2008年02月14日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Nineteen Years Later

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは、19年後のロンドンで懐かしいみんなに再会です。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

Nineteen Years Later

その年の秋は突然やって来ました。
くっきりと黄金色に晴れた9月1日の朝、人とクルマがクモの巣のように行き来する混雑した道路をぴょこぴょこと横断して、すすけた巨大な駅ヘ向かう家族がいます。両親が押す2台のトロリーのてっぺんには大きな鳥カゴ。中ではバタバタと怒ったようにふくろうが暴れています。泣きそうな顔の赤毛の女の子がパパの腕をつかみ、お兄ちゃんたちの後ろを歩いています。
「すぐだよ」ハリーはその少女に言いました。
「2ねんなんてまてないー!いますぐいきたいのー!」リリーちゃんはごきげん斜めです。
人込みをよけてジグザグに歩きながら9番線と10番線の間の壁に向かう家族の不思議な持ち物"ふくろう"を、通行人がじろじろ見ています。
「やだよ!スリザリンになんかはいらない!」
前を行くアルバスの声が聞こえます。そうそう、クルマの中から口論は始まってたんだっけ。
「ジェームズ!もうやめなさい」ジニーが言いました。
「入る"かも"って言っただけじゃん」ジェームズは弟を見てニヤニヤしてますが、お、ママが睨んでる、黙ってよっと。
壁まで来ました。ジェームズはちょっと生意気そうに弟を振り返ってから、ママが押していたトロリーを押して走り出しました。そして、消えました。
「てがみかいてくれるでしょ?」お兄ちゃんがいなくなるとすぐ、アルバスは両親にそう聞きます。
「なんなら毎日書こっか?」答えるのはジニー。
「まいにちじゃなくてもいいけど。ジェームズがいってた、みんなつきに1かいくらいてがみもらってるって」
「あら、ジェームズには去年、週に3通書いたけど」
「おまえのお兄ちゃんは冗談言うのが好きなんだ。信じすぎちゃだめぽ」口を挟むのはハリーです。
トロリーを押して走り出す。アルバスは一瞬びくっとしましたが、ほらね、ちゃんと通れた。
9と3/4番線、白い蒸気をもくもくと吹き上げて、真っ赤な汽車が待っています。
ジェームズお兄ちゃんはもうどこかに行っちゃった。見つかるかなぁ。
濃い雲の中にいるようで、人々の顔はよく見えません。が、不自然に大きな声が聞こえてきました。あ、パーシーの声だ。箒のレギュレーションについてアナウンスしてます。おシゴトっすね。
「アル、そこにみんないるわよ」ジニーが別の家族を見つけました。
「ハーイ!」アルバスはちょっと安心したように駆けて行きます。近づくと顔が見えました。ローズちゃんが、すでに真新しいホグワーツの制服を着て、アルバスを笑顔で迎えます。ピカピカの1年生さん同士です。
「駐車できた?」ハリーにそう尋ねるのはロンです。「ぼくはちゃんとできたけど。ハーちんさ、ぼくがマグルのクルマの免許とれるって信じてなかったんだ。ひどくね?教官さんに魔法かけてズルしたんじゃねーか、だってさー」
「んなこと言ってないじゃんか。受かるって信じてたよ」慌てて取り繕うハーちん。
「ま、実際、魔法は使ったんだけど」ハーに聞こえない声でハリーにささやくロンちん。「横のミラー見るの忘れてさ、でもほら、そこんとこは"Supersensory Charm"でなんとか、ねぇ」
アルバスのふくろうと荷物を列車に積んでプラットフォームに降りると、リリーと、ローズの弟ヒューゴが大コーフンで話しています、ホグワーツに入学したら自分たちはいったいどの寮に入るんだろうって。
「おまえもしグリフィンドールに入れなかったら、うちの子じゃねーぞ。あ、いや、まー、気にすんな」
「ロンちんってば、そーゆーこと言うんじゃないの!」んもー、パパさんになってもハーに叱られ続けるロンちんです。
まだ時間のあるリリーとヒューゴは笑っていますが、もう組み分けが目の前に迫っているアルバスとローズはドキドキっすね。

