2006年03月23日

さるお発『SAW II』完全解読マニュアル6 謎の答えと『SAW III』大予想

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

● 『SAW II』が残した謎の答え

【第1のゲームに勝つ方法はあったか】
「そういえばジグソウー、ヒントくれたわよねっ!」かなんか気づいて首の後ろを仲良く見合いっこして、虹の色の順に数字を並べ、金庫を開ける。右に2、左にいくつか(←ザビエルなのでわかりませんが)、右に16、左に11、右に9、左に8、右に7、カチン!
で、最初っからヨボヨボのローラに注射。次に(っちゅーか順番はどーでもいいな)ボイラー室に行って、オーブンからシリンジを2本ゲットして、オビと、ドロシー(ヨボヨボしつつあるアディソン)に注射。ほんでザビエルもいいとこ見せて自ら注射器の山に飛び込み、「ザビエルー、がんばってー!」なんて黄色い声援を浴びながら時間内に鍵ゲット、これは自分に注射。アディソンもまず鍵を取ってから箱を開けてシリンジゲット、ジョナスにあげたりなんかして。などなど、みんなの注射が終わったら、ゲーム開始から3時間の時点まで、和気あいあいと輪になって座ってしゃべって待つのもよし、「あ、床にドアがあるぅ〜!」ということで地下に降り、迷子になったり、バスルームに寄り道して驚いたりしながら、ついには『SAW』でゼップやおまわりたちが使った"はしご"を見つけて、『SAW』の逆の道順で自力で外に出るもよし。
ところが、あのゲームは、みんなにケンカさせて、結果としてずるずるとタイムリミットが迫ってしまう展開にならないと意味がない以上、さるおはダニエルの首の後ろに数字は無いはずだと思う。そーすれば、なんでこいつだけ数字無いんだよ! → こいつ怪しいぞ、犯人か? → おらのとうちゃんおまわりだ → やっちまえ、ということになる。
仮にダニエルが殺されてしまえば、ダニエルを守れなかったアマンダの負け。ほんで、ジョンも、「こんじゃエリック連れてきて見せてもしょーがねーな、弟子が帰ってきたら逃げっぺ」ということになる。
もしも全員がものすごい寛大な人たちで、ダニエルの正体がバレても「まぁ、コドモに罪はないよね」なんつってケンカにならず、みんな解毒剤を手に入れて、「んじゃ、待ってる間、遊ぶ?」って輪になって王様ゲームをはじめたら、これもアマンダの負け。"Look closer, Detective Matthews."なんて挑発しといてみっともねーずら。
ということは、もちろん王様ゲームまで行ければ勝てるけど、んまー、心理的には、みなさん負け試合だな。アマンダは勝てる勝負で、本戦(師匠に参戦してもらう"対エリック"戦)の準備をしたことになると思いますね。

【第2のゲームに勝つ方法はあったか】
「この人としゃべってるのもけっこう楽しいな」ということで、エリックが暴れずにジョンとおしゃべりをしていたとする。そーすると、金庫が開いて、「ぼうず!そこにいたんじゃーん!」とまぁ感動的な親子の対面っす。
が、元気で帰ってくるかと思いきや、ぐわぁー、うちの子ヨボヨボ。これはやっぱりどうしてもこの時点でキレる。で、ジョンを殺して殺人者になるか、あるいは同僚に止められてジグソウ生け捕りか。生け捕ったら、裁判を待たずにジョンは死んで、おとうちゃんは息子の介護に人生を費やすだけっすね。で、ジョンは死んでもジグソウ(アマンダ)は野放しなので次々とゲームが開催され、おとうちゃんは、かつてタップ刑事がそうだったように、取り憑かれていくわけだYO!
これでは勝ったとは言えない。勝つというのは、生き延びて、与えられた自分の命を大切に生きて、自分以外の人生を尊重して、丁寧に生きていくということである。それがジョンの、"命に値する生き方"の定義だからね。
ダニエルが元気に生還するためには解毒剤を打つ必要があるわけで、この可否は"アマンダが勝てるように準備した"第1のゲームの展開に依存する。つまり、王様ゲームまで行ければダニエルは元気っちゅーことで、それじゃ第2のゲームがはじまらない。第1戦にアマンダが勝利したからこそ発生した2戦目。ふたつ合わせて、ひとつのドでかいゲームになっている。パラドキシカルに補完しあうわけですよ。
ジグソウ秘密基地の"X marks the spot"の額縁とアマンダが拾ってきたスコップ(櫂かな)。もし、モニターを見ているケリー捜査官あたりが、「あー、ここにあるぅーっ!」って気づけば(モニターに映れば、画像がもちっとキレイならの話だけど)、時間差のトリックには気づけたかもしれません。ということは、ここでもまた"協力"が必要だったわけだよねー。
2戦目が開催された時点で、エリックの勝ちは、ほぼないです。

【オビは何人拉致ったか】
わかっているのはローラだけ。
アマンダは自分の起床時間を調整できていたように見える。ということは、オビはアマンダは拉致っていない。で、オビが拉致ってないのが1人だけだったら疑惑の元なので、オビも数人、アマンダも数人拉致って来て、オビはアマンダに拉致られた。んなもんかな。

【アマンダはなぜ元気だったのか】
アマンダは、中毒予防薬を飲んでいたはずでござるね。
ダニエルは、少ない量の予防薬と、あとから解毒剤(PAMかな)のダブル処方!
あとのみなさんは解毒剤にすがるのみっす(泣)。

【アマンダはどうやって金庫を開けたか】
アマンダは、金庫の開け方を知っていた。
ザビエルの死後、金庫の部屋まで戻ってくるころにダニエルがもう瀕死だったら、自分の首の後ろを見て数字を読み上げてもらえなくなっちゃう。そしたら困るからなー、ザビエルのあの"技"を使わなきゃならなくなっちゃうし(笑)、そんなことやってたら間に合わんかもしれんです。だから、必殺仕掛人は知ってたはず。
ほんでも、ダニエルがまだ目を開いてモノを見ている状態ならば(たぶんそれくらいにはまだ元気だったと思う)、まずはバスルームにいるうちにザビエルの皮膚を確認して、自分にも数字があるならダニエルに読んでもらって、戻ってきたらガスとジョナスの首を確認して、少なくともいったん部屋から出ていき見てきたフリくらいはしてから、やっと金庫を開ける。
でないと、命がたすかって元気になったときタレ込まれちゃう(笑)。
もし、しゃべれるほどに回復しないとしたら、シゴトはとっとと片づけたと思いますが。

