花札12ヶ月の中でひときわ異彩を放つのが11月札と12月札。
だってよー、柳もつばめも蛙も(11月札)、桐も(12月札)も春のもんじゃねーか。
花札って、タロットカードが南蛮カルタ(ポルトガルから伝来)になって、南蛮カルタが大正カルタ(現在のトランプに非常に近い)になって、西洋数字使った遊び道具なんてダメだなんつって禁制品になちゃったから、しょーがなくて数字の代わりに12ヶ月の風物の絵にしたやつなんだってー。
デザインの元ネタは中国の故事とかだったりもするけど、花札自体はニッポン・オリジナル。日本人が一から作った数少ないモノのひとつです。だいたいはさ、なんでもかんでも大陸から来たんだもんね。
現在のトランプに非常に構成が近い大正カルタ、11は騎馬兵隊さんの絵で、トランプで言えばジャックです。なにしろ数字も使えないぐらいだから、この騎馬兵隊さんをね、花札にするときに「和風にしようぜ」って考えた。そしたら歌舞伎で人気抜群の役"定九郎"がかっこいいじゃんかってことになりました。定九郎ってゆーのは仮名手本忠臣蔵に登場するキャラで、有名な、雨の山崎街道(現在の国道171号線)を走るが場面がデザインされました。
しばらくすると、"雨の中の浪人"は、よく似た図柄(ただし初夏の絵)の小野道風に置き替わる。小野道風さんってゆーのは平安時代の日本の書道家で、傘さして池見てたら柳の木に向かって蛙が飛び跳ねて、「うぉ!」なんてびっくらこけたら開眼しちゃって脱スランプ。突然字がうまくなっちゃったっていう寓話(蛙からひょいと悟って書き習い)が残るお人です。ここで雨と柳が同一視されるようになって、春に芽吹く柳に合わせて、春を知らせるつばめが組み合わされることになったらしい。
だから11月なのに、春のモノ満載の図柄になっちゃった!それが花札の11月です。

梅にうぐいす
梅にあかよろし
桜にみよしの
藤にホトトギス
菖蒲に八ッ橋
蝶に牡丹
月に芒(ススキ)
ススキに雁
菊に盃
もみじに鹿
柳にツバメ
桐に鳳凰
うちはなんでもかんでも手作り。
花札Tシャツは、半袖だったら、Sよりちょっと小さいキッズサイズの160、S、M、L、XL(2L)、XXL(3L)
長袖だったら、Sよりちょっと小さいキッズサイズの160、S、M、L、XL(2L)
この中から自由に選べます。
他のデザインのやつはね、もっと小さい子供用とかもあるし、色も自由に選べます。Tシャツの色数は35色、インクはお客様のご希望に合わせて混ぜるのでまさに自由だぞ!
心ゆくまでさるお、もんち!