2011年03月26日

放射線というのはこーゆーモノっす

さるおです。
てれびでやってんな、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線というのを。
そもそも、そりゃなんだと。原子核からなんでそんないろんなもんが出るんだよ、というのがわからねぇ。
というわけで、イメージで、なんとなく思い浮かべてくださいな。
えー、まずね、どんな物質も"つぶつぶ"でできています。"つぶつぶ"にはいくつもの種類があって、陽子という粒と中性子という粒が、おにぎりみたいに集まったやつ、これが原子核です。物質の種類によって"つぶつぶ"の個数が違うんですが、陽子のほうの個数が変わると別の物質になる。つまり名前も性質も違うモノになります。なので中性子を無視することにして陽子の数だけを数え、並べて書いてみたのが周期表っすね。陽子の数は、酸素だったら8コ、水素は1コ、ヨウ素だと53コでセシウムは55コ、ウランだと92コとかになるわけです。陽子の数が同じで中性子の数が違う場合、同じ名前で性質も似ているけれど原子核のボリュームが違うということになって、こーゆーのを同位体(アイソトープ)と呼ぶんですね。
ちなみに陽子というのは+の電気を持っていて、反対に−の電気を持っているのは電子といって原子核の外側にある粒のこと。ほんでどんな物質も電子を持っていて、酸素だったら8コ、水素は1コ、ヨウ素だと53コで・・・あ、そうか、陽子と電子は数が同じで、プラスマイナス0になるようになってるんすね。
この原子核というのは、"いびつ"でいるのが不安定で嫌なんだ。いい感じに丸くなりてぇ。だから、出っ張って要らないところを切り離して放り出してしまう。たとえば大きくパカッと2つに割れて元のおにぎりより小さいおにぎり2つに変わったりするわけです。こうして"つぶつぶ"を減らしていくことを核分裂と言って、核分裂するときには中性子線というのも出します。そして核分裂でできた"小さいおにぎり"を核分裂生成物と呼んで、こちらも、もう少し安定になりたいなということでアルファ粒子やベータ粒子を放り出す。それでもまだ余分にエネルギーがありすぎるので嫌だなということになるとガンマ線を出す。これを(核分裂生成物の)原子核の崩壊と言います。
つまり、核分裂生成物を含む"いびつな原子核"というのが放射性物質です。アルファ粒子、ベータ粒子、ガンマ線、中性子線が放射線。放射線というのは、ぶつかった相手の科学的性質を変えてしまうほど強烈なエネルギーを持った電磁波で、粒子の場合でもひっくるめて放射線と呼びます。

アルファ(α)線は数cmしか飛ばない、紙で防げる、でも内部被爆はこわい。その通りです。補足すると、アルファ粒子というのは陽子2コと中性子2コがひとかたまりになったもの(ヘリウム4)で、これが原子核から飛び出すことをアルファ崩壊と言います。
ベータ(β)線は数m飛びます。でも、うすいアルミの板とか、プラスチックでも1cmあれば防げる。内部被爆だととてもこわいです。ベータ崩壊というのはじつは総称で、陽電子と電子ニュートリノを放出するとか、ベータ粒子と反電子ニュートリノを放出するとか、電子を取り込んで電子ニュートリノを出すという電子捕獲とか、いろいろあるんすが、まぁいいや、ここではほうっておきます。ベータ崩壊はアルファ崩壊と違って、質量の変わらない原子核崩壊の総称です。
ガンマ(γ)線は、じつは少し様子が違うんすね。防ぐには10cmくらいの分厚い鉛の板が必要。で、これは"ガンマ粒子"ではないのです。エネルギーなのですね。"光"と言いかえてもいいけれど、目には見えない波長です。長い距離をよく飛んで、DNAを傷つける、ものすごいこわいっすね。原子核からエネルギーが出ることをガンマ崩壊と言います。
あとは中性子線。これは何でも突き抜けて止まらない。よほど大量の水(あるいはコンクリート)がないと止まらない。ということは、木造の我が家に退避なんてことをしても意味ねぇな。もちろん、人体なんて突き抜けちゃう。
放射線を浴びるというのは、その場では痛みもないし血も出ないくらいものすごい小さい、たとえば中性子という名前の弾丸で、蜂の巣にされるようなもんです。いくら小さくたって蜂の巣なんだから、少したって気がつくころにはもう身体は火傷だらけ穴だらけ、大変なことになっているわけです。ひゃー、こわすぎ。

さて、放射線の強さは、距離の二乗に反比例する、とか言ってます。
放射性物質の近くへ行けば行くほど、思ってる以上にこわい。逆に、離れるとぐーんと安全になる。放射性物質から10mのところで放射線の強さが100μSvだとすれば、2倍の距離(20m)なら1/4になり(25μSv)、4倍の距離(40m)なら1/16になり(6.25μSv)、8倍の距離(80m)まで離れれば1/64になる(1.56μSv)というわけです。
そして計算上、「放射線の強さは距離の二乗に反比例する」っちゅーことは、距離がゼロのところ、つまり放射線の発生源のことですが、そこでの放射線の強さは無限大になる。おもしろいっすねー。

こうなると、放射線(いちばん勢いのある中性子線)はどんくらい飛ぶか、ということが知りたくなります。そんで、原発に近寄らなければいいだろう。そんな気がします。中性子線の飛距離は数十kmで、しかも強さは距離の二乗に反比例、となると原発から1kmも離れたらもう思いっきり安全じゃん。

原発と言えばウランですが、ウランにもいくつか種類があるんだよね。陽子の数は同じだからとにかくウランなんだけれども、中性子の数がちょっとずつ違っていて、安定だったり不安定だったりするわけです。
たとえばウラン238というものは安定しているんだけど、そこに中性子が飛んできてぶつかるとそれを取り込んで粒が1つ増え、ウラン239に変わる。するととたんに不安定になってしまい、ベータ崩壊でネプツニウム239という別の物質になり、もう1回ベータ崩壊してプルトニウム239になる。プルトニウム239はこの後も核分裂するし、また中性子を取り込んで240になるとこれまた核分裂する。あるいは24000年の半減期でアルファ崩壊する。うーん、終わりがない感じ。
このプルトニウムをリサイクルしたのが例のMOX燃料、福島第1の3号機で使ってるやつです。
ウランには235というのもあって、これは連鎖的に核分裂する性質です。前述の238のように原子核に中性子を吸収するんだけれども、よほど不安定なのでパカッと2つに割れちゃう、でこの時に2コとか3コとかの中性子を出す。するとその中性子がべつの原子核にぶつかって、そしたらまた割れて、中性子が出て、ウラン235がなくなるまでずーっと続いちゃう。ウラン235の半減期はなんと7億年。ほんと、ずーっと続いちゃう。
これはほんの1例で、核分裂のパターンというのはものすごーいたくさんあるんすよね。
ウランとかプルトニウムというのは、重たいから飛びません。つまりずっとあそこにあり続ける。
だから、中性子線に関して、放射線の強さは距離の二乗に反比例する、という話は通用します。

ところが実際問題は、飛散する放射性物質(放射性ヨウ素131とか放射性セシウム137とか)のことを考えないといけない。小さい粒ではあるけれども、"放射線の発生源"そのものが風に乗ってやってくるわけだから。
放射性ヨウ素131も核分裂でできる物質です。8日で半分になるペースでベータ崩壊し、キセノンという放射性物質になり、これはこれで12日で半分というペースで崩壊します。
放射性セシウム137も核分裂の生成物で、チェルノブイリから拡散した放射性物質の大半はこれだと言われています。30年で半分になるペースで、ベータ崩壊とガンマ崩壊により放射能を出さないバリウムという物質になります。人間ドックで飲むヤツの、いちおう仲間っすね、いちおう。
放射性ヨウ素も放射性セシウムも、ウランやプルトニウムの核分裂でできるわけですな。
で、これを吸ったり飲んだり食べたり体内に入れてしまうというわけです。