少し離れたところに立ってる3人家族を見つけました。黒いコートのボタンを襟までしっかりとめたドラコ、奥さんと息子さん。アルバスがパパ似なのと同じくらいに、ドラコんちの1年生もパパ似です。
ドラコは、トリオとジニーが自分を見ているのに気がつきました。そっけない素振りで頷き、背中を向けます。
「ちっこいサソリ野郎めー。ロージー、期末試験は毎回あいつに勝てよー。おまえ、母ちゃん譲りの頭脳でよかったなぁ」
「あのねロンちん、学校始まる前からそんなケンカんなるようなこと言わなくたっていいじゃんか!」本当に、どこまでも、叱られ続けるロンちん。
「あ、うん、まぁ、そうね。えっと、つまり、ヤツと仲良くなりすぎるな、ロージー。純血とケッコンでもすることになったら、じいちゃんだって許さねぇ」
そこへジェームズが大コーフンで現れました。自分の荷物は自分で積んだみたいです。「ねぇねぇ!テディがいる!今会ったよ。何してたと思う?Victoireといちゃいちゃしてた!」
反応の薄いオトナにがっくし。「テディだってば!テディ・ルーピン!Victoireとチュッチュチュッチュしてたぁ!いとこのVictoireと!だからさ、テディにさ、それ何してんのって聞いたらさ・・・」
「邪魔したのー?」ジニーが呆れてますよ。「ロンみたいな子ね・・・」
「そしたらさ、Victoireを見送りに来たんだって。で、あっち行けって」
「ケッコンしたらステキじゃん?そしたらテディもうちの家族だし」気の早い祝福はリリーから。
「めし食ったりとか、テディはしょっちゅううちに来てんじゃん。もう家族だよ。一緒に住もうって誘おうかー」提案はハリーから。
「いいね、それ!ぼくテディと同じ部屋でいいよ」ジェームズはずいぶんテディになついてますね。
「だめ。おまえはアルと同じ部屋なの」ハリーは長男をたしなめながら、かつてはFabian Prewettのものだった古い金時計を見ます。もう出発する時間ですね。
「ネビルによろしく」ジニーはジェームズをハグしながら言いました。
「そんなの無理だよ、学校に行ったら"先生"だもん。薬草学で温室に行って、よろしくって言ったら変だ」
ジェームズは列車に乗り込む前にアルバスにキック(笑)。「あとでな、アル。セストラルに気をつけろ」両親に手を振ると友達を探して走って行きました。
「みえないんでしょ?そーいったじゃーん!」
お兄ちゃんの背中に叫ぶちょっぴり怖がりの弟にハリーは言います。「セストラルは怖くないよ。優しい生き物なんだ。それに、馬車には乗らない、1年生はボートだから」
「クリスマスにね」ジニーがアルバスにキスを贈ります。
「ハグリッドにお茶呼ばれてんの、忘れるなよ。ピーヴスはほっとけ。ケンカはすんな。あと、ジェームズに負けるなよー」ハリーからはありったけの"注意事項"のプレゼント。
「パパ、スリザリンだったらどぼちよう」アルバスはハリーだけに聞こえるように囁きました。
出発の今が、"怖れ"に立ち向かって1歩を踏み出させる絶好の時だとハリーにはわかっています。ハリーはアルバスの目線より低くなるように屈み込み、次男の目を覗き込みました。3人のコドモたちのなかでただひとりリリーの瞳を受け継いだ、次男の明るい緑色の瞳。そしてアルバスだけに聞こえるように、いや、ほんとはジニーには聞こえているんですが、男同士の内緒話を彼女は聞こえないふりしてくれているんですね。
「アルバス・セヴルス、きみの名前はホグワーツのふたりの校長先生からとった。ひとりはスリザリンの先生だった人だ。その彼は、パパが知っている人の中でいちばん勇敢な人なんだよ。スリザリンには優秀な子が多い。だからスリザリンでもいいんだよ。でももしきみが嫌なら、スリザリンよりグリフィンドールに入れてって、選べばいい。ソーティングハットはきみの望みを尊重してくれるから」
「まじで?」
「パパはそーした」
アルバスは不思議そうな顔つきで列車に乗り込み、ジニーがドアを閉めました。どの窓からもコドモたちが顔をのぞかせています。あれ、汽車に中のコドモたちも、プラットフォームの家族も、なぜかこっちを見ている。
「なんでみんな見てるのー?」
ローズと一緒に窓から顔を出し、アルバスが聞きました。
「気にすんな。ぼくだよ、みんなぼくを見てるの。セレブだから」と答えたのはやっぱりロンちん。
アルバス、ローズ、ヒューゴ、そしてリリーも笑っています。
ホグワーツ特急はゆっくりと動き出しました。ハリーは汽車に歩調を合わせてプラットフォームを歩きます。アルバスの顔の不安は消えました。学校が楽しみになってきたんだな。ハリーは微笑んで手を振り続けますが、ほんとは勇気を振り絞ってるのはパパのほう、次男が遠ざかって行くのはドキドキです。

