さるおです。
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ネタばれ記事です。というか、大予想なのでネタばれになっているといいなという願望を胸に、最後っ屁をぶっと出してみます。ネタばれコメントも大歓迎です。これからシリーズをご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。
ちなみに、さるおんとこに来てくださるスタメンのよい子がけっこう鋭いコメントをくださるので、かなーり勉強させてもらいました。いろいろ教えてもらいながら、キャストを見る限りローレンスや
アダムやタップは出てこないなぁということも踏まえて(泣きながら)、改めてまとめて考えてみたやつをこれから書きます。
『III』のジェフのテストは90分、『IV』のリグのテストも90分、この2つは同時発生だったと思います。
決定的な理由は、『III』でアマンダが、「(ジェフは)予定よりも早い」と言っている点です。つまり、"予定"があるわけです。それより早すぎても遅すぎても、都合が悪い。
テスト後に、ジェフとリグは、あるいはジェフとホフマンは、ある目的のために出会わなければならない。
Hello Officer Rigg. Welcome to your rebirth. For years you have stood by and witnessed as your colleagues have fallen. You have remained untouched, while Eric Matthews has disappeared. But with your survival, became your obsession. Obsession to stop those around you for making the wrong choices. Thus, preventing you from making the right ones. You wanted to save everyone. TONIGHT, I give you the oppurtunity to face your obsession. Look closely. Eric Matthews is still alive. The block of ice he stands upon, is melting. He has BUT 90 minutes to save himself. Detective Hoffma's fate is linked to Eric's survival. Heed my warning, Officer Rigg. Their lives hang in the balance of your obsession. Will you learn how to let go and truly save them? The choice is yours.
ハロー、リグ。 再生の道へようこそ。 長いこと、おまえは同僚の敗北を見てきた。エリック・マシューズが姿を消したが、おまえはまだ無傷で残っている。しかし、おまえの生存は、妄想になった。誤った選択を食い止めるという妄想、その結果、おまえは正しい選択から遠ざかっている。おまえは皆を救いたがっていた。今夜、その妄想に直面する機会を与えよう。よく見ろ。エリック・マシューズはまだ生きている。彼が立っている氷の塊は溶けていく。彼には、自分を救うための時間が90分ある。ホフマンの運命はエリックの命とつながっている。私の警告を聞け。彼らの命は、おまえの選択にかかっている。彼らを、本当の意味で解放して救えるか?おまえ次第だ。
ははーん、リグさんは"みんなを救える"という妄想(というか、リグ的には"正義感"のようなものだろうと思うけど)に取り憑かれている、そう言いたいわけですね。おまえにそんな力はない、だからその考えを捨てろと。
エリックは"I don't want to play anymore."(もうこれ以上ゲームはやりたくない。つまり、ダニエルに会いたい)と救われたがっているはずです。これは、ジグソウ理論では、救うのはエリック自身(誰も彼を救えない)で、彼はすでにゲームオーバーしているので、90分で死なせてやれと、そーゆー意味かな。
Hello, Officer Rigg. If you are hearing this, then you have reached Detective Mathews and Detective Hoffman in under ninety minutes, resulting in their deaths. The rules were clear. You were warned. Tonight, you faced your obsession. They had to save themselves. Their salvation was out of your hands. Time was on your side, but your obsession wouldn't let you wait. Instead of saving Detective Mathews, you cost him his life. You failed your final test.