【ローレンス・ゴードンは今どこに?】
足しかなかったローレンス。どこでどーしているんでしょう。
つまり、生きているのか、死んだのか。
《死んでるだろー》
彼はバスルームを這って出て行きました。で、スピードがたまらなく遅いっす。ジョンが追いついて、「こんにちはー」とか言って追い越してるYO(笑)!
さて、本当にジョンは追い越しただろうか?助けただろうか?とどめを刺しただろうか?
とどめは刺してないよね、『SAW II』で誰も殺してないって言ってたもん。
では助けたか?これもおかしい。ローレンスのタイムリミットは6時。それまでにアダムを殺すと妻子がたすかり(これにはアクシデントがあったけど)、足を切れば"Congratulations."ということになる。けど時間過ぎちゃいましたから、負けだYO!助ける理由がねーずら。ただ、あの時点で"Game over!"という挨拶はしていないので、やっぱり話しかけたとは思いますね(笑)。
で、置き去りにされても自力でハシゴは上れない。わかっている範囲で残る出口は『SAW II』の階段だけど、ここには血痕がないので、通っていないことになる。つまり、まだバスルームの階の通路のどこかにいます。映画に出てこなかったのは、例えば、バスルームからの通路が二手に分かれていて、はしごルートの方に転がっているから、なのかもしれません。
《いや、死んでねーだろー》
とにかく、少なくともちゃんとたすかってはいない。それはアダム(とゼップ)のミイラでもわかる。そこにミイラがあるということは、警察が突き止めていないっちゅーことです。
でも釈然としないなー。足のミイラまで映しといて、あとの2人まで映しといて、ローレンスの本体だけが抜けているのには作為を感じる。
1作目で主役をはったローレンスだけを、意図的に避けている。
1作目でもジョンは病院内に協力者が必要で(麻酔薬とか毒物とか、いろいろ必要だったんだよね)ゼップを利用してました。ちらっとしか出てこない麻酔薬や毒物や、アマンダのセリフ"He helped me."、そーゆー細かいところまで説明してきた『SAW』の続編だ、秘密基地の整いすぎた医療設備やら麻酔薬やら毒物やらを説明していないわけがない。今回もまた医療現場に協力者がどうしても必要だよなー。
!!!
アマンダの癖を思い出したYO!拾い癖!
うわぁー。アマンダがローレンスを拾ったかもしれんですよ!だって、彼女はそのときすでに"ジグソウ見習い生"だったんだもん。うーん、生きているローレンスを拾った(これは間接的にジョンがたすけたことになりますが)かもしれんね!秘密基地の医療設備も、マイケルの目に鍵を埋め込んだ人物も、これで説明がつく。
手術している人物についてコメンタリーでは「この人物はローレンスじゃない」って言ってますが、"雰囲気を出すため"に足をひきずるのには多少の作為を感じます。
"Game over!"という挨拶、そうだよ、聞いてないもん。
《ジグソウ教に入信》
ただし、ローレンスはバスルームのゲームで爽快感は味わっていない。"I was reborn."とは感じていないはず。アマンダのようにジグソウ教に入信しないだろうな。そうなると、嫌々ジョンを援助しているのかもしれん。嫌々っちゅーのはどーゆーことかというと、"まだゲームが続いてる"っちゅーことっす。ローレンスにとっての第2のゲームが(涙)。
ところが、ある条件のもとに、入信するかもしれないなー。それはアリソンとダイアナちゃんとの再開。アマンダの証言"He helped me."を聞いている唯一の生存者、ローレンス・ゴードン。入信するという伏線が他にもあったのかどうか、『SAW III』までに考えてみたいですね。

『SAW III』の可能性

1作目を観たら、"He helped me."って言うんだもん、2作目がどんな話なのかわかってしまった。だから"こわい映画"としてはまったくの凡作で、予想外のことが起きないのが不満でした。謎がぜんぜん無い(笑)。
ということは、『SAW III』もまた誰が犯人かわかっているので、話を延長してまたジグソウが誰かを懲らしめたところで、まるでつまんないぞ。いちばん大事なドラマな部分はジョンが語り尽くしちゃったしな。
なので、『SAW III』ではジグソウの対抗馬が必要です。互角か、あるいはジグソウ以上のサイコパスが、ジグソウと直接対決。ガチンコ勝負になると思う(願望)、そうじゃないと迫力がない。誰にしようかな(笑)。
《ローレンス生存説》
前作のバスルームが出てきたときね「かあさん、ただいま!」と思いました。これで次ローレンス・ゴードンが出てきたら「おかえり、とうさん!」と思いますね。感涙っす。
今作でのローレンス回避は作為的な『SAW III』の準備だと思うので、さるおはローレンス生存説です。『SAW III』がはじまってすぐにジョンが死んじゃえば(たぶんそうなる)、ローレンスとしてはもう点滴やらクスリやら、面倒みてやらなくていいわけですよ。お役ごめん。相手は2代目だけど、とにかく"ジグソウ"と名のつくヤツに復讐だ!
《タップ生存説(爆)!》
もうひとり死体が出てこなかった人、タップ君。彼まで生きてたら軽くニヤニヤが止まらなくなるとは思いますが(笑)、彼の狂気はちょっと魅力だYO!それにほら、ノド切られても死ななかったじゃんか。同じことが繰り返されるのも気持ちいいぞ。
《第3のジグソウ?》
さて、アマンダ全盛期となる『SAW III』に生存者ダニエルは登場するかな?
マイケルを含めても、被害者8人中(アマンダは除く)生き残ったのは彼1人、これがパターン化するとしたら第3のジグソウです。でもね、もともと罪深くないただの万引き常習者のコドモ、懲らしめる必要がないから、被害者なだけで被験者ではないよね。ジグソウを襲名するためのパターン化する条件は"I was reborn."と感じるかどうかです。おとうちゃんとケンカしたからって、命がけじゃないしな。
《ジグソウへの挑戦状》
ならば、登場するときは敵対するかも。師弟に復讐、それならあり得る。回復すればの話だけど。
《ケリー捜査官》
エリックに「おまい、ジグソウに似てんでねーか」って言われていたのがちょっと気になります。《アマンダ色のゲーム》
ところで、今回も、思い出のデスマスク(改良品)やシリンジなど、アマンダらしさを全面に出した素晴らしいゲームでしたが、次回も、のびのびと個性を発揮してほしいと思います。
が、その反面、デスマスクばっかり3つも続いてもなぁーって気もする。毎回誰かが鎖でつながれてミイラ化(笑)すんのもなー。
ここは思い切って新しいことやりましょう。斬新な仕掛けが見たいぞ。1から2へ発展して、また原点に戻るというのもある意味感動間違いなしなので、斬新な仕掛けを、あのバスルームに持ち込む。やっぱバスルームは出てこないと寂しいから。
脚本がリーのオリジナルになるので期待できます。
《で、ジョンはいつ死ぬんだよ》
『SAW III』のキャストにトビン・ベルが入ってるので、素直に考えればまぁだ生きちょる。回想シーンって感じじゃないよねー。
さすがに『SAW IV』まで生きてたら、"immortality"出たぁーーーっ!ってそうとうびっくらこけるので、『SAW III』で早々に天国に召されていただきたい。

