2008年04月22日

映画『SAW IV』完全解読2 It's a Trap.前編:目を凝らして観てみる

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからシリーズをご覧になる方は気をつけてねー。

『SAW IV』をよく観てみます。で、まぁ前3作を知っている人が観ればわかるだろうことと先日書いたように時系列で考えるとオカシイなーと思うところはすっ飛ばして、細かいところを書いてみようと思います。

【解剖】
いきなりですが、このシーンはオカシイ。非常に奇妙です。
現実味のないあの解剖室で何が起きていたか、これはもう"細かいところ"では済まされないくらいに怪しさ爆発なので、これは別エントリーで書きますね。
細かいことはね、えっと、解剖医さんのテレコは黒だということです。シルバーの、ジョン愛用機種と酷似してますが。

【エンジェルトラップの現場の薬莢】
死体と装置の間に薬莢(やっきょう)が落ちていた。
誰が、なぜ発砲した(あるいは薬莢を床に置いた)んでしょうか。
後々、この薬莢についていた指紋は、リグの指紋と一致することがわかります。指紋データベースとの照合結果報告書には"OFFICER RIGG"と書いてあり、日付は"04/28/06"(2006年4月28日に作成したデータ、という意味のはず)、その下に時間のような、"○○:23:29"という記載も見えます。
オカシイなー。じつに奇妙です、エンジェルトラップは2月のように思えるのに。
ストラームFBI捜査官は、体重48kgのアマンダ1人では無理だと断言しています。滑車を使ったかも、という発想にもすぐさま否定的な態度です。で、これを聞いていたホフマンはご機嫌ななめ。ということは、ケリーを"吊るした"のはホフマンだということを示唆しており、例の"薬莢"も仕掛け人はホフマンであろうということになる。
でも、リグへのミスリードを誘う小道具が"なぜ"薬莢"なのか。
ちなみに、床には鍵で開いている南京錠が落ちていますね。

【ケリーの最後のメッセージ】
ケリーの最後のメッセージはふたつです。"扉を開けて、私を見つけて"と"警官2名が危険に"。そしてこのうち1つは後々出てきますねぇ。
ちなみに、ケリーさんのフルネームはアリソン・ケリー(ALLISON KERRY)です。リグが見ている大きな写真の下に書いてある文字をズームするとわかりますね。

【リン・デンロンが行方不明になった】
また医者が行方不明になった。
ホフマンは部下からそう報告を受けます。アマンダが医者を拉致った、ホフマンにはそうわかったはず。このときホフマンが抱いているぬいぐるみは、『SAW III』でコーベットちゃんが自宅のベッドの中で抱いていたものだろうと思います。
ちなみに、アマンダもホフマン刑事の存在を知っていたはずだと思います。彼女はエリック・マシューズに恨みがあるからプレイヤーにするわけですが、警察内部の情報(刑事さんのプロフィールや犯罪者のプロフィール)はジョンのところに自在に集まってきているし、さらにエンジェルトラップの伏線もあることだし。

【アマンダ宛ての黄色い封筒】
ホフマンは、A4くらいの紙を"1枚だけ"折って、空の封筒に入れます。その紙に書かれたものは、文章の位置関係から考えると、左上の宛て先と本文があって、手紙のようです。手書きです。右下にホフマンは書名をしているような、そんな素振りで、何か書き込んでますね。残念ながらズームしても読めません(泣)。
封筒にはさらに、弾丸1つを入れます。
紙1枚と弾丸1つ、中身はそれだけだろうと思える"薄い封筒"を引き出しに入れたあと、ホフマンはぬいぐるみを手に取ると誰かに電話をかけはじめる。
でも、『SAW III』の問題のシーン、あそこでアマンダが引き出しから出した封筒はぱんぱんだよ。紙がたっくさん入ってる。
ということは、ジョンからの封筒とホフマンからの封筒は別物、あるいは、ホフマンが用意した手紙にジョンが書類を足している、のどちらかです。
ちなみにこのときのぬいぐるみはセサミストリートのクッキーモンスターっぽい顔っすねぇ(笑)。もっかいよく観なきゃ。

【黄色い紙ファイル】
アイヴァンが殺された261号室の借り主が、2週間前から行方不明のアート・ブランクだとわかり、"最新の住所"を調べて行き着いたのは"ビリーちゃん用三輪車"が置いてある倉庫のような場所です。そこには黄色い紙ファイルが2冊。表紙にはこう書かれています。
OPEN THE DOOR AND YOU'LL FIND ME
YOU ARE IN DANGER OF GETTING TOO CLOSE ... STEP BACK
1つ目はケリーの最後のメッセージの1つです。
2つ目は後々のペレスFBI捜査官のことかな。
このファイルの中身は気になります。

【小学校】
トレイシーの写真の裏に書いてある"GO HOME"の文字。"G"だけが小さな黒い文字で、"O HOME"は見慣れた赤い文字です。
ここでブレンダのシーンに切り替わる。TVの下からとったナイフの柄には"G"の黒い刻印。
そしてアイヴァンのシーンに切り替わる。鋼鉄の足枷には"G"の黒い刻印。
さらに新聞の"FOUR WALLS BUILD A HOME"の記事の写真にに切り替わる。ジョンとアートの背景のビルには"Gideon"の文字。
SAWワールドはこーゆーところが大好きっすねー。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | さるお発『SAW IV』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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