ここまで理解すると、自衛隊のヘリが床に鉛の板を敷いていたことの意味がわかったりするし、原子炉の近くで放水作業じゃファイヤーファイターといえどもおよび腰になっちゃうよなとか、水溜まりで作業して被爆したというのがどーゆーことかもわかる。
見えない放射線が、とても怖いということがわかる。
やっぱりね、理解しないといけないと思うんです。理科の勉強をしようという意味ではありません。計算とか理論ではなくて、イメージでいいから、何が起きているか思い浮かべることができるようになりたいと思うのです。
東電は人命に無頓着な会社。知らないがために、東電に被爆させられたり殺されたり、そんなことをこれ以上繰り返すのは我慢ならないのです。

広島に落とされたリトルボーイは、前述のウラン235を使ったもの。ウラン235の2つの塊をぶつけて核分裂させる爆弾です。TNT火薬に換算して15000トン。長崎のファットマンは、前述のプルトニウム239です。中性子点火器という部品があって、最初の1粒をぶつけさえすれば、ぼかーんとなるわけです。こちらはTNT換算で22000トン。
痛い思いをしたのに、核が大好きな不思議な国です、にっぽんは。フランス同様、資源を持たない国が決意したエネルギー供給の独立性なのかもしれず、実際、地球のこの環境の延命に一役買うのは原子力かもしれない。ただ、この国には不向きなんだろうな。それぞれに動きたい4つの地殻がパッチワークされた島国が、無理した結果なんだろう。地震や津波や火山と戦うなんてばかげてるもん。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月24日

優しい日本人でいられるうちに、停電だけでもなんとかしてくれ

さるおです。
アメリカとイギリスとフランスが、リビアを絶好調でばんばん空爆しています。カダフィも、かかってこいやと気合い充分。
ハイブリッドの918スパイダーもついにご注文を受付ですな。わたくしはポルシェさんがとても好きですが、被災地でなくても停電でロウソクつけて寒いねなんて言いながらラヂオを聞いているという昭和感まるだしのにっぽんにおりますと、さすがに思います、時速300kmでいったいどこへお出かけに?
エジプトでは憲法改正。ウィリアム王子は間もなくウェディング。ワシントンでは児童がコカイン中毒。

世界は動いているなぁ。でも今の日本からは世界が見えない。
最低限の余裕があってはじめて、人ん家にことが気になるのです。
にっぽんも、5.3mほど動きましたが。

ガソリンスタンドに何時間も並んだり、停電中の町をクルマで走ると(信号消えてもおまわりなんていねーし)、今の日本人の心理状態が少しだけわかる。やっぱりちょっと、ピリピリしてきたよなぁ。疲れてきた。
酪農家はミルクしぼって捨てる日々。野菜農家も野菜を捨てるはめになり、次の野菜を植えたいけれど燃料がなければトラクターが動かせない。そもそも、いくら作ったってもう誰も買ってくんないかもしれないわけで、そりゃピリピリするよな。
漁業だってやべーし。
もう東京の水もあぶないぞ、なんつって、そりゃベビーさんには飲ませたくないと思うわけです。水買っとかなきゃ。うちの子に水をください。ピリピリするよな。
水も野菜もだめで、お菓子食ってどんくらい元気でいられるかなとか、いらんことを考えていますよ。ま、わたくしは水道水を飲みます、水道水大好きだから。

しかしなー、野菜の件はじつはあまり理解できません。風評被害だと言うつもりはない。ある基準を設けていて、データ(数値)が出たら、風評ではないもんな。
ただし、風評はあってはならない。だから、データはちゃんと扱わないといけない。野菜、そのまま測定するのと洗って測定するのじゃ違うだろ。そーゆー説明はないのかよ。露地(屋根なし)とビニルハウスの差というのも理解しがたい。いずれにしても今は飛んできて野菜にくっついた放射性物質を測定していることになり、だいたい野菜って食べる前は洗って調理するんだから、「ちゃんと洗いましょう」で済む話なのかもしれない。ほうれん草のおすすめレシピは「おひたしおひたし」と連呼するなら「おひたしにしましょう」でいいだろうし、だとしたら、結球するやつ(キャベツとか葉っぱが巻いて球になるやつ)だって、外葉剥きゃぁいいわけだろうし。なんかね、農薬の規制と同じだと思うんだよね、この農薬かけちゃいけないんだ、枝豆に、とか言ったって、どこに生の枝豆サヤごと食うヤツがいるんだよと。で、ほうれん草とかキャベツと、パセリを並べて考えるのも意味がわからない。パセリって、そんな大量に食うヤツいんのかと。あとな、何でも県単位なのはよくない。大ざっぱすぎる。放射性物質がどう飛んだかをせっかくシュミレーションしたんだから、その結果をちゃんと活かさないで結論だけ発表するのはなんでなの。風向き、地形、風速、雨、いろんなことが影響するんだから、この山のむこうとこっちで結果は違う。食っていい野菜まで捨てなくたっていいのになー。
こーゆー話をするなら、食う量とか、食い方とか、ちゃんと細かいことを丁寧に考えてからにしてくれ。なんでも一緒くたにするから大袈裟になっちゃうんじゃないのか。
大事なのは、もしも"本当に使えなくなる土地"があるなら、それをきちんと限定すること。その場合は、土壌の放射性セシウムをカリウムと勘違いして植物体が吸収してしまうかもしれないと思うからです。それはもちろんキュウリだとかトマトだとか野菜の種類によっても違うし、葉っぱを食べるか根っこを食べるか実を食べるかという部位によっても違う。それを限定していかないと。
植物のチカラはすごい。人間など足下にも及ばない。ひまわり(The Chernobyl sunflower project)や菜の花が救ってくれるだろうか。

スーパーで略奪が起きないのも今だけの話。スタンドの列で殴り合いが起きないのも、交差点で事故が起きないのも、今のうち。荒れたにっぽんは見たくない、けど、時間の問題だろうと思います。優しい日本人でいられるうちに、なんとかしてくれ、停電だけでも。
被災地はまた雪か。かわいそうだよ。

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2011年03月22日

放射能はすでにこんなふうにこんなにも飛んじゃったのですね & ヨードカリを探してみた

さるおです。
「被爆するんじゃないか」なんていう心配はまったくしていません。福島(とその近隣)と関東(特に北関東)が「被爆してしまう」のは3月11日にすでに決まってしまったことだから、問題は量と範囲、そればかり考えています。
さるおにはおともだちがいるので、もしも、ほんとうにもしも、どーにもならなくなるとしたら、じっと動かずにいて"わかっていながら"取り返しのつかないほどの被爆をするより、あらゆることをして守ってみよう、という覚悟はある。宛てがあろうが無かろうが、春休みが台無しになろうが、西へ行こうという覚悟はある。けどなー、判断材料がなさすぎるのです。タイミングなど、もうとっくに過ぎてしまったのかもしれない。

フランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の放射性物質拡散シュミレーション(大気中)がこれです。
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_17mars.aspx
こっちは世界。
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/irsn-meteo-france_19mars.aspx
ドイツのこれはシュピーゲル誌がつくったものです。
http://www.spiegel.de/images/image-191816-galleryV9-nhjp.gif
ははーん。西には飛んでないみたい、新潟はまだ無事だろう。ほぼ北へ、宮城や岩手の海沿いには飛んでいる。けれど15日は時計回りに回り込んで関東全域にばーんと飛んできた。
大半は太平洋上空を流れて広がってしまいました。みなさん、申し訳ない。

飛んでいるのは何かというと、主に、話題になっている放射性セシウム137と放射性ヨウ素131というやつっすね。ウランの核分裂でできる放射性物質です。ウランの核分裂ではたくさんの放射性物質ができますが、たとえば有名なプルトニウムなんつーのはとても重いので飛んでったりはしないのですね。
まず放射性のセシウム、吸い込んだり食べたりで摂取してしまうと、肝臓やらなんやらにガンマ線を放射したり筋肉にたまったりして、半年くらいたつと腎臓通って出ていきます。体の中から、あちこちが被爆し続けるわけです。内蔵がやばい。30年ごとに放射能が半分になる、そーゆー減り方で長寿命っすね。残念ながらこの体内被爆を避ける方法はありません。
もうひとつはヨウ素。「ようそでんぷんはんのう」のヨウ素っす。体内で甲状腺に集まる性質があります。甲状腺ってゆーのは喉んとこにあるやつっす。顎の骨の下っちゅーか、喉の両側に左右1こずつあるやつ。ホルモン出したりするところ。甲状腺にとって本来ヨウ素は栄養なので、足りなきゃ足りないで具合が悪くなる。けれどこれが"放射性の"ヨウ素ということになると甲状腺でベータ線を出して細胞を癌化してしまうわけで、甲状腺集中攻撃っす。だからあらかじめ、放射性じゃないちゃんと安定したヨウ素で甲状腺をいっぱいにしておく、という対策があるのですね。8日ごとに放射能が半分になる、そーゆー減り方なので、8日で半分16日でそのまた半分(つまり1/4)、24日でまたまた半分(1/8)ということっす。

日本政府は今、どの程度本気でこの準備をしてるだろうか。現に福島県では"国と無関係に"自治体が安定ヨウ素剤を配付したりしてるらしいしな。「待ってられない」という気持ちはとてもよくわかる。放射性セシウムのほうが嫌ですが、どーにもならないのでしかたない、けど放射性ヨウ素のほうは打つ手があるんだから打とうじゃないか、ということっす。
もちろん国に備蓄はあるはず。
けどこれは"よほどのことがないと出さないクスリ"なのですね。もちろん一般の市販薬なんてありません。
今がその"よほどのとき"だZE!と思い、内科医さんに聞いてみた。
曰く、どーしてもというなら処方箋を書かないことはないけど「ほうしゃせんがこわいのでヨウ素を飲む」というのじゃ保険の対象にはならない、高いよ。
そうか、保険がきかないとか言っちゃってるってことは、"国としては"まだ配る気が無い。では仮に「ほうしゃせんこわい、ヨウ素飲みたい」とせがんで処方箋を書いてもらったとする。だって"よほどのとき"だ!カネなら払う!と思い、処方箋さえあればヨウ素剤は入手可能か、今度は薬剤師さんに聞いてみた。
曰く、ここには置いてないですし、どこにも無いと思います、よほどのことがないと出さないクスリですから。
!!!
一巡したYO!
たぶん今がその"よほどのとき"だよNE!(ふるえながら)
自分の意志や判断で、安定ヨウ素剤を手に入れることはできません。もちろん誰でも安易に入手できてよいという意味じゃなくてさ。飲んだほうがいい人と飲まなくても大丈夫な人がいるし、誰かがきちんと飲み方おしえてくれたり、面倒みてくれなきゃいけない。ただ、国から"もらう"しかないということは、国がくれるのを"待つだけ"なのですね。あっはっは、根拠不明の"影響ないレベル"という聞き慣れたフレーズを信じるしかないということです。

日本政府も早くシュミレーションを済ませて、該当する地域のよい子たちとママさんたちだけでいいから、たすけろよ。ちゃんと。手遅れにならずに、ちゃんとやれ。

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2011年03月20日

リッチな彼女と ルビーをせしめて フランスへ

さるおです。
わたくしは、周期表がとても好きです。周期律は美しい。眺めていると、わくわくするのです。水素の位置はどこがいいだろう、などと考えるとまことに楽しい。
最近じっくり眺めてないなーと思って、眺めています。
今は、第13族とランタノイドを眺めています。あと、アクチノイドのところもチラチラと見ています、夢がいっぱいつまった周期表なのに(涙)。

↓こーゆーことをブツブツ言っていたもんだ。懐かしい。もちろん横にも憶えましたが。

リッチな彼女と ルビーをせしめて フランスへ
にっぽん明日はすべて梅毒
おっさんセックス 手に持つポール
ふっくらブラジャー 私にあてて
変なねーちゃん ある暗闇で キッスの連発

2、13、14族がうまく思い出せません、ブーある・・・ブーある・・・何だっけ?いろんなのがあった気がして、憶えてないや。周期表を憶えるためのこのセクシーなポエムを周期表を見て思い出そうという究極のアイロニー。
さるおは、変なねーちゃん ある暗闇で キッスの連発、というのがリズミカルでとても好きですよ。

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2011年03月19日

第7艦隊も逃げ出す原発メモ

さるおです。
TMI(スリーマイル島原発事故)はレベル5、チェルノブイリは7。
日本政府は福島第1をレベル4から5に引き上げた。
世界はどう思っているかというと、6だよね、下手すりゃ7だよね、という見方をしてます。
ふつー考えたらやっぱ、にっぽんのことは日本政府がいちばんよくわかっているはずで、遠いところの人は事情がわからないから怖がって慌てているんだろうということになりそうなもんですが、そうはいかない。これが外国のできごとなら日本はある程度冷静な分析をするはずで、逆も然りだろう。
米国の科学・国際安全保障研究所(ISIS)は、レベル6に近く、レベル7になるかもと言う。
フランスも、レベル6だと言うんすね。
当事者にっぽんとずいぶん違うじゃねーかよ。

第7艦隊の原子力空母"ロナルド・レーガン"は、仙台で救援活動をしていたヘリの搭乗員から低レベルの放射線を検出したそうな。んで、福島第1の北東約160kmのところにいたのに、北海道のほうまで逃げてしまいました。3機のヘリの搭乗員17人と作業空域から検出された放射性物質は福島第1のもの。
うーん。
レーガン丸は、原子炉2基が機関の空母っす。
それが、逃げた?
"健康に影響のないレベル"の放射線がこわくて?
うーん、ひじょーに嘘っぽい。レーガン丸がではなくて、"健康に影響のないレベル"の放射線とやらが嘘っぽい。

にっぽんのことを、にっぽんの次によく知っているのはアメリカっすよね。で、彼らは"独自の分析"をしている。その"独自の分析"の結果、レーガン丸は逃げたはず。
ではどんなデータを分析したのか。
レーガン丸がとったデータだ、そりゃそーだろ。第7艦隊の原子力空母は、福島第1の北東約160kmのところからできるかぎりのデータをとったはず。
あとは衛星からも。