● 1作目でアダム家に置き去りにされたはずのBillyちゃん(ジグソウ人形)

置き去りな上に、アダムにボコられたビリーちゃん、修理できていてよかったです。でももっとビリーちゃんが観たかったなー。
おそらくすっかり私物化しているであろうブタマスク姿のアマンダが、アダムを拉致るついでに回収してきたんだな。
えぇーっ、ブタ姿でビリー連れて歩いたのか・・・(衝撃的な妄想)
ぐわぁーっ、おんなのこなのにぃ。
とにかくせっかく修理してあるので、『SAW III』にはもっと出してほしいです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 05:22| Comment(8) | TrackBack(1) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

さるお発『SAW II』完全解読マニュアル5 A father, a leader, a teacher.[後半]

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

【注射器(と人形)の部屋】
ザビエルは決めゼリフが多いな。"Lady, this whole house is a trap."うっわぁー、キメキメ。
部屋にあるのは、ベビーカーとその中に赤ちゃん人形、床に人形、椅子の上には人形の頭だけ。た、たのしそうな部屋だYO!

【ザビエルへの"PLAY ME"】
Hello, Xavier, I want to play a game. It's similar to the game you play as a drug dealer, the game of giving hope to the desperate. I think we can agree that your situation is desperate, so I'm going to offer you hope. By entering this room, you have started a timer on the door in front of you. When the timer runs out the door will be locked forever, locking away the antidote inside it. If you want to find the key, you will have to crawl through the same squalor that your customers have. I'll give you one hint where to find it. It will be like finding a needle in a haystack. Let the game begin.

【いくらなんでも想定外】
「なんであたいなんだよーっ!ゴルァァァ!」と心の中で叫びつつ、「うりゃぁぁぁ!」と気合いを入れて、残り10秒で使用済みシリンジの山からカギ発見。アマンダよ、あんたが大将!それでこそ後継者だぜ!
シリンジに鎖がついていて、そこに鍵がついている。シリンジの中身は、たぶん(←部屋の電気が黄色い)蛍光イエローの液体だから、単なる目印であって解毒剤じゃないです。
全身シリンジだらけのアマンダを、ダニエル坊やがたすけようとしています。
ローラの服役も発覚。

【ジグソウのヘタウマ設計図】
ホッケーのヘルメットのような絵、高いところにある箱に両手を入れている人の絵、だんだん改良されてきたデスマスク、いろいろあるけど、うまくない(泣)。ヘタウマ計画書。
ここではエリックのかつての悪徳デカぶりも発覚。

【ジグソウのヘタウマ設計図】
番号に気づいたザビエル(←もっとバカかと思った)にジョナスが殺されて、一方ではローラがX marks the spotを発見して死亡。この額縁がまた秘密基地にあるんだよぅ。
ダニエルはアマンダに、"Amanda, please. I didn't know. Please don't leave me."と言っている。

【ボコれ!】
エリック、キレたら警官用のベスト脱いだ。初めて、だんだん父親になっていく。こわいモノ知らずのおまわり(a fearless police officer)だったころのように残忍に、でも父親としてキレた。師匠ボコられてかわいそうっす。"Not too long now till your son starts pissing blood!"言葉で反撃だ!

【アディソンのゲーム】
テープはね、ほん投げちった。聞いていれば、鍵と刃の存在には気づけたかもしれんのに。
鍵は、箱の上部中央に吊してある。でも高すぎて、アディソンには見えてねーずら。刃は、アディソンの目の高さからは見えないようにカバーがついてる。
まずは、ザビエルお気に入りの釘バットでぶったたいてみるとして、ケースが割れなければ、しょーがないから台になるもの持ってきて、乗っかって、片手だけで鍵を取る。シリンジは後回しだ。これでどうにか、このゲームはクリアできそう。

【Game over】
I'll take you to the house.
ヒミツ基地には必ずあるエレベーターで降り、ジョンとエリックは"その家"に向かう。tech teamが送信元を突き止め、SWATさんたちも"その家"に向かう。アマンダとダニエルは、ザビエルに追われながら"その家"から地下に逃げる。
ここからは3つの展開が同時進行っす。ってかほんとは1つはもう終わってるんだけど。

【バスルームへ】
いろんなものが映るね。床に落ちている黒い便座(U字型の座面)、テレコ、ハートのマーク、便器(ぐわぁー、黒い便座(U字型の座面)付き。なぜ?落ちてた便座は何なんだ)、アダムのミイラ(笑)!、ゼップのミイラ(笑)!、ローレンスの足のミイラ(爆)!、アダム宛の封筒、のこぎり。
便座の謎につきまとわられつつ、あー、ダニエルも具合悪くなってきた。
ここは大事っすね。このタイミングでダニエルがヨボヨボしてくる。つまり、みんな宛の"PLAY ME"では"Unfortunately, you only have two hours to live."と言っていたけど、youはダニエルであって、全員ではない。ローラがちょっと早めにおっ死んだのを見ればわかる。このゲームは、ダニエルに照準を合わせてあるわけです。個体差はあるものの、2時間を待たずに具合が悪くなったのは、アディソン、ザビエル、ローラ、ジョナス、ちょうど2時間でダニエル、ほんでアマンダは元気。完全にコントロールされている。万全の体調管理(笑)。
体調管理の方法はこちらに書いたとおりです。
エリックがトラップドアを通るころは、ジョナスの血が黒くなってるな。手を見ると、毒物の経皮吸収のせいで(毒に侵されて)しなびたようになっている。そして床には空のシリンジ1本。映像では描かれていないけど、アマンダがダニエルに注射してあげた。

【ザビエルは男だぜ!】
自分の首の後ろがどうしても見てみたいザビエルって可愛いYO!
で、うまく切れたのかな?

