2006年06月08日

指輪の石に刻まれたペヴェレルの紋章とは? See this? See this? Know what the Peverell coat of arms is? シリーズ第6巻『HBP』第10章"The House of Gaunt"

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ペヴェレルの紋章について考えてみます。
これは第6巻目『HBP』でほんの一言だけ触れられる、"あの指輪"のルーツについての検証です。ということはこのエントリーは『HP7』の大予想へとつながる可能性があります。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

See this? See this? Know what it is? Know where it came from? Centuries it's been in our family, that's how far back we go, and pure-blood all the way! Know how much I've been offered for this, with the Peverell coat of arms engraved on the stone?
(さるお訳:これが見えっか?これだ!ほれ!何だかわかっか?どーゆもんかわかっか?ほれ!何世紀もうちにあんだぞ。うちは由緒あってずーっと純血ですーっと遡れんだぞ、あん?みんながどれだけ欲しがるか。石にペヴェレルの紋章が刻まれてんだぞ、ほれ!)

これはペンシーヴ内のシーン。オグデン(Ogden)がゴーント家にやって来てヴォルディのじーさん(Marvolo Gaunt)と対面した場面で、じーさん(このときはまだ中年)が怒りだしてオグデンにこう言います。

さて、ペヴェレルの紋章(Peverell coat of arms)ってなんだべか?
まずは、どんな紋章なのか見てみます。
剣が2本クロスしていて中央にヘルメット(兜)と楯、上部に獅子が描いてあるもの。大きな楯の中央に獅子が描かれ楯の上に王冠が配置されたもの。いろんなバージョンがあります。
ありゃーっ!蛇じゃないぞ、ライオンだ!

ペヴェレルを探してみると、2つありますね。地名と人名。
地名としては、イングランドの南西部の街プリマス(Plymouth)の近郊。
人名のほうは、こちらにおもしろいことが書いてあります。ペヴェレルさんは、ノルマン朝初代イングランド王ウィリアム1世の息子(あるいは弟?)らしく、私生児(ウィリアム自身も私生児だとか)だとか。イングランド中部のダービーシャー(Derbyshire)に城を与えられてそこに住んでいたみたいですが、その城にこの紋章が掲げられているそうな。
資料が少ねー、少ねー。なんだかわからない人です。時間をかけて調べてみるので、このエントリーはいずれ加筆されます。
お父ちゃんだとされるウィリアム1世(William of Normandy)というのは、1035年から1087年までノルマンディー公として、1066年から1087年はイングランド王として国を治めた人物ですね。彼と妻マチルダ(Matilda of Flanders)の間には少なくとも息子3人娘1人、彼の息子のうちの2人は後に王位を継承することになります。ひとりはウィリアム2世、もうひとりはヘンリー1世(Henry Beauclerc)です。巨漢だったこの王様(ウィリアム1世)は59歳でこの世を去りますが、亡骸がでかすぎて石棺に入らない!集まった司教たちがぎゅうぎゅう押し込もうとしたら石棺のほうが割れちゃった。教会内は悪臭が充満し、みんな逃げてしまったと、そういう話になってます。

ヴォルディのじーさんが我が家のルーツの証だと言っている以上、これは人名をたよりに考えてみるべきだな。
私生児。これは婚姻関係のない男女間の子供だから、ウィリアム1世が認知してない子だよね。でも、まぎれもなく王の血筋です。
ヴォルディのじーさんは、王(王たる者)の血筋の証明(たとえば生物学的に直系とか)であろう指輪を持っていた。それは何世紀もの間、ゴーント家で継がれてきた。これはゴーント家が王の末裔である(由緒正しく純血だって意味かな)証だぞ。王族(純血の中の純血)に向かって、何だこのやろう、ひかえおろ〜!そう言いたかったんじゃないか。

同じくこちらを元に、別の側面から、王の末裔としてのゴーント家を眺めてみるね。
実在の(!)ゴーント(Gaunt)なる人物(ジョン)について知っておきましょう。
ジョン・オブ・ゴーント(John of Gaunt)、ランカスター公(Duke of Lancaster)です。
14世紀、イングランド王エドワード3世と、バランシェンス(現在のフランス)から嫁いできた女王フィリッパ(Philippa of Hainault)の、4番目の息子で、1340年にゲント(Ghent)で生まれたことから、ジョン・オブ・ゴーント(John of Gaunt)と名乗ります。初代ランカスター公の次女(Blanche)と結婚して自身もランカスター公となるわけだけど、超リッチなゴーントは王家の政策やら跡目争いやらに多大な影響力を持ち、もれなくドロドロの王位争奪戦に巻き込まれていきます。
ジョン・オブ・ゴーントを後継するランカスター家からはヘンリー4世、ヘンリー5世、ヘンリー6世を輩出。正式ではない後継者(つまり私生児)はチューダー家(the House of Tudor)へと吸収されていきますが、この血筋からもヘンリー7世が王位につく。娘フィリッパはポルトガル王ジョン1世に嫁ぎエドワード王を生み、エリザベスはエクセターの公妃となり、キャサリンはカスティリャの王ヘンリー3世に嫁ぎます。
なんかよくわからんがものすごい家系っす。
ジョンの甥っ子リチャード2世がジョンの多大な影響力に大反発。後継者であるジョンの息子、後のヘンリー4世(Henry Bolingbroke)を国外追放に追い込みます。その1年後の1399年ジョンが亡くなったときには領地没収でとどめを刺しますが、父ジョン・オブ・ゴーントの死を知ったヘンリー4世が帰還して大反乱を起こし、イギリス王座に就きます(1399−1413)。これでランカスター朝がはじまるわけっすね。
王位争奪戦に巻き込まれたといっても、当の本人は欲張りだったわけじゃなくて、人気がありました。悪役はリチャード2世側。ジョン・オブ・ゴーントは"the last Englishman"、息子ボリングブロク(Bolingbroke)は"a true Englishman"と呼ばれました。
さて、これは余談ですが、ジョン・オブ・ゴーントと結婚したBlancheは1369年に亡くなっています。詩人のジェフリー・チョーサーが彼女に捧げたと言われる"Book of the Duchess"には"Black Knight"と"Lady White"が登場します。あー、たしかに、Gaunt(気味の悪い)を名乗る家に、ブランチ(白い)という名の人が入籍するのはなんだか不思議な感じです。

たしかにハリポタと符合するな。
ボリングブロク(Bolingbroke)が国外追放されて不在の間に、父ジョン・オブ・ゴーントは亡くなっている。
モーフィン(Morfin)がアズカバン刑務所(Azkaban)にいる間に、父マーヴォロ(Marvolo)も亡くなります。

Slytherin's! Salazar Slytherin's! We're his last living descendants, what do you say to that, eh?

やっぱり、オイラ達はサラザール・スリザリン(王たる者)の末裔だぞ、そう言ってます。ほとんど水戸黄門(笑)。スリザリンの紋所が目に入らぬかぁーっ!頭が高い!ひかえおろ、ひかえおろーっ!

しかしですよ、蛇のはずのスリザリンの紋章が、なぜライオンなのか?
ライオンの紋章は、グリフィンドールのものではないのか?
ここではヨーロッパ史とハリポタワールドの背景がリンクしています。
ペヴェレルの父(王たる者)は、グリフィンドールなのか、スリザリンなのか?


様々な疑問が沸いてきますね。たった一言しか出てこない"ペヴェレルの紋章"が、これまたハリポタの世界観に通ずる伏線として活きてくると重厚さが増すな。ハリポタって隅々までおもしろいっす。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 12:20| Comment(9) | TrackBack(1) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

さるおのハリポタ辞典[魔法生物] Fawkes, the Phoenix

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、Fawkes, the Phoenix(不死鳥フォークス)を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【紹介】
アルバス・ダンブルドアのペットのフェニックスです。雄です。

fawks.jpg

ヴォルディのペット"ナギニちゃん"の対極にいる存在です。

【名前の意味】
由来はガイ・フォークス(Guy Fawkes)ではないかと考えられています。
で、こりゃ誰かというと、1605年にイングランドで発覚した火薬陰謀事件の実行責任者として知られる人物。まずいな、あんまりステキな名前じゃないや(笑)。
当時イングランドでは、国王ジェームズ1世の国教会優遇政策で、カトリック教徒が弾圧を受けていた。で、ジェームズ1世を爆殺しちゃえという計画を実行してしまう、ま、犯人です(笑)。
彼の手法の爆殺にちなんで、11月5日はガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)、別名Fireworks Night/Bonfire Nightと称して花火を打ち上げたりなんかするわけです。
花火、ファイヤーワークス(Fireworks)か、これなら燃焼日に燃え上がる不死鳥フォークスっぽくてステキです。
そうそう、ガイ・フォークスさんは赤毛です。ますますステキです。
ついでに、ガイ・フォークスさんは映画『V FOR VENDETTA/Vフォー・ヴェンデッタ』のモデルですね。

【特徴】
赤ちゃんのときは鶏のヒナのようで、大人になると白鳥ぐらいの大きさになる、深紅と黄金の羽を持つ美しい鳥です。いかなる理由であっても死ぬときは(老衰だろうが殺されようが)自然発火のように自ら炎に包まれ、すぐに灰から赤ちゃんとして再生する。
不死っすよ、不死!
ちなみに草食です。
飼いならすのが難しく、"ペット"としてのフェニックスは激レア中の激レア。この子と飼い主(アルバス・ダンブルドア)だけの、特別な絆があるんだろうな。

【功績】
ハリポタシリーズで彼が持てる力を存分に発揮したのはやはり『CoS』です。バジリスクとの対決を余儀なくされて圧倒されっぱなしのハリーのもとに、歌いながら突然現れ、バジリスクの目をつついてから剣を届け、涙でハリーの命を救い、みんな連れて地上に戻る。大活躍っすね。
(『OotP』のネタばれ→)『OotP』でナギニちゃんにやっつけられてアーサー・ウィーズリー(Arthur Weasley)が瀕死の重傷を負った直後は、憎たらしいドロレス・アンブリッジ(Dolores Umbridge)の見張り役をたのまれたり、ハウスエルフ以外は瞬間移動(Apparation)ができないようになっているホグワーツ城内でダンブルドアの逃走経路を確保、そしてクライマックスの魔法省内大バトルではなんとヴォルディのAK丸飲みという荒技でダンブルドアを救っている!まさに大活躍っす。

【特殊技能】
重い荷を運び、鳴き声(歌)は人々を慰め、その涙には癒しの強い力がある。
突然消えて、意のままに突然現れる。

【過去】
フォークスの尾羽から、2本の杖が作られています。
邪悪を祓う聖なる木ヒイラギの杖と、ヒイラギとは対をなす死と再生の象徴にして毒を持つイチイの杖
なぜ、2本の杖が作られたのか?なぜその2本の杖は、一方は神聖であり、もう一方は邪悪なのか?このへんも深そうです。で、これもまた『ハリポタ7 大予想』へとつながっていくわけです。

【その他】
(『HBP』のネタばれ→)ダンブルドアの死後、フォークスは美しすぎる哀しみの歌を歌ったあと、ホグワーツを去ります。さて、どこに行ったのか?『HP7』では、最後にこんな大活躍をするかもしれません。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:16| Comment(7) | TrackBack(1) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

さるおのハリポタ辞典[物] the Mirror of Erised

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、"the Mirror of Erised"を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

the Mirror of Erised

【紹介】
ホグワーツ城に保管されている、全身映るくらい大きな魔法の鏡。
縁にはこう刻んであります。
"Erised stra ehru oyt ube cafru oyt on whosi"
意味は?
the Mirror of Erisedの"erised"ってなんだぁ?

