2007年07月26日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 3

さるおです。
遅ればせながらのご説明でございます。
"さるおのハリポタツアー"というのは、ここに遊びに来てくださるよい子のみなさんと以前コメント欄でね、本読んで、ハリーと一緒にゴドリックホロウに行って、そこから冒険をしようって話してて、みんなでゴドリックホロウに行こうなんてまるで"ツアー"みたいだから、んじゃ"さるおのハリポタツアー"だと、そーゆーことです。つまり、ハリポタの7巻を一緒に楽しもうと、そんだけの話っす。
で、物語の中から"重要そうだとさるおが思う記述"を中心に、おおまかなストーリーをここに日本語訳でメモっていくことにしました。あとちょっとした感想も。ほんでコメント欄でまたよい子のみなさんと話せたら楽しいから。
ということは、ツアーが終了してみなさんが無事おうちに帰るときには、このカテゴリに7巻の要約がまるまる書かれていると、そーゆーことになります。
読書の時間があんまりたくさんなくて、さるおは読むのが遅いです。毎日更新できないときもあるかもしれない。だからよい子のみなさんのほうがさるおより前を歩いてると思います。追っかけろ、さるお。
いつもコメントくださるよい子も、いつも見に来てくださるよい子も、今日初めてさるおんとこに来てくださったよい子も、そしてさるおも、みんながツアー参加者です。引率するのはハリーさん。命がけっすけど、必死でついてきたいと思いますよ。

では、本日の日程。第3章、ダーズリーの登場です。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

3:The Dursley's Departing

バーノンおじさんがハリーを呼びます。乱暴に呼びつけておいて"Please"を付け足したりしてます(笑)。ダーズリー家はすっかり旅支度を整えているんですね。
ハリーは夏休みになってからというもの、ダーズリー家の全員にある話を何度も何度も聞かせている。それは、こういう内容です。
去年ダンブルドアがここに来て話したように、そして今年はキングスレーさんとアーサーがここに来て説明したように、ハリーの両親を殺害したヴォルデモート卿っちゅーわるもんが今また復活して魔法界で大暴れ。ハリーが17歳になった瞬間に、それまでハリーを、ひいてはダーズリーをも守っていたプロテクションが消失し、ハリーもダーズリーも襲われる。ヴォルディは、ダーズリーも捕まえて拷問して殺すに違いない。だから逃げなければならないよ。
ところがバーノンおじさんはまだ信じてない、いや、信じたくないわけです。「さてはこの家を乗っ取る気だなぁーっ!」なんつってもう、発想が"ベリーダーズリー"だなと思います。好きですねー、この家族、さるおはとても愛しています。
この日は、ハリーとオーダーの予定通りならダーズリー家が出発する日です。なのにおじさんはまだ駄々をこねてる。おまえの言うことなんて信じない、かなんか言っちゃって、つまりは怯えているわけです。

ダーズリーが拉致られて拷問されたらぼくが救出しようとするだろうって、ヴォルディはぼくを誘き出す気なんだ。そう言うハリーとバーノンおじさんは目が合います。あ、今同じこと考えた、とハリーは思います。
「ぼく本当にたすけに行くかな」
「こいつ本当にたすけに来るかな」

バーノンおじさんは「そーゆー一大事なら政府が保護してくれるんじゃないのか?」とも言います。"不死鳥の騎士団"だなんてバカバカしい名前の組織は信用ならん、"魔法省"のほうがちゃんと守ってくれそうだ。
ハリーは「キングスレーさんとアーサーおじさんが言ってたじゃん。魔法省はもう敵の手におちるんだよ。だからオーダーの人がたすけてくれるんだってばー」と何百回目かの説明を繰り返します。
しぶしぶ納得しかけるバーノンおじさんですが、「あの信用できそうなキングスレーとやらが守ってくれればいいのにぃー」なんつって、キングスレーさんはマグルの首相の警護で忙しいっちゅーの、とハリーはイライラ。ハリーに言わせれば、そもそも選択の余地はないわけで、オーダーのオファーを断るなら、この人たちを待っているのは死のみです。
バーノンおじさんはテレビのニュースも観たがってますが、ハリーはこう言います。「最近の事故とか爆発とか、偶然じゃないんだ。人々が姿を消して死んでってる。みんなあいつがやってるんだよ。ヴォルディは"楽しい"という理由だけでマグルを殺して歩いてるんだ。あの霧だって、ディメンターのせいなんだよ。まだわからないなら、おじさんの息子に聞きゃーいーじゃん」