【ダニエル復活】
これはもう涙が出るほどに1作目へのオマージュっすね。死体は起き上がる!
1作目のジョンはむっくり、ダニエルは飛び起きた!
これは明らかにアマンダ(と自分)を守っている。これがダニエルのゲームだぜー。ルールは簡単。「アマンダを守れ。でないとおっ死ぬ」

【送信元】
あー、ここにも椅子が置いてある。ジョン、ここで録画しながら観戦してたのかー。

【ブタマスク】
1作目のブタマスクもアマンダだったと思っていいんじゃないかな。そういう説明だと思う。アマンダはやっぱり1度目のゲームが終了した時点で"ジグソウ、ラブ"っすね。
ただし、1作目のブタちゃんは、よく見るとガニ股。アマンダっぽくねーよ。

【金庫から】
ダニエル生還。身も心もヨレヨレだけど。

【エリックへの"PLAY ME"】
Hello Eric, you probably don't even remember me, but you changed my life once. You sent me to prison. I was guilty of a lot of things, but not the drug charge you framed me for. You wouldn't know the things you lose when you're locked away. The second time somebody changed my life. I was guilty. But my life was saved that day I found myself a father. A leader. A teacher. What is the cure for Cancer, Eric? The cure for death itself. The answer is immortality. By creating a legacy, by living a life worth remembering, you become immortal. So now we find the tables are turned. It is I who will carry on John's work after he dies, and you are my first test subject. Now you are locked away, helpless and alone.

【リストカット】
この部屋の窓辺にジョンがいる。"You must meet death in order to be reborn."死を味わえ、生まれ変わるために。そうだ、まだ足りないって言ってるんだよな。たしかにアマンダの最初のゲームは、他のみんなと比べたらちょろかったっす。自分ではなく他人を切り刻みさえすればすんだ。だから彼女は生還できた。思い出さなくちゃ、"How much blood would you shed to stay alive?"(生きるために血を流せ)ジョンは、自分の血を流せと言っている。アマンダが流したのは他人の血。だから、まだ足りない、死を味わい足りない、生まれ変わるためには。
そして血を流した結果、継承者となるんだ。こえー。

【暗闇へ】
すっかり着替えて風呂でも入って(ほんとか)こざっぱりしたアマンダがバスルームのドアのところに立っている。向こうの明かりの背景にして、あー、新たなジグゾウ誕生。Game Over. ドアが閉まる。

【ジグソウの微笑み】
ミイラ部屋に取り残されたエリックは"You Fucking Bitch! I'll Fucking kill you! You Fucking Bitch! I'll fucking kill you!"と好き放題わめいているが、
教え子の成長を目の当たりにして嬉しくなっているジョンはニヤニヤっすね。
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心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

さるお発『SAW II』完全解読マニュアル4 Let the game begin![前半]

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

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【マイケルへのVIDEO MESSAGE】
こちらに書いてあります。
いきなりですが、デスマスクの顔側の釘みたいなやつの角度、ありゃどうなんだ。刺さらねーずら(笑)。まぁいいや、顔を押し潰すっちゅーことでも(泣)。

【親子ゲンカ】
黒い帽子に黒い服、怪しすぎる釣りキチ三平がいます。女子っぽくなくて、痩せ型だから、可能性としてはオビです。オビはみんなを誘拐してきた共犯だし、後のシーンで"エリックが最後に息子に言った言葉"がよくない言葉であることをジョンが知っているようなセリフがあるから、このときの親子ゲンカを立ち聞きしていた可能性があるなー。
で、何を話していたかというと、ダニエルが"Why are you such a cop 24/7?"(とうちゃんシゴトの鬼だべ?)、エリックが"Hey, it's called being a father."(父親業もやってっぺよ)、ダニエルが"Trust me, you've better be at at being a cop."(いんや〜、とうちゃんはおまわりだ)っていうやりとりをしている。これはすごい大事な会話だね。このときのエリックは警官であって父親ではない。これから映画が進むにつれ、だんだんと父親になっていくんです。
で、離婚したんだなーとか、ダニエルはママんとこに行きたいんだなーとかがわかって、最後のエリックの言葉が"Well then, go!"(かあちゃんとこでもどこでも行っちまえ!)となる。
ダニエルの最後の言葉も興味深いです。"Jesus!"
さるおはジョン・クレイマー(Johnathan Cramer)のイニシャルJ.C.はメシアのイニシャルだと思ってる。Jesus Christね。だからこのセリフはおもしろい。
しかーし!あろうことか英語の字幕がまさかの"John Kramer"!ぐわー、まいった。たしかにCだったのに(涙)。前の記事に書いた"Erik Mason"さんの存在を思うに、CとKを入れ替えましたね。

【マイケルの死体】
す、すごい、まさかの衝撃タトゥー(笑)。右足首の内側に"運"!
運かぁ〜、運が悪くて死んだかぁ〜、と切なくなるタトゥーです。
しかも、すごいピチピチの青ぱんつ!ほんと、切ない(泣)。
そして、この部位のタトゥーが目印で、エリックにはこの死体がマイケルに違いないと確認できる。ということは、ぐわぁー、イヤらしい関係っすね(笑)。いや、ほんと人生は切ない(大泣)。

【警察署内】
ケリー(『SAW』では検死官だったはずの女性警官さん)がビデオをチェックしてるところにエリックが入ってきて、ふたりで立ち話をしているシーン。ケリーの背後の北米地図のとなりに貼ってあるのはアフロヘアーのダーレン・リン・バウズマンらしいですね。切ないってば。
ケリーのセリフ"When did you stop being a cop?"でまたしてもエリックが何者であるかが強調されている。職場では警官じゃないと言われ、家庭では父親じゃないと言われ、しつこいようですが切ないっす(涙)。

【WILSON STEEL】
SWATさん、痛そうでしたね。階段が1段落っこちて、代わりに鉄板飛び出たーーーっ!ジョンの得意のトラップだぜ!
ビリーちゃん高笑いっすよ。かわいいね。でも帰っていくところはさらに可愛かった(というか笑えた)YO!

【ジグソウ秘密基地】
とりあえず、ジグソウ食事中です。飯の時間だYO!食ってんのはシリアルらしい。
充実してます、医療設備が。点滴とか、薬の瓶はともかく、棚に不思議なモンがあるぞ。目玉の入った瓶(笑)。いや、目玉かどうかはっきりわかりませんが、目玉に見えるものがたくさん入った瓶がある。公式サイトでも観られたよね、たしか。
これはきっと、"マイケルの目を手術した人物"が誰なのかということと関係あるんだ。あの人、足引きずってたよね。だからローレンス・ゴードンに思える。しかもこの医療の充実ぶり。ローレンスは生きていて、ジョンのお世話をしていて、今でも医療現場にいる。そう思う。ただ、コメンタリーを聞くと、「あれはゴードンじゃない」って言ってます。コメンタリーが真実なら、手術したのはジョンということになり、ジョンは医者じゃないから、マイケルの目に鍵を埋め込むにあたって、練習しまくったかもしれんですよ!その残骸かもしれんですよ!
ということで、"マイケルの目を手術した人物"は、ローレンスかジョン、どちらともとれるようにしておいた。明らかに、『SAW III』の準備だYO!