【名前の意味】
むははー!逆に読んでくださいね。
"I show not your face but your heart's desire."
つまり、the Mirror of Erised = the Mirror of Desire!『欲望の鏡』です。(ダンブルドア校長によれば、この鏡は"shows us nothing more or less than the deepest, most desperate desire of our hearts")

【特徴】
ハリーがのぞくと両親が見えて、ロンがのぞくとHead BoyでQuidditch CaptainのロンがQuidditch Cupを掲げているところが見えます。
で、校長先生は何がみえるかというと、靴下を持ってる自分が見える。校長はそれをハリーに「人はいつも靴下が足りないんだよ(...one can never have enough socks.)」と説明しています。クリスマスにももらえなかったしなぁ、なんて言っている。
たぶん、アルバス・ダンブルドアは満ち足りているんだな。

【その他】
この鏡は、賢者の石を守るための最後の砦として使用されました。ダンブルドアが石をこの鏡に隠し、石を見つけたいだけで絶対に使わない人だけがこの鏡をとおして石をみつけることができるようにと魔法をかけた。石を使いたがっている人は、石を発見するのではなく、命の水(Elixir of Life)や黄金を手に入れている自分の姿を見ることになるらしい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 20:56| Comment(10) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月12日

DDは生きていないかもしれないがSSは味方だ!という証拠

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、裏切るな!という祈りを込めて、第6巻『HBP』の"あの事件"について検証してみたいと思います。ということはこのエントリーはおもっきりネタばれてますけど、とにかく、『HBP』の解釈から『HP7』の大予想へとつながる、大事なとこっす。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

it really is like going to bed after a very, very long day. After all, to the well-organised mind, death is but the next great adventure.
これは『PS』の最後です。フラメル(Flamel)夫妻の死についての、ダンブルドアの見解です。
死は、冒険の第2章であって、長い長い1日の終わりにすぎないんだと、本当の終わりではないんだと言ってます。

『HBP』の最後、アルバス・ダンブルドアも長い1日を終えました。
第2章のはじまりだから、ハリーが一瞬だけ見た大空に羽ばたく不死鳥は、嬉しそう(joyful)だったのかな、とも思えます。
でまぁ、1日を終えさせたあの一連のできごとは何だったんだろうなーとさるおなりに考えたりもしてみてね、スネイプ先生はシロだろうと、そーゆー結論になってます、今んとこ。

さて、まずはDADAの職のことを考えてみます。えーっと、あの仕事は呪われてるんだよね。1年経ったらさよならなんです。
もちろんダンブルドアもそれは知ってる。呪わせたのは自分だから。

You see, we have never been able to keep a Defense Against the Dark Arts teacher for longer than a year since I refused the post to Lord Voldemort.

で、DADA担当にしちゃったよ、スネイプ君を。
ちゅーことは、とりあえず何かが起きて、スネイプ先生はホグワーツを去る。少なくとも、そこまでは事前に了解済みだと思われる、両者間(校長とスネイプ)で。スネイプ先生は覚悟して引き受けたはず。

『HBP』のSpinner's Endに戻ってみましょう。ベラ(Bellatrix Lestrange)とナルシッサ(Narcissa Malfoy)とスネイプ先生が怪しい会談中。

ナルシッサが言ってます。"The Dark Lord has forbidden me to speak of it. He wishes none to know of the plan. It is... very secret. But-"(しゃべるなって言われた、"誰にも"知られたくないからって、だけど・・・)
それをスネイプ先生が遮りますね。「んじゃ言わないほうがええよ」と忠告。あの人が言うことは絶対服従だから、と言っている。
で、カーテンを閉めて、苦々しい表情で振り返ってから、"It so happens that I know of the plan."(その計画のことは知ってる)と。

えーっ!ちょっとわざとらしくないかな?「そうそう、その計画、知ってるんだったぁー」みたいに聞こえる気がするんですが(笑)。
で、その後、計画の詳細は避けつつも、うまいぐあいに女子2人が続きをどんどん喋る(笑)。スネイプ先生は思わせぶりな誘導尋問に終始しています。
で、ナルシッサが、うちの子には無理だから代わってやってくれと言いだすと、セヴルスったらこんなふうに答えてるぅー。

"He intends me to do it in the end, I think. But he is determined that Draco should try first. You see, in the unlikely event that Draco succeeds, I shall be able to remain at Hogwarts a little longer, fulfilling my useful role as spy."
(まぁね、どうせ最後には私がやることになると思うんだけれども、彼としては最初にドラコに挑戦してみてほしいと、そーゆーふーに考えてるわけよ。んで、もしドラコが成功すれば、私はもうちょっとの間スパイとしてホグワーツにいられるわけだしね。)

ほらぁーっ!ちょっとわざとらしくない?卿の偉大なプランを、"I think"とか"he is determined"とか"I shall be"とか、なにげに曖昧に扱っています(笑)。

そもそも、ドラコには2つの大きなタスクが課せられていました。DEをに誘導するためのvanishing cabinetをきちんと設置することと、校長暗殺です。
どっちも難しそうだけど、これが具体的に会話の中に出てこないので、どっちのタスクについて話してるのか、はたまた両方か、まるでわかりません。
ただ、スネイプ先生はスゴ腕のレジリメンス(Legilimence)だからね、ナルシッサの心を読んだとすれば、ナルシッサにとってどっちがより深刻かによってスネイプの読み取る内容が違ってくる可能性があり、話の内容がかわってくることになる。おそらく両方について話しているんでしょーが、後者(暗殺計画)のほうが深刻なのは間違いねーずら。だとすると、カーテンを閉めながら、スネイプ先生はナルシッサの思考を読み、暗殺計画を知ってびっくらこけつつ、とりあえずスパイだってバレないように話についてかなきゃ、なんて内心ひやひやしとったかもしれん。

この場合は、"ドラコが成功すれば"というのは、"ダンブルドアを殺せれば"という意味になります。が、続く言葉( I shall be able to remain at Hogwarts a little longer, fulfilling my useful role as spy.)がまたオカシイ。私はもう少しの間スパイとしてホグワーツに残れる?
???
ダンブルドア殺害後、いったい誰をスパイするためにホグワーツに残るというのか、セヴルスよ。
うーん、やっぱり計画を知らないみたいにも見えますね。じつはこのとき諸事情によりレジリメンシー(Legilimency)を使ってなくて、ダンブルドア暗殺計画だとは思ってないから、その後もホグワーツに残ってダンブルドアの様子を探ろう、なんてバカなことを言ってしまったのかもしれません。

でまぁ、取り乱しまくるナルシッサに、んじゃ手伝うよって言っちゃいます。
するとナルシッサが「破られざる誓い(Unbreakable Vow)ちゅーことでよろしく」と言い出して、スネイプ先生はもうポカーンとなっちゃうわけです。が、ここまで来たら辻褄を合わせるしかありません(汗)。で、とっとと約束させられちゃう。

レジリメンシーを使ったかどうかにかかわらず、とにかく、これはもうどーしよーもなくその場凌ぎな展開の会話です(泣)。DADAを担当する以上、ホグワーツに残れるのはどうせあと1年と決まっていますが、スネイプ先生も「よりによってこれで失業かぁーっ」って泣きたくなったと思います(笑)。

で、このその場凌ぎな会話は、後々の口論に発展します。Unbreakable Vowで約束した内容が、キャビネット設置の手伝いではなく、暗殺の幇助(肩代わり)だということもここでわかります。

I was comin' outta the forest the other evenin' an' I overheard 'em talking -- well, arguin'. ... I jus' heard Snape sayin' Dumbledore took too much fer granted an' maybe he -- Snape -- didn' wan' ter do it anymore ... Dumbledore told him flat out he'd agreed ter do it an' that was all there was to it.