「もっといるの?」ついに口を開くダッダちゃん。
「もっとどころか、うじゃうじゃ」答えるハリー。
ディメンター経験者の我が子が怖がっているならしょーがねぇなと。こりゃもうバーノンおじさんも納得するしかないわけです。
「ぼくが17歳になったとたんに、DEもディメンターもまさかのゾンビも("Inferi"です)、わるもんみんながぼくらを見つけて攻撃してくるんだ」
「オレのシゴトはどうなる?有給休暇か、サボリか、おれのドリル屋はどーしてくれる?」
「まだわかんないの?捕まったら拷問されて殺されるんだよ!ぼくの両親みたいに!」
ここでダッダちゃんが言いますね、自分はオーダーの人たちと行く、と。これで決まりっす。バーノンもペチュニアも、最愛のディディキンズと離れるはずがない。
少しの静寂。
家の中はなぜかしんみりしています。ずっといじめられ、16年間嫌い続けたこの家とこの家族に、なんなんでしょう、この感情は。

ベルがなり、オーダーのHestia JonesとDedalus Diggleが現れます。
Dedalusさんはでっかい懐中時計を見ながらバーノンおじさんにこう言います。「ハリーの出発より先に出かけましょう。ハリーはまだ未成年だから、ここで魔法を使うと逮捕されちゃう。この家で魔法を使うことにならないように、クルマでちょっと行って、それから瞬間移動ってことでよろしく。あなた、クルマの運転はできますか?」まさかの質問に、バーノンおじさんは不機嫌極まりないっすね(笑)。
Dedalusさんは続けます。「ハリーはみんなが来るまでここで待ってて」
「マッドアイが来て、おててつないで瞬間移動の予定じゃなかったの?」とハリーは質問します。どうやら予定が変わったらしいっすね。
そのときDedalusさんの懐中時計が「急いで!」と叫びました。便利な時計だなーと思いましたが、マグル界にもあるじゃねーか、目覚まし時計が(笑)。

「これでお別れだな」
バーノンおじさんはそういうと、ハリーに右手を差し出し、そして、やっぱり無理だというように、出した右手でこぶしを作り、そして手を引っ込めます。さるおはこのへんから号泣っす。
ダッダちゃんは意外な行動に出ます。もう行こうと言われてもそこを動かない。さっきとまるで逆で、今度はダッダちゃんが引き止めています。そして、ハリーは一緒に来ないのかと、何度も聞く。
家族愛なるものは"あってあたりまえ"という大前提のHestiaさんは、ぎくしゃくしているこの家族が心配になってこう聞きます。「甥っ子がどこにいくのか、わかってるの?」
バーノンおじさんは答えます、「あんたらのお仲間と行くんだろ」と。
この言葉を聞いて逆上しているHestiaさん、いい人っすねー。なんなの、その言い方は。この人たちはハリーが何をくぐり抜けてきたか知らないのか。どれほどの危険にさらされて生きてきたか、知らないとでもいうのか。この子は、ヴォルディに対抗する勢力の中心人物なのに!ハリーを何だと思ってるのよ、ふんがー。
割って入ったハリーが「ぼくは邪魔だと思われてるんだ、でも気にしないで」と言います。
ここでなんとダッダちゃんが、真っ赤になりながらも「ハリーは邪魔じゃない、命を救ってくれたんだ」と言うんですね。
これを聞いてハリーは気づきます。部屋の前にお茶のカップが置いてあったのは、いたずらじゃなかったんだと。
ペチュニアは「"ありがとう"が言えるなんて、ダッダちゃんはなんてエライ子なの」と、Hestiaさんは「"ありがとう"とは言ってないわよ」と、ハリーは「ダドリーがあんなこと言ったらそれはもうほとんど"I love you."なんだ」と、いい会話だ。