【おらちの息子が!】
Well, I haven't looked at the monitors for some time, so it would be hard for me to say. But I would imagine that he's cowering in a corner with a look on his face.(モニターはここんとこ見てねーけんど、ダニエル坊やは隅っこでうずくまってるんじゃねーべか?)
気づけさるお!劇場でね、ここだけが悔しかったっす。単純すぎるトリックにひっかかってしまいました(泣)。
しかもこのヒミツ基地には、後々出てくる"X marks the spot"の額縁と、アマンダが手に取ったスコップ(櫂かな)が置いてある(爆)。額縁はジョンの、向かって右の棚の上、スコップはそれより手前の壁に立て掛けてある。ってことは露骨に時間差なのでした(笑)。
ジョンのセリフは決めゼリフだなー、静かで冷たいたたずまいがド迫力だYO!
I give us about two hours before the gas creeping into his nervous system begins to break down his body tissue, and he begins to bleed from every orifice he has.
ここで笑うんです。ド迫力っす。かっこええですよ。
Oh, yes. There will be blood.
エリックが「うちの子どこだんべ!」とつめよると、"He's in a safe place."、そうっすよね、金庫は英語でsafeっすよね。
さて、ただいま7:29です。

【留守電】
ジョンの声です。
描かれていないけど、第1の事件が完了してアマンダがダニエルを連れ帰って来た時点でダニエルのケータイをアマンダから受け取って、ジョンがメッセージを吹き込んだはずだよね。

【The House of JIGSAW】
アマンダはいちばん起きるのが遅い。まだ寝てる"フリ"かどうかはわからんけど、これは計画通り。最後に起きて大騒ぎして全員に"PLAY ME"を聞かせるためです。ジョナスはしきりに首の後ろを気にしています。ザビエルはしきりに右腕を掻いている。前者はマジックペンの溶剤のせいで、後者は毒物の経皮吸収のせいかな。
ところで第1の"まさか"発見。ザビエルはこちらに背中を向けて立ってて振り向こうとするシーン、首の後ろに数字が無いーーーっ!
アマンダが起きるとすぐに、ジョナスに名前を聞かれるね。で、「アマンダ」って答える。この直後のダニエルのアップは、その後のダニエルの行動をすべて説明することになると思います。ダニエルは、静止して、何か考えているようです。何を考えているか?たぶん、「あぁ、この人のことか」じゃないかな。
ダニエルは共犯者ではありません。でも、知っていることがあると思う。
「ダニエル君、アマンダという名の女性が周りの人たちからキミを守ってくれます。ただし、キミはその女性を守らないとそこから出ることはできない。死ぬことになります。」そう言われているとしたらどうっすかね?
「あぁ、この人がアマンダさんか」と思って、なんとか親しくなろうと話しかける。自分が、恨んでいる警官の息子だとバレたあとも、アマンダに一緒にいてくれるように頼む。アマンダが注射器だらけんなったときは、抜いてたすけようとする。最後、ザビエルに追いつめられたとき、飛び起きて反撃する。
すべて説明がつく。
というわけで、ダニエルのゲームはある意味、すでに始まっていたことになります。ルールは簡単。「アマンダを守れ。でないとおっ死ぬ」
あー、このテレコ探してるシーンではアマンダの首の後ろに黒っぽい色で"7"の数字がどうにか見えます。第2の"まさか"発見(涙)。

【みんなへの"PLAY ME"】
Greetings, and welcome. I trust that you are all wondering where you are. I can assure you that while your location is not important, what these walls offer for your is important. Salvation. If you earn it. Three hours from now the door to this house will open. Unfortunately, you only have two hours to live. Right now, you are breathing in a deadly nerve agent. You've been breathing it since you've arrived here. Those of you familiar with the Tokyo subway attacks will know its devastating effects on the human body. The only way to overcome it and walk out that door is to find an antidote. Several are hidden around this house. One is inside the safe in front of you. You all posess the combination to the safe. Think hard... the numbers are in the back of your mind. The clue to their order can be found "over the rainbow". Once you realize what you all have in common, you will gain a better understanding of why you're here. X marks the spot for that clue, so look carefully. Let the game begin.
あー、金庫の中の解毒剤は1本ですね。

【アマンダはジョンの味方です】
ガスが死んだ後、アディソンがジグソウを指して"He's a serial killer."(ヤツは連続殺人犯よ)って言うとね、アマンダがモーレツに反撃します(笑)。
"No, he's not!"(違うわよーっ!)って。で、"He's testing us. He wants us to survive this."(彼は私たちを試してるの。(私たちを殺したいんじゃなくて)私たちに生き延びてほしがってるのよ)ときた(笑)。
ビデオメッセージしか経験がないはずのアマンダがテレコ見つけた時点ですでにネタばれてますが、ここでも露骨なネタばれだYO!

【The House of JIGSAW】
これ以上の痛みは嫌だよぅ、とジョンが言っている。ガンだというのを説明してます。

【アマンダの数字が消えた!】
ジグソウの館で、みんなが解毒剤を探しているシーン。
ここではみんな宛の"PLAY ME"が繰り返されている。"in the back of your mind."の直後に映るのは、背中を向けてかがみ込んでいるアマンダです。で、アマンダの首の後ろの数字、消えたーーーっ!第3の"まさか"だYO!
この後は、お気に入りの釘バットを振り回したザビエルが名ゼリフ(笑)"Look who's talking, the only door you know how to open is between ya' legs!"を言います。いいね、好きっす。ザビエル好き。

【ジグソウピースとは】
The jigsaw piece that I cut from my subjects was only ever meant to be a symbol that that subject was missing something. A vital piece of the human puzzle. The survival instinct.
人間が失ってしまった、足りないものだと、それは生きようとする心だと、素晴らしい説教でございます。
で、"Would you... kindly get me a glass of water? I would very much appreciate that."(水くれ)とおっしゃる。あたりまえです、食事中ですから(笑)。

【共通点】
ザビエルとアディソンは喧嘩です。ふたりとも気が強いな。
で、ザビエルとアディソンとジョナスが刑務所にいたという共通点が発覚するのを、アマンダが見ている。これ以上のことが発覚するには時間的に早いなーと思っているとタイミングよくローラに呼ばれます。