ハグリッドが立ち聞きした、スネイプ先生とダンブルドア校長の言い争いです。「こりゃおおごとです。やりたくないです」「いいからちゃんとやんなさい」、そーゆー会話です。

もしも、Unbreakable Vowがキャビネットの設置に関するものならば、ダンブルドアは校長として阻止した気がします、生徒が危険にさらされるから。つまり、DDは生きている!証拠1に書いたように、DE侵入時にハリーに呼びに行かせようとしたのが、スネイプ先生ではなくマクゴナガル先生だったはずじゃないかと思います。

ダンブルドア殺害に関するUnbreakable Vowだったからこそ、自分が死んですむんならまぁいいか、それで生徒(ドラコ)もたすかるし、セヴルスも死なずに済むなら、まぁいいや、そう思ったんじゃないか。
これらをふまえてこの口論を読むと、「ドラコがあなたを殺さないといけなくて、無理ならドラコのかわりに自分がやらなきゃいけなくなっちゃった。やりたくないんですけど。もういやなんですけど」「Unbreakable Vowは破れない。約束したんだからそのとおりにしなさい。私を殺していいよ、心配しないで」というふうに読めます。

次に、これは証拠としてちょっと弱いですけど、ハリーがあわやドラコを殺しかけてしまった場面を思い出してください。Sectumsempraのシーンです。このシーンは怖いね。ハリーも怖かったろうと思う。
で、駆けつけたのはスネイプ先生で、怒りまくって「教科書を持ってこい」とかなんとか言いながらも、レジリメンシーですべてお見通しです。
自分が発明した呪文だからね、そこに責任を感じたかどうかはわからない。けれど、殺人が起きかけたというのに、罰(detentions)で対応してくれている。これはちょっと優しいです(笑)。そっとしておいてくれてる感じがします。

そして、やっぱダンブルドアの最期です。
...somebody else had spoken Snape's name, quite softly.
"Severus..."
The sound frightened Harry beyond anything he had experienced all evening. For the first time, Dumbledore was pleading. Snape said nothing, but walked forward and pushed Malfoy roughly out of the way. ... Snape gazed for a moment at Dumbledore, and there was revulsion and hatred etched in the harsh lines of his face.
"Severus... Please..."
さるお訳:誰かがスネイプの名前を、場違いなほど優しく呼んだ。「セヴルス・・・」
その声は、ダンブルドアが初めて懇願するその声は、ハリーが今夜体験したすべてのできごとよりずっと怖かった。スネイプは何も言わず、前へ踏み出してドラコを乱暴に押しやった。一瞬ダンブルドアを見つめたスネイプの顔には憎悪が深く刻まれていた。
「セヴルス、お願いだ・・・」ダンブルドアが言った。

さて、これをどう解釈するか。revulsion and hatred(嫌悪/憎悪)、これが問題です。誰に対する憎悪なのか。

その手前に、softly(静かに/優しく/寛大に)って書いてあります。人が誰かに対して、静かに優しく話しかけるときというのはどーゆーときか。それを考えれば想像できます。つまり、「私を殺していいんだよ、心配しないで」っていう気持ちなんじゃないかな、ダンブルドアは。
もちろん"Severus... Please..."には2つの可能性があり、ひとつは"Please don't kill me."、もうひとつは"Please kill me."です。で、前者であるならば、最期の言葉は"Severus... Don't..."になるように思えます。
"Please..."で終わっているということは、否定の内容が続くんじゃなくて、肯定の内容が続くんじゃないのか。ということで、"Severus, please kill me, as you promised you would."(私を殺しなさい。約束したとおりに)と言おうとしたはずだと思う。
肯定だからと言って、ダンブルドアのような賢者が"Please help me."なんておまぬけなことを言うとは思えません。なぜなら"help"の意味が定義できないから。

これには、ストーリー中に伏線と思われる個所があると思います。なんつってもハリポタには繰り返しが多用されている。つまり、このシーンとそっくりなのを少し前に目撃しています。

"You...you can't stop, Professor," said Harry. "You've got to keep drinking, remember? You told me you had to keep drinking. Here..." Hating himself, repulsed by what he was doing, Harry forced the goblet back toward Dumbledore's mouth ...
(「先生止めちゃだめだってば。飲み続けないといけないんだ。ほら、グーッと行きましょう」(←酒か?)自分のしていることが嫌だったけれど、ハリーはどんどん飲ませようとした)

似てます!
ハリーは、なんとしても失いたくない校長先生に自分が毒を飲ませなければならない、その役目を苦しがっている。
スネイプ先生も、自分がダンブルドアを殺さなければならない自分の運命を呪っている。自分が背負ったものに対するrevulsion and hatred(嫌悪/憎悪)だったのではないか。こんなことになるなんて、こんなことをしなきゃならないなんて!そーゆーかわいそうなシーンなんじゃないか。

ということでさるおは、DDは生きていないかもしれないがスネイプ先生は味方だ!と思っています。
アルバス・ダンブルドアとセヴルス・スネイプ、信頼し合うスゴ腕のレジリメンス(Legilimence)同士、一瞬見つめ合い、片方がもう片方を、意に反して運命的に殺さなければならない。
その一瞬に、目と目を合わせて、はたしてどんな会話をしたのか。

ハリポタはあなどれないっす。胸がつぶれる思いです。

さて、最後になりましたが、スネイプさんにまつわる最大の、そして最初からある究極の矛盾点、『PS』に戻りましょう。
『PS』でクィレル先生(Quirinus Quirrell)はハリー殺害を企んでいます。クィディッチの試合中にほうきから落とそうとした。それを阻止したのはスネイプ先生でした。また、クィレル君を呼び出して、夜の廊下で口論もしています。
で、この間ずっと、ヴォルディはクィレルの頭の後ろにへばりついてるわけだよね。仮にハリー殺害計画は"主人に気を遣った下僕"が勝手にやったことだとしても、少なくともクィレル-スネイプ間の口論は親方が全部聞いちゃってるはずなわけです。
"...d-don't know why you wanted t-t-to meet here of all p-place, Severus..."
"Oh, I thought we'd keep this private, Students aren't supposed to know about the Philosopher's Stone, after all. Have you found out how to get past that beast of Hagrid's yet?"
"B-b-but Severus, I-"
"You don't want me as your enemy, Quirrell"
"I-I don't know what you-"
"You know perfectly well what I mean. -your little bit of hocus-pocus. I'm waiting."
"B-but i d-d-don't-"
"Very well, We'll have another little chat soon, when you've had time to think things over and decided where your loyalties lie."
「今日も二重スパイご苦労さん!賢者の石をとる予定だYO!」と頭の後ろから言わなかったのはなぜなのか?そっか、ハリーはそばにいることがわかってたから静かにしてたんですね。では、スネイプさんのセリフをどう思って聞いてたんですか、ヴォルディ君?

ヴォルディとセヴルス・スネイプ。こちらもスゴ腕のレジリメンス(Legilimence)同士。
これらのやりとりの真意を、"以心伝心"でどう決着させたというのか。スネイプさんはちゃんとヴォルディを騙せているんでしょーか?
心配です。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 01:53| Comment(8) | TrackBack(5) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

DDは生きている!証拠3

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、死ぬな!という祈りを込めて、第6巻『HBP』の"あの事件"についてまたまた検証してみたいと思います。ということはこのエントリーはおもっきりネタばれてますけど、とにかく、『HBP』の解釈から『HP7』の大予想へとつながる、大事なとこっす。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

"Yes, Harry Potter!" said Dobby at once, his great eyes shining with excitement. "And if Dobby does it wrong, Dobby will throw himself off the topmost tower, Harry Potter!"
(さるお訳:もし失敗だったら、ドビーは塔の上から飛び降ります!)

ドビーのこの言葉は妙に予言めいていまいか?
Harry Potter can throw Dobby!とは言ってない、ドビーが自分で自分を投げ落とすと言っている。
つくづく、アルバス・ダンブルドアは死んだと思えんのです。いや、少なくとも、殺されたとは思えんのです、少なくともあれは"身投げ"だったんじゃないか。
今回は、あの事件の"その後"を検証してみます。

舞台は保健室(hospital wing)。ハリーが一部始終を居合わせた人々に話します。で、聞こえてくるんだよね。

Somewhere out in the darkness, a phoenix was singing in a way Harry had never heard before; a stricken lament of terrible beauty.

Fawkesが、今まで聞いたことがないほどにひどく美しくひどく悲しいメロディを歌うのが。
で、みんなで聴いている、ある程度長い時間(How long they stood there, listening, he did not know, nor why it seemed to ease their pain a little to listen...)。マクゴナガル先生がやってきて話が再開しても歌は止まず(They all fell silent. Fawkes's lament was still echoing over the dark grounds outside.)、すべての会話が終わってハリーが校長室(このときはすでにマクゴナガル先生のオフィス)に連れて行かれるころになっても歌は止まず(The corridors outside were deserted and the only sound was the distant phoenix song.)、じつに長々と歌ってるんだわ。

これはもちろん、"とても悲しい"できごとだから"とても長く"歌っただけかもしれんです。せめてみんなの悲しみを癒すために。
でもそれだけじゃないのかも。まだFawkesは諦めてないかもしれない。ダンブルドア(あるいは世界)のためにまだできることがあると、Fawkesは知っているのかもしれない。
Fawkesは、その後ホグワーツを去ります。どこ飛んでったのかな?ずっとホグワーツにいて、みんなの悲しみをもっと癒してあげたっていいのに。
Fawkesはただの鳥じゃない。不死鳥です。すごいね、死なないんだ。永遠を生きている。Fawkesって、すごくダンブルドアと一心同体な感じがするよね。だけどたとえば、Fawkesにはホグワーツを去らなければならない理由があった。たとえば、逃げなければならない理由があった。これはまた後でじっくり考えてみたいです。

ところで、ダンブルドアのはどこ行ったのかな?

The door burst open and somebody erupted through it and shouted, "Expelliarmus!" ... by the light of the Mark, he saw Dumbledore's wand flying in an arc over the edge of the ramparts ...

そうそう、どっかに吹っ飛んでっちゃったんだっけ。

杖ってさ、ものすごい重要アイテムです。杖が持ち主を選び、人には固有の持つべき杖がある。オリバンダーさん(Mr. Ollivander)が言ってました。時の賢者ダンブルドアの杖なんてものすごく高く売れそうな大事な品です。失くしたまんまじゃまずいだろー。わるもんに盗られたら大変そうだもん。
さて、持ち主が死ぬと、杖はどうなるのか。ヒントはちゃんと出てきています。アラゴグ(Aragog)のお葬式に。参列者はハリーとハグリッド(Hagrid)と、なぜか(笑)ホラス・スラグホーン(Sluggy)。で、歌います、オドー(Odo)という名の魔法使いの死を悼む歌を。

♪And Odo the hero, they bore him back home,
To the place that he'd known as a lad,
They laid him to rest with his hat inside out
And his wand snapped in two, which was sad.♪

お〜、帽子を裏返すのか、んで杖は2つに折るんだな。
えーっと、どなたかダンブルドアの杖みつけて折りましたっけ?
むははー!答えはノーです。もしかしたら、ダンブルドアはまだ杖を必要としてるかもしれんですよー!

さて、これが今のところ最後の、ダンブルドアが生きている証拠です。
まず、ダンブルドアのお葬式で、誰も遺体を見てません。が、ちゃんと遺体がそこにあったとして、遺体が包まれていると思われる紫色の布ごと、なんと自然発火しちゃったぁ!
何かに似てっぞ。これ見たことあるよ。
うわぁーっ!FawkesのBurning Dayそっくりだぴょーん!