「魔法界の希望はキミの肩にかかってる。幸運を。また会いましょう」とDedalusさん。「さよなら、ハリー。私たちはずっと一緒よ」とHestia Jonesさん。"Our thought go with you."、いい言葉だ。ほんと、いい人っすねー。さるお号泣。
この感動的な涙の場面に、「びっくらこけたね、ダドリー、ディメンターのチューで別の人格を注入されたのかと思ったYO!」などと、どこまでもイヤミなハリーさんです(笑)。それでも「気をつけて、ビッグD」と心のこもったあいさつ。ダッダちゃんはたぶん懸命に、微笑んでくれたんだと思います。
そしてペチュニアおばさん、ハリーを見ようとしません。たぶん、見ることができないんだ。「さよなら」とハリーは言います。ペチュニアおばさんは、最後にもう一度立ち止まり、振り返り、そして何かを言おうとして、やっぱり何も言わずに出て行きます。

【メモ】

そうそう、Hestia Jonesさんの名前(Hestia)はギリシャ神話の女神さんで、"protector of the home"(家/家族の守護者)です。
Dedalus Diggleさんは『PS』で出てきてますねー。1981年11月1日にはベイビーハリーの勝利とヴォルディの敗北を記念して花火を打ち上げた人です。DEに狙われて、家は破壊されちゃったらしいっす。

ところでダッダちゃん、「ハリーが自分の命を救った」ということは、"life debt"が発生してます。つまり、"恩を返す"ことになるんじゃないかな。

心ゆくまでさるお、もんち!

2007年07月24日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 2 (2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは第2章の続きです。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

新聞に掲載されたダンブルドアの写真。半月めがねの向こうの見慣れた瞳は、いつものようにハリーの心を見透かしているようです。
記事を読んでハリーは思います、ぼくは校長先生のことをぜんぜん知らなかったんだ。ふたりはいつでもハリーについて話していた。ハリーの過去、ハリーの未来、ハリーがしようとしていること、そればかり話していた。ハリーがダンブルドアに訪ねた唯一のプライベートな質問はこれだけです。
What do you see when you look in the mirror?
I? I see myself holding a pair of thick, woolen socks.

先生が鏡を見ると何が見えるのー?
私?私には自分が厚いウールの靴下を持ってるのが見えるよ。

ハリーはその新聞をたたんで『Practical Defensive Magic and Its Use Against the Dark Arts』の第1巻に挟みます。そして残りの新聞に目を通していきます。
すると次に目についたのは『DUMBLEDORE - THE TRUTH AT LAST』という、あのリタ・スキーターのインタビュー記事です。
なんと彼女は"The Life and Lies of Albus Dumbledore"(アルバス・ダンブルドアの生涯と嘘)というスキャンダラスな伝記本を発売するらしい。
エルファイアス・ドージさんがその伝記について「チョコレートフロッグのおまけカードより嘘だらけ」と評価したことについて、リタは、「マーピープルについて彼に取材したことあるけど、彼ってほんとおめでたいのよねー!」なんつって、自分の本のほうがすごいんだと自慢しているようです。

女史曰く、
私のほうが取材のプロだしー、みんながダンブルドアのことをよく思ってるわけでもないしー、ジャーナリストだったらたとえ杖と交換でも手に入れたくなるようなすごい情報源を私は持ってるの。ダンブルドアを聖人だと思ってる人もいるけど、彼の若い頃は汚点だらけで、Dark Artsも使ってたのよー。もう死んじゃったからあのだらしないアバフォースのことも黙らせておけないんだし、母親や妹なんて意地悪の巣窟よ、ほんと、おもしろいわー。
ダンブルドアの功績だって嘘だらけ。ドラゴンの血の用途だってIvor Dillonsbyがとっくに8つ発見してて、ダンブルドアが横取りよ。グリンデルバルトに勝ったっつったって、あれは相手が杖の先から鳩を出すくらいのことしかできないヤツだったからだしー。
ポッターと私は今でも連絡とりあってるわ、もう仲良くなったから。ダンブルドアはあの子をえこひいきしてた。ちょっと異常な可愛がりようよね。ポッターは、ダンブルドアを殺したのはスネイプだって言ってるけど、ホグワーツの塔から落ちたんだか、飛び降りたんだか、誰かに背中でも押されたのか・・・まー、読んでのお楽しみね。本買ってちょーだい。