ホグワーツ特急はカーブを曲がり、見えなくなり、最後の蒸気の一筋が秋の空気の中に消えました。
手を振りっぱなしのハリーに「だいじょぶよ」とジニーが言います。ハリーは所在なさげに手を下ろし、額の傷跡に触れました。「うん、だいじょぶだよね」
稲妻型のその傷跡は19年間、1度も痛んでいません。めでたしめでたし。

【メモ】

Scorpiusは"さそり座"ね。

Victoireさん、ヴィクトアールって読むのかな、ヴィクトリアのフランス語読みみたいなので、こりゃビル&フラーんちのお嬢さんでしょうか。で、まだ学生さんなんすねー。

ロンがマグルの運転免許をとったというあたり、ははーん、モリーママと一緒に出ているこれのことかな。んも〜、Joったらぁーっ!

心ゆくまでさるお、もんち!
この記事へのコメント
ハリポタツアー、お疲れ様でした♪
エピローグ部分は、知った名前が色々と混じっていて、一瞬混乱しそうな状態でしたが、思いがいっぱいつまっていて、且つなにげに豪華なエピローグになってましたね〜。

自分で読み終えた時も、わからない部分もあったにしろ、ハラハラ・ドキドキ・感動!の最終巻だったのですが、さるおさん訳版を読ませていただいて、またさらに理解していた部分に肉付けがなされて、おもいっきり満喫できました!
さるおさんも、ハリポタツアー終盤あたりで「肉の日」もあったりと、忘れられないツアーになりましたね?(笑)
ということで、さるおさんに感謝しつつ、今後のさるおさんのハリポタ検証(?)を楽しみにしております。
まだまだ、くっついていきますよ〜♪(笑)
Posted by aiai at 2008年02月14日 23:48
さるおさん
関西弁版?完訳、おめでとうございます。
長い間、ありがとうございました。
パチパチパチ
因みにビクトワールはビルとフラーの3人姉弟の長女だそうです。
Posted by ルートヴィッヒ at 2008年02月15日 00:00
さるおさん、おつかれ様でした。そして、ありがとうございました。さるおさんのおかげで自分では読み切れなかった部分まで理解することができました。エピローグはハリーに感動!アルバス・セヴルスという名前にジ〜ンときました。とにかくみんな幸せをつかめて良かった!ドラコがハリー達におじぎをしたのも良かった。ふと思ったのですがデスリーハロウズは中身が濃いですよね。映画創る時どこをカットされるのか心配です。余計なお世話ですが気になるところです。さるおさんの感想も楽しみにしてま〜す。 
Posted by ピンク at 2008年02月15日 00:32
さるおさん、新婚で忙しいでしょうに、ハリポタツアーありがとうございました!途中でくじけ、かなりはしょってしまいましたが、なんとか終わりまでツアーに参加できました。よかった(泣)。さるおさんのおかげです。さるおさん、バンザイ!

英語のウィキペディアにですが、その後の人々がのっています。私の大好きなルーナのその後や、ネビル、フレッドが誰と結婚したか、ハリーとロンの今の職業、またジニーがクィデッチの選手だったなどいろいろわかって面白いですよ!ちなみにビクトワールは何年か後のホグワーツの闘いの日に生まれたので、その勝利にちなんで付けられたそうです。

ハリポタ検証、楽しみにしてます。読み終わってからもさらに楽しい、さるおさんのハリポタツアー、ただで参加していて恐縮です。
Posted by Piromi at 2008年02月15日 06:19
ハリポタツアー毎回楽しみにしていて、さるおさんのアレンジが加わっていて楽しく読めました。
本当にありがとうございました
Posted by サイ at 2008年02月15日 07:44
悲しいことなんかもう何にもないはずなのに、なんだかじんわりきて、また泣いてしまいました(笑)
長い7巻も、さるおさんの名訳のおかげで、あっという間だった気がします。楽しかったです!本当にありがとうございました。
7巻発売前のさるおさんの名推理に心奪われて通うようになった私ですので、今後の分析もとても楽しみにしています!
ひきつづき、よろしくお願いいたします^^
Posted by eine at 2008年02月15日 10:58
めでたしめでたし。ついに終わってしまいましたかぁ。(これからもハリポタ記事はお書きになることと思いますが)
さるおさん、ありがとうございました。

しかしハリーよ、ネーミングセンス良いなぁ(笑)。「スリザリンでも良いじゃん」なんて、あんたって子は!