【ボイラー室】
セラミックのお面をかぶったような死体です。髪が長くて、女子っぽい。でも、お面には血がついているのに、ナイフが刺さった胸は血も出てない。ザビエルがナイフを引き抜いても、まるで刃が汚れてない。じゃぁ、人形かな?人形だったら首輪つける必要ないから、やっぱホンモノの人間だー。でも首にはつながれていた痕(生体反応って意味です)がありません。うーん、ここは謎です。
きっとホンモノの死体かな、オビの知人かもしれんですね。なぜなら、オビ宛の封筒まであるのに、オビったらぜんぜん見ようとしない。オーブンの周りを回ってみたりして、近寄ろうとしない。ということは、すでに知っているんじゃないかな、そこに死体とテープがあることを。これは、オビのゲームがすでに1つ終了していることを示唆していると思う。つまり、ローラや他の人を誘拐したのはゲームだったということです。
役回りとしては『SAW』のゼップ・ヒンドルと似てるね。

【オビへの"PLAY ME"】
Hello Obi, I want to play a game. For years you have burned those around you with your lies, cons, and deceits. Now you will have a chance to redeem yourself for the games you've played with others by playing one of mine. Inside the device in front of you are two antidotes for the poison coursing through your veins. One is my gift to you for helping me kidnap the others, the second is for you to donate. However, one will come with a price. Remeber Obi, once you're in hell, only the devil can help you out.
解毒剤は2本。1本はオビへの、誘拐の報酬ね。もう1本は、『完全解読マニュアル 3つめの記事だけど まえがき』に書いたドロシーへのものです。つまり、誰かと協力しあえとおしえてくれている。

【オビのゲーム】
アマンダは一部始終を冷静な目で見ているが、限界なのはローラ。顔が白いよ、足切ったローレンスぐらい白い(笑)。
ザビエルは、ほんなこたぁおかまいなしにナイフでオビを脅している。が、脅しが効かないな。オビ、首切れんの怖くないみたい。このへんも、オビがすでに修羅場をくぐり抜けた(すでにゲームをやっていて、その結果としてお面かぶった女子が死んでいる)ということの説明かもしれません。
ま、とにかくオーブンに入る。で、2本目をひっぱったら扉が閉じて火がついた!逃げようとして窓側に来たオビが、炉の中で座ってる。
ここで注射器が観察できる。白色半透明に見えるシリンジ、くすんだ黄色の液体、シリンジとニードルの接合部分は水色のプラスティックです。
しかしまぁ、中で膝抱えて座れるってことは、高さがあるな。体の向きを変えられないほど狭くない。物理的には、扉側の悪魔くん(TWISTってバルブを指さしてる子)の方を向けます。
が、熱いから悪魔くんのとこに行けなくて、ついに熱気を吸い込んで死亡。
ほんでここで第4の"まさか"、いったいどれだけあるんだ(涙)。アマンダの首に数字出たーーーっ!黒っぽい色で"7"って書いてあるぅーーーっ!
拾い癖があると思われるアマンダはスコップ(櫂かも)を手にボイラー室を出る。このスコップらしき物体が、ジョンがエリックと対峙するジグソウ秘密基地に置いてある。

【ダーウィンの進化論はもはや地球に適用できない】
You see, Detective, Darwin's Theory of Evolution, survival of the fittest, based on his little trip to the Galapagos. no longer applies on this planet. We have a human race that doesn't have the edge, or the will, to survive. What do you think the cure for canser is, Eric?
ジョンの語る物語は、ほとんどロマンチックですらありますね。ダーウィンの進化論はもはや地球に適用できない。人々は生存への情熱を忘れてしまった。そう語る。美しいね。感動するよー。
What was the last thing you said to him before you left him? Seem to me that the knowledge of your son's impending death is causing you to act. Why is that we're only willing to do that, when a life is at stake?
あー、さるおも怒られてるみたい。ひどいこと言っちゃう時ってあるんだ。明日もあさっても、どうせ相手は死なないと思ってる。わかってるのに、最後にひどいこと言っちゃった相手が死んじゃったら、謝っても謝っても自分が許せなくなるって。人はどうして理解しないのか、終わりの時が来るまで。
エリックは"I've always loved my son. That's never changed."と言うけど、ジョンは"No, no, it's changed now."
You see, the knowledge of death changes everything. In a split second your world is cracked open.
死ぬってわかったら世界が一変するんだよね。
You look at things differently, you smell things differently. You saver everything, be it a glass of water or a walk in the park.
景色も匂いも何もかもが変わるんだ。
But most people have the luxury of not knowing when that clock's going to go off. And the irony of it is that that keeps them from really living their life. It keeps them drinking that glass of water but never really tasting it.
なのにみんな、命を無駄に消費して、結局は1杯の水の味を知らずにいるんだよね。罪深いっす。
っちゅーことでなんとも感動的なスピーチですが、エリックは聞いてないYO!「改心しろ」とか言っとる。で、「おめーだよ」ってジョンに怒られたぁー。

【自殺未遂】
傷心のジョン、崖からぶっとんだ。内蔵飛び出たらしいけど、よく見えないなぁ。で、このときに思いました。「ガンでおっ死ぬのに崖からぶっとんで死ねないなんて、どうなってんだちくしょーめ、こうなったら残りの人生、ミッションに賭けるぜ!だらしないやつを懲らしめるぜ!」と。
ジグソウ誕生。

【ダニエルとアマンダ】
ぐったりと元気のない真っ白なローラが、「あたい、やり残したこといっぱいあるわぁ。話したかった人もいたのにぃー」とついに愚痴り出す。アマンダはそれを怖い顔で観察してます。
ここでダニエルがアマンダに話しかける。アマンダは彼女の最初のゲームについて、被験者になった理由を"Because I was a fucking junkie."と言っていて、これは正しいです。そして今回再び被験者になった理由は"I wasn't being very good to myself."(リストカットの回想シーン挿入)と言っているが、じつはこれが嘘です。嘘だとうことは映画の最後にわかるね。この嘘がバレないようにと、アマンダは検査着を着て、手首には包帯を巻き、首からIDカードのようなモノをぶらさげている。アマンダの肘の内側は今はもうキレイです。
アマンダは刑務所でヘロインと出会った。なのに麻薬所持でタイーホされている。順序がおかしいわけは、エリックの証拠でっちあげによるもの。
ダニエルも、とうちゃんデカだって言わねーほーがいいべ、と気づきました。アマンダもものすごい怖い目で牽制しとる。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:49| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

さるお発『SAW II』完全解読マニュアル3 3つめの記事だけど まえがき

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

1作目『SAW』を観たとき、映画にはいくつかの"観かた"があって、さるおにとって『SAW』は推理映画なんだということを書きました。たぶん、推理も解読もし尽くせたはず。だって『SAW II』は大筋で予想した通りの内容だったから。