なんじゃこりゃと、怒るハリー。新聞をびりびりにしてくずかごに放り込みます。思わず「嘘つきめー!」と叫んで窓を見ると隣人がびっくりしてこっちを見ている。超イライラ状態のハリーさん、ダンブルドアのことを考えながら鏡の破片を手に取り、ベッドに腰を下ろします。すると・・・
ピカッ!
突然の青く眩しい光。
あたりを見回すけれど、青いモノはありません。いったい何がこの鏡に反射したのか・・・
ハリーは思いました。他の説明なんて思いつかない。そう、たぶん、ダンブルドアのことを考えていたからなんだ。今の光は、もう二度とぼくを見ることのない、あの突き抜けるような明るく青い瞳なんだ。

【メモ】

さて、Ivor Dillonsby(イヴォール・ディロンスビー)さんっちゅーのは、うーんと、よくわかりません。誰かおせーてー。
18章に出てきます。

昆虫女リタ、、ハリーのトランクの底にあった乾燥カブトムシがリタでとうとう目だけんなっちゃったのかと(こわいです)、そう思ってたら無事でした。まさか"人間"として再登場するとは。
ところで、リタはドージさんに、マーピープルについて取材したことがあるんですね。ははーん、なんとなく、ドージさんはマーミッシュができるような気がします。そしてそれは、DDはなぜマーミッシュができるのかと関係ありそうな・・・

心ゆくまでさるお、もんち!

2007年07月23日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 2 (1)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは第2章へ突入して冒険の準備です。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

2:In Memoriam

17歳まであと4日。
ハリーは旅支度の最中です。6年間、いろんなものを詰めっぱなしだったトランクを初めて空にして、その中から必要そうなモノだけをリュックサックに入れようとしてます。
トランクの奥のほうには古い羽ペン、desiccated beetle eyes(乾燥したカブトムシの目)、もう履けない靴下、などなど。もっと底をさらってみると、懐かしの"CEDRIC DIGGORY and POTTER STINKS"バッジ、そして、R.A.B.のメモがが入った金のロケットと、シリウスの忘れ形見の鏡・・・。鏡は割れちゃってますね。あー、指が切れちゃった。
鏡の破片を見つめるハリーですが、自分の明るい緑色の目が映ってこっちを見ているだけです。今朝のDaily Prophet新聞の上に破片を置いて、また旅支度にとりかかる。クィディッチのユニも学校の制服も、薬品鍋も、羊皮紙も羽ペンも、ほとんどの教科書も、置いて行くつもりで部屋の隅に積み上げて行きます。
マグルの着替え、透明マント、薬品キット、何冊かの本、ハグリッドがくれたアルバム、もらった手紙、そして杖をリュックに入れました。
一息ついて今度は古新聞の片づけ。ホグワーツのマグルスタディのチャリティ・バーベッジ先生が退職したという記事も小さく載ってます。そして読もうと思ってた記事をやっと見つけて読みはじめる。