ハロー、リグ。 これを聞いているなら、おまえは90分以内にマシューズとホフマンに辿り着いている、ただし彼らに死をもたらして。ルールは明快だった。おまえは警告された。今夜、おまえは妄想を対峙した。彼ら自身が彼らを救わなければならなかった。彼らの救済はおまえの手の中にはない。おまえが持っていたのは時間だった。だがおまえは、妄想のために待つことができなかった。マシューズを救う代わりに、おまえは彼を危険にさらした。おまえは最終テストに失敗した。
ははーん、やっぱり、ジグソウの言う"救済"とは"解放"なんだと思います。
思い出すなぁ、アマンダの言葉を。
I'm going to help you. I'm going to free you.(あなたをたすける、あなたを自由にする)3つのテストをさっさと放り出して食肉工場に辿り着き、90分になるのを待っていなければならなかったのに、救いたい一心で"何か"をしてしまう。その結果、"リグが"エリックを殺してしまうんですね。さようならエリック(今から涙)。で、エリックに死をもたらしたと同時に、リグも動けなくなっていると思います。ひとりでに鎖が飛んできて足に巻きついたりはしないと思うので、ここは"重傷"でいきましょう。で、聞かされるのが上述のテープです。
ここで、ばばばん!ばばばんばばばばばん!とCharlie Clouserの例の音楽が大音量で流れて、ホフマンが椅子から立ち上がり、"Game over."なんつってリグを置き去りにして出て行くと思います。さるおが『IV』はホフマンでいっとこうと思う最大の理由はもちろん、例の
『III』でのホフマンの扱いです。さらに今作でホフマンのことは、"Detective Hoffma's fate is linked to Eric's survival."としか語られない。ふたり並んでいるのにエリックエリック、そればっかりじゃオカシイ。
ホフマンは部屋を出て、「おいらジグソウに捕まってたよー、こわかったよー、あぶなかったよー、食肉工場にいるんだよー」なんて被害者のふりをして同僚(FBIかな)に通報する。ここでケーサツ(とFBI)が到着するわけですね、で、銃を捨てろ!手を上げろ!かなんか大騒ぎのどさくさで、ジェフさんは案外あっさり死んじゃうんじゃないか。
だって、娘探してたら映画が長くなっちゃうもん。さるおは最近、キケン回避のためネット上をうろつかなくなりましたが、10月25日以前の情報に"ジェフの娘探し"関連のものがありません。あまりに無さすぎる。あるのはリグさん関係とジョンの過去関係ばかりです。なので、"ジェフの娘探し"はほんとはきっちりやってほしいんですが、半ば諦め気味。さらに、たとえば首なしリンのおなかをほじくり返すならばゴードン先生にお願いしたいのに、出て来ないっちゅーことは、えっと、これもとりあえずは諦めます。泣きながら。
その代わり、娘さんについては何らかの形で語られるとは思います。たとえば、"娘の命に責任のある人物"もじつはホフマンで、"娘の居場所をホフマンが知っている"ということが示唆される、とか。今どこでどーしているかが語られるかもしれないし、これ自体が『V』へ持ち越しかもしれない。
ということで展開としては、ジェフの娘探し、これには絶対に協力者(あるいは敵対者)が必要なわけで、それがホフマンだった。ここはリグでもいいんですが、リグは最終テストに合格しないだろうという"いつもの大前提(笑)"があると思われるので、ま、ホフマンなんだろうと思います。で、
映画としてふたつのビッグイベントを扱うと焦点がぼやけてよくないので、ジェフが死んで娘探しゲームは行われません。他のいろいろですでに『IV』がおなかいっぱいになる作品ならば、いっそのこと、娘はどこだ?という観客の疑問を『V』まで引きずって行ってもいいかもしれんし。
でまぁ、とにかくここでジョンの遺体が回収されます。解剖するとテープが出てきて、それをホフマンが聞きます。
Are you there detective? If you are listening to this, then you must be the last man standing. You feel you now have control, don't you? You think you will walk away untested. I promise that my work will continue. That I have ensured. By hearing this tape some will assume that this is over but I am still among you. You think it's over just because I am dead. It's not over, the games have just begun.
聞いてるか、刑事?聞いているなら、おまえが生き残った最後の一人だ。おまえは今、状況がわかっていると思っている、そうだろう?おまえは、テストされずに立ち去れると思っている。約束しよう、私のシゴトは続く。私はそれを確実にした。このテープを聞いて、終わったと思う者がいるだろう。だが、私はおまえたちの中にいる。おまえは、私が死んだから終わったと思っているが、終わってはいない。ゲームは今まさに始まったところだ。
ホフマンとしては、自分はジグソウサイドの人間だと思ってたのに、まさかの転落で一気に被験者へ。ジョンに言わせれば、弟子はテストに合格しなければ一人前ではありません。ということで『SAW V』へ、to be continued・・・
これがおおまかな『IV』の骨格だろうと思います。ただし、各シーンはトリッキーな順番になっています。
解剖から始まるために、観客は『IV』で観ているのが"just begun"なホフマンのゲームだと思わされたりするわけっすね。
で、さるおとしては、"still among you"なジグソウこそタップ刑事でいてくれと(まだ言うか)、それが『V』だぜと、思ったりするのでした。っちゅーか、『VI』まであるっちゅー噂もあるので、ローレンスやアダムやタップが出てくるのはまだしばらく先だな(涙)。
さて、アマンダの封筒の中身は何だったかというと、「現在同時進行しているゲームが他にある」ということだと思います。これは、「弟子は他にもいる」ということとほぼイコールです。そっちのゲームは別の弟子が仕切ってるぞと、ほんで、こっちでおまえが死ねばジグソウを襲名するのはそいつだと、そんな感じだろうと思いますね。
ジョンのバックグラウンドは、前情報として流れたそのまんまだろうと思います。ただひとつ気になるのは、
"氷だらけのガラスの部屋に裸んぼで閉じこめられてプレイヤーになっているジョン"ですが・・・これはあまりに何の痕跡も残さず消えてしまったので、あきらめますかー。
心ゆくまでさるお、もんち!