相当するかもしれん。そして、じつは未だにヤク中かもしれないアマンダがお馴染みになっているはずの、注射器も出てきます。


どうにもこうにもゲームの影にアマンダねーさんの匂いがぷんぷんなのだ。
がっはっは!わかってきたぞ!
あいかわらず君臨するのは必殺仕置人ジグソウ、その下に遺志を継いだ(師匠まだ死んでませんから)必殺仕掛人(実行犯)アマンダねーさんがいる。じつはあの可愛いアマンダちゃんがぁーーーっ!という素晴らしい展開があり得てしまうぞ。
しかーし、早まってはいかん。
ここで、アマンダへのビデオメッセージ中で唯一不可解なままになっている、ジグソウの嘘に戻ってみたい。
アマンダは、"dead cell mate"が死んでいると思い込んで、"?"が描かれたおなかをかっぽじってしまった。
ゲーム中のアマンダに、その男の生死に気づけというのは酷な話で、あの極限状態に追い込まれたらビデオメッセージの内容を信じてしまって不思議はない。だから、この殺人はアマンダちゃんの過失ではないわけです。
ところが後になって、そいつを殺したのはねーさんだよ、と知らされたらどう思うだろう?
さるお、また素直に考えてみます。
「あたい、なんてことしちゃったんだろう、ゆるせ!でも、そもそもあのゲームのせいなのだぁ!きーっ!」
!!!
なにーっ!ジグソウに復讐ーっ!
これはまたわからなくなってまいりました(笑)。アマンダねーさん、振れ幅がでかい。ジグソウを崇拝するか、復讐するか、どちらにしろ、極端に暴走しそうだ。
さるおがいつも考えるのは、共犯者の存在です。前作『SAW』には共犯者がいました。ただ、劇中でそれが明るみに出ることはなかったよね。すべてが符合するように、寝ないでしぼり出した(笑)、あくまでもさるおの推理。でも、彼は死んじゃいました。
そして、今回も必ず共犯者がいます。だって本人のやる気とはうらはらに、"かなりヨレヨレ"なんだもん。
心ゆくまでさるお、もんち!
そうそう、ねーさんで思い出したわ。私ね、6月16日生まれなのね。さるおにーさんも16日生まれじゃなかったかしら?(確か、2月16日では?)
ブログの記事からこんなことを調べ上げる私って、やっぱりストーカーだわ。(ぽっ)
ところでこの記事、「ソウ2」のオフィシャル・サイトのBBSで紹介されてましてよ。
すごいですわ。あっちこっちにさるお・ストーカーが!!
もうそろそろ団体名を決めて、信者募集を始めてもいいかもしれませんことよ、教祖さま。
アマンダちゃんはキーパーソンだということしか今のところ明かされてないんですよねぇ。
ホラーやサスペンス映画では「最後まで生き残った女性が犯人を殺す」の法則が忠実に守られてますから、アマンダちゃんがジグソウにとどめを刺す(がんで死にそうにないからね)可能性は”大”ですね。
でも「SAW」ほどの映画がそんな安直なラストであって欲しくはないですから、アマンダちゃんはジグソウに心酔したシリアル・キラーになる(もしくは、なってる)方が断然、面白いですよね。
私は個人的に「続編は前作を越えられない」の法則が破られていることを祈るばかりです。
ところでですね、横浜で上映する劇場がないのです!!(ショック)
川崎まで行かないといけないのがめんどーです。
なんでやらねーんだよー。(しくしく)
教祖の力で何とかしてください。
> 私ね、6月16日生まれなのね。
おめでとう!(って今じゃなーいっ!)
> 確か、2月16日では?
うん。じつは誰か気がついてくれるの待ってました(笑)。なんか嬉しい、おかしなさるお。
> 私って、やっぱりストーカーだわ。(ぽっ)
つっきーさん、いつまでもストーカーでいてね。(なんだそれ)
> ところでこの記事、「ソウ2」のオフィシャル・サイトのBBSで紹介されてましてよ。
ほんとだーっ!超びっくり&超感動。おしえてくれてありがとうだぞ。(紹介してくれた人もありがとうだぞ)
それはまさしく新たなさるお・ストーカー出現か!さっそく団体名決めよう。信者獲得、絶好のチャンスだぞ。
以下は候補です。
・心ゆくまでさるお教
・心ゆくまでもんち教
・さるお(ちくわぶもおいしいよ)教
なぜかどれも長い。(そしていかにも入りたくない)
つっきーねーさんも考えてー。
> アマンダちゃんはキーパーソンだということしか今のところ明かされてないんですよねぇ。
そうねー、あたりまえかもしんないけど、明かされてること、すごく少ないです。
> 「最後まで生き残った女性が犯人を殺す」の法則
そういう意味では、『SAW』と『SAW 2』合わせて初めて、じつは1本の映画になる(キルビルかよ)って考えて、最後に、
> アマンダちゃんがジグソウにとどめを刺す
はけっこう楽しい展開だと思うなー。『SAW』のオーディオ・コメンタリーで実際にそういう話(女性は強いんだよね、最後は女性が残るんだよね、みたいなこと)をしてるしね。
さるおも可能性は”大”だと思います。
> 「SAW」ほどの映画がそんな安直なラストであって欲しくはない
どうかなー。設定と映像があれだけ画期的なところにオーソドックスなラストを持ってくる・・・うーん、微妙だけど、悪くはないような。
> アマンダちゃんはジグソウに心酔したシリアル・キラーになる(もしくは、なってる)方が断然、面白いですよね。
うん、比べてしまうとこっちのがおもしろいかも。たださ、アマンダちゃんに引き継がれると『SAW 3』ができてしまうので、それは避けたい気もするし・・・さるお、ものすごい葛藤にさいなまれてますよ(笑)!
> 「続編は前作を越えられない」の法則が破られていることを祈るばかりです。
さるおもだぞ。そのためには、さんざん予想を書いてるくせに、先入観を捨てて期待しないで観ようと思う。素直にびっくらこけなければ。
> 教祖の力で何とかしてください。
力を尽くしてみますが(できねーよー)、どうしても横浜のつっきー宅前で上映できない場合には、川崎まで行ってください。だって、見終わったらいろいろ話したいんだもーん。
> Amandaは途中で同居人が生きていたということに気付いていたと思います、僕の見た限りでは
そのシーンのアマンダはセルメイトの顔を見ようとしてない感じはするけれど、生きてるのを知ってて殺さなきゃならない、それがゲームっちゅーもんだよね。なんでジグソウ嘘ついたんだと思う?