グリフィンのドアノッカーがついた校長室で永遠を生きる深紅のフェニックスと共に過ごした(若い頃は)赤毛のダンブルドアは、炎の使い手です。永遠の炎を灯し、火を自在に操る。(たとえば、自分がホグワーツの4年生だったときベッドのカーテンを燃やしちゃったり、トム君がいた孤児院ではトムのワードローブに火をつけたり、洞窟の中でinfiriからハリーを守るために炎を呼びだしたよね)
黄金のグリフィンの紋章をホグワーツに持ち込んだ(チョコレート・フロッグのおまけ(魔法使いカード)によれば)赤毛(または金髪)のゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)は火と勇気を象徴する"神と共に判決を下す者"。

White smoke spiraled into the air and made strange shapes: Harry thought, for one heart-stopping moment, that he saw a phoenix fly joyfully into the blue, but next second the fire had vanished.

自然発火のあと、ハリーは一瞬、不死鳥が嬉しそうに大空に羽ばたくのを見たような気がした。

ここまでくると、ダンブルドアとフォークス、ダンブルドアとゴドリック・グリフィンドールは、ほとんどイコールなんじゃないかという気がしてきます。ダンブルドアとフォークスがイコールならば、ダンブルドアは復活する。
でも、Joは言いました、死んだ人は生き返らないと。それはそれでええです。単純に死人が生き返ったら、ハリポタはただのファンタジーになってしまう。ただ、"ダンブルドアは本当に死んだ"んでもかまわないから、別の意味で、ダンブルドアの思想や勇気や正義が、人々の内面で、復活しなければならないと思うんでござる。


心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年05月10日

DDは生きている!証拠2

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、死ぬな!という祈りを込めて、第6巻『HBP』の"あの事件"についてまたまた検証してみたいと思います。ということはこのエントリーはおもっきりネタばれてますけど、とにかく、『HBP』の解釈から『HP7』の大予想へとつながる、大事なとこっす。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

アルバス・ダンブルドアは言いました、ダーズリー(the Dursleys)一家に。
Until we meet again.(また今度会うまで)
アルバス・ダンブルドアは言いました、ハリーに。
for future reference its raspberry jam.(今後(The Imperius Curseがかかっていないことを確認する時)のためにおしえとくけど、私が好きなジャムはラズベリージャムだよ)
この言葉を読んだ以上、やっぱアルバス・ダンブルドアはただ死んだと思えんのです。
今回は、あの事件の直前に交わされた会話と、あの事件の直前に"起きなかったこと"を検証してみます。

"I can help you, Draco."
"No, you can't," said Malfoy, his wand shaking very badly indeed. "Nobody can. He told me to do it or he'd kill me. I've got no choice."
"He cannot kill you if you are already dead. Come over to the right side Draco, and we can hide you more completely than you can possibly imagine. What is more, I can send members of the Order to your mother tonight to hide her likewise. Nobody would be surprised that you had died in your attempt to kill me -- forgive me, but Lord Voldemort probably expects it. Nor would the Death Eaters be surprised that we had captured and killed your mother -- it is what they would do themselves, after all. Your father is safe at the moment in Azkaban...When the time comes we can protect him too. Come over to the right side, Draco...you are not a killer..." Malfoy stared at Dumbledore.

これが事件の直前にドラコちゃんと校長の間で交わされた会話です。(もし、ちょっと内容が違うと思う方がいらしたら、こちらをご覧ください)

[さるお訳]
校長「キミをたすけるよ。」
ドラコ「無理だもん、誰にもたすけらんないもん。やらなければ殺すって言われたんだ。しょーがないんだ。」
校長「もしキミがすでに死んでいたとしたら、彼だってまたキミを殺すことはできない。こちら(正しい側)に来なさい、ドラコ。キミが考えるよりはるかにうまくキミを隠して絶対に彼から守ってあげるから。騎士団のメンバーを今夜お母さんのところに行かせよう、彼女も守るんだ。キミが私を殺そうとして死んだとしても、誰も驚いたりしない。こう言ってはなんだが、ヴォルデモード卿だってきっとそう思っている。それに、私たちがキミのお母さんをつかまえて殺したとして、Death Eatersたちも驚きはしない。そうだろう?彼らはどうせ、最後にはキミたちを殺す気でいる。キミのお父さんは今アズカバンで安全だ。時がきたら、お父さんも守る。こちら(正しい側)に来なさい、ドラコ。キミは殺人者じゃない。」

さて、これはなんでしょーかね。
もしキミがすでに死んでいたとしたら?
キミが考えるよりはるかにうまくキミを隠して?
これはもしかして、こう書き換えていいのでは?「死んだフリしようぜ」と。つまり、死んだことにできる、見破られずに。その方法を私は知っていると、そーゆーことではないですか!
もしそうなら、ホグワーツの天文塔で、あるいは事前に準備して、その方法を自分に適用すれば"死んだフリ"ができるわけです。

次は、事件の直前に"起きなかったこと"です。
『CoS』を思い出してください。

As Harry trembled, ready to close his eyes if it turned, he saw what had distracted the snake. Fawkes was soaring around its head, and the basilisk was snapping furiously at him with fangs long and thin as sabers -- Fawkes dived. His long golden beak sunk out of sight and a sudden shower of dark blood spattered the floor.

強敵バジリスクにやっつけられそうになって絶体絶命のハリーを、Fawkes(ダンブルドアのペットの不死鳥)がたすけに来たぁーっ!

もうひとつ、今度は『OotP』ね。

... one more jet of green light had flown at Dumbledore from Voldemort's wand and the snake had struck -- Fawkes swooped down in front of Dumbledore, opened his beak wide, and swallowed the jet of green light whole. He burst into flame and fell to the floor, small, wrinkled and flightless.

ダンブルドアとヴォルディの直接対決のシーンです。ヴォルディの杖から緑色の光が放たれたとき、Fawkesがダンブルドアの前に飛んできて、なんとその光線ごと飲み込んだぁーっ!

そうだよ、ピンチになるとFawkesがたすけてくれるんだ。
ところが、自分の飼い主が塔の上で孤立無援、も奪われて完全に無防備になって敵に囲まれているときに、不死鳥よ、おまえはどこで何して遊んでたんだ。
思えば、焼け焦げたようなダンブルドアの右手だって、フォークスったら治してあげてないじゃないか!
これには理由があったはずです。たぶんに明らかに、ダンブルドアが「たすけなくてよろしい」と思ってて、Fawkesも「たすけなくていいや」ってわかってた、そーゆーことではないっすか。つまり、ダンブルドアは死なない(あるいは死ぬことに決まっている)ということがあらかじめわかっていたということです。

っちゅーわけで、だんだんと衝撃の大事件が芝居がかってきました。アルバス・ダンブルドアが生きている(願望)という、さらなる証拠は(まだあんのかよ)また今度書きます。
ダンブルドアを死んだように見せかけるために使えそうな"The Draught of Living Death"についても別に書いてみるね。


心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 02:10| Comment(16) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月09日

DDは生きている!証拠1

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、死ぬな!という祈りを込めて、第6巻『HBP』の"あの事件"について検証してみたいと思います。ということはこのエントリーはおもっきりネタばれてますけど、とにかく、『HBP』の解釈から『HP7』の大予想へとつながる、大事なとこっす。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

I shall have only truly left Hogwarts when none here are loyal to me.
(私を信じる者がいるかぎり、私はけっしてホグワーツを去らない)
この言葉を読んだ以上、アルバス・ダンブルドアには死んでほしくないです。
なのでまずは、あの事件を振り返りながら、一連のできごとが"事件なのか計画なのか"ということと、魔法の本質を考えてみます。ハリーと校長が塔にたどり着いたところからです。

まず最初に、校長がハリーに言います。"Go and wake Severus."
ここですでにネタばれた感じがしませんか?
起こして連れてくるのはマクゴナガル先生でもいいような気がします。だって彼女は、ヴォルディとの最初のバトルで不死鳥の騎士団の司令官(commander-in-chief)をつとめた勇敢な戦士だもん。
わけのわからん毒物を飲まされて、きっついのはわかります。薬学エキスパートのスネイプ先生を必要としているのはわかってます。が、ダークマークは、可愛い生徒たちが寝ている城にDEが侵入した証拠だもん、たとえ自分がきっつくても、生徒たちを守らねば〜!っちゅーことで、この瞬間に必要なのは医者より兵士なはずではないのか?

The door burst open and somebody erupted through it and shouted, "Expelliarmus!" Harry's body became instantly rigid and immobile, and he felt himself fall back against the tower wall, propped like an unsteady statue, unable to move or speak.

ドアが開いて、声が聞こえる。「エクスペリアムス!」(これはドラコちゃん)
同時にハリーにはフリージング・チャーム(Freezing Charm)がかかる。

He could not understand how it happened - Expelliarmus was not a Freezing Charm -
Then, by the light of the Mark, he saw Dumbledore's wand flying in an arc over the edge of the ramparts and understood... Dumbledore had wordlessly immobilzed Harry, and the second he had taken to perform this spell had cost him the chance of defending himself.