『SAW II』を劇場で観た直後ね、さるおつまんないと思ったの。脚本は粗いし、驚きは無いしさ。駄作だとは言わない。でも傑作でもない。凡作であって、"凡作"に幅があるなら、下の上か、中の下。そう感じた。
ところが今は少し違う。今というのはDVD観たぞって意味です。つまり2度目の観賞をしたら、ちょっと評価が上がったんだよね。凡作ではあるけれど、"上"に入る。粗いと感じた脚本が、思ったほどは粗くねーずら。けっこう緻密にできている。今回もまた、完全解読のしがいがある作品だということに、2度目にして気がついた。そういえば、1作目『SAW』もそうだったなー。2度か3度、観られる映画。後から深みが増す映画。うぉー、素晴らしいではないの!
ただし、『SAW II』だけを観るというのは、このシリーズに関して言えば正しくない観かたです。1作目を観て1作目を理解して初めて、"SAWの世界"という目で見た『SAW II』が語れる。なぜなら、「もっと血しぶきあげろ!」とか「殺せ!やっちまえ!」とかって大騒ぎして観るような作品ではないからなー。そして、なんつっても『SAW II』は怖い映画じゃねーからよ(笑)。

もうひとつ、2度目を観て感じたことがある。劇場では、"...the numbers are in the back of your mind. The clue to their order can be found "over the rainbow"."まで言っといて全部見せねー気かよーっ!なめんなよーっ!と思った首の後ろの数字。これは本当に、どーでもいいことでした(涙)。2度観ると、というより、SAWシリーズの本質を理解してから2度目を観ると、それがよくわかる。
劇場を後にした直後はつまんなかったさるお、帰り道になってだんだんわかってきたんだ、これでいいんだって。そしたら、シリーズとしてのドラマの深さが『SAW II』で増したんだって気がついて、やっぱりおもしろいや!ってとこになった(笑)。ほんで、これだけ時間が経った今また2度目を観て、納得したんでございます。
ここに書いちゃうね。

ガス(GUS)  赤 2
ザビエル(XAVIER) オレンジ 不明
ジョナス(JONAS)  黄色 16
オビ(OBI) 黄緑 11
アディソン(ADDISON) 緑 9
ローラ(LAURA) 青 8
アマンダ(AMANDA) むらさき 7

"どーでもいい"っちゅーことで、これは確かではありません。小説『SAW II』を読めばわかりそうだけど。
ザビエルは、じつは登場したばかりのころは数字がないが(笑)、オレンジでいーんじゃねーか。ラストは皮膚が血だらけで見えなかったけど、本人はまぁ満足そうだしな。
数字がないのはアマンダで、理由は"犯人だから"だとバウズマンが言っている。しかーし!テレコ発見シーンではアマンダの首の後ろに黒っぽい色で"7"が書いてあり、探し物してるときは数字がなくて、オビが焼けたあとはまた数字がある。ぐわぁーどっちなんですか。
ということで、アマンダはみんなに怪しまれたくないから数字あり。
ダニエルは、服役経験がないし、ガキだし、ゆくゆくバレればくそったれ警官の息子でみんなの敵という、どこをとっても例外だらけ。もうひとつの例外が数字の有無であってもよいですよ。どんな成り行きになるにしてもアマンダが小守っすね。

完全解読をはじめる前に、事前にネットに流れた情報のうち本作の内容に合致しないいくつかのことがらについて書いてみようっと。

● 当初の脚本
まず、みなさんご存知のとおり、この作品の当初の脚本は、ダーレン・リン・バウズマン(Darren Lynn Bousman)が書いたまったく別の話『THE DESPERATE』がベースになっている。この『THE DESPERATE』では閉じこめられた人たちがお互いに殺し合わなければならない(forced to kill each other)というゲームが展開する。これがそのまま"『SAW II』のあらすじ"として紹介されてたねー。でも実際は、たすけ合わなければならない(forced to help each other)というゲームに変わってた。
"over the rainbow"のアイデアがいつできあがったのかはわからない。けど、当初の『THE DESPERATE』がすでに、『オズの魔法使い』をモチーフにしていたんなら、これはこれでやっぱ別の映画として観てみたかった気もするなー。8人が閉じこめられて、首の後ろに出口への鍵があって、それは虹色になってて、みんな自分の首の後ろは自分じゃ見えないからものすごい心理戦がはじまる。ほんで自分が生き残るためには『オズの魔法使い』の物語に登場するあれやこれやに似た方法で殺し合いして、でも最後自分ひとりじゃ自分の首の番号はわかんないから、誰か2人が生き残るんだけど、あれれー、よく考えたら8人いるぅーっ!
ってファンタジーの裏側を覗くみたいで、おもしろそうっす。
『オズの魔法使い』自体は間違いなく『SAW II』組み込まれています。『THE WIZARD OF OZ/オズの魔法使い』ってさるおはまるで話知らないけど(泣)、脳みそが欲しいカカシさんが焼かれそうになって、ドロシーが水かけてたすけるっていう場面があるらしい。これはズバリ、オビさんだ。つまり、オーブンの扉が閉まらないようにして悪魔が指さしているバルブを回してくれる、ドロシーが必要だった。2本目の解毒剤はドロシーにあげなきゃいけなかったんでござる。

● 刑事さんの名前
あとね、『THE DESPERATE』の脚本にも刑事さんが登場します。この人の名前がエリック・メイスン(Eric Mason)なので、ネット上にはこの名前が溢れてた(笑)。この名前は好きです。有名なペリー・メイソン(Perry Mason)みたいで。
1作目ではローレンス・ゴードン(Lawrence Gordon)という実在の大物プロデューサーの名前を使ってしまったが(笑)、話題性も抜群で興行もうまくいって、プロジェクトとしてビッグになっちゃったからね(あくまでも1作目との比較であって、2作目も低予算映画なのはかわりないけど)、同じ名前(Erik Mason)の俳優さんがいて、きっと"エリック・メイスン刑事"はまずかったんじゃないのか(笑)。
で、『THE DESPERATE』を『SAW II』用にアレンジする過程で名前が変わりました。よりによってエリック・マシューズ(Eric Matthews)に(笑)!
ぐはーっ!この名前はおかしい!ものすごい笑えるぞ!だって"刑事モノ"に出てくるんだもん、もちろん刑事役で(笑)。
例えば、サンドラ・ブロック(Sandra Bullock)の『MISS CONGENIALITY/デンジャラス・ビューティ』と『MISS CONGENIALITY 2: ARMED AND FABULOUS/デンジャラス・ビューティ 2』で、ベンジャミン・ブラット(Benjamin Bratt)が演じる刑事さん、グレイシー(サンドラ・ブロック)の彼氏ね、これがエリック・マシューズ刑事。
なのでこちらの名前も笑えて好きです(笑)。

● まだまだ足りないアマンダ
それから、1度目のゲームを生き抜いても学んでいないと言われていたアマンダ(you find out that Shawnee's character did not learn to appreciate the second chance that she earned from the first film.)については、学んでたね、腕はキレイなもんでした、注射の痕がない。ところが、ジグソウ後継者となるまでにはまだまだリストカットという試練がありました。ジョン(←ジグソウ君が名前で呼んでほしそうなので、ジョンと呼ぼう)は"学び足りない"と思ったから先生としてどんどん課題を出したわけです。これもまた後でちゃんと書こう。

では、映画の順序どおりに(たぶん明日の記事で)完全解読をはじめます。で、最後に、残った疑問と、『SAW III』の可能性についてと、1作目でアダム家に置き去りにされたはずのBillyちゃん(ジグソウ人形)について書いて終わりにしようかな。

さぁみなさん、Th3 hOUs3 of JIGSAW(The House of JIGSAW)へようこそ。
The World of JIGSAWへようこそ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:30| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

さるお発『SAW II』完全解読2 ジョン・クレイマーの物語/ジグソウとアマンダの師弟関係

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

ここから先は、ジグソウ師匠とアマンダ使徒にスポットライトをあてます。引用が多くなって読みにくかったらごめん。

続きはココだYO!
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さるお発『SAW II』完全解読1 数々のトリックと謎の答え

さるおです。
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おもしろかったなーと思ったことを中心に書いてみます。

続きはココだYO!
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2005年10月25日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(ついに?)7 Oh Yes, There Will Be Blood.

さるおです。
※ネタばれコメント大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

予想の最後に、マイケルへの"PLAY ME"(正確にはBilly(くるくるほっぺの子)出演のビデオメッセージ)をお聞きください。

続きはココだYO!
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2005年10月24日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(に至るまでの推理中)6 ついに判明、選ばれた8人

さるおです。
※ネタばれコメント大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

公式サイトについに載ってしまいました。

http://www.saw2.com/

ENGAGEにCHARACTERSが加わって、8人分の説明が載ってるます。

続きはココだYO!
posted by さるお at 00:09| Comment(2) | TrackBack(1) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月21日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(に至るまでの推理中)5 共犯者

さるおです。
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いきなり余談からですみません。
Th3 hOUs3 of JIGSAW(ザ・ハウス・オブ・ジグソウ)でenterしてPUZZLEをクリックすると、ジグソウの"夏休みの図画工作の宿題的"秘密ノートが見られるぞ!

http://www.houseofjigsaw.com/

続きはココだYO!
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2005年10月19日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(に至るまでの推理中)4 その8人はなぜ選ばれたか / そして9人目の犠牲者

さるおです。
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今回は、『SAW 2』で大規模ゲームに放り込まれる8人と、新たにジグソウを追う立場となったエリック刑事について考えてみたい。んですが、これについては『SAW』(1作目)の中に手がかりを探してもみつかりそうもないので、想像です。

目覚めると金庫がおいてある部屋
出口の無い館に集められた8人の男女
"さあ、ゲームをしよう"
それぞれのために作られたゲーム
ひとりずつ消えてゆく
外に出られるドアはどこにあるのか?

目覚めると、金庫はあるけど出口が無くて(笑)びっくらこけるこの8人。エリック刑事に逮捕されたことがあるみなさん。
ということは、人生を台無しにされて怒っているかもしれんですよっ!
エリック君がどれほど優秀かはわからんけどね、誤逮捕だってあるかもしれないし、あるいは悪い刑事さんで、この8人は陥れられたかもしんない。逆恨みだろうとなんだろうと、とにかく怒っている可能性はあるよね。

それぞれのために作られたゲーム
ということは、それぞれ異なる罪を背負ってるんでしょう。『SAW』のときも、プレイヤーそれぞれにぴったりのゲームを用意したジグソウ、今回もシゴトが丁寧で、好感持てます(笑)。

続きはココだYO!
posted by さるお at 03:23| Comment(0) | TrackBack(0) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(に至るまでの推理中)3 いまだヤク中と思われるアマンダの心の闇

さるおです。
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『SAW』(1作目)自体が『SAW 2』の伏線になっているという視点で考える、さるお的 脳内手がかりです。

今回は、『SAW 2』でa bigger role(大きな役割)を果たすアマンダねーさんについて考えてみたい。
She gets really involved in the story.
彼女は本当に話にかかわる。
どーゆーことよ?

2004年7月23日を振り返るところからはじめます。
アマンダへの"PLAY ME"(カセットテープじゃないね、ジグソウからのビデオメッセージ)はこうでした。

続きはココだYO!
posted by さるお at 01:38| Comment(4) | TrackBack(1) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(に至るまでの推理中)2 ブタマスク君またまた登場!中身はアダム?

さるおです。
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ここからは、さるお的 脳内手がかりを書くぞ。
さるおね、『SAW』(1作目)自体が『SAW 2』の伏線になっていると思っています。そういう視点で眺めてみます。

http://www.saw2.com/

まずはここのTRAILER(THEATRICAL)を観てください。

続きはココだYO!
posted by さるお at 04:25| Comment(6) | TrackBack(0) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月16日

映画『SAW 2』公開直前 完全予想(に至るまでの推理中)1 客観的な手がかり

さるおです。
※ネタばれコメント大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

『SAW 2』10月29日(土)日米同時公開だぞ。2週間を切って、さるお的には、夜も眠れません。はたから見てると寝てるらしいYONE!
今日からちょっとずつ(一気にやれよ)完全予想に至るまでの推理を(あいまいじゃねーか)していこうかな(言い切れ!)。ちなみにさるおがモジモジしてる理由は、ぜんぜん予想できてないのをごまかすためです。わははー。

謎は明かされるためにある!前作をはるかに超える【ソリッド・シチュエーション・スリラー】
前作の謎が明かされ、よりソリッドに、よりスリリングに展開される、日米同時公開の話題作が10月29日日本上陸!
謎はすべて明かされる!!

うーん・・・あやしいと言えばあやしい(笑)。
「謎はすべて明かされる!!」
そう言われて明かされたためしがないです(笑)。

続きはココだYO!
posted by さるお at 17:43| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月07日

さるお発 映画『SAW 2』完全予想

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

billys.jpg←この子はビリー(Billy)です。

続きはココだYO!
posted by さるお at 21:56| Comment(25) | TrackBack(6) | さるお発『SAW II』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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