2005年10月30日

映画鑑賞感想文『マシニスト』

さるおです。
激ヤセ映画『THE MACHINIST/マシニスト』を観たよ。
監督は『NEXT STOP, WONDERLAND/ワンダーランド駅で』のブラッド・アンダーソン(Brad Anderson)。
出演は『BATMAN BEGINSバットマン・ビギンズ』のクリスチャン・ベイル(Christian Bale)、『EXISTENZ/イグジステンズ』のジェニファー・ジェイソン・リー(Jennifer Jason Leigh)、『IO NON HO PAURA/ぼくは怖くない』のアイタナ・サンチェス=ギヨン(Aitana Sanchez-Gijon)。
そして、人間マシーン化計画を描いた低予算オマージュ映画『DEATH MACHINE/デスマシーン』の、太ったモーフィアスみたいなジョン・シャリアン(John Sharian)!

この映画はあんまり傑作ではない。が、ブラッド・アンダーソンが「お客にどう思われようと関係ねーぜ、オレさまの好きなようにやるだけさ」と開き直っているので、もうどうしようもありませんよ。

この作品は、良心の叫びのような、極限の呵責を描いた映画。テーマも設定もいいです。
ただ、どうにも先が読めてしまうところが惜しい。驚きが無い。
いや、驚きはクリスチャン・ベイルの痩せっぷりなんだってば。立ち姿も走る姿もオカシクなるくらいに、断食して30キロ痩せましたが、筋肉が落ちきらなかったところがまた惜しい(←クリスチャン・ベイルを殺す気か?)。

ところで、キャッチコピーの"すでに1年間365日眠っていない"に意味がない。主人公、寝ててもぜんぜんストーリーに影響ねーじゃねーか。"366日目からの未体験 不眠ムービー"みたいなことも言ってるんだけど、365日目までの映画んなってます(笑)。

"ハングマン"さるおには懐かしい遊びだなー。英単語のつづり当てゲームね。
6文字の単語で最後の2文字が"ER"って、いっぱいあるよね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:09| Comment(4) | TrackBack(2) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、秋林と申します。
ネット場末のmyブログにTB頂き、ありがとうございました。

「マシニスト」は、最後まで感想を書いてないんですけど…観る人を多少選んじゃう映画だったかな、と。

>どうにも先が読めてしまうところが惜しい。驚きが無い

先に読めること自体、全然問題なかったです。
「そうだったのか!」と驚くことも期待してませんでした。謎解きやオチがどうのこうのという映画ではない、とゆーか。

それはたぶん…始まって数分後に、これは昨今流行りのどんでん返しサスペンスではなく、またショッキングなホラーでもなく、主人公と一緒に謎を解いて行きましょう的な推理モノでもなく、「眠れない男の視点で、たいへんゆっくり展開するサイコドラマ」であり、クリスチャン・ベイル演じる眠れない男に対して共感・同情しなくてもいい、ただただ眠れない彼の姿を眺めればいい、ポイントレスなところがポイントな、そんな傍観映画だと、(私が)解釈しちゃったからでしょうね。

昔のヒッチコックやポランスキーの映画の雰囲気に近いと思います(スコアもやたら重いし)。いまどき珍しいクラシカルなポジションの映画で、よくこんなの作ったな(作れたな、が正しいか)という印象です。なので、現代的なスリラーを求める人にはツライかも。

>1年間365日眠っていない

この惹句(キャッチコピー)、私は内容をもっともよく表してて上手いと感じました。だって、そのまんまだから(笑)。

観てる側が、仮に主人公が寝てたところでストーリーに影響ないだろうと感じても、主人公にとって「眠れない/眠ってないこと」はとにかく影響大なんです――ってことかな…。
Posted by 秋林 瑞佳 at 2005年11月03日 23:37
秋林 瑞佳さん
> そんな傍観映画

傍観映画なんですか?
タネ明かしをしないようにしないように進めていって、最後に明かす手法をとってましたが・・・
Posted by さるお at 2005年11月05日 11:08
>傍観映画なんですか?

はい。私とっては。

最後に明かされるまで、明かされてからも、ただただ、主人公をはた(傍)から観てた感じ。

結局、彼の「良心の叫びのような、極限の呵責」をどうしてやることもできませんし…だから、ただ観てただけ。

「タネ明かしをしないように進めていって、最後に明かす手法」だと気付いたけれど、主人公視点であれだけゆっくり展開されたら、タネ明かしやオチよりも、もがく主人公の姿のほうが気になったとゆーか。

あの…その…上手く表現できなくてごめんなさい。感覚的なことを説明するのって、難しいですね。
Posted by 秋林 瑞佳 at 2005年11月06日 00:23
秋林 瑞佳さん

> ただただ、主人公をはた(傍)から観てた感じ。

なるほどー。そういう気持ちで観るための作品ってことなのかな、"クラシカルなポジションの映画"って意味は?(←わかんなくてすみません)

ほんとに、どうしてやることもできませんでしたねー。良心の呵責も、痩せっぷりも(笑)。
つまんなかったわけではないよー。こういう極め方の作品もあるんだなーって、これはこれで楽しみました。
Posted by さるお at 2005年11月06日 06:38
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