米ウィキペディア、見ました。面白いですね。ハーとジョージのその後がお気に入りですね。ルーナもですけど。

Posted by 暖気団 at 2008年02月15日 16:41
さるおさん、皆さんおつかれさま〜

エピローグも感動的でしたね(^-^)
19年後のハリー達の会話が、子供の時とちっとも変わっていなくて安心しちゃった。

今後のさるおさんの検証、楽しみにしてますね♪
Posted by choko at 2008年02月15日 23:29
ハリポタツアー ありがとうございました。そしてまた今後も楽しみにしています。
アルバス・スネイプという名前が嬉しいです。彼がハリーに似ているのもいいなぁと思います。
ロンちんハーちんは、そのまんまだし、ドラコちゃんも大人になったし、ハグリットもご健在だ〜!
余韻の残る、いろんな感情が沸き上がる、想像力のかき立てられる、世界の広がる、いいラストですね。

それから、さるおさん、
2月16日(でしたっけ?)
はっぴーばーすでい!!
Posted by ミニ・ライオン at 2008年02月16日 06:52
さるおさん 素晴らしいハリポタツアー、ありがとうございました!ハリーの(そして魔法界の)平穏で温かな、その後の日々に感動しました。コメント欄の皆さんの感想も(勝手に)読むのが楽しみでした☆ それと、さるおさん 結婚おめでとうございます!奥様と幸せな日々を…☆
Posted by きよみ at 2008年02月18日 16:21
aiaiさん

> なにげに豪華なエピローグになってましたね〜。

みんな元気にやってるな。そう思って、半分切なく、半分温かくなる、ステキなエピローグっすねー。

> ハリポタツアー終盤あたりで「肉の日」もあったりと、忘れられないツアーになりましたね?(笑)

ありましたね、肉の日。肉も食ったし、ヘビのおぢさんもやっつけたし、忘れられないツアーだYO!

> 今後のさるおさんのハリポタ検証(?)を楽しみにしております。

おう!さるおのハリポタはまだまだ続きます。
ずっと長い時間をかけて一緒に楽しもうね。
Posted by さるお at 2008年02月28日 23:43
ルートヴィッヒさん
ヴォルディ訛ってたり、タイムボカン化したり、波乱に満ちてましたねー。
こちらこそ長い間、ありがとうでした。いつもルートヴィッヒさんにいろんなことおしえていただいて励ましていただいた。おかげでがんばれました。

> 因みにビクトワールはビルとフラーの3人姉弟の長女だそうです。

やっぱビルとフラーのお嬢さんなんすね。フラー似かな、1/8veelaだったらやっぱ超美人かな。会ってみたいっすね。
Posted by さるお at 2008年02月28日 23:47
ピンクさん
ずっと一緒に歩いてくれて本当にありがとうです。
ピンクさんには他にもお礼をしなくちゃいけないことがあるんだ、忘れてないよ。

> アルバス・セヴルスという名前にジ〜ンときました。

最も勇敢だった校長先生の名前だよってもう、えーん、また泣けてきた。すばらしすぎ。

> ドラコがハリー達におじぎをしたのも良かった。

おじぎというほどの謙虚な態度はとれないドラコっす。「うん」と軽くうなづいてみせた、そんな感じに書いてありました。この動作が小さければ小さいほどに、込められているモノの多いこと。ここでも号泣したっすよ。

> 映画創る時どこをカットされるのか心配です。

カットするとこ、見つかんないよね。どこもみんな名場面で奥深くて名勝負で涙出る。こりゃ2部作になるのも無理はないなぁ。
Posted by さるお at 2008年02月28日 23:54
Piromiさん