福島第1の設備は沸騰水型原子炉というものです。お湯を沸かして、水蒸気でタービンを回して発電する仕組みっすね。
問題は湯沸かしの燃料。基本は二酸化ウランを使うんすよね、でも今バケツで水をぶっかけたりしている3号基は混合燃料。二酸化プルトニウムと二酸化ウランを混ぜたもので、新しいウランなんか使わないんだよね。プルサーマル計画とかMOX燃料とかいうやつっす。つまり使用済み燃料(プルトニウム)のリサイクルっすね。混ぜたことで融点が下がって、燃料自体の熱伝導度も下がって、要は燃料温度が高くなりやすい。新しい燃料より放射能(中性子)が高くて、あぶないわけです。
もしかしてレーガン丸はプルトニウムでも発見してたりして。ヨウ素の量調べて、ウランがやばいな、とか。
プルトニウムはウラン鉱石にごく微量が存在するわけで、黄砂と一緒に飛んできたりはしているだろう。ですが、こりゃもうほんとに"ごくごくわずか"なわけで、実質、地球上にあるものはすべてウランの中性子照射によってつくられた人工元素と考えてよいですな。半減期は、238なら88年、239では24100年、240が6560年。吸い込んでしまったりするとアルファ線の内部被爆で肺癌になったり、けっこう強烈な発癌性物質っす。猛毒だと言っていい。

中性子というのは電荷を持っていないので、そのまま検出することはできません。
ばーんと飛んで、他の物質の原子核とぶつかったときに放出される陽子とかアルファ粒子とか、そーゆーのを測定するんすね。核の崩壊を利用して間接的に観測するわけです。たとえば水素の原子核とぶつかって、そこにあった陽子を跳ね飛ばすと、陽子はプラスの電気を持っているので機械で測れるわけです。ぶつかる相手がホウ素だとアルファ粒子が放出されるので、計測機械にホウ素化合物を入れておいてアルファ粒子を測定するということになるんすね。
そんくらいの設備、原子力空母レーガン丸が持ってないわけないよな。

日本政府が(あるいは東電とか保安院が)発表する数字はわけがわからないんだよね。"放射線"と言ってひと括りにして、何をどのように測ったのかぜんぜん説明してくれない。"放射線"と"放射能"と"放射性物質"の区別すらおしえてくれない。
放射線の強さ(エネルギー)というのは、グレイ(Gy)という単位(J/kg)で表すんです、ほんとは。で、放射線にはいろんな種類があって危なさが異なるので、それぞれ係数が決まっているんすね。だからグレイの値に係数かけて、そこでシーベルト(Sv)という単位になる。"放射能の量"ではベクレル(Bq)という単位を使います。1秒間に1つの原子核が崩壊するのが1ベクレル。
懐中電灯(放射性物質)から出ている光(放射線)の量がベクレル。その光が当たってどのくらい明るいかがグレイ。つまりグレイというのは、光源からの距離や光の種類によるわけです。そして光が当たってどのくらいの損傷を受けるかを計算したのがシーベルト。シーベルトも光の種類によって変わるということです。
危なさまで加味した数字を発表しているんだから信じていいだろうと思いきや、15日だっけ、正門近くで中性子線だーなんて言ったのは。

"使用済み"だろうがなんだろうが、とにかくこの"核燃料"というものは、"発熱し続ける"という性質。水がない状態が続けば、温度が上がり容器を融かし自分も融けて、止まらなくなる。融かして融かして炉心を(またはプールを)突き抜け下へ下へ。土も海も空気も汚して止まらない。臨界反応を起こせば中性子爆弾と同じモノっすから、水素爆発や水蒸気爆発が起こればもう、大変なわけです。
今、このシナリオを避けようとしているわけです。だから、水をぶっかけるのではなくて、水を循環させて冷やし続けなければならない。
被害者にっぽんが、加害者になってしまう。
もうどのくらい融けているだろうか。
時間との勝負。だけど、残り何分かが見えない時計と戦うわけで。

そして、チェルノブイリのように後始末する、"石棺"の準備。
冷却システムが復旧してもさらに続きがあるからです。熱した金属に海水かけっぱだもん、穴が開くのはこれまた時間の問題で、剥き出しにしておくわけにはいかない。
コンクリートで固めちゃう、というのはけっこう理に適っていて、中性子というのは水で減速できるんだよね。遅くすれば吸収されやすい。コンクリートというのはずっと水気があるから。あとは中性子を吸収してくれるモノを使ってさ。中性子も遅くできればホウ素化合物でいいだろうし。

ヒラリーたんも怒ってるらしいしな。
「ホウ酸かけちゃおう」って、早々に解決策を提示したのに、日本政府はかっこつけて「自分でできるから引っ込んでて」と断った。
ヒラリー、日本政府を信用するなよ、アメリカの判断で自国民を守れ。
東電の危機感がまるでないからいけないんだ。「カネかけて造った原子炉、よごしたらだめになっちゃってもったいないから、やめてよね」と言った"世界最大の民間電力会社"。
多くの日本人の命と、世界の人々の健康と、長く続く地球規模の汚染。あらゆる生物に迷惑をかけても、それでも、金儲けを優先する"世界最大の民間電力会社"。
なんで今日、やつらの株価が上がるんだ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月17日

こんどはどっちかっちゅーと原発メモ(少し怒っているので乱暴ですが、怒らないでいるよりいいと思うので、えー、あしからず)

さるおです。
東京都23区内は停電になってない。てれびの字幕に"○○区"なんて出てきてても、各家庭の電気は消えてない。
「買いだめはやめましょう」なんつって、なんで円高なんだよ。それ、"買いだめ"だろ。
はぁ。

さるおはですね、10代、20代、いや30歳すぎるまで、日本という国が少し嫌いだと思っていました。歪みすぎて薄っぺらくて少し恥ずかしい、そんな気がしていました。でも、30代も半ばになったら日本が好きになってきた。わたくしもオトナになって、やっとにっぽんがわかってきたのだな、と思っていました。が、今また少し嫌だなと感じていますよ。
緊急地震速報というやつ、結局、気にしてるの東京だけなんだよね。東京が揺れる中くらいの地震の速報ばかり出て、地方の大きい揺れについては事後。
すごく思うんだよなぁ、"日本"というのは"東京"のことであって、さらにそれは東京の"機能"のことなんだって。

さて、昨日、自衛隊のヘリで原発に水をぶっかけるしかない、というバカげた話になったとき、わたくしは笑ってしまいました。
んなバカな。
原発にバケツで水ぶっかけるって、いったい何なの、その発想は。
とっさにさるおの頭に浮かんだのは、山火事とかでやるやつ。何tもの水を一気にざっぱぁーん!ってやるやつな。そんなもん、水全部どっか行っちゃうよ、狙ったところにかかるわけない。今春だぞ、風強いぞ。
あとはしょうぼうしゃで放水。
これだって無理だ。できっこないし。東電の社員が、今から消防車の特訓受けて、放水だって(笑)。
夢かな。
"水をかける"という行為は、限りなく無意味に近い。塩水だし。うまく水がかかったとして、それはごくわずかな時間稼ぎなのだから。
でもね、「もうこれくらいしか思いつかない」って会見で言ってたんだよね。そりゃもちろん他の手がありゃオカシナ奇跡にすがる必要はないわけで、"これしかない"のなら、今度は本気だろう、そう思ったわけです。
ヘリはさすがに東電社員には無理だろうから、自衛隊も覚悟を決めたということなんだな。原子炉の上空飛んで、何度でも水かける、決死のミッション発動だ。地上からも放水、ケーサツと自衛隊に消防車貸してもらって、こちらも決死隊。
決死のミッションを本気で笑う気はありませんが、あまりの怖さとバカバカしさで笑ってしまう。