で次の瞬間にハリーは気づきます。校長は杖を取り上げられるのと同時に、声を出さずにハリーにFreezing Charmをかけて動けないようにしたんだということに。

なぜこれほど素早く?考えてる時間なんてねーずら。この2つの魔法はまったく同時に起きている。
「年とっちゃって動作がのろいんだよぅ」とスネイプ先生も校長自身も言っている。自他共に認めるのろさのじーさんが、なんでこんなに素早いんだ。
Freezing Charmをかけたのはじつは違う人で・・・という可能性はないよね。ダンブルドアが塔から落下した後、Freezing Charmがとけてるから。
ということは、ダンブルドア校長はあらかじめ、これらのことが起きるのを知っていた、むしろ、計画していたのではないか。準備ができていたのなら、のろいじーさんがやけに素早いのも納得できます。
で、ハリーのことは巻き込みたくなかった。なぜなら、ハリーにはもっと大事な役割があるから。つまり、一部始終を目撃するという役割です。すべてを見せて、何が起こったか後でしゃべらせるためであり、「キミをたすけてくれる人はもういない。ひとりで戦わなきゃならないんだぞ」とちゃんと理解させるためです。

そして、もしこれが計画どおりであるならば、校長を殺害したスネイプ先生は、じつは校長の台本どおりに行動しただけということになる。つまり、スネイプ先生の忠誠のありかはアルバス・ダンブルドアだったということになります。
もしそうなら、スネイプ先生は、一部始終をハリーが見ていることすら知っていたかもしれない。そしてハリーが自分のことをどれほど憎むかも、知っていたのかもしれません。

『HBP』は全編に渡り、ぜんぜんさりげなくないほどに"nonverbal spell"(呪文を言わないでかける魔法)が強調されている(笑)。
これは記事にも書きましたが、魔法というものは、意志でかけるものであって、杖や呪文はただの道具にすぎない。やるぞ!できるぞ!と強く信じることが大事なんだ。そういうことっす。で、本の中に登場するすべてのことが、じつは伏線として後々活きてくる、というのは、ロンのWingardium Leviosa!を筆頭に、もう何十回となく繰り返されたハリポタの真骨頂っすからね、"nonverbal spell"は絶対に重要なわけです。
この、魔法の本質=意志だということは、もうひとつ別の結論を生み出します。
"校長を殺害したスネイプ先生は、じつは校長の台本どおりに行動しただけ"だとするならば、つまりスネイプ先生が善であるなら、スネイプ先生に校長を殺す"意志"はないはずです。言葉では、Avada Kedavra!と言ったけれど、殺す"意志"がないなら、AKが効かないことになる。

これにはちゃんと前例があります。

『GoF』の中で偽マッドアイ(Mad-Eye Moody)がDADAの授業で生徒たちに言った言葉を思い出してください。
"Avada Kedavra's a curse that needs a powerful bit of magic behind it -- you could all get your wands out now and point them at me and say the words, and I doubt I'd get so much as a nosebleed."
(AKをやってみてもいいけどね、どうせみんなにはできないよ、そーねー、鼻血が出るくらい?)

『OotP』ではベラ(Bellatrix Lestrange)が同じことを言っている。
Hatred rose in Harry such that he had never known before. He flung himself out from behind the fountain and bellowed "Crucio!" Bellatrix screamed. The spell had knocked her off her feet, but she did not writhe or shriek with pain as Neville had -- she was already on her feet again ... "Never used an Unforgivable Curse before, have you, boy?" she yelled. "You need to mean them, Potter! You need to really want to cause pain -- to enjoy it ..."
(許されざる呪文はね、ほんとにやる気がないと効かないのよっ!ほんとの殺意とか、苦しんでるの見て楽しんでやるぅぐらいの気持ちとかがないと効かないわよーぅ!)

さらに、呪文と結果の食い違いはここでも起きている。(こちらにも書きました)

まずは『CoS』の決闘クラブ(Dwelling Club)のシーンから。
Both of them swung their wands above their heads and pointed them at their opponent; Snape cried: "Expelliarmus!" There was a dazzling flash of scarlet light and Lockhart was blasted off his feet: He flew backward off the stage, smashed into the wall, and slid down it to sprawl on the floor.
(スネイプ先生がロックハート先生に叫んでますね「エクスペリアムス!」って。これは武器を取り上げるだけの魔法で、決して攻撃ではない。なのにギルデロイったらふっとばされてひっくり返ったYO!)

次は『PoA』の叫びの屋敷(Shreking Shank)から。
Harry made up his mind in a split second. Before Snape could take even one step toward him, he had raised his wand. "Expelliarmus!" he yelled -- except that his wasn't the only voice that shouted. There was a blast that made the door rattle on its hinges; Snape was lifted off his feet and slammed into the wall, then slid down it to the floor, a trickle of blood oozing from under his hair. He had been knocked out. Harry looked around. Both Ron and Hermione had tried to disarm Snape at exactly the same moment.
(ハリーとロンとハーが使おうとした魔法はやはりここでも「エクスペリアムス!」なのに、セヴルスったらふっとばされてひっくり返って頭から血が出て気絶したYO!)

どういうことかというと、前者ではスネイプ先生が"わざと"、後者では3人のうちの誰かの"意志"が強すぎて、Expelliarmusが武器を取り上げるだけの魔法ではなくなった、ということです。呪文と実際の効果が明らかに食い違う場合があるというわけです。

そして、ダンブルドア死亡後も続くホグワーツ城の大バトル。
ここでハリーは、ジニーを拷問(crucio)しようとしたDEに"Impedimenta"を使用。で、相手はふっ飛ばされて壁に激突、"Impedimenta"はただのfreezing charmなのにです。

これらのことからわかるのは、武器を奪うだけの呪文や動けなくするだけの呪文でも、激しい怒りとか憎しみとかが伴えば、本来の目的以上の破壊力を発揮するし、逆に本当に残酷な気持ちにならないと許されざる呪文(Unforgivable Curses)だって効かない、ということです。

しかも、AKで"吹っ飛んだ"のはダンブルドアだけっすね。
フランク・ブライス(Frank Bryce)も、セド(Cedric Diggory)も、Spinner's End(スネイプ家)にやってくる途中でベラ(Bellatrix Lestrange)が殺したキツネも、吹っ飛んだりしないで、"ただ死んだ"んです。
そして、AKで死んだ人たちはみんな目を見開いて死んでいるのに、ダンブルドアだけが"目を閉じて眠るように"死んでいる。

っちゅーわけで、おかしいんだ、何から何まで、セヴルス・スネイプのAKだけがね。
だんだんと、スネイプ先生のAKが効かなくなってきたぞ(笑)。アルバス・ダンブルドアが生きている(願望)という、さらなる証拠はまた今度書きます。


心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 14:58| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月08日

Horcruxes(ホークラックス)を探せ!

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、Horcruxesを探してみます。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

反転色にしておきますが、『HBP』のネタばれな上に『HP7』大予想に直結する内容です。気をつけてね。

えーっとまず、探すも何も(笑)、『HBP』の中で校長がしゃべってるね。Horcruxesは何かっちゅー記事にも書きましたけど。
ヴォルディは、マジカルナンバーだと考えられる"7"つに、自らの魂を分割しようとした。自分を入れて7つだから、Horcruxesは6つっす。
トム・リドルの日記、マーヴォロの指輪。この二つは破壊済み。
残る4つのうち確実なのは、謎の人物R.A.B.の手に渡りその後行方不明な(12 Grimmauld Placeに"a heavy locket that none of them could open"があります)スリザリン(Slytherin)のロケット、ただひとつです。
あとは、ペンシーヴ(Pensieve)に保存された記憶から推理してたどりつくハッフルパフ(Hufflepuff)のカップと、ヴォルディのペットの蛇(ナギニちゃん←雌です、女のコ)。これは校長の推理です。
最後のひとつは不明。グリフィンドール(Gryffindor)レイヴンクロウ(Ravenclaw)の所持品だったモノじゃねーかと、これも校長の推理です。
ここまでが『HBP』です。ここから先を考えます。

賢者の石とホグワーツ創設者4人のダイナミクスに書いた通り、ハリポタワールドは、4人が象徴する4つの要素と中心に位置する永遠の城ホグワーツ、というダイナミクスの上に成り立っている。つまり、この4人の登場は無意味ではないはずだし、ホグワーツの歴史が度々説明されるのも無意味ではない。そう思います。
西の荒野から来たグリフィンドール、紋章は赤地に黄金のライオン。
北の峡谷から来たレイヴンクロウ、紋章は青地にブロンズの鷲。
南の広い谷から来たハッフルパフ、紋章は黄色地に黒いアナグマ。
東の湿原から来たスリザリン、紋章は緑地に銀色の蛇。
んで、グリフィンドールは火、レイブンクローは風、ハッフルパフは大地、スリザリンは水を、それぞれ象徴しています。

ここで、トレローニー先生(Sybill Patricia Trelawney)が予言のためにカードを使っていたことを思い出してみます。
あー、もちろん水晶玉も好きですね、彼女は。でも『HBP』最後のホグワーツでのバトル(の大悲劇)は、廊下を歩きながらカードを眺めてブツブツと(...the lightning-struck tower...Calamity. Disaster. Coming nearer all the time...)予言したんです。
よっしゃー、さるおもそのカードを使おう!
と思ったが、ぐわぁー、タロットなんて持ってない(笑)。
うっかり忘れてましたが、さるおね、タロットにまったく興味ないんだった。意味とかも何も知らないです。
が、見たことある気がします。塔があって、稲妻がビカビカッと描いてあって、人が落っこちてる、そーゆー"The Lightning-Struck Tower"の絵のカードがあったと思います。まさに『HBP』の衝撃のあのシーンです。で、トレローニー先生が見てたカードもそんな感じのやつじゃないかな、ということで、エセ占い師さるおのタロットワールドにようこそ(笑)。(できねーよ)

なんかね、タロットには火、風、地、水をそれぞれ象徴するものがあるみたいですね。
火を象徴するものは棒(wands)、風を象徴するものは剣(swords)、地を象徴するものは金貨(pentacles)、水を象徴するものは杯(cups)です。ええよ、ええ感じです。
しかーし。
!!!
ありゃー、おかしいずら!
書き直してみます。

[ハリポタでは]                  [タロットでは]
グリフィンドール(火)剣(ソーティングハット)   棒(wands)
レイヴンクロウ(風) ?              剣(swords)
ハッフルパフ(地)  カップ            金貨(pentacles)
スリザリン(水)   ロケット(マーヴォロの指輪) 杯(cups)

グリフィンドールの所持品は、帽子ではなくて剣ということでよさそうです。帽子は結局"4人の遺品"になったわけだから。でまぁ、帽子にしろ剣にしろ、校長室で安全に保管できていると校長が言うので、それ(Horcruxesではない)を信じることにしてよさそうです。
スリザリンの所持品については、"S"を蛇でかたどった装飾の銀のロケットなり、ヴォルディのじーさんの宝物の指輪を、"金貨(pentacles)"と読み替えてもいいかなってゆー感じがします。
しかしですよ、ハリポタとタロットでは象徴するものに食い違いがあんじゃねーかよ。まるで、カップルでとりかえっこしたみたい。

さて、とりあえずここまでに間違いがないとすると、Horcruxesにされた可能性のあるレイヴンクロウの所持品は"杖"だろうと予想できます。どこにあった杖かと言うと、オリバンダー杖店(Ollivander's)です。でないと、オリバンダーさんの失踪が説明できないから。
隠れてるのかな?拉致られたのかな?
何かありそうですが、これについては別途考えてみます。

トム・リドルの日記
マーヴォロの指輪
スリザリンのロケット
ハッフルパフのカップ
レイヴンクロウの杖
ナギニちゃん

これで6つ。数はそろいました。
ストーリーとしてはどうだろう。
16歳の時、マートルを(間接的に)殺害して日記に魂の一部を封じ込めて、その後おとうちゃんを含むマグルのリドル一家を皆殺しにして指輪をHorcruxにして、他にもいろいろ殺して、ロケット、カップ、杖に、次々と自分の魂を封入していった。あと1つで6つ目のHorcruxだ!ひゃっほーぅ!
手に入れてないのはグリフィンドールの物だけです。んじゃ、ゴドリックの谷(Godric's Hollow)に剣(sword)を盗りに行こうと、ポッター殺害のついでがあるし。用事2つ、いっぺんに片付くなー、いい天気だなー。というわけです。
ところが、おぎゃーおぎゃー言ってる赤ちゃんに予想外の返り討ち(涙)にあってヘロヘロんなってしまった。
しょーがねーなー、最後の1つはペットでいっかぁ〜。ということで庭師フランク・ブライス(Frank Bryce)(あるいはバーサ・ジョーキンズ(Bertha Jorkins))を殺害。ナギニちゃんに魂を封じ込めた。
まぁまぁなストーリーっすね。

ということで、当初の計画ではHorcruxesはこうなるはずでした。
自身を証明する"日記"、自身のルーツを証明する"マーヴォロの指輪"、そして、偉大な4人の所持品(ロケット、カップ、杖、剣)。グリフィンドールの遺品だけを取りこぼしたことになります。

あれれ?
ゴドリックの谷(Godric's Hollow)のポッター家に、グリフィンドールの剣があったことになります。
ポッター家の家宝がグリフィンドールの遺品?
でもハリーはグリフィンドール家の子孫ではない。Joがそう言っているし、たしかにハリーの髪は黒い(チョコレート・フロッグのおまけ(魔法使いカード)によれば、ゴドリック・グリフィンドールは赤毛、またはブロンド)です。
ではなぜポッター家にグリフィンドールの剣があったのか・・・。
気になるね、ハリーの両親が殺害された日、そこで何が起きたのか。
それから、グリフィンドールとレイヴンクロウが、ハッフルパフとスリザリンが、それぞれ持ち物交換してるのはなぜか?
今度は、このへんを考えつつ、『ハリポタ7 大予想』へとなだれ込んでみたいです。

ついでに、なぜダンブルドアが、生き物のナギニちゃんをHorcruxだと考えているのか。ナギニちゃんだと考える(もし当たってれば"衝撃の")理由を読み解いてみたいと思います。


心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 14:05| Comment(4) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月03日

さるおのハリポタ辞典[魔法界の物いろいろ] 賢者の石

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、賢者の石とホグワーツ創設者4人のダイナミクスについて考えてみます。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

賢者の石(Philosopher's Stone(Sorcerer's Stone))

『Harry Potter and the Philosopher's Stone(Sorcerer's Stone)』
たぶんこれは、同じく1巻目の"love"と並ぶ、最大の、7巻目への布石です。Joは、7巻目に関する最も重要なヒントを、1巻目ですでに提示している。と(もしかしたら勝手に)思っています。
なので、まずは賢者の石とは何かを理解するところから始めます。

賢者の石はいろいろな物語に出てくる。ハリポタだけではありません。
何かというと、8世紀のイスラム錬金術師ジャビル・イブン・ハイヤン(Jabir ibn Hayyan)(またの名をジーベル(Geber))が、4元素(温、冷、乾、湿)を変性させて創造することができると理論化した、人に永遠の命を与えるエリクサー(elixir) を作り出す物質(またはエリクサーそのもの)のことです。同時に卑金属を金に変える触媒でもあった、だから"錬金"です。
ジーベル自身は王水(濃塩酸と濃硝酸とを3:1の体積比で混ぜた液体:あらゆる金属を溶かすことからラテン語で水の王(aqua regia)と名付けられた)の発明者でもあります。

ジーベルが扱った"4元素"というのは、アリストテレスが提唱した4大要素のことです。
温(hotness)・冷(coldness)・乾(dryness)・湿(moistness)
これらは"火"、"空気"、"土"、"水"に対応しています。
アリストテレスは、地上のあらゆるものはこの4つの組み合わせでできていて、第5の元素"アイテール"というものが宇宙にあると考えた。そのアイテールとは、我々に永遠の円軌道をもたらすものだと言っています。

ジーベルも同じように考えました。
火は、熱いと同時に乾いている。
空気は熱いと同時に湿っている。
水は、湿っていると同時に冷たい。
大地は、冷たいと同時に乾いている。
この整然とした法則を利用して、物の性質を変化させることができると思った。ちまり金属なら何でもゴールドに変えることができると考えたわけです。

理解するのが難しいね。
温(火)、冷(空気)、乾(土)、湿(水)を合わせると賢者の石が作れて、賢者の石は永遠をもたらす。そんくらいでいいと思います。

さて、賢者の石の別名は"第5元素"、4大要素のすべてを駆使して作られます。
ここでハリポタ・ワールドに戻るね。

賢者の石は、アルバス・ダンブルドアと錬金術師ニコラス・フラメル(Nicholas Flamel)が4つの要素の結果として作り上げた発明品です。別名("第5元素")どおり、永遠(エリクサー/アイテール)をもたらしました。
では、ハリポタ・ワールドにおける4大要素とは何か?

ホグワーツ魔法学校の創設者、いにしえの偉大な魔法使いが4人だったことを思い出してください。
西の荒野から来たグリフィンドール、紋章は赤地に黄金のライオン。
北の峡谷から来たレイヴンクロウ、紋章は青地にブロンズの鷲。
南の広い谷から来たハッフルパフ、紋章は黄色地に黒いアナグマ。
東の湿原から来たスリザリン、紋章は緑地に銀色の蛇。
いいね、ぴったり符合します。グリフィンドールは火、レイブンクローは風、ハッフルパフは大地、スリザリンは水。
東西南北から集ったこの4人がホグワーツを作った。つまり、ハリポタの世界観においては、ホグワーツこそが中心なわけです。ホグワーツこそが永遠の象徴、第5の元素なわけっすよ!

ここでホグワーツの歴史を振り返ります。
賢者4人が東西南北から集まって友情を育み、未来(つまり永遠)に残そうと学校を作ったが、スリザリンひとりが離反してしまった。そして1000年の時を経て、学校が今まさに内側から崩れようと(組み分け帽子の歌"we'll crumble from within"参照)している。
マクゴナガル先生も「閉鎖に追い込まれるかもしれない」って毎年言ってるし(笑)、実際に『HBP』最後のバトルで一部だけどホグワーツ壊れたぁーっ(笑)。
4大要素からなるホグワーツ城が、4つのうちの1つを失って、存亡の危機だと、そういうことになります。

さて、この非常事態に対して、校長先生が何をやっているかというと、ハリー・ポッターという少年が死なないようにと守っている(笑)。そして、ハリー・ポッターに教えられるすべてを教え、与えられるすべてを与え、何もかも託そうという勢いです。すべてはハリー・ポッターに決戦の準備をさせるためです。実際、校長先生はかなりの確立で、もう戦うことができません。
ここから先は第7巻『Harry Potter and the ほにゃらら』の大予想へと続きます。で、とにかく、このさるお的推理によると、ホグワーツという第5元素を、ハリー・ポッターだけが修復できる可能性があるということになります。
修復というのはこの場合、失った1つを再びホグワーツの地に取り戻すことではないのか。ひとつ足りないままだけどいいや、ちゅーわけにはいかねーずら。
つまり、ヴォルディを殺っちまえ、というだけではなくて、どういう形かわかりませんが、スリザリンに帰ってきてもらうということになるはず。
もちろん、ヴォルディの様子を見ていると、どうも言うこと聞きそうにない(笑)。彼は自身のエリクサー(immortality)にしか興味ないからな。

では、どうやってハリー・ポッターは"スリザリン"を連れて戻るのか?
答えのヒントは、彼のひたいの稲妻型の傷やら、彼の瞳の色やら、両親の死の真相やら・・・にあるんですかね、きっと。とういわけで、この話は『ハリポタ7 大予想』の一部へとつながっていくわけです。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年04月29日

さるおのハリポタ辞典[魔法学校] Durmstrang Institute for Magical Study

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ホグワーツ以外の学校を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【紹介】
1300年代かそれより以前の創立で、700年以上の歴史を誇るダーマストラング・インスティテュート。映画では男子校みたいですけど、本当は共学で、本には出てきます、女子学生が。
ブルガリアか、北西ロシアか、バルト海沿岸、つまり北東ヨーロッパにあると考えられています。本ではヴィクター・クラム(Viktor Krum:ヴィクトール・クルム)が言ってます、日が短くて、凍るんだって。ほんで学生服なんて防寒着っすよね。ということは、ブルガリアじゃないな。ブルガリアなら海から暖かい風が吹く。(ブルガリアだとも考えられる理由は、ヴィクター・クラムがクィディッチのブルガリア代表だから)
ということで、文化的にはドイツ的でオーストリア的で東欧的で、どっかものすごい寒いところの学校ですね。はっきりわかりません。
あとね、ダーマストラング校はマグル生まれを認めません。ということは、ヴィクターの恋の相手がマグル生まれのハーっちゅーのは皮肉っすねー。

【校舎】
ホグワーツ同様、お城です。ビクター・クラムによれば、お城は4階建てで小さい。でも敷地は相当に広いらしいっすね。湖や山があるのはホグワーツと似てますが、もっと広いんだって!