> 新婚で忙しいでしょうに、

こないだなんかアカデミー賞の授賞式なんか観ちゃったりして、忙しいのかヒマなのか限りなく怪しいさるおです。

> 英語のウィキペディアにですが、その後の人々がのっています。

今度じっくり読んでみます。"その後を知りたい人"だから。

> ビクトワールは何年か後のホグワーツの闘いの日に生まれたので、その勝利にちなんで付けられたそうです。

終戦記念日に生まれた、勝利という名のお嬢さんってことっすね。

> ハリポタ検証、楽しみにしてます。

さるおのハリポタはまだまだ続きます。書きたいことが山ほどあるなぁ。
Posted by さるお at 2008年02月28日 23:59
サイさん
さるお的くだらなさのハリポタでしたが、読んでくださってどうもありがとーう。
まだまだ書くので、また遊びに来てくださいNE!
Posted by さるお at 2008年02月29日 00:01
eineさん

> 悲しいことなんかもう何にもないはずなのに、なんだかじんわりきて、また泣いてしまいました(笑)

その感じよくわかる。もう戦いは終わって、勝ったんだし、時間もたったし、幸せだし、元気にやってる。なのに、爽やかな哀しさで泣けるんだ。もう血は出てないけど、傷跡を見てるみたい。

> さるおさんの名訳

くだらないさるお訳で原作の悲壮感が台無しになったりしてると思いますが、ずっと一緒に歩いてくれてありがとうです。
今後の分析ね、うん、さるおのハリポタはまだまだ続きます。よろしくねー。
Posted by さるお at 2008年02月29日 00:28
暖気団さん

> ついに終わってしまいましたかぁ。

なんだか放心状態っす。さるおのハリポタ記事はまだまだ続くけど。
ずっと一緒に歩いてくれて、心強かったです。本当にどうもありがとう。

> 「スリザリンでも良いじゃん」なんて、あんたって子は!

ハリーが"スリザリンは良い寮だ"と定義したところ、泣けたなぁ。

> ハーとジョージのその後がお気に入りですね。ルーナもですけど。

さるおもじっくりWiki読んで、今後の記事に織り交ぜていかなくちゃ。
Posted by さるお at 2008年02月29日 00:32
chokoさん

> 19年後のハリー達の会話が、子供の時とちっとも変わっていなくて安心しちゃった。

相変わらずっすね。さらに、ドラコとの関係も相変わらずで、嬉しかったっす。
どこまでもバカバカしいロンちんがどこまでも大好きだなぁ。
Posted by さるお at 2008年02月29日 00:35
ミニ・ライオンさん
さるおのハリポタはまだまだ続くので、今後もよろしくお願いなんでござるー。

> 彼がハリーに似ているのもいいなぁと思います。

ジェームズ似の長男坊はジェームズ。
ハリー似の次男坊は"父親以上にハリーゆかりの人"の名を持って、ほんとステキっす。

> 余韻の残る、いろんな感情が沸き上がる、想像力のかき立てられる、世界の広がる、いいラストですね。

同感っす。幸せと1%の痛みが共存するラスト。もう血の流れていない傷跡のような、清々しい哀しさが香る、それでもハッピーエンディング。いいっすねー。

> 2月16日(でしたっけ?)

あたりだYO!
覚えててくれてるの?どうもありがとーう。ひゃっほーい!(年とってますが)
Posted by さるお at 2008年02月29日 00:41
きよみさん
どうもありがとーう。
ハリポタツアーも一緒に歩いてくれて、ありがとうっす。

> ハリーの(そして魔法界の)平穏で温かな、その後の日々に感動しました。

この世界の平穏が、喪失の上に存在している、とおしえてもらうエンディングでした。ぬくぬくと温かいわけではない。その痛みがね、感動っすよね。
Posted by さるお at 2008年02月29日 00:47
ハリー達が幸せでよかった。
日常の風景ですが、戦いの後のものだと思うと重みがありますね。
あとは見送るハリーが「WWWの商品には気をつけろ」なんていう
アドバイスをしていたら嬉しかったのにな〜。
ルナとか、知りたかった人々のその後をもう少し描いてほしかったのでちょっとモヤモヤです。
そして英語のウィキには書かれていないその後が書かれていると知り、
さらにモヤモヤ・・・。読みたい。