『ALBUS DUMBLEDORE REMEMBERED』by Elphias Doge

さて、記事の内容です。

アルバス・ダンブルドアと私が出会ったのは11歳のとき、もちろん場所はホグワーツ。会った瞬間から、アウトサイダー同士、仲良くなれると思ったものです。
当時の私は"ドラゴン水泡(dragon pox)"を患ったばかりで顔中が緑色のボツボツだらけでした。それでみんなは私に近寄ろうとしなかった。アルバスも、おとうちゃんのパーシバルが3人の若いマグルを襲ってタイーホされるという重圧の中でホグワーツにやってきていました。
そのおとうちゃんはアズカバンで獄中死。アルバスは学校中から白い目で見られても反論することはありませんでした。私が思い切ってそのことを聞くと、おとうちゃんの罪を認め、それ以降その話をしなくなったのです。
友人たちははじめ、アルバスもマグル嫌いだと思っていた。けれど実際は、アルバスはマグル擁護派だったから、それは間違いだとすぐに知れ渡りました。それにアルバスはホグワーツ史上最も優秀な生徒で、瞬く間に、ニコラス・フラメルや歴史家バチルダ・バグショットや魔法理論の権威Adalbert Wafflingらと並んで魔法界全体から注目される人物となりました。
アルバスの残した文献は"Transfiguration Today"、"Challenges in Charming"、"The Practical Potioneer"などに掲載されました。政治に興味は持たず、教職が好きだと言っていたものです。
入学から3年経つと、似ても似つかぬ弟のアバフォースがホグワーツに来ました。アバフォースはすぐに口論するような子で、アルバスとは仲良くありませんでした。
ホグワーツを卒業して、私たちは一緒に世界中を回る卒業旅行に行く予定でした。ところが、アルバスのおかあちゃんケンドラが亡くなった。アルバスには弟も妹もいて、旅行どころではなくなってしまったのです。
私だけが旅に出て、別々の道を歩むようになり、私は彼への手紙に旅のことを書きました。ギリシャのキメラからぎりぎりで逃れたことや、エジプトの錬金術のことや、いろいろ。
一方で彼からの手紙には、日々の暮らしのことが綴られていた。あれほどの聡明さを持った人物が平凡に暮らしているなんて、かわいそうだと思ったものです。そして、もっとかわいそうなことに、私が旅行している間に、妹のアリアナまで亡くなっていた。アルバスは妹の死に責任を感じていて、それは生涯彼につきまとっていたのでしょう。苦労人のアルバスにはもはや、気楽さなどありませんでした。
後にも彼は成功をおさめ、ドラゴンの血液の12の使い方を発見したり、WizengamotのChief Warlockの職にもついた。いちばん有名なのは1945年のグリンデルバルドとのバトルでしょうか。ふたりのスゴ腕が決闘し、アルバスが勝った、あの瞬間が魔法界の転換点だったわけです。
アルバスは功績を自慢することなどありませんでした。青年期の多くの悲劇が、彼の温かい人間性を形成したのだと思います。彼がいなくなって淋しいけれど、私が感じる淋しさなどより、魔法界が失ったモノのほうがはるかに大きく計り知れない。
ホグワーツで最も愛された校長は、偉大なる善のために働き、いつものように教師であり続け、教師のまま死んだ。私と出会ったときと同じ、"ドラゴン水泡だらけの"その小さな少年を救おうと、手を差し伸べながらこの世を去ったのです。

【メモ】

このエルファイアス・ドージさんという人は、『OotP』でハリーを迎えに来てGrimmauld Placeまで送ってくれた"wheezy-voiced"(ぜいぜいいう声)で"silver-haired"(銀髪)の騎士団のメンバーです。マッドアイによれば"stupid hat(くだらない帽子)"をかぶってます(笑)。ダンブルドア擁護派で、なんと、ダンブルドアと同い年!ホグワーツの同級生です。
ぶわぁー、うっかりしてました。そう何人も校長と同年代の人が出てきてしまうとこんな推理はしてられませんね(汗)。

ところで、歴史学者のBathilda Bagshotさんというのは"A History of Magic"の著者です。『PS』第5章で紹介されてます。彼女は、ダンブルドア家とは家族ぐるみの古いお付き合いで、なんと、ゴドリックホロウに住んでたらしい。

ダンブルドアがホグワーツ入学と同時にdragon poxだらけの友達を持ったことは、後々の"the twelve uses of dragon blood(ドラゴンの血の12の使い方)"発見のきっかけになってるんじゃないかな。

心ゆくまでさるお、もんち!

2007年07月22日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 1

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーを開始します。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

えっと、ツアー参加者のみなさん、もうお気づきかと思いますが、集合場所が変更になりました。
"ゴドリックホロウかと思ったらプリベット通りだったよね"などとのん気なことを申しておりましたが、まさかの、緊張感あふれるまるほい邸に集合です。
左にイバラ、右にイチイの小道を通って、さぁ行きましょう。