ところが、放射線があるからあぶないよねということになって、ものすごい上空から、ざっぱぁーん!とあらぬ方へ水散布。何回か繰り返して、戻ってきて調べたら被爆してなくてよかったね、なんつって、ほんと、よかったよ、床に"鉛"貼ったヘリに乗ってて(涙)。
地上も、放射線があるからあぶないよねということになって、朝からやると言っていたのに丸1日決断できずに断念。かと思いきや、真っ暗な19時過ぎから、10分くらいと5分を5台という計30分くらいの放水を、離れて行いましたよ。ケーサツが。
ばかな。
なんだそれ。そんなのあるか。この期に及んで、まだ本気じゃないのかトーデン。明るいうちに放水しないなんて、見せたくないからに決まってる。何を?"ちゃんと放水できないかもしれない"のを?
浴びていい放射線の基準値?そんなものに意味は無い。だって、基準上げちゃうんだ、50mSv/hから、100だとか250だとかに。そーゆー事態じゃないだろ、覚悟の問題だろ。福島県民を身代わりにするな。
ほんで今になってやっと、東北電力から電線つないで復旧してタービン回すぞーなんて修理しはじめた。それがおまえらの本業だろーが。早くなおせや。最初から、それしか方法はないんだから。
しかも4号機なんかは放水じゃ時間稼ぎすらできん、屋根あるんだもん、たまたま空いた穴からうまいこと水が届くと思うほうがどーかしてる。
冷却システムがなければ、メルトダウンする。

正直さるおは、ヘリで水ぶっかけるという話が出たとき、終わりだなと思いました。万策尽きたというより、万策など、はじめから存在しない。電気しかないのに。アンダーコントロールだとさんざん言っておいて突然水ぶっかけるしかないとか言い出して、もう誰かが(トーデンが!)腹を決めなくちゃいけないんだろ。凍えてる福島県民を身代わりにしないでくれ。
もし3号基を落ち着かせることができたとしても、その神業をあと何回使う気か。んなことより、電力を復旧しろ。それならプロだろ、塩水や余震をねじ伏せるしかない。

マイクロ(μSv/h)だとかミリ(mSv/h)だとか、単位を2つ使うのもどんな嫌がらせなんだか。国民は理系の学生じゃないんだ。
レントゲンとの比較もやめとけ。レントゲンは内部被爆じゃねーし。なんでレントゲン撮るとき技師が部屋から出るんだ。時間軸を無視するから話がわからない。パイロットさんとの比較だってもうやめてくれ、内部被爆の心配をしてるのに。
自衛隊だってもっとたくさんヘリとか放水車とか持ってるんじゃないのか。もうかっこつけてる場合じゃない。米軍だっていろいろ持ってる。自分たちがちゃんと覚悟を持った上で、いろんなところにたすけてもらえ、緊急に。ホウ素でもカドミウム合金でもインジウムでもハフニウムでも、かき集めろや。
わたくしが気にしているのは、風向きと風速と雨。
東京の"機能"しか気にかけていないなら、たとえば天皇陛下はどこにいるだろう。時間がなくて訪ねてないけど、都内の大使館が空なんじゃないかと気になりますな。

第7艦隊はもうサジを投げたのか(遠くに逃げて行きましたが)、米国の分析のように80km離れればいいのか。もっと遠く西へ逃げるべきかな、逃げる宛て、ねーけど。
知りたいのは、あそこに何がどれくらいあるのかということ。どれだけ地球を汚すだろうか。
でもそんな情報出てこねーし。
もしこれが外国のできごとなら、日本はある程度冷静な分析をするに違いない。逆も然り。これから海外メディアの記事を読んでみようと思います。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月16日

被災地の情報とか、地震メモ

さるおです。
11日の巨大地震、さるおは震度6っぽい地域にいて、人生で初めての揺れでしたよ。少し高台から外見て、すげーなと。住宅ってこんな揺れんのか、壊れちゃうぞと。自分の足で立ってるのはやや困難。
さるおはこーゆーのはかなり落ち着いてるほうですが、まだ買ったばかり(1年半なんてつい先日っす)のてれびがやべーと思って、ドキドキしながら早く帰ったら、てれびは無事、洗面台で歯ブラシが落ちたり、風呂場のシャンプーが落ちたり、そんなもんでした。実質、被害ゼロっす。
そこでてれびをつけて、そーとーやばいと知りました。すごいタイミングのライブ映像で、ショック受けました。だって、波が、道乗り越えて、畑のトンネルやハウス飲み込んで、家押し流してクルマ押し流して、そのままどんどん、内陸へ、スピード上げて、あ、クルマ、速く逃げろ、もっと速く、もっと、急げ、だめだ、間に合わない、飲まれちゃう、あーだめだ、またクルマ、そんなとこにいちゃだめだ、え、クルマ捨てるの、なら走れ、死に物狂いで走れ、もっと走れってば、だめだよ、水のが速いよ、あ、飲まれた・・・ただの水じゃないんだから、割れたガラスとか鉄板とか、そーゆーのなんだから、こんなのだめだってば。
とてもこわくなりましたよ。これってきつい仕事だ、ヘリで飛んで、撮影して、見殺し。きついよなー。
本気でこわいと気づいて、すぐに思いました。原発、何基あるんだ、全部だめになる。津波で電気がだめになって、復旧させることができなければ、何をしようと無駄だ。冷却システムを動かし続ける以外に方法はねぇぞ。
うーん、案の定。そもそも人間がそう簡単にコントロールできるものじゃない。計画停電で被災地の電気を止めたりするふざけた態度の会社には無理。無理なのに、あんなもん作って。ばかやろう。
さるおは、あの人たちの態度が気に入らないのです。ごまかしたり、隠したりする、社会や生命をバカにした態度が気に入らないのです。
原発から20kmのとこに市民がいるのに、東京電力の社員が原発を捨てて50kmも逃げた。社員の"一部"が避難したと言ったのに、750人が逃げて残ったのは70人。その70人は遺書を書いて残った人たちなんだろうと、勝手に想像しています。自分の勤めている会社が何をしている会社なのか、真剣に考えた人たち。会社の意思決定に関わるほどじゃない"勤め人"が、最前線に出て行く。"だめな電力会社の社員"として被爆させるな。英雄にならなければ。この人たちの家族がいるんだから。志願する人々が英雄でなきゃ、どこかに光が、なきゃいけない。

わたくしには、仙台に住む友人がおるのです。中学生のときにですね、すべての教科のノートを試験前にわたくしに貸してくださって、あらゆるお世話をやいてくださった、大恩人の秀才です。家が近くてさ、よく一緒に帰ったりしました。
なかなか連絡つかないので心配になって(今後もお世話になるかもしれないしー)、住所から避難場所を探して鹿野小学校と長町中学校に電話しました。中学校のほうは電話がつながるのがつい遅い時間になってしまって、19時ごろ、ここは真っ暗闇なんです、と言いながら探してくれました。どちらの学校にも友人はおらず、「負けないでください」と電話を切る自分の声が、非力すぎてバカみたい。長町南小学校にも明日明るいうちに電話かけまくってみるか、余計めーわくだろうか、どうしよう、と迷いながら、つながるはずのない恩人さんのケータイにかけてたら、うぉー、呼び出してるぅー!
ほんの1分だけ、話をしました。声を聞いていたら、泣けてきました。恩人さんも涙声になりました。でも、今はいいや、それだけで充分。
仙台市の太白区というところはちょっとはマシらしい。昨日の時点で鹿野は電気はないけど水があるところが多かった。マンションなんかは貯水タンクの水を使うので電気が止まれば水も出ないけど。今日は長町のほうから電気が復旧して来てるらしいし。家族で手分けしたりしてスーパーの行列に並べば、少しの食料は手に入ると言ってた。だからだいじょうぶ、がんばると言って泣いていた。
また2、3日したら電話してみよう、ほんの1分だけ。

あとですね、今日ね、親戚一同が岩手にいるという知人が、向こうに行って帰ってきた。持てるだけの食料と探しまくって手に入れた使い捨てカイロ持って、13時間かけて行き、11時間かけて帰ってきたと言う。ガタンガタンと段差をこえてトラックのドアを壊しながら、もちろん果てしない遠回りを強いられながら。
途中何個所も、検問っちゅーか、引き返させるためにケーサツがあちこちに待ち伏せてるらしく、どこだか市役所に頼まれて運んでると嘘をつき、許可書がないと通さないならこの荷物そっちで届けてくれるんだろうな、と脅して突破。着いたら親戚さんの家は全壊、町も全壊、めちゃめちゃになってたと言うのです。向こうはプロパンガスしかないから、ガスボンベがごろごろ転がっていて危ないんだって。こーゆーのに触っちゃって火事がたくさん起きてる、ここもいつ燃えてもおかしくないって。実際は報道よりはるかにひどく、死者の数は3万なんてもんじゃ済まないし、あっちは死体だらけだよ、と言ってました。地震から津波まではあっという間で、30分なんてなかった。避難できずに学校にいたたくさんの小学生や中学生もたすからなかった。崩れた家の屋根瓦をよけると遺体、浸水したままのところも遺体がいくつも目の前にぷかぷか浮いている。すぐ見えるところに我が子の遺体が浮かんでいても、近づけないし置く場所無いし、放置するしかない。医療品とか食料とか水とか、たくさんの物資が山1つ向こうの倉庫にめいっぱい山済みなのに、こちらに持ってこられない。たまに届く物資は、足りてるところにばかり届き、足りない地域には届かず、向こうに持ってってやってくれと頼んでも「ここだと言われたんでー」なんつって聞いてくれないと言うのです。しっかりしろ、にっぽん。
知人君も置くモノ置いて、親戚さんの家の跡に立ち寄り、瓦礫の中からじーちゃんばーちゃんの位牌だけ探し出して、そんで戻ってきたらしい。
報道された釜石港も典型で、物資を運んできたはいいが港に降ろせない、理由は輸送トラックが来てないから。ばかちーん、来るわけないだろ、輸送を被災地に頼るな。彼らが救いを求めているときに、被災者を頼りにするな。トラックごと運べ。ばかちーん。偽善で終わるな。あらゆる準備して、徹底的にたすけるんだよ。
ちなみに被災地は今、長靴と靴下を欲しがっているそうな。あとはトイレタリーモノ、ティシュとか。温かいものが食べたい、そりゃそーだよね。水と火があるところは、ここで炊けるから米を持って来てくれとも言っている。

さるおには何ができるのかな。ずっと考えてます。
"祈ること"などと言いたくない。
だからここに、知ったことを書く。
世界中が見ている。計画停電で真っ暗にしてもすぐに略奪が起きないというのはすごいっすけど、そんなことでは足りない、今回ばかりは。福島第1近くの被災者に早く物資を届けないと。原発が生む最大の悲劇は、差別。寒くて死んじゃうよ、急がなきゃ。
とにかく、今無事な人は無事でいないとな。わたくしのところでは今いちばんの心配は原発っす。ついにバケツで水ぶっかけるわけで。
白い噴煙を横方向に吹き飛ばした1号機の爆発と黒い噴煙を垂直方向に吹き上げた3号機が、同じ水蒸気爆発には見えねぇ。ということで報道を信じてないさるおとしては、自分の頭で判断したいんだけど、情報ねーし。
風向きと風速と、雨でも見張ってよっと。

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2011年03月14日

同じには見えませんが

さるおです。
1号炉と3号炉の水素爆発、違うよね。「同じ、同じ」って言ってますが、違うのは一目瞭然。
1号炉は白煙が横にひろがって、建屋だけが破裂した。
3号炉は黒煙が真上に吹き上げて、爆発の規模も大きい。建屋だけがふっ飛んだ、という感じがしないのです。どちらかというと、建屋の中の筒状の建造物の天井が吹っ飛んだ、みたいな。
これを「同じ、同じ」って分析抜きで言ってんのはまずい。とてもまずいよ。

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2010年10月26日

10月突然大豆のごとく

さるおです。
シティボーイズミックス PRESENTS『10月突然大豆のごとく』です。24日の17時開演、楽日です。
大竹まこと・きたろう・斉木しげる(シティボーイズ)、中村有志、ザ・ギース、ラバーガール、というメンバーですが、これはけっこう素晴らしかったと思います。つまり、ザ・ギースさんとラバーガールさんが、とてもよい溶け込み方でしたよ。
ちなみにわたくしは、新国立劇場さんとは相性が悪い(笑)。乗り継いだ電車がすべて遅れるというミラクルだけにとどまらず、去年に続き、雨っす(涙)。

commedusoya.jpg

ミスター加藤。一大叙事詩っす。前半はまぁまぁぐらいに思ってましたが、後半はぐわぁーっとおもしろみを増す、とてもよくできた感動のエピック。
そして脳内ハードディスクを整理しようとしたらイチローだと。春日井が多いなと。マイカルサティはどーでもいいと。動物のフォルダならわたくしもあるぞと。かなり笑いましたよ。このネタ自体はいかにも思いつきそうな、凡庸な感じなのですが、いやー、完成度が高くておもしろかった。
○○クラブ系の話(さておきクラブ)は少し飽きました。若者を怒るネタも、去年のピザたのむやつと似ていて、飽きました。
年上女房のやつとか、アフリカ行きの船とかは、少しおもしろかったっす。押し入れで祖父が死んでるとか、10月突然チュ○ゴクが謝罪したとか、アナログとか、時事ネタも健在。
重厚。これにはまいりました。いつかの"大きな芝居"と似て非なる、重厚な演技。西日本と、東日本と、夜、という素晴らしく大ざっぱな、サリンジャー、キッシンジャー、ゴレンジャー。すごいと思いました。どんぐりくん。
新国立劇場でコロス。強い。強すぎる。
今年はほんとにおなかが痛かったです。おもしろかったー。
しげるさんが歌わなかったことと、大竹さんが「またお会いしたい」と言ってくれなかったことが気になっていますよ。

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2010年02月16日

ハッピーバースデー、わたくし

さるおです。
とてもおめでたいので(ひとりで)、またとない贅沢。

カプリコ.jpg

(嬉しさと虚しさと後ろめたさといろんなものにふるえながら)

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2010年02月13日

『ハーパーズ・アイランド』のエンドクレジットにちゃんと意味がなかったら、かるく怒る

さるおです。
にほんのテレビドラマはまったく観ませんが、『TWIN PEAKS/ツインピークス』のころから海外のはたまに観てます。で、『LOST/ロスト』を観ないといけないな、社会現象になるくらいおもしろいらしいぞ、となっがーいこと焦っているのですが、なんかもうどーせ追いつけないわけで(爆)、なかなか『LOST』に手が伸びず、最近はふじてれびさんで『TSCC』つまり『TERMINATOR SARAH CONNER CHRONICLES』を本編がたったの36分しかないというありえない10分カットに耐えながら、そしてわたくしにとってサラ・コナーはやはりリンダ・ハミルトンだということを忘れようとしながら、観ておりますよ(汗)。

ドラマって大変っすよね。見始めると見逃すわけにいかねーし、録画という素晴らしい機能のおかげで"時間があるときに"観てしまう、ということはあったはずの時間がどこかへ消えてなくなっていて結局とても忙しい。というまさかの罠に自らレッツゴー。
だからね、やめとこう、これ以上忙しくなるのは無理だよ、と戒めていたのです。が、見始めてしまいました、『HARPER'S ISLAND/ハーパーズ・アイランド』を。

見る者も、この島から逃げることはけっしてできないのだ!どーだー、こわいだろー!
というコピーですから。だいじょうぶ。『LOST』とそんなに差は無いぞ。
しかも、犯人当てリアリティ・ショウというさるおの得意分野ですよ。『そして誰もいなくなった』まんまの設定です。
しかも全13話。み、みじかい!ミニシリーズなら手に負える。たった1週間のできごとっすから。"終わりがある"というこの安心感。
・・・今のところ、ぜんぜんおもしろくないですが(汗)。でもまぁものすごいペースで人は死んでます。
はじめの4話くらいでもう物語は方々へととっ散らかり、同じくとっ散らかった死体も放置。これで話が収束するのかどうかとても怪しいですが、だいじょうぶ、きっと。『LOST』も島だがこっちも島だ。なんとかなる。
ということでですね、3話目のエンドクレジット(日本語版ですが)を観ていて気づきましたが、死んだ人(の吹き替えの人)の名前(つまり日本人声優の名前のほう)は赤い字が入っているみたいっすね。だとすると、ハンター・ジェニングスさんが生きているということになっちゃいますが。
とにかく、『LOST』には及ばなくてもいいから、『TWIN PEAKS』にも及ばなくていいから、今さら追いつけそうもない『LOST』への嫉妬が和らぐくらいにでいいから、おもしろくなってください。

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2010年01月14日

お、おでは、おでは、こーゆーチョコりエールが食べたかったんだよぅ(完全に泣きながら)

さるおです。
わたくしは、チョコりエールが大好きです、コドモのころから。食べたくなったので、久々に買いましたよ。
このお菓子の名前は、どーみても、ど真ん中の文字だけ"ひらがな"っすよね。
かわいい。

で、さるおもオトナになったことだし、慌てて食べたらコドモみたいだ、まずは眺めよう、と思って1時間ほど眺めていたら(ヒマすぎ)、すごい写真に気づきましたYO!(遅い)

チョコりエール.jpg

どどーん!と巨大なチョコりエール。
ティーセットとの凄まじい対比。コーフンっす。愛しのチョコりエールがこのサイズ、食いでがあるぞ、1日もつかな。
すってきー。
と思って、慌てて袋を開けましたよ。(やはり慌てて)
そして気づいたのであった。
チョコりエールが大きいんじゃない、ティーセットが小さいんだ!
チョコりエールが大きいんじゃない、ティーセットが小さいんだ!
チョコりエールは小さいんだ!(愕然)

よくあるじゃん、即席ラーメンのパッケージとか、ツアー(旅行)の紹介の写真とかで、「写真はイメージです」というやつが。
あれはですね、業界用語では"エクスキューズ"といって、お客さんに「嘘じゃねーかこの野郎」とか言われるのを怖れた防衛手段です。昔は企業側も「見りゃわかるだろ」で済んでましたが、近頃はお客のほうもヒマなのでそーはいかない。公取まで出てくると面倒だ。というわけで、先にエクスキューズしておくんすよね。

そのエクスキューズが、ない!す、すごい勇気だブルボ○さん!
この殺伐とした時代に、あなたは夢を売っているのですね!ブ○ボンさーん!
写真も素晴らしい。イメージどころか、夢、憧れ、妄想。
「チョコりエールが小さいんですけど」
「それでいいんです」
「ティーセットより巨大なはずなんですけど」
「それは憧れです」
「巨大だと思って買ったんですけど」
「それは妄想です」
素晴らしぃーっ!
ということで最終的には大感動したのでした。

ちなみに、昔はもう少し美味しかったような。でもまた買います。食べ続けようと思います、チョコりエールを、命ある限り。

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2009年12月20日

ま、流行りモノはとりあえず一度食ってみねーと

さるおです。
年末ですから、あたりまえのように銀座の伊東屋さんとかに用事があり(遅い)、ついでにKrispy Kreme Doughnutsを買ってみましたよ。流行ってるらしーし。

えっと、ものすごい混んでました(疲)。クリスマスだし、あのへんはお買い物する人でいっぱいっす。
ドーナツさんも激混み。かわゆーいドーナツをきゃっきゃと買うために、かわゆーい感じの人たちが、何十分もかかりそうなかわゆーい長蛇の列をつくっているところに、かわゆーくひとりできゃっきゃと紛れ込んでいるさるおがアヤシかったっす(涙)。で、こりゃ何十分待たされるんだろうと思って怯えていたら、「12個入りの箱を買う人は手ぇあげてくださーい」っておねーさんが言うので、なんだかまるでわからないけれども大きな声で「はーい」とか言いながら元気よく手を挙げましたよ。(そこがアヤシイわけですが)
そしたら"はやい列"のほうに並ばせてくれて、ほんであったかいドーナツ(オリジナル・グレーズド)を1つくれました、あ、もちろん並んでる人みんなにね。で、じつはこのとき内心、"これは美味しくないな"と思ってしまったわけです。ものすごく膨れた、まったくボリュームの無い揚げパンに、尋常じゃない甘さの砂糖コーティングで喉が渇くのを通り越してなんだか気持ち悪くなってきたな、あ、わたくしが好きなのはミスドだな、と(爆)。
しかーし、時すでに遅し。もう、箱買いしますって言ってしまったのでした、しかも元気よく。

KrispyKremeDoughnut.jpg

あっはっは。そーゆーわけで、よい子のみなさん、ハッピークリスマス。
えっと、黄色いクリームが塗ってある揚げパンの中に入っているジャムは美味しいっすよ。あっはっは。あーっはっはー。

1948年にマサチューセッツ州クインシーではじまったのがダンキンドーナツさん。
1955年に同じマサチューセッツ州のボストンではじまったのがミスドさん。
日本でははるか昔この2社の一騎打ちだったなぁ。
ほんとはクリスピー・クリーム・ドーナツさんがいちばん古い。1937年、ノースカロライナのウィンストン・セーラムです。KKDジャパンはたしかロッテが出資してるんだっけか。
この尋常じゃない甘さがアメリカンなのか、とにかくものすごいので、オリジナル・グレーズドじゃないやつがいいなぁ、もしまた買うなら。
もしまた買うかな(汗)。
そう思うとミスドさんは上手いっすよね。あちらのは美味しい。
ということで、よい子のみなさん、ハッピークリスマス。(なんとなく泣きながら)

そんなことより、伊東屋さんでどれほどの買い物をしてきたか、その驚愕の実態を、明日書いておこうと思います。
あ、そんなことより、バルサの惑星1位がもう目前ですよ。よーし、ドーナツ食いながらてれび観るぞー。メタボまっしぐらだNE!

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2009年09月11日

新作ゲームを発表します

さるおです。
あの、涙が出るような切ないTシャツを着ていたら、新作ゲームができました。
たまに遊んでくれるおともだち(11歳女子)と開発した、その名も『オレ、ドラえも○ゲーム』!

ら行はなぜか巻き舌で、できるだけやくざな口調で、
『オレ、ドラ○もん』
『オレ、ミッ○ーマウス』
と交互に言い合う。
という、何の生産性もなく何の決着も見ない、それどころかゲームなのかどうかまったくわからない、謎のゲーム誕生。
途中で、『オレ、ド○えもん、じっけいはんけつ』とか、『オレ、しっこうゆうよつき』とか、あるいは、たとえ意味不明でも『オレたち、ドラえも○』とか言うとなんだかより一層笑える、という、ほとんど気がふれた感じの、やばいゲーム誕生。

いいのかな、11歳児と、この遊び方で。(成長拒否)

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2009年08月16日

レスポールよ、永遠に

さるおです。
1世紀に近い年月をギターと共に生きて、8月13日、Red Hot Redことレス・ポール(Lester William Polsfuss)さんが旅立ちました。あー、さるお、さみしいっすー。

5度のグラミー、アーリー・インフルエンス部門でロックの殿堂入り、そしてミュージシャンとしてはただひとり、8トラのレコーダーやギブソン・レスポールで発明家の殿堂(en:National Inventors Hall of Fame)入りをしているすごい人。
さらに、『スタートレック』のクリンゴン語では、ギターを意味する単語がレ・スポール(LeSpol)。す、すごい。

楽器ですが、さるおはレスポールが好きです。ストラトキャスターよりも、レスポールのほうが好き。
ヘッドがどーとか、ピックアップの構造がどーとか、ブリッジがそれぞれ特徴あってとか、もっと言えば材質とか塗装とか、いろんなことがあってつまりは音も違うわけですが、とにかく、四角っぽいのに角がついたカタチよりも、茄子みたいな丸いのが、ね、なんとも美しい。そしてもちろん、ぶっとい音も、最高っす。
さるおんちにはレスポール・カスタムがあります。
あとね、ワッシュバーン(Washburn)のP4という、ティファニーブルーのやつ。これはヌーノ・ベッテンコート兄さんのモデルですが、レスポールを追及した感じのとてもよい楽器でスタンダードよりはカスタムに似てますね、色はさておき(笑)。
ということで、さるおはレスポールが好き。
あ、象さまもおりました。

さみしいなぁ。でもさみしくないか、この世界にはレスポールがあるから。
レス・ポールさんはどーせ天国でもバンドやったりギターを作っていると思うので、いつか遊びに行ってみようと思います。

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2009年07月22日

皆既日食はてれびで観つつ、部分日食でちょっと涼しくなりましたよね

さるおです。
皆既日食なら真っ暗になって楽しいわけですが、部分日食だと暗くはならんし、雲ばっかでエンターテインメント性には欠けましたが、ちっと涼しくなりました。雲が少し薄くなった向こうに、欠けた太陽がちらっとぼんやり見えましたよ。
皆既日食と書くと、おなかがすく感じがします。全部食べ切る。
月食だと、月餅を食べる感じです。
いかん。
よーし、夏に向けてダイエットに励むぞー。(今がもう夏)

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2009年06月30日

不動産屋が持ってきた粗品がすごいことになっているのに気づいて夜中にひとりで涙が出るほど笑ってしまいましたよ

さるおです。
昨日ね、不動産屋のおじさんが"ごあいさつ"にやってきたのです。この"ごあいさつ"というのはとても多い。で、たとえば不動産屋さんだとね、用があるかどうかはこちらが決めることで、向こうから"ごあいさつ"に来られてもまぁ、こちらには"ごあいさつ"してるヒマなどないわけですよ。
なので"ごあいさつ"に来た人とさるおの会話はだいたいこうなるわけです、インターホン越しに。

ぴんぽーん
「私、ほにゃらら不動産というものなんですが」
「そうですか」
「あっ・・・えっと・・・」
「なんですか」
「本日はごあいさつに伺ったんですが」
「こんにちは」
「あっ、えー、ちょっとごあいさつをさせていただこうと思いまして・・・」
「うん、こんにちは」
「えっと、できればお名刺でも」
「置いてってもいいですよ」

昨日は「粗品がございますが」と言われてちょっと心が動きましたが、粗品というのは粗品ですから、ほしいモノじゃないだろうし、もらわなくていいやって思ってね、"名刺とチラシ"とやらをポストに入れたきゃどうぞって、いつもの展開だったわけっす。
そしたらちゃんと粗品もポストに入ってた。さらに名刺の裏にはおっさん手書きの、手書きなのになぜか顔文字を駆使した、謎のお手紙。すげー。
粗品は箱ティッシュだったので嬉しかったっす。これなら使えるから。

しかしそれだけでは終わりませんでしたYO!

これがその箱ティッシュっす。

bow.jpg ←クリックして拡大

Boku wa, ですでにオカシイ。
しかも Boku wa, Inu no なに?ぼくはいぬ?
うぉー、なんだかまるで可愛くない犬のバウちゃん出たぁー。Kodomo なのに、Tokorode という、奇跡のアンバランス。
きみはだれ。
おれはいったいだれなんだ。究極の命題出たぁー。生涯を賭けて探求しようと思います。バウちゃん待ってろ。
けっこう衝撃を受けてしまいました。
Boku wa Saruo. Mou Otona.(号泣)
と心から思いましたね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

けっこうちゃんとした劇場で『黄金のキッス』

さるおです。
5月7日にね、シティボーイズミックス PRESENTS 『そこで黄金のキッス』を観てきたYO!
大竹まこと、きたろう、斉木しげる、中村有志、細川徹、ふじきみつ彦、春山優。とても新鮮な感じっすね。ワイ!

去年はおもしろかったんだけどなぁ。今年はなんとなくいまいちでした。ワイ!
舞台後のごあいさつがものすごい長くてね、本編のどこか、コント1本分くらい、すっとばしでもしたんじゃないか、そんな気がしてしまいましたよ。ワイ!
他の日はもう少しおもしろかったのかもしれないけど。
コントが1つ足りない、と感じた理由はきっと脚本というか構成にあるんだろうけどな。なんとなく、完結してない印象。ワイ!
ほにゃららショー的なモノもなぁ、本家メンバーが2匹目のどじょう狙ってみようってゆーのはどーなんでしょう(笑)。うーん、なんとなくちとつまんない。
バカなおじさんたちだしな、もちろん笑ってきたけど。

黄金のキッス.jpg

あとですね、新宿(初台)の新国立劇場という、オペラとかバレエなんかやったりするご立派な施設の"中劇場"でやったわけですよ。んで、れんたんたんも"劇場との勝負"みたいなこと言ってましたが、えっと、あそこはどうなの、音響とか。どうなのっつっても最高に素晴らしいはずだと思うんですが、つまり、セリフが聞き取れなかったりしたわけですよ(爆)。コントで笑わせようとしているのに、聞き取りにくいって、かなり致命的な気が(泣)。
また来年は天王洲とか、他の劇場にしてくれたらいいなぁ。ワイ!
どーせ国会議事堂はコオロギのものになるんだし。ワイ!

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2009年02月14日

暑いっす、2月だけどな

さるおです。
暑いです。メタボ的には夏。バレンタインデーですが。汗かいた。
ホワイト(雪)なんぞとはほどとーいっすね。26度とか27度とか言ってるし。
天気のこととか気温がどーとか、ふだんはあんまりそーゆーことは書かないですが、2月に半袖というあまりにショッキングなことになったので、忘れないように書いておく。忘れるけど。

ところで、2月14日というのはアレクサンダー・グラハム・ベルさんが電話の特許をとった日です。これは1876年。すごい天才。

心ゆくまでさるお、もんち!
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