でも正直に言うと、本に書かないことを別の場所で話す、というのは反則じゃないかと思うのです。
なんか、「本だけ読んでてもだめなんだよ〜」と言われているようで。
本に書けなかったことがあるならば、また別の本にしたらいいのに、いやするべきだと思います。

ところでネビルが幸せに結婚をしているかどうかが気になりますね。
できれば相手はルナだといいのですが。
さるおさんが以前に「書きたい」と言っていた
☆ホグワーツ教員の既婚者情報はなぜ"restricted"なのか
っていう記事、是非書いてほしいです。

最終巻だけ先に原書を買っちゃいました!
読み比べているだけでも楽しいです。
パラパラとめくっているだけでも感じたのは、
色彩の表現が強調されているな〜というところです。
なぜか日本語だと読み流してしまうんですよね・・・。
Posted by 伊達 at 2008年08月06日 11:27
伊達さん
「WWWの商品は先生にみつからないようにしろ」だとさらに嬉しいっす(笑)。

> 英語のウィキ

ハリーはMoM(UK版ではMfM)のオーラーになり後に大出世して闇祓い部の部長さんに昇格。アーサーが修理してくれたシリウスのモーターサイクルを今も大事に持ってるらしい。ヘビ語は喋れなくなったそうです。
ジニーちゃんはHolyhead Harpies所属のプロクィディッチ選手になって活躍したあと結婚退職。デイリー・プロフェットのクィディッチ記者になりました。
ロンちんはジョージと一緒にWWWで働いたあと、ハリーに引き抜かれてオーラーに。(ハリーの部下になったわけっすね)
ハーちんはトリオの中でただひとり、ホグワーツを1年遅れで"卒業"。豪州でパパママを見つけ、メモリーチャームも解いたらしい。それからMoMの魔法生物規制管理部で働いてハウスエルフを救い、法執行部に異動して純血保護法をなくすために尽力。
ジョージはアンジェリーナ・ジョンソンと結婚して、フレッド君とロキシー(Roxanne)ちゃんと4人家族。
ルナちんは魔法生物を探して世界中を旅し、なんと『Fantastic Beasts and Where to Find Them』の著者Newt Scamanderのお孫さんでナチュラリストのロルフさんという人とご結婚。双子を授かり(ローサン(Lorcan)とライサンダー(Lysander))こちらも4人家族。
ドラコと結婚したのはスリザリンの同級生ダフネ・グリーングラスの妹アストリアちゃんという人。
パーシーはオードリーさんという名前の人と結婚して娘さんが2人(モリーとルーシー)。
フィレンツェはあたたかく迎えられて群れに帰ったそうです。
カエル女はマグル生まれ虐待の罪でタイーホされてアズカバン。
ハリーの元カノはマグルと結婚。
ネビルの結婚相手はハンナ・アボット。彼女はなんとリーキーの女将になりましたよ!
ビルとフラーのところはお子さんが3人。ルイス君とドミニクちゃんとヴィクトアールちゃん。
クングスレーはMoMの"臨時ではない"大臣に就任。パーシーが直属の右腕っす。政府はリストラされて健全に方針転換。アズカバンもディメンターを使わなくなったようです。
ホグワーツはどうかというと、スリザリン寮は影を残しつつも"純血"を謳わなくなったそうです。DADAの教師は1年こっきり、という呪いもとけて、ちゃんと1人の先生が長持ちしてるらしいし。ハリーにもオファーがあったそうっすよ。
スネイプさんの肖像画は、"校長職を放棄した"ために飾られませんでした。円満退社じゃなかった、ということっすね。なので後にハリーが、スネイプさんの肖像画を校長室に飾り、あの人はわるもんではなかったよ、DDとホグワーツに忠実な人だったんだよと、そーゆーことを白日の下に明らかにしたらしいです。

> 本に書かないことを別の場所で話す、というのは反則

同感っす。だってそれじゃ、ネットに接続できる環境を持たない人にとって、ハリポタが完結しない。
本がすべて。そこにすべてが詰まっている。そうじゃなくちゃ。本って、そーゆーもんだ。
字が読めて、たとえば図書館に行ったら、ハリポタのすべてがある。耳が聞こえて、誰かに読んでもらったら、ハリポタのすべてがある。それが本なのにね。

> ☆ホグワーツ教員の既婚者情報はなぜ"restricted"なのか

あー、これも明かされてないじゃないか。Joったら。
あれかな、スネイプさんが独身だというのが大事だったとか?
ハリポタをさらに3回くらい読み込んで、理由がわかったら書きます。