1:The Dark Lord Ascending

どこからともなく現れた2人の男。一瞬互いに杖を構え、相手がわかるとスタスタと歩き出しました。
月光に照らされた小道。左には手入れのされていない野バラ、右はよく手入れされたイチイの生け垣。私道を右に入りましょう。
「進展は?」相手の様子をうかがうような感じのヤクスリー。もうひとりは言葉少ななスネイプです。
鉄製の立派な門扉の前まで来ました。なんかいかにも金持ちっぽい贅沢な邸宅ですよ。2人は合図のように左手をあげ、庭に入ります。あたりは静まり返り、物音をたてるのは、尾羽を立てて誇らしげに歩く1羽の純白の孔雀と、かすかに聞こえる噴水だけです。
進んで行くと、足元に敷き詰められた砂利がさらさらと分かれて道ができていく、自動ドアならぬ自動砂利(笑)、凝ってますね。そして玄関の扉がひとりでに開きました。
贅沢な調度品に囲まれた広くて暗いホールです。高そうな絨毯敷いちゃってー。
奥の部屋に入ると、"Levicorpus"をかけられた人質と、DE(デスイーター)のみなさん、ヴォルディと彼のペットも、大集合。ヤクスリーとスネイプに、ムショ帰りのまるほいパパ、ナルシッサもドラコも、もちろんベラ姐も、ドロホヴさんも、いやまぁとにかく大集合してホームパーティ。地下には別の人質もいるようです、ネズミ男のピーターが見張っています。
ヴォルディはハリーの行動を知りたがってますね。そしてスネイプさんは、「例の情報源によれば、今度の土曜日、夜が訪れると同時に、オーダー(騎士団)はハリー・ポッターを移動させる計画だ」と言います。それに対してヤクスリーは「オーラー(闇祓い)のジョン・ダウリッシュによれば、ハリー・ポッターの誕生日前夜にあたる30日まで、移動はない。その後の移動の警備にはオーラー全員があたる」と言う。ヤクスリーはスネイプに対してライバル心剥き出しですが、スネイプによれば、どーせダウリッシュにはConfundus Charmがかけられてて偽情報が流れてるんだとのこと。
ヴォルディはスネイプ情報を信じているようで、「ほんでほんで?どないや?」と続きを聞きます。
「ハリー・ポッターはオーダーのひとりがかくまう」と報告するスネイプ。
親方に褒められたいヤクスリーも負けじと「Pius ThicknesseにImperius Curseをかけた」と手柄を自慢したりしています。Pius Thicknesseさんというのはここの部門のトップでスクリムジャー首相のとりまきの1人、つまりヴォルディは政府転覆のクーデターを計画してるんですね。Pius Thicknesseにフローネットワークもポートキーも瞬間移動もみんな監視させてるから、ポッターが動けばすぐにわかるというわけ。
「オーダーだってアホやない、そんなん気づいとるでー。ポッターがそんなおもろない方法で移動するわけあらへん。監視されとるかもわからん移動手段より、シンプルに空飛ぼかぁ!かなんか言うよるわ」と、ごもっともなヴォルディのご指摘はさすがっす。
「よっしゃ、移動中にポッター襲うたる。ほんで、わしがこの手でぶっ殺したるわ。今までもチャンスがあったのに、うまいこといかへんかったからなー」と反省のような嫌味の言葉をのたまうヴォルディ、さすが。
そして、「誰か杖貸してなー」と言いつつ、げっそりとムショ帰りのまるほいパパに迫ります。「えーと、楡の木(elm)と、ドラゴンの心臓の琴線の杖なんすけど、えー」「よっしゃよっしゃ、ほんでええわ、貸せや、こら」
杖なんて貸したくないパパ。「ムショから出してやったやないか、このあほんだら。いいから杖よこせー」
そして逆さ吊りの人質チャリティ・バーベッジ(ホグワーツのマグルスタディの先生)さんを、スネイプと、さっきからずーっとビビリまくりのドラコに見せつけた後、あっさりとAKで殺害です。「ナギニちゃん、夕飯やでー」

【メモ】

タイトルの"Ascending"というのは"暗躍"という意味ですね。ドキドキするタイトルの出だしっす。

"Confundus Charm"は人を混乱させる魔法です。偽マッドアイがthe Goblet of Fireを騙すのに使い、なんとハーもクィディッチのトライアウトでマクレガン(McLaggen)に使った魔法。呪文は"confundo"。

さてさて、さるおとしてはまるほい家の庭にいる"a pure-white peacock"が気になります。純白の孔雀です。中国とか東南アジアの鳥だし、真っ白というと固定化したのはインドクジャクだけで、他は突然変異かアルビノのどちらか。インドクジャクだと瞳はブルー、アルビノだと赤です。青い瞳の白孔雀かな、うーん、意味深。

心ゆくまでさるお、もんち!

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