【制服】
毛皮がついた深紅のローブ。映画ではロシア風の制服ですけど。

【カリキュラム】
多くの魔法学校が、黒魔術に関する教科はDADA(防衛)に制限しているのに対し、ダーマストラングは珍しくも黒魔術に力を入れていることで有名な希少学校。ちょっと怪しい、あぶなそうな学校ですね。元校長の教育方針かな。

【スタッフ】
元校長はイゴール・カカロフ(Igor Karkaroff:イーゴリ・カルカロフ)。ヴォルディ復活後はこの人逃げちゃったし、『HBP』によればDEによって殺害されているので、今は校長先生誰なんでしょうかね。

【名称の由来】
ダーマストラングはドイツ風の名称で、"Sturm und Drang"(疾風と怒涛)と呼ばれるドイツ文学上のムーブメントになぞらえてつけた名前かな。ドイツ風に"ドゥルムシュトラング"って呼ぶほうがいいのかもしれんね。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年04月28日

さるおのハリポタ辞典[魔法学校] Beauxbatons Academy of Magic

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ホグワーツ以外の学校を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【紹介】
1300年代かそれより以前の創立で、700年以上の歴史を誇るボーバトンズ・アカデミー。映画では女子校っぽいっすけど、本当は共学で、本には少なくとも2度、男子学生が出てきます。
トリウィザード・トーナメント開催の祝宴で、ホグワーツの食卓にブイヤベースが出てきます。ホグワーツのハウスエルフたちがゲストに合わせて作ったわけです。で、ブイヤベースということは南東フランス、つまりボーバトンズ校は、マルセイユとかね、地中海に面したあたりにある学校なんじゃないかと予想できます。ホグワーツに到着した時寒がってるし。
『GoF』の最後、ハグリッドとマダム・マキシームによる、巨人たち(Giants)はどこに行ったのかという『OotP』に出てくる話題についての会話では、ハグリッドが「南フランスね」と答えていて、これもまぁ、ボーバトンズ所在地と近そうな感じです。
あるいは、フランスにおいてもっとも魔法と関連づけられた地域としてブルターニュ地方なんじゃないか、という説もあります。
もちろん地図には載っていません。魔法によりアンプロッタブルになっている。マグルはもちろん、ライバル校の魔法使いも、ボーバトンズの所在を知ることはできないようになっています。

【校舎】
ホグワーツ城みたいに暗くない、キラキラ〜ッときらめく宮殿が校舎です。

【給食】
給食ってゆー言い方、よくないよね、なんとなく、涙出ます(泣)、食事です、食事。フラー・デラクール(Fleur Delacour:フルール・ドラクール)によれば、母校の食事はホグワーツの食事より軽くて美味しいそうです(笑)。
で、学校にはお抱えの"森の妖精の聖歌隊"がいて、食事中は学生にセレナードを聴かせると、そーゆーキラキラした学校です。

【制服/校章】
ユニは水色の絹のローブ。
校章は、2本の黄金の杖が3本目の上で交差していて、それぞれが指す先に3つの星がある、そーゆーやつです。

【カリキュラム】
5年生と7年生で試験を受けるホグワーツと違い、おフランスのボーバトンズ校では6年目にまとめて試験があります。

【スタッフ】
現在の校長先生は半巨人(Half-Giant)のマダム・マキシーム(Olympe Maxime)。

【名称の由来】
L'academie de Magie Beauxbatons
ボーバトンズ(Beauxbatons)は英語にするとbeautiful sticks(美しい棒)、魔法の杖(magic wand)に対応するフランス語は"baguette magique"なんだけど、"バゲット"って言うとどうしてもフランスパン(たしかに棒状)を思い浮かべてしまうので、あえてここは棒(sticks)にしたと、そーゆーことらしいです。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年04月25日

さるおのハリポタ辞典[人物] ギルデロイ・ロックハート

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
黒魔術防衛リーグ(Dark Force Defence League)の名誉会員にして、女性誌のステキな笑顔賞(Witch Weekly's Most Charming Smile Award)の5度に渡る受賞者、ギルデロイ・ロックハート(Gilderoy Lockhart)!多くの著書(闇の生物(Dark Creatures)たちとの壮絶バトルを書いた自らの冒険談)が売れに売れた超セレブっす。女子に大人気、もちろんハーも、ロンのお母ちゃんも、ギルデロイにベタ惚れ。
ほとんど異常なほどのナルシストで、常に自分が"キマって"るかどうかだけが気になってしかたがない。ギリシャ神話のナルキッソスが水面に映る自分の顔に見とれたように、彼もまた、自分の顔に見とれるために、自分のオフィスを写真や肖像画で飾りまくっています。バカですねー。

【名前の意味】
ギルデロイ(Gilderoy)はイギリスの寓話に出てくる"追いはぎ"からとったもの。
ロックハート(Lockhart)は、他の何人かの登場人物の名前と同じく、スコットランドの慰霊塔からとったものです。

【特徴】
ウェーブのかかったブロンドの髪、"芸能人は歯が命"的に完璧な歯並びで真っ白に輝く歯、わすれな草(Forget-me-not)色(つまり青)の瞳。
Forget-me-notなギルデロイの唯一の得意技が記憶を消す魔法(memory charms)で、よりによって自らのメモリー・チャームで記憶喪失になってしまうForget-me-notなギルデロイ。いいですねー、バカですねー。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
不明

【功績】
たぶんなし
でも本はたくさん書きました。
・Break With A Banshee
・Gadding With Ghouls
・Gilderoy Lockhart's Guide to Household Pests
・Holidays With Hags
・Magical Me (his autobiography)
・Travel With Trolls
・Voyages With Vampires
・Wandering With Werewolves
・Year With The Yeti
・Who Am I?

【特殊技能】
まるでなし

【家族/血筋】
St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuriesの担当ヒーラーによれば、お見舞いには誰も来ていない。ということで、家族は亡くなっているか、絶縁状態か、あるいはマグルか、だと思いますが言及されていません。

【経歴/これまでの人生】
1992年9月〜1993年6月はDADAの先生としてホグワーツに在籍。最初の授業で2年生相手に"ギルデロイのステキなバイオグラフィ"に関するテストをやってしまったというものすごい場違いな勘違い野郎。同僚と男子学生にはバカだと思われてましたが、そんなことには気づかないギルデロイ、セレブ同士ということでハリーにまとわりついたりしてます。
学年末、秘密の部屋(the Chamber of Secrets)に行く過程でバレちゃいますね、著書に書いた冒険も功績も、全部他の誰かのもので、ギルデロイ自身はかな〜り無能だということが。彼が唯一得意な記憶を消す魔法(memory charms)を使って、他人の手柄を盗んでたわけっすね。
で、メモリー・チャームをロンとハリーにも使おうと思ったら、ロンの杖が折れてたおかげで逆噴射!自分の得意技で自分の記憶がなくなっちゃった。可愛いですねー、バカですねー。で、St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuriesに収容されます。「字が書けたよ!」とかね、ゆっくりした回復です。ファンレターは今でも彼の元に届いてますが、彼には理由がわからない。可愛いですねー、バカですねー、最高ですねー。

【その他】
Joがハリポタ登場人物の中でただひとり、モデルがいると言ったのがこのギルデロイ・ロックハート。「最初のダンナなんじゃねーのか、えぇ?」という質問を、不自然すぎるほど激しく否定なさっております(笑)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 04:23| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

さるおのハリポタ辞典[物] 組み分け帽子と帽子が歌う歌

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、The Sorting Hat(組み分け帽子)を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

組み分け帽子(The Sorting Hat)

ピカピカの1年生を、4つの寮(Gryffindor, Hufflepuff, Ravenclaw, Slytherin)に組み分けするのは毎年9月1日の恒例行事。マクゴナガル先生が生徒の名前を読み上げて、その子の頭に組み分け帽子を乗っけると、帽子がその子にあった寮の名前を叫びます。レジリメンシーのエキスパート中のエキスパートです!
基本的には、各生徒の資質により組み分ける。でもその子が強い希望を持っているときは希望通りの寮に入れてあげます。

1000年以上も前、組み分け帽子はホグワーツ創設者のひとりゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)の所有物でした。

毎年生徒を各寮に割り当てる前、帽子は歌を歌います。毎年新曲リリース(笑)。ということは、始業式以外の時間、帽子が何をしているかというと、1年かかって新曲の作詞・作曲ですね(汗)。
これらの歌は、通常ならばホグワーツの歴史を説明する内容だったり、教訓のようなものを扱っています。が、ここ数年は違いますね。迫り来る危険を警告しています。

続きにこれまでに登場した歌の歌詞とさるお訳の勝手な日本語訳を載せます。
心ゆくまで続きを歌う
posted by さるお at 09:30| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

ダークマークは2巻目ですでに登場していた

さるおです。
クィディッチ・ワールドカップのテント村(4巻目『GoF』)で初めて登場したように思われるダーク・マーク、あれ『CoS』でいきなり出てきてました(笑)。
秘密の部屋(the Chamber of Secrets)にサラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)の像があって、口からバジリスク出たぁーーーっ!ぐわぁー、まさにダークマーク(涙)。
みなさん気づいてましたか。そうですか。そうですよね(泣)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 11:34| Comment(4) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

さるおのハリポタ辞典[人物] サラザール・スリザリン

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)、東の湿原からやってきた偉大な魔法使い。他の何にもまして、自らが野心・工夫に富むこと・決断を持ち、また他者に対しても野心・工夫に富むこと・決断を良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)の親友でした。
純血を重んじ、それゆえにホグワーツ魔法学校を追われることになります。

【名前の意味】
サラザール(Salazar)はポルトガルの準ファシスト独裁者アントニオ・デ・オリヴェイラ・サラザール(Anto´nio de Oliveira Salazar)にちなんだ名前です。
スリザリン(Slytherin)はもちろん"slithering"、(蛇が)滑る・這うという意味ですね。もうひとつ、陰険である(sly therein)という意味もかけていそうだな。
スリザリン家の紋章は緑地に銀色の蛇です。

【特徴】
床に届きそうな長い顎髭の、ちょっと猿みたいな顔の人です。蛇じゃなくていのかよ(笑)。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
"S"の文字を蛇でかたどった装飾の銀のロケット。
(スリザリンの末裔ガーント(Gaunt)家から、トム・リドルの母マロープ・ゴーント(Merope Gaunt)によって持ち出され、ノクターン横丁(Knockturn Alley)のBorgin and Burkesにいったん売却された後ヘプジバ・スミス(Hepzibah Smith)の手に渡る。その後ヴォルディが入手してHorcruxにしたが、謎の人物R.A.B.によって盗まれている)

【功績】
ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
純血というイデオロギーはサラザール・スリザリンが生み出したもの。
ホグワーツを去る前、自分の後継者がいつか学校から純血以外の生徒を一掃すると信じて、ホグワーツ湖の下に秘密の部屋(the Chamber of Secrets)を造り、サラザール・スリザリンの子孫だけがコントロールできる巨大な蛇(Basilisk)を住まわせた。

【特殊技能】
記録された最古のパーセルマウス(Parselmouths)のひとりで、パーセルタン(Perseltongue/蛇語)がしゃべれる。
かなり優れたレジリメンス(Legilimens)。

【家族/血筋】
純血

【その他】
現代(って言っても2006年じゃなくて1997年(6巻目冒頭が1996年)のことですが)を生きるスリザリン、ヴォルデモート卿(Lord Voldemort)はスリザリン家の子孫です。ヴォルディにはコドモがいないので、スリザリン最後の1人です。
別エントリーにも書きましたが、ここにもヴォルディ誕生秘話を書いてみます。
(『HBP』のネタばれ→)スリザリン家は誇り高く、代々純血を守ってきた。マグル(Muggle)とハーフブラッド(Half-blood)を忌み嫌い、蔑んできた。その結果、ヴォルディママ、メローペ・ゴーント(Merope Gaunt)の世代は特に大変でしたね(泣)。近親婚を繰り返し、いわゆる"血が濃くなりすぎた"というやつで、ゴーント家はこのとき既に限界だったわけです。狂気に満ちていた。おとうちゃん(ヴォルディのグランパ、マーヴォロ・ゴーント(Marvolo Gaunt))は凶暴だし、兄モーフィン・ゴーント(Morfin Gaunt)は言うことをぜんぜん聞かない邪悪に歪みきった子になっちゃったし、プライドのあまり、日常会話がパーセルタン(Parseltongue)で交わされる、ヘンな家族になっちゃった。凶暴なおとうちゃんと邪悪な兄にいじめられ、ストレスのあまりヴォルディママはかなりスクイブ(Squib)に近い状態でした。手入れのされてない暗くて小さな家に住み、周囲のマグルからは"完全にいっちゃってる家族"だと思われ、代々引き継いだ家宝はあるけれどもお金はない。困窮をきわめていた。それでもなお、ゴーント家はスリザリンのプライドにしがみつき、異常なまでに頑なに純血を重んじた。
ところが、あろうことか、何よりも憎み蔑んでいたマグルの血が入ってきてしまう。そのマグルはヴォルディママと恋をしたのではない。魔法によって、無理矢理ママに恋させられた。
そして生まれたのがトム君。スリザリンのプライドに鑑みるなら、トム君こそが"穢れた血(Mudblood)"。抑圧され狂気を内に秘めたママと、愛を強要されたパパの間に生まれた、呪われたコドモ。いや、本当は、血などは既に穢れていたのに。
自然の力に逆らってしまったとき、サラザール(Salazar Slytherin)から1000年以上の時を経て、この世に悪魔が生まれた。自らのプライドが、悪魔を産み落としてしまった。
これがヴォルディ誕生までの経緯です。かわいそうっすねー。

【最後に・・・】
広い谷(平野)からやってきたハッフルパフの象徴は"大地(earth)"と"金貨(pentacles)"、湿原からやってきたスリザリンの象徴は"水(water)"と"杯(cup)"、ハッフルパフ寮とスリザリン寮は地下にあります。もしかしたら、"地にあるもの"同士で、宝を交換したかもしれません。
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posted by さるお at 05:01| Comment(7) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さるおのハリポタ辞典[人物] ヘルガ・ハッフルパフ

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)は、南の広い谷からやってきた偉大な魔女。他の何にもまして、自らが正直さ・公正さ・勤勉さを持ち、また他者に対しても正直さ・公正さ・勤勉さを良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。

【名前の意味】
ハッフルパフ(Hufflepuff)は"then I'll huff and I'll puff and I'll blow your house in!"、つまり『三匹の子豚』に出てくる狼のセリフ「それならおれは腹を立て、ぷーぷー息を吹きつけて、おまえの家を吹き飛ばすぞ!」らしい(笑)。ほんとかよーっ。
ハッフルパフ家の紋章は黄色地に黒いアナグマです。

【特徴】
不明

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
小さな黄金のカップ
(いったんは子孫であるヘプジバ・スミス(Hepzibah Smith)に保有されるが、現在はヴォルディの手元にあって、Horcruxであると考えられている)

【功績】
ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
ホグワーツ城を建てるにあたり、彼女だけが、様々な多くの人々の協力を得ることができた、そしてそれは彼女がみんなに愛されていたからだという。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
不明

【その他】
リリー・ポッター(Lily Potter)やダンブルドア校長の分け隔てない公正さと勤勉さはハッフルパフ的ですねー。組み分け帽子が歌ったように、ハッフルパフはいい人っすね。

【最後に・・・】
広い谷(平野)からやってきたハッフルパフの象徴は"大地(earth)"と"金貨(pentacles)"、湿原からやってきたスリザリンの象徴は"水(water)"と"杯(cup)"、ハッフルパフ寮とスリザリン寮は地下にあります。もしかしたら、"地にあるもの"同士で、宝を交換したかもしれません。
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2006年04月14日

さるおのハリポタ辞典[人物] ロウェナ・レイヴンクロウ

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)は、北の峡谷からやってきた偉大な魔女。信じがたいほどの創造性を称賛された魔女です。他の何にもまして、自らが聡明さ・知恵・知識を持ち、また他者に対しても聡明さ・知恵・知識を良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。

【名前の意味】
ロウェナ(Rowena)はサクソン起源の名前で"名声(hrod)と喜び(wynn)"を意味するようです。
レイヴンクロウ家の紋章は青地に、本ではブロンズの鷲、映画では銀色のワタリガラスです。

【特徴】
不明

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
ちょっと特別な杖(たぶん)

【功績】
ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
ホグワーツ城の設計はロウェナ・レイヴンクロウの手によるものです。つまり、Room of Requirmentを含む、変動し続ける構造は彼女の傑出した知性が創造した大傑作ですね。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
不明

【最後に・・・】
荒野からやってきたグリフィンドールの象徴は"炎(fire)"と"杖(wand)"、峡谷からやってきたレイヴンクロウの象徴は"空気(air)"と"剣(sword)"、グリフィンドール寮とレイヴンクロウ寮はタワーにあります。あたかも、"地上にあるもの"同士で、宝を交換したかのよう。ということは、あの剣は・・・
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2006年04月13日

さるおのハリポタ辞典[人物] ゴドリック・グリフィンドール

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)は、西の荒野からやってきた偉大な魔法使い。他の何にもまして、自らが勇気・決断・強さを持ち、また他者に対しても勇気・決断・強さを良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。
当時最も優れたduellerで、マグル差別に真っ向反対したリーダーです。
サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)の親友でした。

【名前の意味】
ゴドリック(Godric)はアングロ・サクソンの名前で、"神と共に判決を下す者"という意味。ホグワーツ魔法学校の創設者4人の中の指導者的存在だったことがうかがえる。
グリフィンドール(Gryffindor)は、フランスの"Gryffon d'or"が由来で、勇気を象徴する太古のシンボル"黄金のグリフィン"を意味する。
グリフィンドール家の紋章は赤地に黄金のライオンです。
グリフィンは、鷲の翼を持つライオン。獣の王(King of the Beasts)であると同時に大空の王者(King of the Air)。かっこええですね。

【特徴】
チョコレート・フロッグのおまけ(魔法使いカード)によれば、赤毛、またはブロンドの魔法使い。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
ハリーがバシリスク(Basilisk)を殺すのに使用した銀の剣(Godric Gryffindor's sword)
組み分け帽子(The Sorting Hat)
(両方とも現在は校長のオフィスに保管されている)

【功績】
ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)、サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
マグル生まれ(Muggle-borns)の魔法使いのホグワーツ入学を支持した。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
不明

【その他】
ところで、実際にイギリスにはゴドリック(Godric)という名の聖人がいました。11世紀か12世紀、決して聖人の列に加えられることのなかった人です。資料が少なくて、まるで伝説のような人ですが、知られている彼の行いとして、ハリポタと密接なおもしろい接点があります。
● ハンターから牡鹿を守った
● 蛇に火で暖まることを許した

なるほどー、牡鹿を守ったんですね。牡鹿というのは、ハリポタに読み替えるとジェームズ・ポッター(James Potter)ですよね。たしかに守りました、ハンターから。マグルの村Godric's Hollow(ゴドリックのくぼみ)はポッター家の隠れ場所。
で、蛇に慈悲を与えたと。蛇は、スリザリンとか、ヴォルディとか、そーゆーことですよね。

もうひとつついで。
グリフィンドール寮のシンボルは"赤字に黄金のライオン"です。ゴドリック・グリフィンドールは赤毛か金髪でした。ダンブルドア校長は、今は白髪だけど若い頃は赤毛。ホグワーツの校長室のドアノッカーはグリフィンのかたちで、グリフィンドールの剣と組み分け帽子、つまりゴドリックの遺品はダンブルドアの手元にあります。
!!!
Knock, Knock!
校長室のドアノッカーはグリフィン、グリフィン-ドア"Griffin-Door"!声に出して読んでください(笑)。校長室は、ゴドリック・グリフィンドールのオフィスだったのかな?
『CoS』でFewksが運んできた組み分け帽子から剣を取り出すことができたのはハリーです。ハリーがグリフィンドールの血の後継者だというのは、Joが否定していますが・・・。一方で、ダンブルドアがグリフィンドールの血筋だというのは、はっきりとは否定されていません。
(もう1つ、赤毛の血筋があります、ウィーズリー家、燃え立つ炎のように赤い髪です)
校長先生の気質、どちらかといえば分け隔てのないヘルガ・ハッフルパフの性格なんだけどな。
とういわけで、この話は『ハリポタ7 大予想』へとつながっていくわけです。

【最後に・・・】
荒野からやってきたグリフィンドールの象徴は"炎(fire)"と"杖(wand)"、峡谷からやってきたレイヴンクロウの象徴は"空気(air)"と"剣(sword)"、グリフィンドール寮とレイヴンクロウ寮はタワーにあります。あたかも、"地上にあるもの"同士で、宝を交換したかのよう。ということは、あの剣は・・・
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心ゆくまでさるお、もんち!
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