原書購入、おめでとうございます。
色彩の表現ね、これはさるおもすごく感じる。目の前にね、キラキラと、見える気がするよ。
きっとね、本当はとても深い意味があるんだ思うな。
http://kooks.seesaa.net/article/22850386.html
Posted by さるお at 2008年08月07日 17:59
さるおさん

>「WWWの商品は先生にみつからないようにしろ」
わはは〜。
規則破り常習のハリーならこっちの方が「らしい」ですね。
でもパパになって落ち着いちゃったイメージが強かったもので。
自分は若い時は結構悪いことしてたのに、
自分の子供にはやたらうるさい親っているでしょ?
そんなイメージです。
あ、でもでも、もしかしたら19年後はWWW製品はホグワーツ公認かも?!
授業とかで使われちゃったりして。

ウィキの訳、ありがとうございます!
ハーはやっぱりがんばり屋さんですね〜。
前回のコメントを書いた後、自分でも英語版ウィキを覗いてみました。
だいたい読み取れていたかな?と思ってホッ。
ハーの経歴が読み取れなかったのは魔法界の固有名詞が多かったからだと自分をなぐさめ、
ここまでできた自分をほめてあげたいです(有森裕子風)。
なんか、ヴォルのことも書いてますよね?
あのキングスクロスにいた物体(赤ちゃん?)はヴォルで、
crimeがあまりにsevereだったからゴーストになれなかったとか。
ちょっと日本語にできなかったです。

ネビルはハンナと結婚したんですね〜。
もう一回ハンナに注目して読み直したくなりました。
これもね、例えば本を読んだ人同士で語り合うとして、
「他の生徒達はどうなったんだろうね」なんて話題になったとき、
ふと私が「ネビルはルナと結婚してたらいいな〜」なんて発言をするとしますよね。
本に書かれていることがすべてだったら
「そうだよね〜」とか「私は違うと思うよ〜」なんて盛り上がるのに
「いやいや、ネビルはハンナと結婚したんだよ〜」なんて言われちゃったら
「聞いてないよ〜(ダチョウ倶楽部風)」となっちゃう訳ですよ。
この辺が残念だなと。
さるおさんがどこかのコメントで言っていた「(あれこれ考える)ゆとり」がなくなってしまうと思うのです。

すみません、愚痴ですね。
まだまだ想像を膨らませる余地がありそうなので
妄想をお伝えしたいと思います(迷惑)。
Posted by 伊達 at 2008年08月11日 19:31
伊達さん

> 自分は若い時は結構悪いことしてたのに、
> 自分の子供にはやたらうるさい親っているでしょ?

ハリーはたしかにこのタイプっすね。息子らの心配して"いちいちうるさいパパ"さんだもんな。

WWW製品を授業で使ってる可能性は高いっすよね!おもちゃじゃなくって立派な"ホンモノ"で、オトナが使って"使用に耐える"から政府から注文入ったりしてたわけだしね。

> だいたい読み取れていたかな?と思ってホッ。

さすがっすー。褒めるでござるー(有森裕子は結局誰に褒めてもらったんだろう)。
魔法界の固有名詞ね、部署名もそうだし、呪文なんかマグルの辞書には載ってないし(笑)、こーゆーのはもう、読みようがない。

> あのキングスクロスにいた物体(赤ちゃん?)はヴォルで、crimeがあまりにsevereだったからゴーストになれなかったとか。

そうそう、あってるよ。あまりにひどいことしたから、死んでも成仏できない(天国に入れない)、そんな感じっすね。

> 「聞いてないよ〜(ダチョウ倶楽部風)」となっちゃう訳ですよ。

わかる。
「誰それはその後どーなったんすか?」と聞かれたら、「どーなったのかしら〜?」くらいJo答えろと。

> 妄想をお伝えしたいと思います(迷惑)。

待ってます。
Posted by さるお at 2008年09月06日 19:33
>(有森裕子は結局誰に褒めてもらったんだろう)
やっぱりガブちゃんですかね?
あれ?あの時はまだ独身?
Posted by 伊達 at 2008年09月08日 19:36
伊達さん
うーん、どーだろう。まだ独身かも。
で、褒めた結果、ケッコンとか。
Posted by さるお at 2008年09月10日 19:24
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック